たけのこといえば、コリコリ、シャクシャクとした食感が魅力の野菜ですよね♪そんな食感の楽しさから箸が進み、つい食べ過ぎてしまう事がありますが、たけのこを食べ過ぎると、体に悪影響はあるのでしょうか?1日の適量や、たけのこの栄養、効能についても気になりますよね☆
もくじ
たけのこの食べ過ぎはどうなる?
出典:https://bit.ly/3b1zOyX
便秘・下痢
たけのこには「不溶性食物繊維」が含まれているのですが、不溶性食物繊維を摂取し過ぎると、腸の働きが活発になり過ぎてしまい便秘や下痢などを引き起こすことがあります。
「腸の働きが活発になり過ぎてしまい便秘や下痢を引き起こす」といっても、「下痢」と「便秘」では相反するものがあるので、どういうことかイマイチ納得できませんよね。
どちらも食物繊維を過剰摂取することによって起こるのですが、その理由を分かりやすく説明すると・・・、
- 便秘・・・不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収して便の量を増やす働きがあるため、過剰摂取すると増えた便に水分を吸収し便が硬くなってしまう。
- 下痢・・・腸の働きが活発になり過ぎて、腸内でしっかりと水分を吸収することができないまま便として排出されてしまう。
となります。
便秘や下痢になると、ガスが溜まったり、下痢による痛みなどからくる腹痛も伴うことがあります。
また、たけのこにはホモゲンチジン酸やシュウ酸などのえぐみ成分も含まれているため、アク抜きをしっかりとしない場合はこれらの成分が胃に負担をかけることで腹痛が起こる場合もあります。
肌荒れ
便秘などの影響によって、腸内環境が乱れると、肌荒れも起こりやすくなります。
また、肌荒れの他にもニキビなどの吹き出物ができることがあり、これはたけのこの「灰汁(アク)」が原因であると言われています。
吐き気・嘔吐
たけのこは繊維質が多いため、野菜の中でも消化が悪い部類に入ります。
そのため、過剰摂取すると、消化器官に負担が掛かり、吐き気や嘔吐などの症状が出る可能性があります。
とはいえ、過剰摂取が体によくないのは、たけのこに限ったことではありません。
どんな食材も健康のためには「適量」を心掛けることが大切です。
では、たけのこの1日の適量はどのくらいになるのでしょうか?
次の項でご紹介します^^☆
たけのこの適量は1日どれぐらい?
出典:https://bit.ly/2RwZ3RO
たけのこの1日の適量は、中サイズで1~2本程度です。
前述したように、たけのこを過剰摂取することで、食物繊維の作用から便秘や下痢、吐き気や嘔吐などの症状が引き起こされる可能性もあるため、多くても2本程度を目安にしましょう。
ただ、これは大人の目安なので、子どもの場合は、中サイズ1本程度にしておいた方が良いかもしれませんね。
人によっては過剰摂取しても特に問題のない場合もありますが、好きな物だけを食べるというのは体に悪いので、どんな食材でもバランス良く摂取するよう心掛けましょう^^
たけのこの栄養
出典:https://bit.ly/36JLxP0
たけのこに含まれる栄養素には、
- 食物繊維
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 葉酸
- チロシン
- アスパラギン酸
- グルタミン酸
- 亜鉛
などがあります。
たけのこは、「食感を楽しむだけの食材で、栄養はほとんど無い」と言われることもありますが、上記を見ても分かるように、豊富な栄養を含んでいます^^
それぞれの栄養素が持つ働きについてご紹介します^^☆
食物繊維
食物繊維は、整腸作用や、コレステロールの吸収を抑えるといった効果があります。
コレステロールが抑えられるため、心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
また、整腸作用によって善玉菌が増えることで、キレイな腸内になるため、大腸がんの予防などにも繋がります。
また、食物繊維には保水性という性質があり、この性質によって摂取した食物繊維が胃や腸で水分を吸収し、膨張します。
膨張することで満腹感が得られるため、ダイエットの際には強い味方となってくれます^^
ビタミンB群
たけのこにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれています。
ビタミンB1、B2、B6のそれぞれの働きは、
- ビタミンB1・・・皮脂の分泌を調節する。
- ビタミンB2・・・糖質の代謝を調節、脳や神経系の働きの維持や調節。
- ビタミンB6・・・細胞の新陳代謝を促す、発育促進、生殖機能の活性化など。
となっています。
また、この他にもビタミンB2は、新陳代謝の促進や細胞の再生、脂肪を燃焼させる作用があるため、こちらも食物繊維と同様に、ダイエットの味方となってくれる栄養素の一つです。
ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、特に女性にとって嬉しい効果をもたらしてくれる栄養素です。
抗酸化作用で活性酸素を分解することでニキビの炎症を抑える効果も報告されています。
また、抗酸化作用の他にも、免疫力を高める効果もあります。
不足すると皮下出血、壊血病、骨形成不全、貧血などのリスクが高まります。
ビタミンE
ビタミンEには、抗酸化作用や、筋肉の緊張を和らげ血液循環をよくするといった作用があります。
不足すると、神経や筋肉に悪影響を及ぼすほか、冷え性や頭痛なども起こりやすくなります。
また、抗酸化作用が低下することにより、シワやシミもできやすくなってしまいます。
カリウム
カリウムには塩分の排出を促す働きがあり、高血圧の予防、むくみの改善などに効果があります。
また、カリウムは筋肉の収縮にも関わっており、筋肉を正常に保つといった効果もあります。
その他にも、尿酸値を下げる作用もあるため、痛風などの予防にも効果があります。
葉酸
葉酸には、赤血球の形成を助ける働きがあり、脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果も報告されています。
葉酸は赤血球の形成に関与しているため、不足すると貧血などの症状が現れます。
また、葉酸はDNAの合成に重要な働きをするため、特に妊娠中の方には欠かすことのできない栄養素の一つであると言われています。
葉酸が不足すると、巨赤芽球性貧血を引き起こしたり、妊娠中の場合は胎児の神経管閉鎖障害や無脳症のリスクを高めます。
チロシン
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チロシンとは、アミノ酸の一種で脳や神経の働きを活発にさせる作用があります。
チロシンが不足すると、代謝異常や脳機能障害のリスクが高まるといわれています。
たけのこを切った時、節の隙間に白い粒のようなものが見られることがありますが、これがチロシンです。
白い部分を取り除いてから調理する方もいるかもしれませんが、チロシンを取り除いてしまうのはとても勿体ないことなので、そのまま調理するようにしましょう^^
アスパラギン酸
アスパラギン酸はうまみ成分であり、ミネラルを体内で効率よく循環させる作用があります。
また、利尿作用があり、体内の毒素を排出するため、肝機能を助ける役割もしています。
グルタミン酸
アスパラギン酸に続き、グルタミン酸もうまみ成分で、消化吸収を促進したり、脂肪の吸収を抑える作用があります。
また、アスパラギン酸やグルタミン酸には疲労回復にも効果があります。
亜鉛
亜鉛には、味覚を正常に保つ、皮膚や粘膜の健康維持を助けるといった働きがあります。
亜鉛が不足すると、味覚障害、成長障害などのリスクが高まります。
たけのこの効能
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多くの栄養素を含むたけのこは、体に嬉しい効能が沢山あります。
たけのこの効能についてご紹介します^^☆
整腸作用
食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」がありますが、たけのこには、前述したように「不溶性食物繊維」が多く含まれています。
「不溶性食物繊維」というのは文字通り、水に溶けない食物繊維のことで、水分を吸収して膨らみ便のかさを増やして腸の働きを整えます。
不溶性食物繊維には、排便を促進する作用があり、便秘の改善に効果があります。
疲労回復・ストレス緩和
ビタミンB1、アスパラギン酸、グルタミン酸には疲労回復の効果があります。
そしてチロシンには、ストレスを緩和させる効果があります。
チロシンの持つストレス緩和の効果により、うつ病など、ストレスによる疾患の改善にも繋がります。
高血圧予防
カリウムは塩化ナトリウム(塩分)を体外へ排泄する役割をするため、高血圧の改善や予防に効果があります。
その他にも、心不全や不整脈の予防といった効果も期待できます。
美容効果
ビタミンCには抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、老化の原因になる活性酵素を抑える作用のことを言います。
活性酵素を抑えることにより、美肌効果などにも繋がります。
女性にとっては特に嬉しい効能ですよね^^
また、たけのこのカロリーも100gあたり約25㎉と低いので、ダイエットにも向いています。
糖質も100gあたり約1.5gなので、糖質制限をしている方にもおすすめですよ☆
貧血予防
葉酸、ビタミンCは貧血予防に効果があります。
ビタミンCは鉄分の吸収を促進させる作用もあるため、2つの栄養素を一緒に摂れるということで、貧血予防には特に高い効果が期待できます。
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まとめ+関連記事
たけのこを食べ過ぎると食物繊維の働きによって下痢や便秘、腹痛などが引き起こされる可能性があります。
とはいえ、適量であれば体に嬉しい効能がたくさんあるので、適量を守って、効率よく栄養を取り入れましょう^^☆
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