寒い冬が終わると、季節は変わり温かな早春の風がながれる季節となります。今回は、そんな春の食材の中でも、栄養価が高く季節の変わり目にぴったりの食べ物“菜の花”についてです。この菜の花の季節や旬な時期や季節はいつなのでしょうか?
そのため今回は、菜の花の旬な時期・季節はいつ?産地やおいしい食べ方、保存方法もご紹介します!^^
もくじ
菜の花のおいしい旬な時期・季節はいつ?
出典:http://gahag.net/006609-rape-blossoms-field
春の食材として密かに人気の菜の花ですが、実はとても栄養価が高く健康に良い食品の一つとなっています。
食用として売られている菜の花に属する品種は多く、様々なモノが店頭に並んでいまが、一般的に呼ばれている菜の花は、食用として店頭に並べられるモノの総称として用いられています。
そんな菜の花のおいしい旬の時期を中心に詳しく紹介します。
菜の花のおいしい旬な時期は?
菜の花の旬といえば初春です。
季節が芽吹く春の訪れを教えてくれる食材の一つと言われる菜の花は、本来2月~3月頃が最盛期とされ、食べ頃としても一番の旬を迎えます。
中には少し早い季節に、一般的なモノとは違う菜の花が美味しくもてなされる事もあります。
まだ肌寒い12月頃から、料亭などの需要に合わせ使われる“寒咲花菜”は、春一番の季節を運ぶ野菜の中でも、ブランド京野菜として様々なお店で料理されています。
独特のほろ苦さと香りがクセになる菜の花は、つぼみを食べるという春の食材ならではの贅沢な食材です。
菜の花の季節
春を告げる代表的な野菜である菜の花が出荷される時期ですが、1月~3月が旬の最盛期とされ全国へ届けられます。
菜の花は、早ければ11月頃から出回りはじめ、長くて4月頃までがシーズンの春野菜です。
食用として用いられる菜の花は、つぼみと花茎の部分を収穫するので、つぼみの開いていないモノが選ばれます。
そもそも菜の花とは?
そもそも菜の花とは、アブラナ科アブラナ属で、“菜花(なばな)”や“花菜”とも呼ばれています。
菜の花のようにアブラナの花芽を食用として用いられる品種は様々で、同じ仲間に菜種油をとる為の品種もあります。
他にも、ブロッコリーやカリフラワー、青梗菜(チンゲンサイ・タイサイ)やターツァイ、キャベツや白菜も同じアブラナの仲間です。
菜の花を食用として、あまり目にしない方もいるかもしれませんが、実は菜の花の仲間は普段の食卓でもよく見かける食べ物の仲間です。
菜の花は栄養価の高い健康食品
菜の花は、とても栄養価の高いアブラナ科の緑黄色野菜で、様々な病気の予防に役立つ成分を多く含んだ健康食品です。
春という季節の変わり目は、風邪など様々な病気が流行る季節です。
そんな時期には、是非菜の花を食べましょう。
菜の花は、粘膜強化や免疫力を向上し風邪など病気の予防はもちろん、ガンに良いとされるビタミンCが多く含まれ、その含有量はほうれん草の3倍もしくはニラの5倍もの量となっています。
体内でビタミンAに変換されるβカロテンはピーマンの5倍もの量が含まれていたり、骨粗鬆症の予防に効果的なカルシウムも含まれていたり、さらには、貧血気味や妊婦の方にうれしい成分である鉄分がニラの約4倍もの量で、加えて葉酸も含まれています。
女性にうれしい成分がたっぷりの菜の花は、春先の体調管理の役に立つ食材なので、是非食べてみてください。
他にも、高血圧の予防や治療に役立つカリウムも含まれているので、塩分を気にする方にもオススメです。
寒い冬を乗り越え、春の暖かい陽の光ですくすくと栄養をため込んだ菜の花の栄養価はそれだけではなく、ビタミンB1・B2、さらに食物繊維といった栄養素も豊富にバランス良く含まれています。
- カルシウム
- 鉄
- カリウム
- カロテン
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維
- 葉酸
- 高血圧
- 貧血
- 冷え性
- 疲労回復
- 美肌
- むくみ改善
- ガンの予防
最近はハウスで栽培されている菜の花も流通していますが、やはり春先の旬の時期に育ったモノが一番多くの栄養素を含んでいるので、季節を感じながら味わう事も大事です。
花を咲かせる直前という一番栄養を蓄えている瞬間なので、お腹だけでなく健康にもうれしい食材となっています。
菜の花の生産地
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食用とする菜の花であるなばな類の、主に花芽を食べるモノを作っている生産地では千葉県の生産量が一番高くなっています。
東京の市場で出回る菜の花は、千葉県産のモノが全体の60%以上を占めています。
そんな千葉県で、一番メインの生産地となっている場所は、房総半島の南側にある安房地方という地域が有名です。
食用として用いられている菜の花は主に2種類あり、“アブラナ”と“セイヨウアブラナ”です。
アブラナは、葉と茎とつぼみを食べ、セイヨウアブラナは、つぼみをのぞいた葉と茎を食べます。
食べるための菜の花は、花が咲く前に収穫してしまいますが、春になると黄色い絨毯を敷き詰めたような菜の花畑が各地で見頃を迎えます。
ちなみに、全国の生産地ランキングの1位は千葉県ですが、2位・徳島県、3位・香川県と続きます。
料亭などで多く用いられ、ブランド京野菜としても知られる京都の“花菜”と呼ばれる菜の花は、主に長岡京市などで作られています。
菜の花のおいしい食べ方
出典:http://photo-room.net/photos/pr00022.jpg
季節の野菜は栄養価が高く、食べ応えも充分なので出来るだけシンプな料理で素材をそのまま使うとおいしくいただけます。
菜の花は湯通しした後、辛子和えやおひたしの他、ハマグリや鯛と合わせてお吸い物として出される事が多く、ブランド京野菜として料亭などで高い需要をもつ京都の“花菜”もおひたしやお吸い物で食べられています。
茹でたパスタと一緒に、ペペロンチーノで食べるのも美味しいです。
手早く油でさっと炒めるのですが、油となじませる事によるカロテンの吸収量も上がるのでオススメです。
他にも、季節の旬野菜として、天ぷらにしたりしても美味しく頂けます。
おいしい菜の花の選び方
菜の花はもちろん、茎や芽を食べるアスパラといったなばな類は、なるべく花の咲いていない若いモノで、葉や茎がシャキッとした新鮮なモノを選びます。
春に食べる旬の野菜ですが、菜の花はつぼみの状態を食べるモノなので選び方には気をつけましょう。
花が咲き始めると味が落ちてしまうので、出来るだけ早めに食べましょう。
ポイントとしては、茎の切り口が瑞々しく、その切り口を見て緑色が中までしっかりと鮮やかな色味をしているモノは鮮度が良い証拠です。
逆に、中が白っぽくなっていると鮮度が落ちている可能性があります。
下の切り口を見ると、モノによっては茶色く変色している場合もあるので、そういったモノはやめておいた方がいいかもしれません。
一般的には束で売られているので、並んでいる中でも葉や茎が詰まったモノを選ぶと良いでしょう。
菜の花の保存方法
菜の花の保存で、長期保存する場合は冷凍保存がオススメです。
新鮮野菜なので、むき出しにしているとすぐに萎びてしまいます。
そのため、さっと固めに茹でてから小分けにし、その後冷凍保存します。
食べるときは、自然解凍でほぐしてからおひたしや和え物にすると良いでしょう。
ちなみに冷凍前の茹でるときは、水1Lに対し20㌘ほどの塩を混ぜた熱湯を準備し、火を通す時間も30秒から1分程度軽く程度で大丈夫です。
その後、湯上げしたら一度冷水にとります。
ただし、茹ですぎや冷水のさらしすぎにも注意してください。
菜の花に含まれるビタミンは水性の成分が多く、茹ですぎると食感だけでなく、特にビタミンCといった栄養素もにじみ出てしまいます。
早めに食べる場合は、濡らした新聞紙やキッチンペーパー等で包み、袋に入れてから根の部分を下にし、冷蔵庫では立てて保存しましょう。
横向きに寝かしてしまうと、すぐに萎びてしまう他、茎が曲がりやすく、早くいたんでしまいます。
しっかりとした保存方法をすれば、日持ちもしやすく2~3日くらいは新鮮なままで食べる事が出来ます。
菜の花栽培について
菜の花は、9月~10月頃に種まきをすると、大体2~3カ月で収穫が出来ます。
草丈が30cmほど伸びると、収穫の時期を迎えます。
全体的に、つぼみが大きく膨らみかけた開花直前の頃合いに摘み取ります。
収穫が遅れて花が咲いてしまうと、茎が固くえぐみも出てしまうので、あまりおいしいとは言えないでしょう。
そして、一度刈り取った株から、再び新しい茎が伸びてくるので、とてもお得な食材です。
2回目の収穫は、草丈が10cm~15cm程になった頃、1回目と同じようにつぼみが大きく膨らみかけた開花直前のモノを摘み取ります。
1回目の収穫時に、脇芽のところで摘み取るコトで、太い茎を生長させることが出来ます。
こうして、1シーズンでたくさんの菜の花が楽しめるので、必然的に収穫時期も長くなります。
栄養価の高い食材が長くお得に収穫できるので、家庭菜園でも楽しくおいしく育てられるかもしれません。
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まとめ
春の行楽地でも、綺麗に広がる一面の菜の花畑は春の訪れを感じます。
ですが、そこでおいしそうだなぁと眺める人はいないでしょう。
ところで、今回紹介した菜の花は食べたことありますか?
ただ春の菜の花畑を綺麗だと眺めるだけでなく、栄養価の高い健康食である菜の花を、是非食べてみましょう。
目で見て、お腹もふくれて体に良い菜の花は、3度もおいしくお得な食材です。そんな菜の花を、是非ご堪能ください。