別名スズナとも呼ばれ、絵本にも出てくる程、日本人には馴染みの深い野菜のかぶ。そんなかぶですが、どのように保存すればいいのか、気になりませんか?
そのため今回は、かぶの保存方法!冷凍・冷蔵の方法や期間、新鮮な物の選び方もご紹介します!^^
かぶの保存方法は?
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丸ごと保存していいの?
丸ごと保存できます☆
ただ、その場合は葉と実を別で保存して下さい。切らずに一緒のまま保存すると、葉に水分や栄養分が取られ、スが入ったり、実がスカスカになって鮮度低下が速まって、日持ちしなくなります。
常温でも保存できる?
日の当たらない涼しい場所、冷暗所に置けば常温での保存も可能です^^
しかし、常温での保存は冬場だけにして下さい。かぶの最適な保存温度は0℃と低いです。なので、冬場でも温暖だったり、冬以外の温かい季節での常温保存は避けて下さい。
土付きのかぶは?
常温保存の場合は洗い落とさずに、野菜室などの冷蔵庫に入れる時は洗い落として保存します!
長期保存できる方法は?
干す
薄い輪切りや半月切りなど、かぶをお好みの形にカットします。葉は細かく刻みます。
カットした実と葉をザルなどの上に並べて、3日程天日干しにします。かぶはどちらかと言うと低温を好むので、晴れた日でもなるべく気温の低い日を選んで干して下さい。
干して程好く水分を飛ばす事で、長期保存が可能となるだけなく、栄養や旨みも増すので生とはまた違った味が楽しめます。ご飯に混ぜたり、スープやサラダに入れて食べて下さい☆
冷蔵庫での保存方法
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鮮度を保つ保存方法は?
冷蔵保存する場合も、葉は直ぐにカットして実から離します。
実の方はポリ袋に入れるか、新聞紙やラップで包むなど、直接冷気が触れないようにします☆
丸ごとでは入らず、実をカットした場合は、乾燥を防ぐ為にキッチンペーパーを湿らせて隙間なく包んで、ポリ袋などに入れて保存します。
一方、葉はすぐに萎れてしまうので、湿らせた新聞紙などでしっかり包んでポリ袋に入れてから保存します。野菜室が望ましいですが、ない場合は普通に冷蔵庫に入れても大丈夫です。
冷蔵庫で保存できる期間は?
実の方は丸ごとの場合、最低でも3日~5日、保存環境が整っていれば最大で1週間は保存が可能となります。カットした場合、最大でも3日~5日の保存が限界です。
冷蔵庫に入っているとは言え、切れば空気や冷気に触れて劣化しやすくなるので1、2日で食べ切るのが最適です。
葉の方は、最大で4日~5日の保存が可能です。しかし、葉は基本的に日持ちはしないので、食べれるなら当日か翌日の間に食べ切るので、加熱調理して保存します☆
冷凍庫での保存方法
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上手な冷凍の仕方は?
実は皮を剥いてから好みの大きさに切り、水気を切って隙間なくラップなどで包んでから密封袋に入れて冷凍保存して下さい。
因みに、すりおろして保存しても大丈夫です。葉はサッと塩ゆでし、実と同様に保存します☆
冷凍保存できる期間は?
実も葉も冷凍すれば、最低でも1ヶ月は保存できます。
冷凍のかぶに向く料理は?
煮物や汁物など、かぶの柔らかさを楽しめる料理がおすすめです♪
と言うのも、かぶは解凍すると凍っていた水分が溶けてベチャっとなり、シャキシャキとした特有の食感が失われる代わりに、柔らかくなります。なので、かぶがあまり得意でない人はもちろん、噛む力が発達していない赤ちゃんへの離乳食にもおすすめです。
かぶを美味しく食べるには?
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新鮮なかぶの見分け方は?
葉に注目!
ピンと張っていて、緑が色鮮やかなかぶを選びます!
保存方法で触れたように、実の栄養は葉に移ります。葉が元気なく萎れているという事は、実の部分の栄養価や鮮度が落ちているという事になります。
葉が元気なのは、かぶが美味しい証拠です!
実に注目!
艶、ハリ、程好い重さがあり、硬くしまっている実を選びます^^
手で持ってそれなりに重さがあれば水分を多く含んでいるので、みずみずしく美味しいかぶです。
しわしわになっていたり、ひび割れたりしている場合は水分が少なく、鮮度が低下している可能性があります。
その他の注目点
- 実の大きさ
(卵より少し大きい位がベスト) - ひげ根の量が少ない
(ぴんと1本伸びてるひげ根があるのは鮮度は高いです) - 茎と根の繋ぎ目に変色がない
調理の注意点
形を残したい場合は煮崩れに注意
かぶは肉質が緻密で非常に柔らかく、ちょっと煮るだけでもすぐに形が崩れてしまいます。
また、柔らかさ故に火の通りや味の染み方も速いので、余計に崩れやすいです。すり下ろして、みぞれみたいにするなら良いですが、煮物やスープの具のように形を残したい場合は小まめに様子を見ながら煮て下さい。
皮の有無に注意
かぶの実は柔らかいので、皮を残すか否か迷うところだと思います。皮を残すかは、実の大きさにより判断して下さい。
小さいかぶは皮も柔らかいので、煮崩れ防止に剥かずに残しておく方法をおすすめします。しかし、大きめのかぶの場合は皮を剥いてやります。
大きいかぶは小さいかぶと違って皮が硬く厚いので、食べにくいです。また、皮の近くにある筋が食感を悪くしてしまいます。大きいかぶを調理する際は、食感を良くする為にも、勿体ないですが皮を厚めに剥きます。
おすすめの料理は?
食感を楽しみたい場合は生で食べる
シャキシャキした食感とあっさりした味を楽しみたい!
そんな方はかぶを生で食べちゃって下さい。そのままサラダに混ぜたり、味噌を付けたりして食べるのもありです。ナムルやピクルスなど、お好みの具材と一緒に漬物にすると、あっさりして食べやすくなりますし、また違う味が楽しめるのでおすすめです。
柔らかさを楽しむ場合は加熱して食べる
かぶは加熱すると、トロトロに柔らかくなり、生とはまた違った食感を味わえます。また、加熱すると仄かに甘さも感じられるようになります。
ポトフのように形を残して煮物やスープの具として、形を崩してポタージュにして食べるのがおすすめです。皮が丈夫な時は、中の実をくり抜いて、詰め物をして煮込めば見た目も楽しめます。
葉も食べられます!
実だけ食べる人も多いと思いますが、葉の部分も食べられます。
細かく刻んで加熱して、ふりかけみたいにすると食べやすいです。
また、かぶの葉は大根の葉より柔らかいので、さっと茹でればおひたしや和え物にしても美味しく食べられます。ほうれん草のように胡麻和えなどにすると、かなり馴染みの深い味になります。
皮も捨てないで下さい!
剥いた皮は、捨てずに少量の酢と一緒に袋に入れて、冷蔵庫に一晩寝かせておきます。そうすると、皮や実に味がすぐに染み渡り、甘酢漬けとして食べられます。
食感も柔らかくはなりますが、皮の少し硬いシャキッとした歯触りは残りますのでサクサク食べられます!
普段、野菜の皮は硬くて捨ててしまいますが、かぶの皮自体はあまり硬くないので漬物にすれば、捨てるには勿体ない味と食感になります。
楽天の人気のかぶをご紹介☆
カブ別称:カブラ、スズナ1束、3〜7玉前後、600g〜900g前後
品種改良を重ねて作られた小さなかぶ。鮮度が高いので、実はもちろん葉も美味しく食べられます。
『乳酸発酵の赤かぶ漬け』
乳酸発酵した赤かぶの漬物。酸っぱさの中にもかぶの味がちゃんと残っていて、どこか昔懐かしい味わいです。
「マツコの知らない世界SP」で紹介されました!
程好い酸味に辛味、コリコリとした食感が特徴の赤かぶの漬物。おつまみにもご飯のお供に合う美味しさです。
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かぶは冷蔵保存か冷凍保存かで食感が変わるので、好みや用途に合った保存方法を選ぶのをおすすめします。シャキッとした食感を好むのであれば冷蔵で、トロっと柔らかい食感を好むのであれば冷凍保存がおすすめです☆