[キビナゴ]旬の時期/季節は産地によって違う!漁獲量が多いのは鹿児島!

キビナゴの旬っていつなんだろう?

特に美味しい産地とかもあれば知りたいなぁ。

キビナゴの旬は、年に2回あります!

それぞれ味わいの特徴も違うので、詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • キビナゴの旬の時期はいつか
  • キビナゴはどこで取れるのか
  • キビナゴはどんな魚か
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【キビナゴ】旬の時期・季節

キビナゴは、1年中獲れる魚種なんですが、実はキビナゴには旬の時期が年2回あるとされています。

ここでは、キビナゴの旬について見ていきましょう。

きびなごは何月?

キビナゴの旬は12~2月・5~6月の年2回!

ここからは本題のキビナゴの旬について、詳しく見ていきましょう☆

一般的にキビナゴの旬は、1回目は、冬の寒い時期である12月から2月がいわゆる「キビナゴ」の旬になります。

寒さの厳しいこの時期は身が引き締まりとても美味しいですね。

※1回目の冬の旬の時期を12月と2月の2回に分ける説もあり、この場合は、初夏の旬が3回目の旬となります。

また、2回目の旬は、初夏の時期である5月から6月で、この時期は「子持ちキビナゴ」の旬になります。

この時期に水揚げされるキビナゴが子持ちキビナゴです。

子持ちですので、お腹の中に卵や白子が入っています。キビナゴはこの時期になると、産卵のために湾に入ってくるため漁獲量も増えてきます。

以下にキビナゴの旬のカレンダーを作成しましたので、参考にしてください☆

《参考》キビナゴの旬のカレンダー

キビナゴの旬のカレンダー

キビナゴの旬による違い

年2回あるキビナゴの旬の違いは、食べ方でしょうね^^

食べ方については、後ほど紹介したいと思っていますので、ここでは旬による食べ方の違いを簡単に説明しますね。

1回目の旬となる冬期は、寒の入った12月頃は刺身が美味しいと思います。

また2月頃になると、産卵期前で脂がたっぷりのってきますので、塩焼きがおススメです。

2回目の旬となる初夏ですが、この頃はお腹に卵や白子が入っているので、天ぷら、フライ、唐揚げなどが美味しいと言われています☆

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キビナゴの産地~きびなごはどこで取れる?~

キビナゴは、先ほどご紹介したように中部太平洋やインド洋に広く分布すると言われ、広い範囲で漁獲されています。

キビナゴを水揚げし、各地の市場に出荷しているのは鹿児島・熊本・長崎・宮崎・大分・愛媛・高知・和歌山・三重・静岡となっていますが、中でも有名な漁獲地は鹿児島・高知・長崎となります。

これらの産地ではキビナゴの漁獲量が多く、ポピュラーな魚としてきびなごは知られていますが、それぞれで旬の時期にも違いはあるのでしょうか?

  • 鹿児島県 5月~6月が旬とされています。
  • 高知県  冬~春が旬とされています。
  • 長崎県  6月と8月が旬とされています。

長崎県では、8月も旬があるとされています。

8月は特にから揚げで食べることが多いようです。

きびなご漁の時期は?

地域によって異なりますが、基本的に上で紹介した旬の時期に漁をすることが多いです!

また、鹿児島県では、郷土料理の一つとされていて、地域に欠かせない食材となっています。

美味しいきびなご料理を食べたい場合は、旬である初夏に鹿児島県に行くことをおすすめします☆

鹿児島県のキビナゴについて

前項でキビナゴは鹿児島県では地域に欠かせない食材とご紹介しましたが、少し気になったので、ここでは鹿児島県でのキビナゴの存在について調べてみました

鹿児島県は、キビナゴを市場に流通させている数少ない地域のひとつですが、キビナゴは同県内では広く分布して生息しているので、さまざまな場所で盛んに漁獲されているそうです。

鹿児島県では郷土料理には欠かせない魚であることから、なんと県が選定する「かごしま旬のさかな(夏)」にも選ばれているんです☆

かつては魚釣りの餌としても利用されてきたキビナゴですが、不飽和脂肪酸(DHAやEPAなど)を多く含むため、近年は健康食品としても人気が高まってきています。

キビナゴの身は非常に柔らかく、手で開いて刺身を簡単に作ることができるので、鹿児島県では手開きした刺身を菊の花にかたどって並べる「菊花造り」が有名です。

また、調理が簡単で用途も幅広いため加工商品も多く存在するなど、お土産品としても人気の魚なんです。

鹿児島県ではキビナゴは古くから愛され、今日でも郷土料理には欠かせない存在なんですね^^

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【キビナゴ特徴】呼び名がたくさんある!!

キビナゴってどんな魚?

キビナゴは関東地方では知名度が低い魚ですので、まず最初にキビナゴがどんな魚かご紹介しますね☆

キビナゴはニシン目・ニシン科の海水魚で、全長は10センチくらいの小型の細長い魚です。

インド洋と西太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布していますが、日本では本州中部以南で主に漁獲されています。

漁獲される地方によって「ハマゴ」や「キビナゴ」「カナギ」など色々な呼び名が見られます。

きびなごの他の言い方は?

かなり呼び名があるので、こちらも簡単に紹介しておきます!

  • キッポ(鳥羽)・・・小魚の意味から「寸魚(きお)」の転呼でキッポと呼ぶ。「寸(き)」は古代の尺度の単位で現代の寸(すん)にあたる。
  • カナギ(九州・山口)・・・糸のように細い魚の意味。古語で「カナ」は糸のことであり、「ギ」は魚名語尾。この地方ではイカナゴもカナギと呼ぶ。
  • ハマゴイワシ(伊豆)・・・春の産卵期になると岸近くに群がることから、「浜魚(はまご)イワシ」の意。
  • ジャムキビナゴ(長崎五島)・・・「ジャム」は「ジャミ」の転呼で、極めて小さいものをいう。細身や細魚の意。
  • シュレン(奄美)・・・呼名の語意は不祥であるが、珠簾(タマスダレ)のように、すがすがしく美しい魚の意であろうか。
    シザコ(種子島)・・・イワシの仲間なので、「ジャコ」が訛って「ザコ」になった

きびなごのおいしい食べ方

ここまででキビナゴの旬についてご紹介しましたが、次にここではキビナゴの美味しい食べ方について、ご紹介しようと思います。

2回旬があるキビナゴのおいしい食べ方についていくつかご紹介します☆

  1. 刺身・・・一番は刺身です! 縦帯状の模様が美味しそうですね。名産地である鹿児島では刺身を酢味噌で食べるそうです。

    出典元:https://cookpad.com/recipe/4832055
  2. 唐揚げ・・・梅肉を入れたり、青のりを入れた磯部焼など、アレンジしても美味しいです!

    出典元:https://cookpad.com/recipe/4455896
  3. 煮付け・・・煮付けはお酒のつまみに最高です☆

    出典元:https://cookpad.com/recipe/4662134
  4. かき揚げ・・・玉ねぎと一緒にかき揚げも美味しいです☆

    出典元:https://cookpad.com/recipe/4800200
  5. すき焼き・・・種子島の郷土料理です☆個人的に一番のおススメです^^

    出典元:http://dt125kazuo.blog22.fc2.com/blog-entry-1648.html

キビナゴに関するよくある質問

きびなごは何の稚魚?

きびなごは何か大きい魚の稚魚だと思われている方も多いのですが、実際はニシン目ニシン科キビナゴ属の魚です。

外洋にいるキビナゴは、産卵するために初夏に海岸にきて卵を産みつけます。

孵化した稚魚はその周辺でプランクトンと食べて成長し、5cmくらいまで成長すると外洋へと出ていきます。

そして翌年の初夏に戻ってくるというサイクルで回っています。

きびなごの賞味期限は?

生の状態で買ってきて、生のままで保存する場合は翌日には食べてしまった方が良いです。

冷凍の場合は、3週間~1ヶ月ほどは美味しくいただけるでしょう。

煮干しなどの場合はも1ヶ月~2ヶ月ほどで食べ切るのが賢明です。

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【まとめ】キビナゴの旬は年に2回ある!

キビナゴの旬の時期・季節について、産地はどこなのか、などについて解説しました。

1つの地域でも旬は2回ありますし、漁れる地域によっても旬は変わります。

時期によって味わいの特徴は変わるので、ぜひどの時期のキビナゴは食べておきたいですね!

そして、できれば鹿児島の「菊花造り」を食べてみてください!

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