小さい口で上手くエサを引きちぎるため、「エサ取り名人」の異名を持つ、フグにも似た見た目のカワハギ。肝は「海のフォアグラ」とも呼ばれています!
そんな如何にも美味しいってイメージのカワハギですが、旬の季節はいつか?産地や鮮度の見分け方も気になりますよね!
そのため今回は、カワハギの旬の時期・季節はいつ?産地はどこか、鮮度の見分け方等、うまい楽天通販もご紹介します!^^
もくじ
カワハギってどんな魚?
出典:https://zukan.com/fish/internal116
フグに似た味、肝がおいしいと有名な魚ですが、実際カワハギってどんな?
旬の説明をする前に軽く紹介していきます。
皮を剥いで調理する事から由来
カワハギは皮が厚い魚です。
そのため、皮を剥いで調理する事から、カワハギと言われるようになりました。単純な理由ですよね。
因みにカワハギから剥いだ硬い皮は、昭和時代初期位までヤスリとして使っていたらしいです。ヤスリに使うって、相当硬いですよね。
他にも、博打に負けて身ぐるみを剥がされるという意味から、「バクチウオ」とも呼ばれているそうです。少し物騒ですね。
食べられるカワハギは2種類のみ!
出典:https://ameblo.jp/junkururu/entry-10738618454.html
細かい区分はありますが、カワハギの種類はなんと100種類と言われています。
そのうち、食用はカワハギとウマヅラハギの2種類のみです!
←がカワハギ。→がウマヅラハギです。
カワハギはフグの代用品?
淡白ですが、上品な味わいはまるでフグの味に似ています。そんなカワハギは、実はフグ、そしてヒラメの代用品としても使われています。フグの代用品に使われている事が多いです。
フグにはテトロドトキシンという毒がありますが、産卵を控えた夏の時期はこの毒の毒性が強くなり、調理するのが躊躇われるそうです。そのため、夏の時期はフグに似た味、見た目のカワハギが代用品として使われます。
もしかしたら、夏に食べているのはカワハギかもしれないです。
しかし、カワハギもフグの仲間なので、フグと言えない訳でもないですね。
カワハギの代用品はウマヅラハギ?
フグの代用品としてカワハギが用いられますが、カワハギも代用品が用いられます。
その正体はウマヅラハギです。
カワハギの漁獲量は元々少なく、最近も減少傾向にあります。そのため、ウマヅラハギがカワハギと区別なく出回ったりします。
カワハギもウマヅラハギも味は殆んど変わりません。ただ強いて違いを言うなら、ウマヅラハギの方が甘みが少なく、馴染みのある味だそうです。
カワハギの旬の時期・季節はいつ?
出典: http://temaeitamae.net/mart/Jf/autumn/kawahagi.html
カワハギについて、軽く紹介したところで次は旬の時期について紹介していきます。
身と肝で旬が異なる!
カワハギの旬は2つあります。
それは身の旬である夏、7月~8月頃。そして、肝の旬である秋~冬、11月~2月頃です。
カワハギの産卵期は5月~8月にかけてです。そのため、体力が回復しているカワハギの身は絶妙に脂が乗っている上に透き通っていて、弾力や歯応えがあります。
そして、産卵期を控えた秋~冬は栄養を溜め込む時期になります。栄養を溜め込むと、肝臓が大きくピンク色に膨れ上がります。脂肪の少ない身に対し、脂肪が溜まった肝からこってりとした脂がとろりと出てきます。まさしく「海のフォアグラ」!
つまり、身の味を楽しみたいなら夏、肝のを楽しみたいなら秋~冬です!
カワハギは1年通して美味しく食べられます
夏と秋~冬が旬と紹介しましたが、春も含めカワハギは1年通して美味しく食べる事ができます。
もちろん、身は夏が1番美味しいですが、脂の乗りは1年通してあまり変化はありません。
カワハギは旬じゃない時期にも獲れる?
旬じゃない時期も含めて1年中獲る事ができます。
しかし、1番獲れる時期は8月終わり~9月が最盛期です。
カワハギは温暖な水温を好むため、寒くなってくると数が減って獲れにくくなります。11月位までなら獲れますが、12月に入ると、数は減ってきます。
カワハギの産地は?
出典: http://www.kazkian.com/z/manboon2nd/cat565/cat678/
瀬戸内海で主に獲れる!
カワハギは北海道以南から東シナ海にかけて、生息しています。そのため、全国どこでも獲る事ができます。
しかし、特に多く獲れるのは温暖な水温である瀬戸内海です。太平洋岸である、高知県の辺りがよく獲れるそうです。
実際、市場に出回る殆んどのカワハギは瀬戸内海で獲れたものです。
ウマヅラハギも瀬戸内海で獲れますが、少し場所が変わって山陰から西日本海の辺りで獲れます。つまり、瀬戸内海では2種類とも獲る事ができます。
九州地方では養殖もしています!
瀬戸内海程ではないですが、九州地方でも獲れます。
そして、養殖のカワハギだと、長崎県の「生月ハギ」が知られています。
カワハギの肝料理がうまい?その食べ方
出典: https://blogs.yahoo.co.jp/emi_kosugi_neko/65015300.html
カワハギの最大の魅力とも言える肝!肝は一体どのように食べられているのでしょうか?
臭みを抜いてから食べる
折角食べるなら、肝の濃厚な旨みを味わいたいですよね。
ですので、まずは臭みを抜きましょう。
水で普通に湯がいても良いですが、日本酒などお酒に10分くらい浸してから湯がくと臭みが抜けやすくなります。
あっさりした味と組み合わせるのがおすすめ!
脂肪が溜め込まれ、濃厚な味が特徴的なカワハギの肝はあっさりした味で食べるのがおすすめです。
あっさり味が濃厚さをいい感じに緩和して、また違う美味しさを生み出します。
刺し身の肝和え
贅沢中の贅沢ですね!カワハギをしっかり味わうなら、刺し身と肝の組み合わせがおすすめです。
そのままでもいいですが、しょう油かポン酢があるとより美味しさを引き出してくれます。
淡白で上品な味わいの刺し身と濃厚な旨みの肝、カワハギにはカワハギが何よりも合います。
肝しょう油
すり潰した肝をしょう油で和えます。
濃厚な脂に甘辛さが加わって、こっくりした味になります。ねぎやレモン汁を加えると、クセが緩和されて食べやすくなります。
味噌汁
アラで取った出し汁に肝と味噌を入れて、味噌汁にします。白味噌か合わせ味噌がおすすめです。
何でも、カニ汁のような味がするらしいです。
更に、すりごまとすりおろしニンニクを加えると伊勢海老の味がする、らしいです!
カワハギのうまい食べ方
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/i_nation_crash/7786359.html
肝料理を紹介したところで、次はカワハギの美味しい食べ方について紹介していきます。
鍋にする
カワハギの旨みを余す事なく堪能するなら、出し汁ごと味わえる鍋をおすすめします。
昆布、塩、酒などで味付け、野菜もクセの無いものを入れて下さい。カワハギの旨みを活かす味付けで!
煮付け
出典:http://dt125kazuo.blog22.fc2.com/blog-entry-1723.html
濃厚な肝はあっさりな味付けがおすすめですが、身の場合は少し濃いめに味付けも美味しいです。
しょう油や砂糖、酒でしっかり煮て下さい。甘辛い味付けにも合います。しょうがを入れても美味しいですね。
揚げる
片栗粉で衣を付けてからっと揚げて下さい。
旨みはもちろん、甘みも引き出されます。
丸揚げにして、ヒレや軟骨部分の香ばしさを味わうのもありです。
カワハギの鮮度の良いものの見分け方は?
身から肝に至るまで、どの食べ方でも美味しいカワハギですが、どの部分を見て新鮮かどうかを見分けるのでしょうか?
実は見分けが難しい
皮が厚いのが特徴のカワハギ。魚体の場合、はっきりと鮮度を見分けるのが難しいと言われています。
その理由としては皮が厚く、状態を把握し辛いというのがあります。そしてもう1つは色の変化です。多くの魚だと、鮮度が落ちると変色しますが、カワハギの変色は他の魚より不明瞭です。
しかし、鮮度を見分ける方法はあります!
魚体は目と皮に注目!
魚体で確める場合、目と皮に注目して下さい。
目を見て、澄んでいるものを選んで下さい。鮮度が低下すると、目は濁ってきます。
次に皮です。皮は触ってみてザラザラしてハリがあるものを選んで下さい。
切り身は色を見る
切り身で判断する場合は、色に注目して下さい。
切り身は色がより透き通っているものを選んで下さい。鮮度が落ちると、色が黄ばんできます。
カワハギのうまい楽天の人気商品は?☆
活き締めカワハギ 1kg
歯応えがあり、締まった食感が忘れられなくなります。刺し身に煮付け、色々な食べ方を是非試してみて下さい。
カワハギの乾き物 400g
炙ると香ばしくて甘く、どこか懐かしい味です。
まずはそのまま食べて、カワハギの甘みを味わって下さい。
カワハギ一夜干し 750g
ふっくらプリプリ食感の肉厚の身。肉厚で大きいので、食べ応えもあります。シンプルに塩味で食べて下さい。
まとめ
身と肝で旬が違うカワハギ。1年中美味しく食べる事ができるのも魅力です。濃厚な味が好みか、あっさりした味が好みか食べ比べてみるのも楽しいですね。