鮮やかな緑色が温かさの訪れを感じさせるそら豆。塩ゆでにして食べると、おつまみにぴったりですよね。
そんなそら豆ですが、美味しくてつい買い過ぎたりして食べ切れず、気が付いたら腐っていた、そんな話もよく耳にします。では、そら豆の適切な保存方法は何がいいのでしょうか?
そのため今回は、そら豆の保存方法は?冷凍・冷蔵庫・常温の最適な方法や期間は?をご紹介します!^^
そら豆の最適な保存方法は?常温保存はいいの?
出典:http://rinyushoku.hatenablog.com/entry/20160520/1463726430
賞味期限が3日しかないと言われているそら豆は、とても鮮度が落ちやすいです。
その上、サヤから外したり切れ目を入れただけでも鮮度は落ちて、賞味期限は短くなります。
そんな中で、そら豆に最適なのは、冷凍・冷蔵・常温とどの保存方法なのでしょうか?
常温保存は可能
そら豆は常温で保存する事ができます。
しかし、そら豆の最適温度は0℃と他の野菜の中でも低い方で、鮮度も落ちやすいです。
サヤから出したり切れ込みなどを入れた時はもちろん、収穫直後からも鮮度の低下は始まっています。
そのため、常温での保存は長くても3日が限界です。
しかも、3日のうち1日は販売などの手続きで経過しているので、手元に届いてからは実質2日しか賞味期限がない事になります。
賞味期限が2日しかないのは、量にもよりますが食べ切るにはどう考えても難しい期間ですよね。
何の処理もしないまま、3日以上そら豆を常温で放置すると、鮮度が落ちてそのまま腐ってしまいます。
乾燥して保存する
常温で長期期間、保存できる方法が1つだけあります。
それは、そら豆を乾燥させて保存する方法です。
乾燥して保存する場合は、以下の手順で行います。
- 新聞紙かザルにそら豆を並べて、カラカラになるまで天日干しにします。(そら豆の身は取り出さず、サヤのまま乾燥させます。)
- 密封容器に乾燥剤と一緒に常温保存する。(食べる際は、水に浸けて戻したり、茹でたりして下さい。)
そら豆を乾燥させる際、緑色のそら豆ではなく、サヤが黒くなり、完熟したそら豆を使用します。
保存期限は数ヶ月程度と長めなので、すぐに食べる予定がない時に向いています。
そら豆を育てている方、完熟したそら豆を手に入れた時は是非お試し下さい。
そら豆の冷凍保存は?
出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1910006846/
長期保存をするならやっぱり冷凍保存がおすすめです!
冷凍は長期保存が可能なので、あり過ぎてすぐに使い切れなかったり、使う予定がない場合は冷凍して保存することをオススメします。
今回は、大きく分けて生で冷凍する場合と茹でて冷凍する場合の2通りの冷凍方法を紹介します。
生で冷凍する場合
茹でずに保存する場合は、以下の手順で行います。
1乾燥や冷凍焼けなどを防ぐ為にジップロックなどの密封できる袋に入れて冷凍します。
(場所を取りたくないならば、サヤから身を出して冷凍しても大丈夫です。抜けるだけ空気は抜いて、しっかりと密封して下さい。)
生で冷凍する場合、次の2つの事に気を付けて下さい。
- サヤから取り出す場合、薄皮は付けたままにする
- そら豆の黒い部分(お歯黒)に切れ目を入れておく
(切れ目を入れないと、加熱時に破裂する恐れがあります。)
サヤごと冷凍する方法でも、そら豆のみを冷凍する方法でも好みの方を選んでもらって大丈夫です。
しかし、サヤから出した瞬間、鮮度が低下するだけでなく一緒に風味も外に出ていってしまいます。
風味をなるべく閉じ込めたい方はサヤのまま冷凍するの方法をオススメします。
茹でて冷凍する場合
茹でてから冷凍する事も可能です!
茹でてから冷凍する場合は、以下のような手順で行います。
- そら豆をサヤから出してお歯黒に切れ目を入れる(薄皮は付けたままで大丈夫です。)
- 茹でる(鍋で茹でても電子レンジで茹でても大丈夫です。茹でた後はしっかりと水分を切って、冷まして下さい。あらかじめ、軽く味付けしておくと、更に調理時間が短縮できます。)
- 袋に入れて冷凍する
(生で冷凍する場合と同様に密封できる袋に入れて保存して下さい。)
茹でて冷凍する場合は、すぐに食べる時より少し固めに茹でて下さい。
あまり長く茹でてしまうと、解凍時に水っぽくなってしまい、食感が悪くなります。
1ヶ月は保存可能
常温だと3日しか保たないそら豆ですが、サヤつきでなくても、冷凍して保存すると最低1ヶ月、保存環境が整っていれば2ヶ月は保存が可能になります。
それ以上冷凍しておくと、鮮度が著しく落ちたり、冷凍焼けする可能性もあるので、1~2ヶ月の間に食べ切って下さい。
食べる際は自然解凍か茹でる
冷凍したそら豆を解凍する時は、基本的には自然解凍か冷凍のまま茹でて解凍して下さい。
もし時間がない場合、電子レンジで解凍しても大丈夫ですが、加熱し過ぎると水っぽくなるので、数十秒ずつ様子を見ながら解凍して下さい。
生でサヤつきのそら豆を解凍する時は、グリルなどに乗せて焼きながら解凍すると、蒸し焼き状態になって美味しいです。
一度解凍すると、鮮度の低下が著しくなるので、再度冷凍するような事はせずその時に食べ切って下さい。
そら豆の冷蔵保存
出典:http://rinyushoku.hatenablog.com/entry/20160520/1463726430
すぐに食べる予定がある場合、切れ込みを入れたり加熱したりと何かしら手を加えた場合は冷蔵保存して下さい。
冷蔵保存は以下の手順で行います。
- そら豆を密封袋又は容器に入れる
(サヤから取り出した場合は、お歯黒に切れ目を入れます。保存する際はしっかり空気を抜いて下さい。) - 冷蔵庫に保存する
茹でてしまった場合でも、生のままと同じ方法で冷蔵して下さい。
数日は保存可能
冷蔵での保存期限は、何の手を加えてない状態で3日間、切れ込みを入れたり茹でたりと手を加えた状態で1~2日間です。
最適温度が低いそら豆は、冷蔵保存でも冷凍保存のように鮮度を保つ事が難しいです。
特に手を加えてから保存すると、品質劣化の速度が上がるので、保存期間が常温時より短くなります。
なので、冷蔵庫で保存する場合は、早めに食べ切って下さい。
腐るとどうなるの?どうなったら食べない方がいいの?
出典:http://sp.skincare-univ.com/daily/column/003608/
鮮度が落ちやすいそら豆ですが、鮮度が低下したり腐ったりしていると一目で解ります。
では、鮮度が低下したり腐ったりすると、そら豆はどう変化するのでしょうか?
保存処理をする前に、よく確かめてみて下さい!
産毛がへたって筋が茶色くなる
サヤがついそら豆を買った場合、先ずはサヤを見て下さい。新鮮なそら豆のサヤは筋が緑色で産毛があり、ハリや艶もあります。
これが劣化していると、サヤの筋が茶色になっていたり、産毛がへたっていたり抜けていたりしています。
豆の形が解る
サヤを指で触って、豆の形が解る物も避けて下さい。
豆の形が解るのはいけないの?と思うかも知れませんが、あまり良くないです。
豆の形が解るという事は、弾力がなくサヤの水分が抜けている状態を示しています。そう思うと、美味しい状態、とは考えにくいですよね。
豆の形は解らなくてもふっくらと膨らんでいて、サヤを触った時に弾力があり、持った時に重みを感じるそら豆を選んで下さい。
豆が黒くなっている
そら豆は、サヤから出して酸素に触れて時間が経つと、緑色が黒く変色します。
腐っている訳ではないので、茹でれば食べられますが、鮮度は低下して美味しいとは言えないので避けて下さい。
これらの特徴が見られるそら豆は注意!
変な臭いがする、カビが生えている、ヌルヌルとぬめっている。
こんな場合は確実に腐っているので、食べるのは諦めて下さい。
これらの特徴が出てきたら、勿体ないかもしれませんが、潔く捨てて下さいね。
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一粒一粒肉厚で食べ答えあります。甘くマイルドな味わいで、急な来客時や休憩時のお茶菓子におすすめです。
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硬さと塩味に加え、一粒一粒大きく満足感と食べ答えがあります。ミックスナッツと混ぜるのも美味しいです。
まとめ
そら豆はサヤに出した瞬間から品質の劣化が始まる、鮮度が落ちやすい野菜です。
そのため、何もせずに放置したり、すぐ食べられるようにとサヤから取り出したまま食べそびれてしまうと、あっという間に腐ってしまいます。
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