すっかり秋らしくなってきましたが、「秋の彼岸から春の彼岸まで」が旬と言われる魚をご存知でしょうか?
その答えは、「ふぐ」です。
では、そのふぐの旬の季節はいつでしょうか? また、産地や毒についても気になりますね!
そのため今回は、ふぐの旬の時期・季節はいつ?毒の種類や特徴、産地や鮮度の見分け方、ふぐの楽天の人気商品もご紹介します!^^
ふぐの旬の時期・季節は?
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ふぐの旬の時期・季節1:秋の彼岸から春の彼岸まで
一般的にふぐの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われています。
つまり、9月頃から3月頃までが旬とういことになりますが、これはふぐの繁殖シーズンと大きく関係があります。4月から6月頃のふぐは、産卵期を控えまず肝臓が栄養を蓄えます。
そして、その肝臓から栄養をもらって大きく発育する卵巣の毒性が非常に強くなることから、旬は春の彼岸までと言われるようになったそうです。
ふぐの旬の時期・季節2:ふぐ料理の名脇役の影響?
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ふぐ料理では、ふぐの味をより引き立ててくれる薬味・調味料が多く用いられます。代表的なものとして、ネギ、もみじおろし、柑橘類などがあげられますが、これらの旬が秋から春であることも、ふぐの旬に影響しているとも言われています。実際、ふぐに限らず養殖技術や冷凍技術が進化した現代では、本来の旬の時期だけでなく1年中食べられる魚も少なくありませんので、本来は脇役的な存在である薬味・調味料の方の旬の影響があってもおかしくありませんね。
ふぐの旬の時期・季節3:最も美味しい時期は?
これまで旬の時期について触れてきましたが、実際にふぐの身が最もおいしくなるのはいつでしょうか?それは産卵期前の時期と言われています。ふぐの産卵期は、3月から7月頃までですので、その前の時期の冬場が旬の時期ということになります。特にふぐの白子(精巣)は、寒い時期である1月から3月頃が一番美味しいと言われています。
ふぐの旬について4:養殖のふぐ
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これまで紹介したように、天然のふぐには旬がありますが、一方、養殖技術の進歩により、最近ではおいしいふぐが、ほぼ一年中食べることができるようになっています。また、近年は海面での養殖ではなく、陸上での養殖である陸上養殖も多く見られるようになっており、養殖のふぐがかなり流通するようになっています。
農林水産省の「海面漁業生産統計調査」によると、平成28年は天然のふぐの漁獲量が5,000トンであったのに対して、養殖のふぐの収穫量は3,300トンとなっており、約4割が養殖のふぐてあるというデータになっています。
ふぐの産地は?
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やっぱり下関?
ふぐの産地と言ってまず思い浮かぶのは、やはり山口県下関市でしょうか?
しかし、実際のところ下関はフグの産地というよりは集積地といえます。
下関には天然物、養殖物ともに日本全国や中国や韓国などの海外から集まってきます。
これには歴史的な背景があり、明治期に全国で最初にフグ食が解禁になった地が下関であったということだそうです。
ふぐ料理公許第一号店は下関市の春帆楼という料理店で、それ以降、下関には多くのフグ料理店ができたようです。
ふぐの県別漁獲量は?
実際の漁獲量と養殖量をみてみると、まず漁獲量は石川県がトップです。下関市が所在する山口県の漁獲量は第4位で、石川県の半分以下という数字です。また、養殖量をみると、これは長崎県が断トツですね。
おススメの産地は・・・
では、私おすすめの産地はというと、これはやはり下関です。ご紹介したように、ふぐには猛毒があります。したがって、水揚げ後の加工が非常に重要であり、この役割を担う加工業者・加工場が歴史的背景などから下関に集積しているので、安心・安全の観点も含めて下関をおすすめします。
ふぐの毒の種類や特徴は?
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ふぐの毒の種類1:テトロドトキシン
テトロドトキシンは、多くの種類のふぐがもつ毒の成分で、青酸カリの500から1000倍の毒性をもつ猛毒です。注意点は、耐熱性があるので通常の加熱調理では壊れないということです。わずか2から3ミリグラムが致死量といわれています。
ふぐの毒の種類2:サキシトキシン
クサフグなどの主な毒の成分は上記のテトロドトキシンですが、微量含まれる毒の成分がこのサキシトキシンで、テトロドトキシンと同様の毒性をもつとされています。
ふぐの毒の種類3:パフトキシン
多くのふぐはテトロドトキシンを持っていますが、ハコフグはテトロドトキシンを蓄積せず、パフトキシンを皮膚から分泌します。そのため、ハコフグは食品衛生法に基づく通知によって、皮の販売も禁止されています。
ふぐの毒の特徴について
ふぐの毒の特徴は、主に次の5点にまとめられます。
- ふぐは種類によって毒力が異なる。
- 臓器の種類によって毒力が異なる。
- 毒力は個体差が大きい。
- 有毒とされている臓器は通年で有毒である。
- 漁獲海域によって毒力が異なる場合がある。
ふぐの毒はどのようにして作られるのか?
ふぐの毒はどのようにして作られるのでしょうか?これには、ふぐ自身がフグ毒を産生しているとみる内因説と、餌など外部から取り込まれるとみる外因説があります。実際にはまだ解明されていませんが、フグ毒は海洋細菌によって産生され、それが食物連鎖によってフグの体内に蓄積されていくという外因説が有力となっています。もともと有毒のプランクトンや、一部の細菌が生産した毒が、ふぐの餌となる貝類やヒトデなどを通して、体内に蓄積されたものと考えられているようです。
ふぐ自身は中毒にならないの?
ふぐに毒があることはよく分かったと思いますが、ふぐ自身は中毒にならないのでしょうか?
実際のところ、ふぐはテトロドトキシンに対し高い耐性を持っており、ふぐ自身が中毒になることはないとされています。しかしながら、これはふぐが体内に蓄積する濃度のテトロドトキシンに耐えられるという意味だそうで、人為的に高濃度のテトロドトキシンを与えれば中毒になるようです(@ @)
ふぐのうまい食べ方・料理ランキング
それでは、私がおすすめするふぐの美味しい食べ方ランキングは、
1位.ふぐ刺し
2位.ふぐ鍋
出典元:http://bestbiz.jp/www.uotetsu.co.jp/work/course/nabe_fugu02.jpg
3位.ひれ酒
出典元:http://ajiyoshi.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2013/12/11/hirezake.jpg
となります!^^
まず、言わずと知れたふぐ刺しです。略して「テッサ」とも呼ばれますが、これが王道だと思います。薬味にもみじおろしや葱を入れてポン酢で食べると最高ですね。
つづいて、2位はふぐ鍋・・・「ふぐちり」ですね(関西では「テッチリ」)。これもふぐ刺しと同様にポン酢で食べるのが美味しいですね。鍋の残り汁で作るふぐ雑炊も美味しいですよね。
第3位は料理ではありませんが、ひれ酒です(笑)。冷え込む季節はこの熱燗を飲むと体が温まります!
ふぐの鮮度のよいものの見分け方は?
美味しいふぐの見分け方として、簡単ですが3点ご紹介します。
- お腹の模様
まず、お腹の白い部分が、きれいな白のフグは鮮度の良いふぐと言えます。お腹の白い部分に赤い斑点や模様があったりするものは避けたほうが無難でしょう。 - 身の透明感
これは、切り身の場合ですが、透明感のある白色で、弾力のあるものが新鮮です。逆に透明感がなく、弾力がないものは避けましょう。 - 養殖か天然か
3点目は、鮮度とは直接関係ありませんが、養殖のふぐの見分けかたです。養殖のふぐはヒレが汚れているものが多く、ヒレの付け根が若干細くなっているのが特徴です。また、ふぐは鋭い歯を持っているので、養殖の場合は歯が折ってあることが多いです。
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まとめ
ふぐの旬や季節、毒については解りましたでしょうか?
ふぐは貴重な魚なので、旬によりおいしく食べたいですね☆
楽天のふぐの食品もかなりお得なので、是非見てみてください♪