九州地方では、アラカブとも呼ばれている魚、カサゴについてご紹介します。
まずはその見た目の多少のグロテスクさに驚きますが、その味は白身でプリプリとした歯ごたえもあり非常に人気があります。でもちょっと捌くのが難しそうに見えますね。
でも大丈夫です!手順通りに行えば、だれにでもおいしいカサゴのお刺身が作れます。
そのため今回は、カサゴの刺身のさばき方(皮も)!寄生虫の危険、味や炙り等の食べ方も、うまい通販のおすすめもご紹介します!^^
もくじ
カサゴの刺身のさばき方!皮についても
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TV_sMaD7Xl8
カサゴの刺身のさばき方1:まずはヒレをカット
カサゴには表面の色々な部分にトゲが付いています。捌く際にはけがをしないようにするため、必ずこのトゲを最初にカットしましょう。調理ハサミで、顔の部分の横にあるトゲ、背びれのトゲ、腹びれのトゲ、尾びれのトゲをしっかりとカットしていきます。この時に、もしあれば軍手などの手袋をすることをオススメします。トゲによるケガをしないように気を付けましょう。まだ包丁は使いません。
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
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カサゴの刺身のさばき方2:ウロコを取る
市販のウロコ取りなどを使って、魚の表面にあるウロコを丁寧に取っていきます。包丁の表面で行うことも多いウロコとりですが、カサゴの場合はとても固いウロコなので、ウロコとりで取るほうが良いでしょう。包丁で行うと、歯がボロボロになってしまうこともあるからです。このウロコ取りは必ず行います。ウロコが少しでも残っていたら、食べる際に口の中にウロコが入ってしまうということになります。
カサゴの刺身のさばき方3:エラを切る
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カサゴのエラの繋がっている部分に包丁を当てて切っていきます。方法としては、エラを手でしっかりと広げます。そうすると、中にエラの接合部分が見えます。その接合部分に包丁を入れて切っていきます。繋がっている部分を切ります。そうすると、自然とエラの部分がすっぽりと開きます。
カサゴの刺身のさばき方4:ハラワタを取り除く
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
次に、魚の下部のエラの付け根辺りから尾っぽの部分まで、包丁でまっすぐに切れ目を入れます。ハラワタを取っていく手順です。切り目を入れて、開いた部分から、包丁や手などを使って、内臓=ハラワタを取り除きましょう。水道水などを流しながら行うのが良いでしょう。衛生的な意味からです。
ここでしっかりと綺麗に抜き取ることが重要です。魚に寄生する寄生虫は多くがハラワタに寄生しています。
生で食べるお刺身の場合は特に気を付けましょう。
カサゴの刺身のさばき方5:三枚おろしにします
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
- まずは頭の部分を切り落としましょう。
- ここを切り落としたら、魚の下部から包丁を入れて、背骨に沿って尾っぽのほうまでゆっくりと丁寧に切っていきます。
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/ - 次に、反対側です。包丁で、魚の上部から、同じように背骨に沿ってゆっくりと切っていきます。
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
そうすると、切り身が一枚取れます。一枚切り身が取れたら、同じようにして反対側も切っていきましょう。
これで三枚おろしの完成です☆
カサゴの刺身のさばき方6;皮なしにする
トゲを取ってから、三枚おろしにするまでの工程は、皮ありの場合と全く同じです。三枚おろしまでの手順を行って、次は皮をはぐ作業です。
まな板に、切り身の皮の部分を下に向けて魚を置きます。皮と身の間にゆっくりと包丁を入れます。皮に身が付き過ぎないように、綺麗に皮と身を切り離しましょう。
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
皮なしの場合のお刺身です。白身が美しく映えるように、大葉などの青い菜を下に敷いてあげるとなお良いです。
出典:http://0822kiseki.com/2015/11/18/post-7270/
これで刺身が完成です☆
カサゴの刺身の寄生虫の危険は?
出典:http://nomadonna.net/health/20170112/
食中毒予防のために、次は寄生虫について学びましょう。
どんな魚にも寄生虫は避けられません。
特にお刺身にして食べる場合には、寄生虫についての正しい知識を持ち、適格に調理することが欠かせません。
どこに寄生虫がいがちであるのかを知ることは、魚を捌くうえでの重要な知識です。裁く時には特にそのことを念頭に置きながら、寄生虫がいないかどうかを確かめて、見つけたら、しっかりと取り除きましょう。
カサゴに多く寄生するフィロメトラ
これはカサゴなどの魚の、主に卵巣部分に寄生する寄生虫のひとつです。
今回は、卵巣は調理の過程で取り去っているのですが、時にその部分も珍味として重宝されますので、調理をする方も多くいます、その場合には、フィロメトラに特に気を付けて調理を行いましょう。そして、それ以外の過程でも、卵巣を取り去るなどの際に、まな板や包丁に寄生虫が残らないように、調理器具の殺菌・消毒は必ず行いましょう。
他にも多くの寄生虫がいる可能性があります。
捌く際には目視で注意深くチェックを行いましょう。
カサゴの刺身の味
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TV_sMaD7Xl8
カサゴの刺身の食感
白身のプリプリした食感と、脂の多く乗った肉質で、白身の魚の中でも人気が高いカサゴです。
あの独特の風貌ですが、捌いたらまるで真鯛のような美しい白身。ぜひともお刺身で頂きたい魚です。なかなか食品店に並ぶことはないのですが、わざわざカサゴ釣りに出かける人も多いのですから、この味のファンはとても多いのでしょう。
カサゴの刺身の臭い(ニオイ)
カサゴは独特の臭いがあります。特に内臓を捌いているときには強烈な臭いがします。内臓を引っ張る際に強くし過ぎるなどすると、内臓が破れて臭いがさらに強まってしまいますので、要注意です。
カサゴの刺身の炙り等の食べ方も
出典:http://seagull-house.air-nifty.com/taste/2010/04/post-bd5f.html
炙りの手順や、炙りの食べ方
- カサゴの捌き方の皮ありの手順の通りに、三枚おろしまで完成させます。
- バットに皮の面を上向きにしてカサゴを置きます。
- バーナーであぶっていきます。皮が分厚いので、普段よりもしっかりと炙ってください。まだらにならないようにまんべんなく、きれいに炙っていくのも、調理人の腕の見せ所です。
出典:https://spear-kiryuu.blogspot.jp/2015/09/blog-post_15.html - バットなどに溜めた氷水でさっと冷やします。冷えたらすぐに取り出して、お好みの細さに切ったら完成です。炙り自体はとても簡単な作業ですが、普段はあまり慣れないバーナーからの火を使う作業なので、火の元には十分に注意しながら行いましょう。
出典:https://spear-kiryuu.blogspot.jp/2015/09/blog-post_15.html
刺身の炙り以外の食べ方
ちり鍋
出典:http://youfishcooking.naturum.ne.jp/e16974.html
カサゴのおいしさをアレンジしながら味わえます☆
- カサゴの捌き方の皮ありの手順に沿って、三枚おろしまで完成させます。
- お好みのお野菜や豆腐などを準備します。
- 水をはった土鍋をコンロにかけて煮込みます。程よく煮込んだら、完成です。お好みの薬味やタレを準備しておいしく頂きましょう。
味噌汁
出典:http://www.crazy-fishing.com/ja/%E9%87%A3%E3%82%8A%E9%AD%9A%E6%96%99%E7%90%86/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B4%EF%BC%88%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%A9%EF%BC%89%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%9D%E6%B1%81/
お味噌汁にカサゴを使うなんて、ちょっと贅沢な一品ですが、舌の肥えたお客様をおもてなしするときになど、こうした手の込んだお味噌汁をお出しすると大変喜ばれること間違いなしです。
- カサゴの捌き方の皮ありの手順に沿って、三枚おろしまで完成させます。
- お刺身にするよりも太くお好みの大きさに切ります。
- だし汁にカサゴとお好みの野菜を入れて煮込みます。
- 味噌をといたら、カサゴのお味噌汁の完成です。
カサゴの楽天通販の値段や人気のおすすめを紹介☆
淡路島産がしら(カサゴ・ガシラ)1匹200g前後(氷〆)
淡路島産のカサゴ(ガシラ)一匹約200gが氷で占めた状態で届きます。
お刺身にするには最適です。
かさご干し物
カサゴの干物1匹約180g以上が冷凍された状態で届きます。
自然解凍して、焼き網などで火を通して食べましょう。
【温めるだけで本格煮付】カサゴの煮付 5尾セットかさご/煮付け/送料無料/
カサゴの煮物が真空パックした状態で届きます。届いたら、湯煎などで温めるだけで食べられます。ギフトにも最適です。
まとめ+関連記事
お魚の調理の初心者にとっては、自分でちゃんと捌けるのだろうか、不安になってしまうカサゴですが、トゲや内臓に注意しながらしっかりと手順を踏んで行えば問題ありません。
周りに釣り好きな人がいれば、よくお裾分けに頂くのではないでしょうか。
そんなときには是非、お刺身と、炙り、そしてお味噌汁など、この食べ応えのある魚、カサゴを色々な調理法で召し上がってみてください。和食だけでなく、イタリアンのカルパッチョや、アクアパッツァなどにもピッタリだと思います。是非独自のレシピを開拓してみてください☆
食卓にカサゴ料理が出てきたら、家族からも驚きの声が上がることでしょう!
そして最後にもう一度、カサゴの調理の際にはくれぐれも怪我のないように行いましょうね。トゲやバーナーの火にはしっかりと注意を払って行いましょう^^
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