山菜の中でも人気が高く王様とも言われるタラの芽ですが、その保存方法と賞味期限はどうなっているんでしょうか。
また、美味しい食べ方やレシピ、下処理の方法なども気になりますね☆
もくじ
タラの芽の保存方法と賞味期限は?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2234346?title=たらの芽
そもそもタラの芽はあまり日持ちするものではありませんので、早めに食べるのがベターです。
ですが、「どうしても保存したい」という時にはどうすれば良いのかというと・・・
短期間
短期間であれば常温保存でもOKですが、その場合の賞味期限は1~2日となります。
なお、保存方法は直射日光が当たらず風通しの良い冷暗所にというとてもシンプルなものなんですが、既述したようにタラの芽は日持ちしない食材ですので、タラの芽が本来持っている風味を失わないようにするため、できればその日のうちに食べてしまうのが望ましいです。
冷凍
冷蔵保存は長期間保存したい時にピッタリの方法で、何と1カ月はもつと言われています。
なお、その保存方法と手順は・・・
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となります。
採れたてを食べるよりも風味は落ちてしまいますが、調理する際は半解凍するだけで塩漬けや和え物に使えるので便利なんですよ。
ですので、「いっぱいあり過ぎて食べられない」という時にぜひ活用して下さい。
冷蔵
冷蔵保存の場合、その賞味期限は冷凍保存に比べるとかなり短く、2~3日と言われています。
その方法と手順は・・・
出典:https://sukinakoto.info/ryouri/201904taranomehozon/ |
となります。
なお、上手く冷蔵保存するコツとしては、冷凍保存と同じくはかまをしっかり取り除くことと、傷みやすくなるのを防ぐためにビニール袋(もしくはジップロックでも可)に少しだけ隙間を開けることです。
こうすることでしっかりと保存でき、美味しく食べれるので、抜かりなく行って下さい。
タラの芽の下処理の方法
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2234385?title=たらの芽2
タラの芽の下処理の方法および手順はというと・・・
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となります。
順を追って解説すると・・・
はかまを切り落とし、全体を水洗いする
タラの芽の下部分にある「はかま」と呼ばれる赤く色付いている箇所を切り落とし、タラの芽全体を水図洗いすることは、タラの芽の下処理において最も大切なポイントになります。
そもそもはかまは食べることができないので、大きい場合は切り落とし、小さい場合は剥くように取り除く必要があります。
また、タラの芽自体に黒くて小さい虫が付いていたり、はかまに入っていたりする場合があるので、このはかまを切り落とし、全体を水洗いするという下処理は必要不可欠なんです。
ですので、忘れずに行ってください。
切り込みを入れる
出典:https://www.sirogohan.com/recipe/taranome/
はかまを切り落とし全体を水洗いした後、根元部分に一文字か、もしくは、十字に切り込みを入れます。
一文字・十文字に切り込みを入れることにより、加熱の際、芽の部分よりも火が通りにくいと言われる根元部分にも火が通りやすくなり、芽の部分と同じように調理しやすくなります。
ただ切り込みを入れるだけという少しの手間で、出来上がった際により美味しく食べられるので必ず行って下さいね。
タラの芽の食べ方・レシピ
出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/男性のシェフ-シェフ-男-食品-1514505/
では、そんなタラの芽の美味しい食べ方やレシピはにどういったものがあるのかというと・・・
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などが挙げられます。
順に解説すると・・・
タラの芽の天ぷら
出典:https://cookpad.com/recipe/5572870
タラの芽の天ぷらは、タラの芽を使った料理の中で最もポピュラーな料理です。
何と言っても、旬の山菜(この場合はもちろんタラの芽)の旨味と風味を存分に堪能できる訳ですからね。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(2人分)
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☆作り方
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となります。
天ぷらと言えば天つゆで食べるのが一般的ですが、抹茶塩で食べるのもオススメですよ。
風味豊かで色鮮やかな抹茶と塩が相まって、天ぷらの美味しさがさらに引き立つこと間違いなしですので、ぜひお試しあれ。
タラの芽のナムル
出典:https://cookpad.com/recipe/813311
「何かいつも天ぷらとかの定番ばっかりだから、たまには変わった食べ方がしたいな」という時にもってこいのメニューがタラの芽のナムルです。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(2人分)
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☆作り方
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となります。
材料の説明を見ると判るように使うタラの芽の量が多いので、このアレンジ法は定番に飽きたという時だけではなく、「タラの芽がいっぱいあるんだけど、どうやって食べようかな」という時にもオススメですよ。
タラの芽とナムルには欠かせないごま油の芳醇な風味を、心ゆくまで堪能して下さい。
タラの芽の白和え
出典:https://cookpad.com/recipe/5193307
このタラの芽の白和えは、これまでご紹介したメニューに比べるとそれほど有名ではありませんが、白・緑・朱という色のコントラストがとても綺麗であることから、ぜひ味わっていただきたい一品です。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(4人分)
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☆作り方
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となります。
タラの芽の白和えは、タラの芽が本来持つ独特の香りを残しつつ、クセを抑えているので美味しく食べられますよ。
好みにはなりますが、この料理のポイントは、アク抜きをしなくても使えることです。
出来上がりまでの工程は比較的長いですが、その分…美味しさも上がるので、時間があればぜひ作ってみて下さい。
タラの芽のパスタ
出典:https://cookpad.com/recipe/5579203
このタラの芽のパスタはナムルと同じく、「天ぷらのような定番には飽きたな」という時にピッタリのメニューというだけではなく、春のランチにも相性バッチリの一品です。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(1人分)
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☆作り方
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となります。
比較的シンプルな工程でできるうえ、もちろん味もGOODですので、「定番に飽きた」という時にぜひどうぞ。
タラの芽のごま味噌和え
出典:https://cookpad.com/recipe/1778341
タラの芽と言えば独特の苦みが持ち味ですが、その苦みが苦手な方や小さなお子さんでも美味しく食べることができるのが、このタラの芽のゴマ味噌和えです。
何と言ってもごま味噌の甘みで、風味が柔らかく仕上がりますからね。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(2人分)
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☆作り方
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となります。
なお、上手く作る際のポイントとしては、あまり茹で過ぎないことです。
というのも、茹で過ぎてしまうとタラの芽の風味がなくなり食感もグニャグニャになってしまうからなんですよ。
ですので、色が変わったらすぐに鍋から出すようにして下さい。
せっかく美味しく食べようとしているのに、そのせいで味も食感もガタ落ちしてしまっては本末転倒ですので、それを避けるためにも茹で過ぎに注意して下さいね。
タラの芽の混ぜご飯
出典:https://cookpad.com/recipe/785007
最後を飾るタラの芽の混ぜご飯は、春の香りが立ち込める季節感満載の一品です。
一口食べれば「タラの芽っておかずだけじゃなくて、主食にしてもイケるんだ」と思うこと間違いなしですよ。
その材料と作り方を解説すると・・・
☆材料(2人分)
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☆作り方
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となります。
タラの芽の苦みと風味もさることながら、ごま油と塩がよりその旨味を引き立ててくれるので、タラの芽がたくさんある時にぜひお試しを。
タラの芽の選び方は?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/982112?title=タラの芽
タラの芽を選ぶ際には、葉の開き具合を見極めることが大切です。
葉の開き方
タラの芽は伸び過ぎると苦みやエグミが強くなるので、芽のつぼみ状になっているところが開いて芽が3~5cmほど伸びたくらいの物がベストです。
少し食べ慣れた人であれば、もう少し全体的に大きくなり、葉が開いてきたものの方が美味しいと感じるかもしれません。
ですので、タラの芽を選ぶ際は、伸びすぎに注意し、つぼみ状の個所が開き芽が3~5cmほど伸びたくらいのものを選びましょう。
天然物と栽培物の違い
タラの芽の天然物と栽培物の違いがあり、私たちが目にするタラの芽は栽培物で、その特徴は天然物に比べ、苦味やクセが穏やかになっていますが、それと同時に、風味も弱くなっています。
それに対し、天然物は棘(とげ)が多い「男タラ」で、風味が強いのが特徴です。
ちなみに、栽培物タラの芽は女タラが使われています。
出典:http://conveni7.com/taranome-2105
ですので、美味しいタラの芽を楽しみたい場合は棘が多い天然物で、つぼみ状の個所が開き芽が3~5cmほど伸びたくらいのものがベストだと言えるでしょう。
タラの芽の美味しい通販のおすすめ☆
天然きのこおよび山菜の専門店「奥会津旬彩館」の「タラの芽500g」です。
幹の太さが5cm前後もあるので、見た目のインパクトはもちろん味もVERY GOOD。
朝採れかつ産地直送のその美味しさをぜひ。
こちらも天然きのこおよび山菜の専門店「奥会津旬彩館」の「山菜天ぷらセット 500g」。
タラの芽のみならず、コシアブラ、ふきのとうなどの中から最も美味しい物がたっぷり入った大満足間違いなしの商品です。
宮城県霧島周辺で採れたタラの芽と葉を使った美味しい「タラの葉茶 100g」です。
サポニン・ポリフェノール・食物繊維などの栄養素を取れ、なおかつ、アク抜き済で美味しいという一挙両得の一品です。
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短期間であれば常温でもOKなものの、長期的となると冷凍保存がもってこいのタラの芽。
自身の食べるペースを考えて、適切な方法で保存しましょう。
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