生姜は多くの料理に使える万能の食品なので、私たちにとってとても身近な存在です。
そして、その栄養価の高さについても、多く知られるところとなっています。
ではその生姜の収穫はいつで、保存方法や植え付けの時期はいつでしょうか?
そのため今回は、生姜の収穫の時期はいつ?保存方法・期間、植え付け時期は?をご紹介します!^^
生姜の収穫の時期はいつ?タイミングは?
出典:https://kireinasekai.net/syouga-nagamoti/
出典:https://www.youtube.com/watch?v=jKMEd9vpZ0c&t=44s
生姜は高温、多日照、多湿を好む根野菜です。春に種生姜を植えると、夏は葉生姜。
秋以降は、根生姜が収穫出来ます。
生姜の「収穫の時期」:11月頃
この時期に、種生姜から新しい根茎が生育します。
それが十分に大きく育つのが大体11月頃になりますから、その時期の本格的に寒くなる前に収穫します。
さて、種生姜とは、いったい何でしょうか。
そして収穫の前の植え付けはどうするのでしょうか。
一年を通しての生姜の栽培方法を、ご紹介していきたいと思います。
種生姜とは何?
種生姜とは、植え付けのために使用する生姜のことです。
栽培で使用された種生姜は、今度は親生姜とも呼ばれます。
植え付けをされて、親になったという意味合いで、呼び名も変わるのです。
種生姜は、コブとコブの境目の細くなった部分を手で割って、小分けにします。
大体一株が、100gから200gを目安にします。
これを畑に植え付けます。
種生姜の良し悪しが、出来上がりの生育に大きく関係しています。
良い種生姜を選ぶことが大切です。
皮がみずみずしい物、色ツヤの良い物、しっかりとした芽がついているものを選ぶと良いとされています。
葉生姜と根生姜では収穫時期は違うの?
皆さんがよくご存じの生姜というのは根生姜に当たります。
しかし、真夏に葉が出てきた状態の生姜を葉生姜と呼んで、夏に収穫することもあります。
夏ごろに売られている新生姜には、葉っぱのついた物が多いですよね。
このころの生姜はまだ色が白っぽくて繊維も柔らかいままの状態です。
ひね生姜とはどういう物なの?
新生姜を数か月して保管すると、繊維質がしっかりと硬い状態になり、さらに辛みも強くなります。
これがよく目にする根生姜の、ひね生姜と呼ばれる物になります。
薬味として、様々な用途がありますよね。
生姜の植え付け時期はいつ?
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種生姜の植え付けは、一年のうちの春、4月頃に行います。
その前に、寒い冬の時期には畑にしっかりと肥料をまき、土を休ませてあげておきます。
生姜は実は連作には不向きな作物です。
連作をする場合には、さらに土壌を殺菌するなどの連作適応障害対策をしてあげなければいけないのです。
とてもデリケートな作物なのですね。
生姜は夏ごろに発芽します
出典:http://www.shouga-bu.com/report/report_2.html
根付から1か月から2か月ほど経って夏になると、発芽の時期を迎えます。
土の中では、既に新しい根茎が形成されて、新生姜のあの白い部分が出来ていきます。
畑には、生姜がしっかりと栄養を補給出来るように、除草、除虫を行っていくことが大切です。
農業用のマルチと呼ばれるカバーなどをかけて、覆いをします。
そうすると、土の温度が上がって、発芽を早めることも出来ます。
生姜の成長のためには何が必要か
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さて、生姜の成長のためにはどういったことが必要なのでしょうか。
まずは、土寄せです。
根茎の分化がどんどんと進み、生姜が大きく成長するにつれて、土寄せをしてあげましょう。
そして、台風対策です。
ネットを張って、茎が倒れるのを防いであげましょう。
さらに、藁などを敷いて、水分の蒸散の防止や、雑草対策などをする場合もあります。
土寄せとはどうやってやるの?
土寄せは計三回行います。
一回目は草の丈で言うと15センチくらい、2回目は30センチくらい。
3回目はさらに一ケ月後に表面が隠れるくらいに土をかぶせていきます。
栽培のポイントとしては、低温では生育しないため、地温が15度以上になってから畑に植え付けること。
そして強い日当たりは避けて、適度な日陰の場所に植えること。
多湿は嫌うが、乾燥も苦手とするため、適度な湿度も保ってあげることなどがあります。
そして生姜の収穫を迎えます
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秋になると、生姜の茎や葉がしなびていきます。
そうすると収穫のタイミングです。
気温が15度を下回ってしまうと、生姜の成長自体が止まってしまいます。
寒くなる前、霜が降りる前の11月には収穫します。
収穫後の新生姜はまだ繊維がとても柔らかい状態なので、収穫後はいったん保管します。
生姜の実はどうのような構造なのか?
さて、収穫した新生姜の実を見てみましょう。
植え付けの際の種生姜から、その上に重なるようにして新生姜が形成されています。
1次茎、2次茎、3次茎というように次々に重なるように出来ていきます。
一個の種生姜から、どんどん重なって、かなり大きな塊となっています。
収穫の際に引っこ抜くとかなり大きくなった生姜に驚きます。
収穫した生姜の保存方法・期間は?
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収穫した生姜は、13度から15度の温度が最適と言われています。
この時の温度が高すぎると、芽が出てしまいます。
反対に低すぎると、傷んでしまいます。
そして生姜は乾燥にも弱いので、湿度の高い場所で、新鮮なまま保管するようにします。
生姜の付け根にはピンク色の部分がありますが、この部分は保管中に自然と落ちていきます。
この後2か月ほどで、生姜の繊維が硬くしっかりと形成されます。
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最適な環境の下で鮮度を維持していけば、一年を通して生姜を出荷することが出来ます。
病気や虫の外にもしっかりと注意しながら保管をすることも大切です。
生鮮用の生姜は、その需要に応じて、水洗い、選別、軽量、包装などの工程を経て出荷されます。
土に埋めて保存する方法
出典:https://ymmfarm.com/cultivation/veg/ginger
まず紹介するのは、農家で昔から行っている、土の中に生姜を保存する方法です。
20センチほどの土を掘ります。
そこにもみ殻を敷きます。
もみ殻の上に、生姜同士が重ならないようにして並べます。
その上に2センチ以上、土を被せます。
これを数回繰り返します。
そして最後にもみ殻を被せたら、その上に10センチ以上の土を盛ります。
雨を避けるために、ワラ、落ち葉、枯草で覆っておきます。
発砲スチロールに保存する方法
出典:https://ymmfarm.com/cultivation/veg/ginger
こちらは発泡スチロールに保存する方法です。
これは自宅でも簡単に出来るので、新生姜からひね生姜になる過程がよくわかります。
まず、発泡スチロールの箱に新聞紙を敷き詰めます。
生姜をひと塊ずつ、それも新聞紙に包んでから水に濡らします。
それを発泡スチロールの中に並べます。
蓋を閉じたら、テープで密封します。
そして、先ほど紹介した最適な涼しい環境の部屋で保管します。
2か月ほどすると、色が若干黒くなります。
これがひね生姜です。
自宅で新生姜からひね生姜までの変化を体験するのもとても面白いですね。
自家製しょうがを使ってしょうがドリンク、または、薬味を作るなんて、かなり上級な食の愉しみです。
もしくは、子どもの自由研究なんかにもちょっと使えそうな題材だと思います。
生姜の栽培は、畑だけでなく、自宅のベランダ菜園や露地栽培でも可能です。
ベランダ菜園や露地栽培の際には、自宅の環境の良い場所を選んで、発泡スチロールでの保存方法をするとよいですね。
生姜にはどんな栄養素があるの?
生姜は栄養価が高いことはよく知られていますが、それは一体どのような成分なのでしょうか。
生姜に含まれる栄養素としては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC。
その他にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分も豊富に含みます。
辛み成分のジンロゲンは血行を促進して、発汗を促す効果があり、新陳代謝を高めてくれます。
さらに、抗がん性があるとされるショウガオール。
香りのもととされるジンギレベン、シトロネラールという物が消毒と解毒の作用をするとされているのです。
これが生物と一緒に薬味として添えられる理由のひとつとなっています。
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まとめ
このように、生姜の栽培から収穫まで、そして保存方法もご紹介しました。
新生姜とひね生姜ってどう違うのだろう。
多くの人が持っていた疑問だと思います。
どうやって出来たのかを知ることで、生姜の味について、より意識していくきっかけにもなりますね。