魚介類の中でも日常の食卓でも見かける頻度の多いスルメイカの刺身。そんな馴染み深いスルメイカですが、どのようにさばいて切るのか、気になりますよね?
そのため今回は、スルメイカの刺身のさばき方と切り方!動画での解りやすいやり方や美味しい食べ方もご紹介します!^^
もくじ
スルメイカの刺身の味は?
出典:https://pixabay.com/ja/photos/イカ-刺身-日本-食事-262755/
濃厚で甘みが強い
味が濃厚で甘みがある!
スルメイカの味の特徴はこの2つに尽きます。
ヤリイカ、剣先イカ、ホタルイカなど色々な種類のイカが存在しますが、味の濃さや甘みがはっきりしているのはスルメイカだけです☆
それだけではありません!
スルメイカは食べ終わっても、味が後を引くので美味しさの余韻をじっくり楽しむ事もできます^^
コリコリでねっとりした食感
コリコリした弾力のある歯応えや、舌に程好く絡み付くようなねっとりした食感もスルメイカの特徴です☆
スルメイカの豊かで深い味わいを楽しみたい方は、身をたくさん噛み締めて下さい。
食感を楽しめるのはもちろん、噛めば噛むほど旨みや甘みが強くなり、スルメイカ本来の味をより深く感じる事ができます^^
食べ方はお好みで!
はっきりした旨みや甘みが特徴のスルメイカの刺身は、どんな食材や調味料とも相性が良いです☆
スルメイカの刺身を細長く切ったイカ素麺にしてポン酢や醤油でベースにした味で食べるも良し、酢とキュウリやニンジンなどお好みの野菜を和えて酢の物にするも良し、トマトなどお好みの野菜と一緒に漬け込んでマリネにするも良し、納豆と醤油を混ぜてスルメイカ納豆なんて食べ方もあります。
他にもスルメイカの美味しい食べ方は数多くあるので、あっさりかこってりか、和風か洋風かなどの味の好み、コリコリの食感を活かしたいなど、その時の気分や用途によって食べ方を変えて下さい☆
色々試して、一番好みの食べ方を楽しむのもまた面白いです^^
スルメイカの刺身のさばき方と切り方
出典:https://0822kiseki.com/2015/11/21/post-7331/2/
1身を開く
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背中側を上(エンペラが上になるように)にしてスルメイカをまな板に置き、軟骨の上から包丁を入れて身を開きます。
背中を上にして刃を入れると、スルメイカの中にある内臓を傷付けずに身を開けます☆
包丁を入れる時、力を入れ過ぎると下の部分まで刃が届いて、身が真っ二つに切れるので、表面だけを切る感覚で浅めに切れ目を入れて下さい。
それでも切りそうで不安な場合は、包丁の背を外側にして横から切り開くやり方がおすすめです☆
横から開けば、身を切らない上に、内臓も傷付けません^^
2内臓と軟骨を取り出す
出典:https://0822kiseki.com/2015/11/21/post-7331/2/
出典:https://0822kiseki.com/2015/11/21/post-7331/2/
足の部分を束ねて持ち、内臓を引っ張り出します。
内臓を引っ張る時は、弱い力でゆっくりと取り出します。
強く引っ張ると、墨袋が破れて後片付けが大変になります。
引っ張ると、プチっと小さな音が聞こえると、内臓が身から切り離された合図です☆
内臓を取り出したら、側面にハラワタが残っている可能性もあるので、身の上から手でグイグイ押して、余分な内臓や粘膜などを取り除いて下さい。
取り出した内臓は捌いて、肝は塩辛や肝焼きに、墨袋はイカ墨パスタなどに使ったりと、使い道は色々あるので、捨てないで使ってみて下さい。
内臓を取り除いたら、軟骨も取り除いて下さい(プラスチックみたいな感触なので、入っている位置はすぐ解ると思います)。
軟骨は鮮度が高いと抜き出しにくい場合があるので、内臓と同様にゆっくりと慎重に扱います。
無理に引き出そうとすると、運悪く中で折れてしまい、取り除くのが大変になります。
3エンペラを取る
出典:https://temaeitamae.jp/top/t5/f/cooking_squid.1.html
胴の付け根の部分から剥ぎ取るような感覚で、エンペラを身から切り離します(難しそうですが、意外と簡単に切り離せます)。
因みに、このエンペラの部分は焼いて食べる場合が多いですが、スルメイカの食感や甘みが強い部分でもあるので、もちろん刺身としても食べられます☆
4皮を剥ぐ
出典:https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/20990/
皮目を上にして、そのまま皮を剥いでいきます(今回は刺身なので皮を剥ぎますが、煮物料理や炒め物の時は残したままでも大丈夫です)。
その際、エンペラが付いていた尖った部分から剥いでも、胴の下の部分や横から剥いでも構いませんので、自分がやりやすい方向から剥いて下さい☆
皮を剥くと、薄皮が残ると思いますが、気にならなければ残したままでも大丈夫です。
気になる場合は、タオルやキッチンペーパーなどで擦ると綺麗に取れます^^
5切って盛り付ける
出典:https://macaro-ni.jp/60729?page=2
皮を剥いたら、好みの大きさ、形に切って器に盛り付けます☆
どんな切り方でも良いですが、もし迷っていたらイカ素麺のように縦向きに細く長く切って食べるのがおススメです。
縦に細く切る事で、身の硬さの要因である筋繊維を切断できるので、硬い食感が緩和されます。
更に、切断された筋繊維の断面からは旨み成分が出てきて、噛めば噛むほどに旨みが溶け出して、スルメイカの美味しさが倍増します☆
2つに切ったスルメイカの身に、外側に包丁を向けて軽く寝かせて糸切りにすれば、スルメイカのイカ素麺の完成です^^
身を開かずリング状のまま捌く方法もあります!
1胴の奥に指を入れる
出典:https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/20990/
できるだけ奥まで親指を入れ、胴とハラワタの部分を軟骨に沿って切り離します(接合部はスルメイカの目の上あたりにあると思います。ぷちっと切れる音がするので、すぐに切り離された事が解ります☆)。
2内臓を引っ張り出す
出典:https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/20990/
接合部を切り離したら、足を束ねて持ち、エンペラの部分を握ってゆっくり内臓を引っ張り出します(既に切り離しているので、あまり力を入れなくても簡単に取り出せます^^)
引っ張り出したら、身の上から手で押して残ったハラワタなどを押し出し、胴の中を流水で洗い流して下さい☆
3軟骨と皮とエンペラを取る
出典:https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/20990/
刺身の時と同じ要領で、軟骨を取り出してから、皮とエンペラを取って下さい☆
スルメイカの身を開かずリングの状態のまま捌くので、刺身はもちろん、イカリングや煮物など料理の用途が広いのが利点のさばき方です^^
捌く時はアニサキスに注意!
出典:https://0822kiseki.com/2015/11/21/post-7331/2/
スルメイカは、特に鮮度が落ちている場合はアニサキスに寄生されやすいので、誤って口にしないよう注意が必要です。
身の内側に寄生しているのが目視できるので、すぐに解ると思います。
アニサキスは48時間以上凍結すると死滅するので、心配な場合は冷凍してから使って下さい。
冷凍して味は落ちないの?と心配になるかも知れませんが、数ある種類のイカの中でもスルメイカは味が維持しやすいので、冷解凍しても味はあまり変わりません!
解凍する時は冷蔵庫で自然解凍して、そのまま刺身として食べて下さい。
急ぎの時は流水でも解凍できますが、栄養分が風味が損なわれないよう袋に入れて流水に当てて下さい。
スルメイカの刺身のさばき方の動画も紹介
出典:https://temaeitamae.jp/top/t5/f/cooking_squid.1.html#squid000
スルメイカの刺身のさばき方1
出典:https://youtu.be/1Q-NWRVqEdM
スルメイカの身を開かずに内臓を取り出して刺身にするさばき方と、身を開いて内臓を取り出して刺身にするさばき方の2つのやり方の動画となっています。
さばき方はもちろん、刺身にする時の切り方も音声と字幕で解説しながら流れるので、初心者の方におススメな動画です☆
スルメイカの刺身のさばき方2
出典:https://youtu.be/Js4MjdQVZ_s
スルメイカを開いて、身はもちろんゲソや内臓を捌くやり方の動画です☆
こちらは、さばき方のみを載せた動画になっているので、捌く手の動きなどを詳しく知りたい方、粗方の捌き方を知っている中級者の方におススメの動画です。
スルメイカの刺身のさばき方3
出典:https://youtu.be/_sFsgFL-0dM
スルメイカの身を開いてから、捌いて刺身にするやり方の動画です。
撮影者が失敗しやすいポイントを解説しながら、ゆっくりと捌いていくので、スルメイカを捌くのに慣れていない初心者の方におススメの動画です。
気になる方は下記のURLから!
スルメイカの刺身のうまい食べ方・レシピは?
スルメイカの塩辛
出典:https://www.sirogohan.com/recipe/siokara/
塩を振って乾燥させたスルメイカの刺身に、スルメイカの肝とみりんなどの調味料を混ぜ合わせて、冷蔵庫で1日以上寝かせて完成です☆
時間と手間は少しかかりますが、スルメイカの特有の濃厚な味わいを存分に楽しめる食べ方なので、是非試してみて下さい☆
スルメイカのなめろう
エンペラとスルメイカの刺身を細切りにしてから、包丁の背で形がなくなるまでしっかり叩きます。
叩いて味噌を加えたら、みじん切りにした大葉やしょうが、ネギなどお好みの薬味を和えて完成です☆
スルメイカの食感や甘みを存分に楽しめる食べ方です^^
スルメイカオクラ納豆丼
細く切ったスルメイカの刺身、茹でて小口切りにしたオクラを麺つゆか醤油などで軽く味を付けて納豆と和え、器に盛ったご飯の上に乗せます。
お好みできざみのりなどを散らしたり、生卵を乗せたりするのもありです。
スルメイカのコリコリ、オクラや納豆のねばねば、ご飯のもちもちなど様々な食感が楽しめます☆
ねぎやみょうが、大葉などの薬味を加えると、あっさりとしてまた違った味が楽しめます^^
スルメイカの和え物
スルメイカの刺身をお好みの食材と味付けで和えます。
塩昆布、ネギや大葉などの薬味と和えて醤油を混ぜて、あっさりした和風の和え物。
にんにく、ごま油、コチュジャンで味付けしたピリッと辛い韓国風の和え物。
オリーブオイル、酢、塩コショウで味付けした洋風の和え物。
どんなタイプの和え物も美味しく食べられます☆
味付け、和える食材はお好みや状況に応じて変えて、色々試して下さい^^
美味しいスルメイカもご紹介☆
獲れたてを船上で凍結しているので、新鮮なスルメイカが食べられます☆
身やエンペラのコリコリな食感、肝のプリプリな食感を堪能して下さい^^
小木港で獲れたスルメイカ6杯を冷凍してお届けです。
解凍せずそのままお届けするので、獲れたての鮮度が保たれたままのスルメイカを食べられます。
さばき方を見て、刺身にして新鮮なスルメイカを存分に味わって下さい☆
北海道産のスルメイカを干し上げてお届けです☆
噛めば噛む程にイカの旨みが溢れ出して、止められなくなります。
そのままでも良いですが、炙って食べると香りも楽しめます。
スルメイカの食感や香りを最後までお楽しみ下さい☆
まとめ+関連記事
スルメイカは魚介類の中でも安価で、魚に比べて捌きやすいので、魚介類を捌いた事が無い方にはピッタリだと思います。
スルメイカを見かけた際は、是非捌いてみて下さい☆
自分で捌いた刺身は、格別に美味しく食べられるのではないかと思います^^
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