カンパチとブリの違い! 見分け方や出世魚か、値段・味・旬等は違う?

カンパチとブリは同じスズキ目アジ科ブリ属という分類に入り、見た目も似ていることもあって見分けがちょっと難しいです^^;では、カンパチとブリの違いや見分け方、出世魚か味や旬などはどう違うのでしょうか?
そのため今回は、カンパチとブリの違い! 見分け方や出世魚か、値段・味・脂等は違う?をご紹介します!^^

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カンパチとブリの違い! 見分け方や出世魚か、値段・味・脂等は違う?

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カンパチとブリの違い1:見分け方は?

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一番大きな違いは、カンパチは目の上に太い黒っぽい線がある(上から見ると漢字の八の字に見え、カンパチ(間八)の由来になっている)ことと、ブリはカンパチに比べるとずんぐりした紡錘形、ということです。

魚体の色は、カンパチは赤茶系の色で・背と腹の間にある黄色の線(縦帯)が濃くて太い・腹側の尾ひれの先が白い

対してブリは、青や緑系の色で・黄色の縦帯が細くて薄い・尾ひれはカンパチより鋭角な三角形

等の違いがありますが、大きくなるにつれてカンパチもブリも色合いが変わってきますので、やはりブリの紡錘形と、カンパチの八の字で見比べるのが一番のようです。

カンパチとブリの違い2:出世魚か

ブリとカンパチはどちらも、大きさで呼び名が変わる出世魚です。ですがブリの方が地域によっての呼び名が数多くあります。

ブリの呼ばれ方の例は、

ワカシ(20センチまでのもの・ツバスとも呼ばれる) →イナダ(40センチまでのもの・ハマチとも) →ワラサ(60センチまで・メジロとも) →ブリ(80センチ以上)

カンパチの呼ばれ方の例は、

ショッコ(35センチまで) →シオゴ(60センチまで) →アカハナ(80センチまで) →カンパチ(80センチ以上)

といった感じです。特にブリは、養殖ものはすべてハマチと呼んでいるようです。加工しやすい中型サイズで出回ることが多いためのようです。

カンパチとブリの違い3:値段は?

同じ大きさであれば、「ブリは寒ブリ」と呼ばれるように、冬にブリの方が値上がりします

しかし初夏はブリの産卵期にあたり、身の味が落ちて身持ちも悪いので、カンパチの方が高くなります

カンパチも初夏の頃は産卵期といわれているのですが、ブリほどは身の締まりや脂の乗り、身の持ちも悪くならないので、夏に重宝されるというわけです。

また一般的にカンパチの方が漁獲量が少なく、通年美味しく食べられるということから、カンパチは高級魚とされています。

カンパチとブリの違い4:旬は?

カンパチの産卵期は日本近海では5月から8月にかけて、ブリは2月から5月にかけてと言われています。

産卵期と、それが過ぎた1ヶ月間ほどは身の味が良くないとされていて、反対に身の脂の乗りは、産卵期直前までの2ヶ月ほどが最高ということです。

つまり、カンパチの旬は冬から春にかけて、ブリは秋から冬にかけて、ということが言えそうです。

しかし、カンパチに関しては、夏場でも身の味がそれほど落ちないといわれていて、そのため高級魚として重宝されています。

カンパチとブリの違い5:味・食感は?

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上の写真がカンパチのお刺身、下がブリのお刺身です。

一般的に、カンパチはブリよりも脂が少なくあっさりとした味、歯ごたえはカンパチの方がコリコリとした歯ごたえがあるようです。特に腹の脇(トロ)の方はとてもコリコリしているので、薄切りするか、さばいてから一日ほどおいたほうがいいと言われています。

ブリは特に冬に脂が乗って柔らかく、そのため傷みが早いという難点もあります。なのでブリは生臭いといわれがちのようですが、新鮮なものを刺身にすれば、どちらも臭いはなく美味しく食べられます。

ですがカンパチは脂ののりが浅い分、血合いの色変わりもしにくいので、宴会の刺身の盛り合わせや、持ち帰りの寿司にはカンパチの方が使いやすいといわれています。

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カンパチとブリの違い6:身の色の違いは?

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上がブリ、下がカンパチです。

ブリの方はカンパチに比べ色素が多いので身が赤っぽく、血合いの色も濃くなっています。

またブリはカンパチよりずんぐりしているので、普通に同じように切った時、ブリの方が大きい切り身がとれます。

脂の乗りはブリの方がいいので、血合いの色が3,4時間で変わってしまうことに注意したいですね。新鮮だとカンパチは24時間しても血合いの色が変わらずピンク色のままだったりします。

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皮をはいだ時の薄皮の色は、ブリの方が白く、きれいに残ります。

カンパチは金に近い銀色で、薄皮がブリより薄く、肉に残りにくいです。

カンパチとブリの違い7:大きさ・重さは?

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美味しい大きさとしては、ンパチは80センチくらい(3キロから5キロ)・ブリは1mくらい(7キロから11キロ)と言われています。

ですが天然物で、カンパチは最大で190センチで80キロ以上、ブリは最大で150センチ40キロ以上と記録があります。カンパチの方がブリよりも大きくなるようです。

カンパチとブリの違い8:心臓の大きさは?

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右がブリの心臓、左がカンパチのものですが、2倍近い差がありますね。魚体の方はカンパチの方が2倍近く大きくなるそうですが、心臓に関してはブリの方が大きいようです。また、天然物だとブリの心臓の方が2倍以上大きいこともあるそうです。

どちらの心臓も、煮付けなどの料理で美味しく食べることができます。

カンパチとブリの違い9:生息地は?

カンパチは、世界中の熱帯・温帯海域、日本近海では東北以南を回遊しています。

対してブリは主に北西太平洋に分布していて、日本近海では北海道南部から九州の太平洋沿岸で見ることができます。

ブリはカンパチより北寄りに生息しているようですね。また、どちらも鹿児島などで養殖が盛んです。

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活〆カンパチ 1尾 3.5kg〜4.0kg(養殖)

養殖のカンパチを活け締めにしたもので、頭や内臓を抜いた状態でも届けてくれるとのこと!
養殖はストレスがあまりかからないため脂の乗りが良く、天然物より美味しいといわれることも!

【送料無料】天然 寒ブリ「佐渡 寒ぶり」3kg以上4kg未満 一尾丸もの

冬季限定販売の「佐渡寒ブリ」です。
天然の寒ブリを一本丸ごとお届けということで、天然物を食べたい時に良いですね!

活け締めのカンパチの片身を真空パックしたものです。
養殖で脂の乗りが良くて、片身なので生ゴミも少なく、調理しやすいのがいいですね。

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杜仲茶入りの飼料で育てたブリを、すぐ刺身にできるように下ろして、パックしたものです。天然物に近いサシの入った身は濃厚な味わいで、身持ちも良くなっているそうです!

国産天然ぶりタタキたっぷり500g!

天然のブリをタタキにしたもので、切ってすぐ食べられるようにパック詰めされています。ブリのタタキは珍しいですし、適度に脂が落ちて香ばしい香りもつき、ちょっとした宴会に重宝しそうです。

まとめ

ブリはカンパチより脂が乗っていますがその分鮮度を保つのが難しく、旬も限定されることから、あっさりしたカンパチが使われることが多く、夏場に重宝されるということでした。
今まで何気なく食べていましたが、今度お寿司屋さんに行ったら食べ比べてみようと思います!^^

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