カレーを作ったとき、分量通りつくったなのカレーがシャバシャバすることない?
水を入れすぎたわけではないのに・・・
カレーがシャバシャバするのは水の入れすぎだけが原因ではないんです。
この記事でわかること
- カレールーの量に対しての水の量はどれくらいか
- カレーのとろみがつかない・足りない理由とつけかた
- 小麦粉や片栗粉でとろみがつくのか
もくじ
【カレールーの水の量】適量はどれくらい?
カレールーのパッケージに、トレー1個分に対しての水の量が書いてあるかと思いますので、それを参考にしてください!
ここでは有名な3社のカレールーの、ルウ半量(トレー1個分)に対しての水の量を紹介しておきます!
- バーモントカレー:850ml
- S&Bとろけるカレー:700ml
- ジャワカレー:700ml
公式ではこのように書いてありました!
カレールーのトレー1個分はどのメーカーも6皿分くらいとのことです。
ただ、入れる具材・蓋をして煮込むかどうかなど、いろんな環境によって水の量は上下します。
書いてある水の量より100mlくらい少なめに入れて、徐々に足していくのが良いかと思います。
しかし、すでに水を入れすぎてしまって、シャバシャバ・水っぽくなってしまった方もいるでしょう。
そんな方に、カレーのとろみの付け方をご紹介していきます。
カレーのとろみがつかない・足りない理由
カレーにとろみがつかない原因は6つあります。
カレーにとろみがつかない原因
- 水分の多い材料を使った
- 水分の蒸発量が少なかった
- ルウを入れたあとの煮込みが少なかった
- 酵素の働きでとろみを弱くする調味料を使った
- カレーのルウ入れるタイミングが悪かった
- じゃがいもの種類が煮崩れしないものだった
それでは順に見ていきましょう!
カレーのとろみがつかない・足りない理由1:水分の多い材料を使った
冷凍シーフードなどの冷凍食品を具材に使った場合は、水分が出てしまいます。また、新玉ねぎは普通の玉ねぎよりも水分が多く出るので注意が必要です。
これらを具材で使う時は、記載されている水の分量より少なめに入れるようにしましょう!どろどろになりすぎたときは最後に水を入れて調整すれば大丈夫!
炒める時間を長くすることでも防げますよ。
カレーのとろみがつかない・足りない理由2:水の蒸発量が少ない
鍋の蓋をぴったり閉めてしまうと、水の蒸発量が少なくなってしまいとろみがつきにくくなります。蓋を少しずらして煮込むか、分量より少なめに水を入れるようにしましょう。
圧力鍋で作る時も水の分量に気をつけてくださいね!
カレーのとろみがつかない・足りない理由3:ルウを入れたあとの煮込みが足りない
カレーのルウは溶かしてから再加熱することでとろみがつくようになっています。ルウを溶かしてから10分間は煮込むようにしましょう。
ルウを溶した直後にとろみがない!!と焦ってルウを足さないようにしてください。煮込むことで次第にとろみはついてきますよ!
カレーのとろみがつかない・足りない理由4:酵素の働きでとろみを弱くする調味料を使った
カレーに隠し味として、はちみつ、味噌、醤油などの調味料を入れている方もいるのではないでしょうか?その隠し味に使う調味料によって、カレーのとろみが弱くなってしまうことがあります。
実はこのはちみつ、味噌、醤油にとろみがつきにくくなる原因があるんです。はちみつに含まれている「アミラーゼ」の消化酵素の働きで、カレーにとろみがつきにくくなってしまします。
はちみつを入れる時は必ずルウを入れる前に入れ、具材と一緒に20分以上しっかり煮込みましょう。
また、唾液にもアミラーゼが含まれています。
スプーンで直接味見を繰り返すとスプーンについた唾液がカレーに入ってしまうので、味見は小皿にうつしてするようにしましょう!
どうしても仕上げに加えたい時は、グツグツと沸騰した状態のカレーに加えてください。そして、おたまで時々かき混ぜながら、さらに弱火で10分以上煮込むようにしましょう。そうすることで少しは改善されます。
カレーのとろみがつかない・足りない理由理由5:カレーのルウを入れるタイミングが悪い
ルウを入れるタイミングもとろみをつけるための大事なポイントです。ルウを溶かすベストなタイミングは90℃。90℃のときにルウの成分である小麦粉がとろみがつきやすくなります。なのでルウは必ず火を止めてから入れるようにしましょう。
目安は水蒸気の気泡(プツプツなっている)がおさまった状態です。
めんどくさいからと火をつけたままルウは入れないでくださいね。
カレーのとろみがつかない・足りない理由6:じゃがいもの種類
じゃがいもは煮崩れすることでとろみが増します。
なので、煮崩れがしにくいメークインやニシユタカ、新じゃがよりも煮崩れしやすい男爵いもがカレーにはむいています。
カレーをドロドロにする作り方!さらさらになる原因は水の入れすぎ等?
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カレーのとろみがつかない・足りない時の付け方・材料!小麦粉や片栗粉でつく?
カレーのとろみがつかないまたは足りない原因とその時の対処法もわかりましたね!
次は、食材でとろみをつける方法もご紹介していきます!
小麦粉
上記でも述べましたが、ルウの成分である小麦粉はとろみをつける働きがあります。なので、とろみが足りないときは小麦粉を加えましょう!
ただし、カレーにそのまま入れてしまうとダマになってしまうので水で溶いてから入れてくださいね。
小麦粉でとろみはつけれる?とろみの付け方と片栗粉以外で代用できる材料を紹介!
片栗粉
とろみをつけると言えば水溶き片栗粉!水溶き片栗粉はとろみがつきすぎてしまうのでは?と思うかもしれませんが、大量に入れなければ問題ありません。
様子をみながら少しずつ入れるようにしましょう!
ブールマニエ
ブールマニエあまり聞きなれないものですが、ブールマニエは西洋料理のとろみ調味料のようなものです。小麦粉とバターを練り合わせて作ります。カレーを薄めず香りもプラスされますよ!
しかし、カロリーが高いのでカロリーを気にされる方にはおすすめしません。
じゃがいも
じゃがいものでんぷん質がとろみをつけてくれます。入れるときは摩り下ろして入れるようにしましょう。味を薄めてしまうことはありませんが、摩り下ろす手間がかかります。
うすめないでとろみをつける場合や小麦粉や片栗粉がない場合に利用するといいですね。
とろけるチーズ
少しとろみが足りないかな?というときにはとろけるチーズを加えるのもいいですよ!チーズの風味がプラスされ、コクもでます。
しかし、高カロリーでチーズのパンチが強く出てしまいます。
また、シャバシャバすぎたときには入れてもあまり意味がありません。
ホワイトソース
ホワイトソースというよりも「ホワイトソースのようなもの」が正しいです。ホワイトソースを作るとき、小麦粉を牛乳で伸ばしていきますが、牛乳ではなくカレーで伸ばします。
作り方はホワイトソースと同じで小麦粉を炒めてコクを出し、牛乳ではなくカレーで伸ばしましょう。バターは入れるとさらにコクが出ますがカロリーが高くなるので入れなくても問題ありません。
個人的におすすめは、カロリーを気にせず簡単にとろみをつけることができる小麦粉と片栗粉ですね。
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カレールーに関するよくある質問
カレールー1かけの水の量は?1人分 何ミリリットル?
カレールー1かけの場合は、水150ml程度が適量です。
ただ、水分がよく出る具材などが多いと、水150ml入れてしまうと水っぽくなってしまうかもしれません。
そのため、100mlくらいまず入れてみて、カレールーの溶け具合も見つつ水を追加していきましょう!
カレールー 1/2箱だと水の量が多いのはなぜ?
例えばバーモンドカレーの場合、ルー全部を使った場合水の量は1400ml。
ルーを半分使う場合は、850ml。
半分の700mlなると思いきや、それよりちょっと多いんですね。
これは、一箱全量と1/2箱で作るときでは、煮込む際に蒸発する水の量が異なるからです。
少量で作る時の方が蒸発していってしまう水の量が多いため、1箱全部使う時の半分にならないというわけです。
【まとめ】カレーにとろみがない場合はルウではなく食材を使ってみよう!
この記事をまとめると
- カレーにとろみがつかない原因
- 水分の多い材料を使った
- 水分の蒸発量が少なかった
- ルウを入れたあとの煮込みが少なかった
- 酵素の働きでとろみを弱くする調味料を使った
- カレーのルウを入れるタイミングが悪かった
- じゃがいもの種類が煮崩れしないものだった
- カレーにとろみがつかないときの材料とつけかた
- 小麦粉・・・水に溶かして入れる
- 片栗粉・・・様子を見ながら入れる
- ブルーマニエ・・・小麦粉とバターを練り合わす
- じゃがいも・・・摩り下ろして入れる
- とろけるチーズ・・・カロリー高めだがコクがでる
- ホワイトソース・・・小麦粉を炒めてカレーで伸ばす
カレーにとろみがない原因は水の入れすぎだけではなかったんですね!ついついやってしまいがちな煮込み時間短縮や使う材料が原因でした。
シャバシャバなカレーになってしまったときは、ルウを加えず上記の方法で試してみてくださいね♪