らっきょうは健康にいい食材。らっきょうの収穫の時期は?
種類別のらっきょうの収穫やタイミング、保存方法についても紹介します。
もくじ
らっきょうの収穫の時期はいつ?
らっきょうの収穫時期は場所や種類によって違うのでそれぞれ説明していきます。
一般的な場合
一般的な場合は6月初旬~6月下旬です。
主な収穫地である鹿児島県、鳥取県、宮崎県、福井県、徳島県、高知県、茨城県、千葉県、東京都(主要収穫高1~10位)で、どの地域でも時期が被っています。ゆえに一番のシーズンと言えるでしょう。
なお収穫のタイミングの目安は、地上部の葉が枯れ始めてからです。
暖地の場合
暖地の場合は5月下旬~6月中旬です。
収穫量で全国1位の鹿児島では4月20日頃から5月中旬にかけて生食用の砂丘ラッキョウが出荷され、5月中旬には実もしまり、本格的にラッキョウ漬け用のラッキョウが出荷されます。
また、5月下旬から6月初旬にかけて、鹿児島県内各地のラッキョウも出荷される予定です。2位の鳥取なども4月下旬に収穫が行われ6月中旬までがピークになります。
寒冷地の場合
寒冷地の場合は5月下旬~6月中旬です。
収穫地のなかでも寒冷地にあたる茨城県では、5月下旬ごろから7月にかけて収穫がおこなわれます。
1年掘りと2年掘りの場合
らっきょうには1年掘りと2年掘りがあります。それぞれの違いは、
- 1年掘り
植えてから1年後に収穫するらっきょうのこと。
一つの種球から7?10個の大粒のらっきょうが収穫できる。 - 2年掘り
植えてから2年後に収穫するらっきょうのこと。
2回の冬越しを経験することになります。
1つの種球から30個から50個もの小粒のらっきょうが収穫できます。
福井県の高級らっきょうである花らっきょうは2年掘り。
島らっきょうの場合
品種 | 原産国 | 植え付け時期 | 収穫時期 | 形・味 | |
らっきょう | ユリ科 ネギ属 | 中国 | 8月下旬~9月中旬 | 翌年の5~6月 | 中~大粒 臭い辛味あり |
鳥らっきょう | ユリ科 ネギ属 | 中国 | 8月下旬~9月中旬 | 12月~6月 | 小さい 臭い辛味強 |
島らっきょうの収穫時期は12月~6月です。らっきょうよりも早いのが特長。らっきょうの種類の中のひとつの品種です。
沖縄で作られている事から、「島」とつけて販売されており、島らっきょうの品種ではない場合でも沖縄で育てたと言う事で「島らっきょう」として販売されているものもあります。
そして、島らっきょうがらっきょうに比べて辛みや臭いや強いのは、沖縄の島尻マージという琉球石灰岩が風化して赤くなった土壌で育てているからだと言われています。
植え付け時期も異なるし、当然、収穫時期が違います。島らっきょうの方が少し早く植え付けをします。温かい地域なので約3カ月程で収穫できます。
エシャレットの場合
エシャレットは、3月下旬から6月と早いです。
そもそもエシャレット(エシャロット)とはらっきょうを若取りしたもので、実はらっきょうそのものです。
若取りして生食できるため、らっきょうと区別するためにエシャレットと呼ばれているだけです。
品質を高めるために、弱い光で育てた軟白(ナンパク)栽培をしてらっきょうを早めに収穫したものです。
軟白(ナンパク)栽培をすると 肉質がやわらかく色が白くなりエグミが少なく香りが良くなりなります。
つまり、「らっきょう」の中にらっきょうを早く収穫した物「島らっきょう」と「エシャレット」があり、早く収穫した物の中で沖縄で育てると「島らっきょう」軟白栽培をすると「エシャレット」となります。
ちなみに、エシャレットはもともとヨーロッパのエシャロットであり、ヨーロッパと日本では種類も見た目も違います。
らっきょうの収穫方法は?
らっきょうは、葉が枯れてきたら収穫適期です。
晴天が続くころ、試し掘りをして球がお好みの大きさになっていたら食べる分だけ少しずつ収穫します。
機械を使う場合は、土の中から抜き取りやすくするために専用の機械でらっきょうの根を切り取ります。
あとは、両手で力いっぱい引き抜き、根っ子と茎の部分を切り取ります。
らっきょうの収穫後の保存方法は?
では次にらっきょうの収穫後の保存はどうすればよいのか解説していきます。
らっきょう収穫後
らっきょうを収穫してから明るい光に当たると、変色や芽が新たに出てくる原因となります。そのため早めに処理するのがポイント。
根と茎を切り流水で洗った後に塩をまぶします。
その後、水洗いをして沸騰したお湯に10秒程度浸し、湯切りして冷ました後にらっきょう酢を入れて酢漬けにしてもいいでしょう。
常温保存だとらっきょう特有のシャキシャキ感がなくなってしまいます。
なのであまり長い期間常温保存しないほうがいいでしょう。
冷蔵庫に入れておくと1年くらいしゃきしゃき感は維持されます。
本漬けのための保存期間
らっきょう作りで味をつけるために漬け汁に入れてから、食べられるようになるまでの保存期間は約2週間。
2~3日くらいでも食べられますが、味が馴染んでいないので、最低でも2週間は冷蔵庫の野菜室で保存したほうがいいでしょう。
生らっきょうの保存
生のらっきょうを保存する場合は土付きのまま新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室で保存します。
生の島らっきょうというのは常温だと成長が促進されて芽が伸びてきてしまうためです。
芽に毒はないが芽が伸びることで本体が痩せてしまうことがあります。表面が乾燥して何枚も皮を剥ぐことになるので注意です。
らっきょうを長持ちさせる保存方法
らっきょうを1年分くらいまとめて作った場合は、1カ月くらいで食べれる分だけ別の瓶に移しておき常温保存しておきます。
残りは冷蔵庫に保存しておきましょう。
漬けものは空気に長い時間触れることで、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。フタをあける回数はできるだけ少ないほうがいいです。
冷蔵庫に入れて保存する場合は1カ月に1回フタをあけるだけで済むので長持ちするようになります。
らっきょうの収穫前の準備ポイント4つ
らっきょうの収穫する前の準備に必要な4つのポイントを解説していきます。
①植え付ける
ラッキョウの穂先(細い方)を上にして、立てて植え付けます。
②土を被せる
先端(細い方)がわずかに見え隠れする程度(2~3センチ)に土を被せます。
その後、たっぷりの水やりします。
③追肥・土寄せをする
1回目:芽が出た頃、葉が2~3枚の頃に、葉のつけ根隠れるよう土寄せ
2回目:草丈が10センチほどになった頃、追肥し、同じく土寄せをします。
(8月植えは9月下旬と10月中下旬の2回)
(9月植えは11月上中旬と12月中旬の2回)
注意点
・10cm以上の高ウネになるように株元にしっかり土寄せしましょう。
・畑の場合、やせ地でもよくできるので元肥・追肥はしなくでもいいですが、葉色が薄く黄色くなったら追肥しましょう。
④開花
一般的な開花の時期は10月下旬頃から11月上旬頃。
花が咲くと玉(球根部)が小さくなってしまうので、蕾をとってしまいますが、そのままにすると紫色の可憐なお花を咲かせます。
直径は6~7㎝程と大輪で、とてもかわいい花を咲かせます。
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【まとめ】らっきょうは健康的にいい食材!最大限に活かすために収穫時期と保存方法を知っておこう!
らっきょうは、おいしくて健康にもいい食材です。
収穫時期を知り、自分のライフスタイルに合わせて保存方法も考えましょう。
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