ゆずの皮にある黒い点は一体なに?
もしかして、食べられないのかな?
ゆずの黒い点は、その原因によって食べられるもの、食べられないものがあります。
原因や、対処法を見ていきましょう!
ゆずにある黒い点の原因は何?食べられる場合の判断基準を解説!
結論から言うと、中身まで黒くなっていないゆずであれば食べることができます!
ゆずは、その香りや色から料理の風味付けに使われたり、飾りに使われたり日本食にはかかせない食材。
ご家庭でも、ゆずを使うとワンランク上の上品な仕上がりになるので、購入している方も多いと思います。
ゆずを購入した時、あるいは店頭で見たとき、ゆずの皮に黒い点があったら気になりますよね。
腐っているのではないか、黒い点は虫なのではないか、不安になる方もいらっしゃると思います。
そんな不安を解決するために、ゆずについて調べてみたので一緒に見ていきましょう!
ゆずの黒い点の原因
ゆずの黒い点の原因は、3つありました。
黒い点の原因は・・・。
黒い点の原因
- 黒点病
- すす病
- サビダニ
以上の3つが、ゆずの黒い点の原因でした。
では、この3つについて詳しく見ていきましょう。
① 黒点病
黒点病とは、糸状菌がというカビの一種が原因でかかるゆずの病気です。
育てる過程で、高温多湿の状態が続くと発症するリスクが高まります。
黒点病が発症しやすい時期は4~11月。
糸状菌が生育しやすい環境が、「気温20~25度くらいで湿度が高い」という環境です。
つまり、梅雨の時期や秋の涼しい時に雨が続くと、黒点病が発症しやすくなります。
ゆずの収穫時期は、10月~12月と言われているので「今年は雨が多かった」「蒸し暑い日が続いたな・・・」なんて年は、黒点病のゆずが多く出回っているかもしれませんね。
この黒点病の特徴は、「ゆずの皮に黒い点があるが、中身は正常であること」です。
黒点病の予防には農薬を使うしかないので、ゆずの皮に黒い点があれば農薬を使用していないというサインとも取ることができます。
② すす病
すす病は、虫の排泄物が原因。
排泄物を栄養にして、カビ菌が増殖してしまうんです。
虫というのは、カイガラムシやアブラムシで、これらの虫が多い4月~6月、9月~10月によく見かけます。
特に、カイガラムシの排泄物には糖分が多く含まれているためベトベト。
このベトベトが、排泄物をゆずの皮や葉に付着させやすくし、すす病を発生させてしまうんですね。
すす病はまるですすが掛ったように黒くなることから、すす病と呼ばれています。
このすす病の特徴は、「ゆずの皮だけでなく、葉も黒いこと」です。
すす病の予防法は、やはり農薬を使うこと。
黒点病と同じように、無農薬のゆずに起こりやすいです。
③ サビダニ
文字通り、サビダニというダニの一種がゆずの皮に黒い点を作る原因。
温暖な春や初夏に雨の少ない日が続くと多発します。
黒点病や、すす病と違うところは皮や葉だけでなく、身も真っ黒であるというところです。
サビダニは、皮に小さな穴をあけてそこから中身を食い尽くしてしまうんですよ!
このダニ、体の小ささが0.17ミリ程のとても小さなダニなんです。
小さなダニが空けた小さな穴ですので、穴を肉眼的に確認することは不可能。
買って切ってみたら、中身が真っ黒だった!ということで、サビダニの仕業だと判明することが多いようです。
では、黒い点のあるゆずは食べることができるのでしょうか?
見ていきましょう。
黒い点のあるゆずは食べられるの?
ゆずに黒い点があっても食べられるものは、黒点病とすす病のゆずです。
逆に、食べられないものはサビダニにやられたゆず。
黒点病は、特徴としてゆずの皮に黒い点があるだけで中身は正常のことが多いです。
ゆずの皮だけが糸状菌に感染しているので、皮をむいてしまえば食べることができますよ!
次に、すす病については、皮に虫の排泄物が付着してカビ菌が増殖している状態ですので、たわしやブラシで皮をこすってきれいに洗えば取れます。
また、中身は正常ですので問題なく食ることができますよ。
最後に、サビダニに関しては食べることができないです。
食べてしまうと、体調を崩したり病原菌に掛かったりする場合もあります。
中身まで真っ黒であったときには、そのゆずは潔く捨てましょう!
黒い点が気になる時の対処法
黒い点が気になる時の対処法を5つ紹介します。
ゆずの皮に黒い点があるからといって、捨ててしまうのはもったいないですよね。
その対処法とは・・・。
黒い点が気になる時の対処法
- こすって黒い点を落とす。
- 皮を取り除き身だけ使う。
- ジャムにする。
- ゆず風呂にする。
では、この4つについて説明していきます!
① こすって黒い点を落とす
試した方も多いと思いますが、まずはゆずの皮をたわしやブラシでこすって落とすことです。
上記でも紹介しましたが、すす病はたわしやぶらしでこすれば、ゆずの皮にある黒い点は落ちます。
あまり強くこすると、皮がはがれてしまう可能性があるので優しくこすってあげましょう。
② 皮を取り除き身だけ使う
こすってもゆずの皮の黒い点が落ちなかった場合、黒点病の場合は皮を剥いてしまいましょう!
といっても、皮の香りが強いので「料理にアクセントとしてゆずを加えたい」「ゆずの皮を飾りにしたい」といった場合には不向きです。
ゆずの身だけを使う予定の方におすすめの方法です。
③ ジャムにする
ジャムにすれば、ゆずの皮の黒い点も気にならなくなりますよ!
ゆずジャムのレシピを載せますので、参考にしてみてください。
ゆずジャムのレシピ 材料
- ゆず 4~5個
- グラニュー糖 30~50g
- ゆずは皮を剥き、皮と身に分ける。
- 皮は細切りに、身はざく切りに切る。
- ゆずの皮と身を小鍋にいれ、グラニュー糖をいれて水分が出るまで煮込む。
- お好みのとろみ具合まで煮詰まったら、冷まして完成。
ゆずの皮を細切りにすることで、黒い点は気にならなくなります。
また、身をざく切りにするのはゆずの身の食感を残すため。
水を入れなくても、ゆずの水分だけで十分美味しいゆずジャムが作れますよ!
甘さは、お好みで調節してください。
④ ゆず風呂にする
最後に、黒い点が気になる場合はゆずをゆず風呂にしましょう!
よく洗ったゆずをお風呂に浮かべれば、ちょっと贅沢なお風呂時間を楽しめます。
ゆずの良い香りを嗅ぎながら、リラックスした時間を過ごしてみてください。
美味しいゆずの選び方を紹介!
同じゆずを買うなら、美味しいゆずを手に入れたいですよね。
美味しいゆずの選び方を紹介します!
ゆずを選ぶときのポイントを調べてみました。
美味しいゆず選びのポイント
- ごつごつしたもの。
- 皮が固い(張りがある)もの。
- ゆずのへたの部分が褐色に変色していないもの。
- 良い香りのするもの。
ゆずを選ぶときの参考にしてみてください!
次に、通販で買える美味しいゆずを紹介します!
こちらの商品は、島根県益田市美都町産の本ゆず。
無農薬で育てられたゆずです。
無農薬ですので、皮も安心して食べることができます。
口コミでは、「去年に引き続き購入した」という方がいらっしゃいました。
ふるさと納税でお得にゆずを手に入れてみてはいかがですか?
ゆずの賞味期限はどのくらい?保存方法は?
ゆずの賞味期限はどのくらい持つのでしょうか?
あまり長くおいておくと、ゆずの良い香りが飛んでしまいそうな気がしますね。
どうやら保存方法別にゆずの賞味期限は変わってくるようです。
調べてみたので見ていきます!
ゆずの賞味期限と保存方法
保存方法によって、ゆずの賞味期限は変わります。
では、保存方法別にゆずの賞味期限を見ていきましょう。
ゆずの保存方法
- 常温保存
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
順番に見ていきましょう!
① 常温保存:約7~10日
ゆずは、常温保存では7~10日ほどもちます。
それ以降は、香りが飛んでしまってゆず特有の爽やかな香りが弱くなってしまうんです。
ゆずを常温保存する場合は、一週間を目安に食べきるようにすると美味しくいただけますよ!
また、常温保存するときは丸ごと新聞紙に包んで保存すると良いです。
切ってしまったものは、痛みが早いのでラップで包んで冷蔵保存しましょう。
② 冷蔵保存:約2~3週間
冷蔵保存する場合は、丸ごと保存するなら2~3週間。
切って保存するなら、5~7日ほどもちます。
ゆずを切ってしまうと、身が空気に触れてしまい鮮度が落ちるのが早いです。
冷蔵保存するなら、丸ごと保存するのをおすすめしますよ!
保存するときは、ラップで包んで冷蔵保存しましょう。
③ 冷凍保存:約1~6ヶ月
ゆずを冷凍保存した場合は、丸ごとなら1~6ヶ月。
切って冷凍保存しても、1~2ヶ月ほどもちます。
ゆずをより長く保存しておきたいのなら、丸ごと冷凍保存するのがおすすめですね!
冷凍保存するときは、水気をしっかり拭き取っておくと冷凍焼け防止になります。
ゆずの香りを長持ちさせる方法
ゆずの香りを長持ちさせるには、乾燥を防ぐことがポイントです。
常温で保存する場合も、冷蔵で保存する場合も密閉できる袋に入れて保存しましょう。
また、袋に入れる前にゆずをラップで包んでおくとさらに香りが長持ちしますよ。
まとめ+関連記事
ゆずの皮にある黒い点は何?食べられるの?をまとめると
- ゆずの黒い点の原因は黒点病、すす病、サビダニ。
- 黒い点があるゆずは食べられる。
- 美味しいゆずは皮とへたの部分をチェック。
- ゆずは保存方法によって賞味期限が違う。
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