柿を使っておいしいお酒が作れるって聞いたけど、作り方がわからない…。
柿を使ったお酒の作り方は意外と簡単です!
果実酒・リキュールとして楽しめる柿酒の作り方や栄養・効能について詳しく紹介していきます。
この記事でわかること
- 柿酒の作り方
- 柿酒のうれしい効果・効能について
- 柿酒作りにおすすめの商品
もくじ
柿酒の作り方7選をわかりやすく紹介
実は柿酒には作り方が複数あります。
好みによってお酒や柿の量も異なりますので、今回は7種類の作り方を紹介していきたいと思います。
7つのレシピの中から、ご自分の好きそうなもの、作りやすいものを選んで茶連してみてくださいね!
柿酒の作り方①
まずは最もメジャーな柿酒の作り方から紹介していきます。
1年半ほど漬けておくと、柿の甘さがしっかり出て味もまろやかになりますよ。
材料
- 柿(渋柿ではない一般的な柿)…500g
- 氷砂糖…100g
- ホワイトリカー35度…900cc
- 2リットル以上の保存瓶
作り方
- 大きな鍋(ゆったり余裕のあるくらいの鍋)に保存瓶を入れて、水を注ぎ沸騰させます。
この工程を「煮沸消毒」といいます。
※最初から沸騰したお湯を入れると、瓶が割れる可能性があるので、必ず水から入れるようにしましょう。 - 柿は水でキレイに洗い、水気をキッチンペーパーでふき取ります。
- ヘタを取って半分にカットしましょう。
- 煮沸消毒を終えた瓶に柿・ホワイトリカー・氷砂糖を入れて、漬け込みの過程は完了です。
3か月頃経過すれば飲むことができるようになります。
1年半ほど経過するとアルコールがまろやかになり、また違った味わいを楽しめますよ。
柚を漬け込みの過程で5グラム程度入れると、また香りが爽やかになっておいしいです!
柿酒の作り方②
柿の分量を多めにして、柿の風味と甘みを極限まで引き出した濃いめの柿酒の作り方をご紹介します。
材料
- 柿…10個
- 氷砂糖…1キロ
- ホワイトリカー…3.6リットル
- 4リットル以上の保存瓶
作り方
- 柿は4~6等分に切りましょう。
- 煮沸消毒をした瓶に氷砂糖と柿を交互に入れていきます。
- ホワイトリカーを入れて2~3ヶ月経過したら柿を取りだします。
3ヶ月が経過したら、濁るのを防ぐために、必ず柿は取り出してください。
柿の分量が多く濁りやすいので、取り出しは忘れないようにしましょう。
柿酒の作り方③
果実酒用ブランデーを使うことにより、柿のフルーティーさを引き出すレシピをご紹介します。
材料
- 柿…2個
- 果実酒用ブランデー…900cc
- 氷砂糖…100g
- 2リットル以上の保存瓶
作り方
- 保存瓶は煮沸消毒します。
- 柿はぬるま湯を使って、農薬と皮の汚れを落とします。
- 柿のヘタを取って4等分にカットします。
- 保存瓶に柿・ブランデー・氷砂糖を入れて漬け込みます。
こちらは漬けた翌日から飲むことができます。
3日ほどたつとまろやかさが際立ってきますよ。
柿酒の作り方④
甘味をアップさせた柿酒の作り方をご紹介します。
カクテル系が好きな方にもおすすめですよ。
材料
- 柿…800g
- 砂糖…100g
- ホワイトタカラ35%(宝酒造さんの商品)…1.8リットル
- 4リットル以上の保存瓶
作り方
- 柿は完熟する手前のものを選び、よく水洗いをしてから水気を拭きましょう。
- 柿は皮がついたまま、芯・ヘタ・種ごと瓶の大きさに合わせて適当にカットします。
- 煮沸消毒した瓶に柿・砂糖・ホワイトタカラを入れましょう。
お好みで、柿の葉っぱを2~3枚入れてもOKです。
飲めるようになるのは約3か月経過後。
まろやかなお酒が飲みたい場合は半年以上経過させると良いでしょう。
柿酒の作り方⑤
こちらはわずか1分半で出来るレシピです。
柿と白ワインのコラボにより、飲みやすい柿酒となっています。
材料
- 白ワイン(又は好きなお酒)…150cc
- 柿…1/4個
作り方
- 柿は4等分に切ります。
- 煮沸消毒した瓶に白ワインと柿を入れて一振りしましょう。
すぐに飲むのはもちろんのこと、数日おいて飲んでもOKです。
柿酒の作り方⑥
こちらはラム酒で漬けた「柿酒」です。
くせがなく、シロップのように甘いので、飲み方はお好みでアレンジしてみてくださいね。
材料
- ラム酒1本
- 好みの量の氷砂糖(柿が埋まる程度)
- 柿1~2個
作り方
- 柿は皮をむいて種を取り、4~6等分にカットします。
- 煮沸消毒した保存瓶に氷砂糖と柿を入れてラム酒を注ぎます。
- 柿が浮いてくる間は、時々瓶を揺すって沈めてあげましょう。
3か月ほど経過し、琥珀色になったら完成です。
濃い味わいなので、水割りや紅茶割り、ソーダ割りなどリキュールのように楽しむのもおすすめです。
柿酒の作り方⑦
柿の葉っぱも一緒に漬ける方法をご紹介します。
柿酒を飲む際に、潰した柿を加えると、柿の風味がより一層楽しめます。
材料
- 柿(完熟前の固いもの)…およそ800g
- ホワイトリカー…1.8リットル
- 氷砂糖…0~100g
- 柿の葉っぱ…1~3枚
※砂糖やお酒の量はお好みで調整してください。
作り方
- 保存瓶は煮沸消毒するか、アルコールで拭いてください。
- 柿はぬるま湯で洗ってしっかり水気をふき取り、4~8等分にカットしましょう。
- 保存瓶に柿と氷砂糖を入れたら、ホワイトリカーを入れます。
ここで、葉っぱを入れましょう。
3か月たったころに柿と葉を取り出して完成です。
放置するとお酒が黒くなってしまうので要注意!
番外編:取り出した柿の使い道
柿酒のレシピによっては、漬け込んだ柿を取り出す工程があります。
でも、取り出した柿を捨てちゃうのがちょっともったいない…
そんな時は漬け込んだ柿を使ってジャムを作りましょう!
材料
- 柿酒で使用した柿…660g
- 砂糖…130g
作り方
柿をしゃもじやスプーン、ミキサーなどで潰し、砂糖を加えて煮詰めるだけ!
アルコールが飛んだら完成です。
ジャムとしてパンに塗ったり、ヨーグルトに入れる以外にも、柿酒に入れても美味しいのでぜひお試しください。
柿酒の効能・栄養・効果とは?葉の作用についても
果実酒の中でもコクがあり、ビタミンが豊富な柿酒。
ビタミンCの含有量はなんとレモンの20倍とも言われており、一日に必要なビタミンCを柿1個で摂取できるのだそう。
- 風邪予防
- がん予防
- 疲労回復
- 皮膚・粘膜強化
- 抗酸化作用
- 老化予防
- 酔い覚まし
- 悪酔い防止
更に、柿にはカリウムやカロチンも多く含まれており、咳を鎮めるだけでなく、血圧を安定させたり下げる効果も期待できます。
柿の旬は、季節の変わり目であり風邪を引きやすい時期。
是非ともこの時期に美味しく食して、冬に備えて風邪予防に努めたいですね。
柿の成分をなるべく柿酒に浸透させる方法はある?
一緒に漬けるアルコールの度数が高ければ高いほど、柿の成分の浸出度も高まります。
しかし、だからといって高すぎても飲みにくくなるので、果実酒に向いている「35度程度」がおすすめです!
また、ご紹介したレシピの中には柿の葉を一緒に漬け込むものもありましたよね。
実は柿の葉っぱにも栄養があり、レモンの20倍のビタミンCが含まれています。
そのまま食べるのはおすすめしませんが、柿酒に2~3枚ほど入れるだけで栄養成分が一緒に溶けだしますので、ぜひご活用ください。
おいしい柿のおすすめ商品を紹介
最後に、柿酒に使えるおいしい柿のおすすめ商品をご紹介します。
訳あり 種無し柿 約5㎏
柿酒を作る場合、訳ありの柿がおすすめです。
お酒に漬け込んでしまうので、あまり見た目は関係ありません。
また、熟し方がバラバラでも問題なく柿酒が作れますし、とにかくお手頃価格で購入できるのがうれしいですね。
訳あり柿 品種おまかせセット
複数の品種をセットで購入できる商品です。
柿酒が好きな方は、ぜひ品種違いで漬け込んで味の違いを楽しんでみるのも良いですね。
【まとめ】柿酒作りは意外と簡単!気軽に挑戦してみよう
こちらの記事では、柿酒について作り方や効果、そして栄養や効能まで詳しくご紹介しました。
柿は1000種近くの品種があると言われており、硬さや甘さ、そして色もそれぞれ個性があります。
お好みの品種をぜひ手に取って、柿酒作りにチャレンジしてみてくださいね。
ビタミンCが豊富に含まれる「柿酒」には、風邪予防に加え、ガン予防や疲労回復といった効果も期待できます。
日々の疲れた体に、そしてこれからの季節の変わり目に、ぜひ柿酒にトライしてみてはいかがでしょうか。