牛乳が牛の血液からできているって本当?
そうだとしたらどうして白いんだろう…。
牛乳が牛の血液からできているというのは本当です!
牛の乳房には血液を乳に変える器官や酵素が集結しているのです。
この記事でわかること
- 牛乳は何から作られているのか
- 牛乳の詳しい成分と栄養について
- 牛乳を飲む際の注意点
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もくじ
牛乳は牛の血液から作られている
真実を知ると驚く方も多いですが、実は牛乳は牛の血液からできています。
しかし、血は赤く鉄臭いのに牛乳は白くてお乳のにおいがします。
それはなぜなのでしょうか?
牛乳が作られる工程から、解明していきましょう!
牛乳は血液から栄養素を絞り出したもの
牛の乳房には乳腺細胞というものがあり、ここに牛が食べて消化吸収された栄養素が血液を通じて運ばれます。
そして血液から栄養素だけを乳腺細胞が取り込んで、牛乳を作り出すという仕組みになっています。
出典:牛のなるほど百科
すなわち、血液から栄養をひねり出して、まとめた物が牛乳ということ。
これが牛乳が血液で出来ていると言われる理由です。
牛乳が血液でできているというより、血液が元になって牛乳が作り出されているってことだね!
牛乳に必要な血液
牛乳は血液がもととなってできているということは、牛乳を作るためには必ず血液が必要ということです。
ただ、血液がそのまま牛乳になるのではなく栄養素を絞り出さなければならないので、絞られる牛乳より血液はたくさん必要ということ。
ではいったい、牛乳を作り出すのに、牛はどれだけの血液を乳房に送り込んでいるのでしょうか?
なんと牛乳1リットル作るのには血液が約500リットル必要です!
母牛は1日に20から30リットルの牛乳を作るため、なんと血液10,000リットルを毎日乳房に送っていることになります。
そう考えるととても大変ですよね。
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牛乳のもとは牛の血!飲んでも大丈夫?
牛乳が血液からできているとわかると、なんとなく敬遠しちゃいそう…。
その気持ちはわかりますが、「牛乳=血液」というような極端な話でもないんです。
牛乳が牛の血液をもとに作られているのは事実ですが、実は成分的に見ても、牛乳に血液の成分はほぼ含まれていません。
下記の表を見てみましょう。
出典:株式会社明治
血液に含まれるような赤血球や血小板といった成分は、牛乳にはふくまれていません。
当然のことながら、色も真っ白で血の要素は全然感じませんよね。
そもそも皆さん赤ちゃんの頃にお母さんのお乳を飲んでいますよね?あれも牛乳と原理は同じです。
意識しないと気付きにくい事かもしれませんね。
でも、人間のお乳と違って牛乳は牛から出ているから…。
菌とかは大丈夫なのかな?
日本では、牛乳を販売する前に120~150℃で1~3秒間殺菌処理する「超高温瞬間殺菌」を施しています。
そのため、菌の心配もありません。
牛乳の成分・栄養は?
牛乳には主にカルシウム、タンパク質、ビタミンの3種類の栄養素が含まれています。
牛乳=血液と思うと飲みにくいと感じてしまうかもしれませんが、牛乳を飲むととても健康に良い成分を摂取できるのです。
各栄養素について、簡単に解説していきます。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯を作るために必要な栄養素です。
しかし実は人間の体内でカルシウムは作られない為、食べ物から摂取する必要があります。
体への影響が大きい成長期には多く摂取し、大人になってからも骨粗鬆症などを防ぐために適度に摂取する必要があります。
また、カルシウムは食べたり飲んだりした分がそのまま吸収されるわけではありません。
牛乳の場合は量に対して40%と言われています。
1日にだいたいどれくらい牛乳を飲めばカルシウムをしっかり摂取できるの?
牛乳コップ1杯(200ml)中には約200mgのカルシウムが含まれているので、1日にだいたい1~1.5杯くらいの牛乳が飲めれば理想ですね!
タンパク質
タンパク質は筋肉や血などの細胞からホルモン分泌など体を作る上で色んな要素に関わる重要な栄養素です。
牛乳に含まれるタンパク質はこれまた体内では作ることのできない「必須アミノ酸」が全て含まれているため、とても良質だと言われています。
タンパク質が不足すると、筋力や体力、代謝が低下するリスクが高まります。
どんな年代・性別の方にも必要な栄養素なので、牛乳から効率的にタンパク質を摂取していきましょう。
ビタミン
ビタミンは、体の調子を整える働きをする栄養素です。
牛乳には様々なビタミンが豊富に含まれています。
特にビタミンAとビタミンB2が多く含まれていますよ。
牛乳に含まれるビタミンは主に子供の成長促進、細胞の再生促進による健康や美容のサポートをしてくれます。
この他にも乳酸菌など体に良い栄養素が数多く含まれています。
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牛乳を飲む時に注意することは?
今までは牛乳の良い面を紹介してきましたが、もちろん注意することもあります。
私の経験を含めて解説していきます。
アレルギー
実は牛乳アレルギーは、卵アレルギーに次いで多いと言われています。
牛乳アレルギーを発症すると、牛乳の成分を含む食品を摂取した際に下記のような症状が出ます。
- 下痢
- 嘔吐
- 発疹
- むくみ
- 呼吸困難
重篤な症状となると命の危険を伴う場合もあるため、特にお子さんが初めて牛乳を飲むときなどは徐々に試していくなどの配慮が必要です。
品質
牛乳は冷蔵保存が基本で、賞味期限内に飲み切るのが理想です。
保管方法が悪かったり、賞味期限を大きく過ぎてしまったりした牛乳は品質が低下し、場合によっては傷んでいる可能性があるので注意が必要です。
品質の落ちた牛乳を飲んでしまうと、食中毒になる恐れがあります。
牛乳を飲む際は、いつもと違うにおいがしないか、ドロドロしていないか、色は正常か、確認するようにしましょう。
飲み過ぎはNG
牛乳にも動物性の脂質や糖質が含まれていますので、飲み過ぎは肌荒れやニキビの原因になります。
好きだからと言ってあまりにがぶがぶ飲みすぎるのはおすすめできません。
基本的には身体によい飲み物ですが、摂取量はほどほどに。
先述のとおり、1日200ミリリットル前後を飲むことができれば理想ですよ。
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美味しい牛乳の通販人気商品を紹介!
最後に、より一層牛乳を楽しむためにぜひお試しいただきたい、牛乳のおすすめ商品を紹介させていただきます。
どれも市販では手に入りにくい商品ですので、ぜひ通販でお試ししてみてくださいね。
最北のプレミアムミルク 稚内牛乳900ml×3本
日本国内では数少ない放牧型酪農で育てられた、健康な牛の牛乳です。
牛乳本来の風味やコクを味わいたい方に非常におすすめです。
自然放牧牛乳
最近心配されている、放射能の検査が徹底的に行われている、安全性の高い牛乳です。
お子さんに飲ませる時も安心して飲ませられると大人気。
口コミを見るとわかる通り、非常に品質が高く味にも定評がある大人気商品です。
なかほら牧場牛乳
低温殺菌によって、牛乳の甘さをしっかりと残りた濃厚な味わいの牛乳です。
とにかく甘い!濃い!と評判で、奇跡の牛乳と評されていますよ。
【まとめ】牛乳は血液から栄養素を絞り出したもので栄養価抜群
牛乳は牛の血液から作られているという噂は本当ですが、実際は血液から栄養素だけを絞り出したものなので、血液の成分はほぼ含まれていません。
その代わり栄養がぎゅっと濃縮されているので、カルシウムやビタミンといった身体によい成分がたくさん含まれています。
アレルギーや品質、飲みすぎに注意しつつ、日常生活に上手に牛乳を取り入れていきましょう。