キウイが茶色?黒?みたいな色に変色してて、これって腐ってる?
まだ食べれるのかな?
茶色は茶色でも、食べれるもの・食べれないものがあります!
本記事で腐っているのか見分け方を解説していくので参考にどうぞ!
この記事でわかること
- キウイが腐るとどんな色になるか
- 保存方法別で、どれくらい日持ちするのか
- 皮をむいたら・調理済みのキウイはどれくらい日持ちするか
もくじ
キウイは腐るとどんな風に変色する?【見分け方】
赤茶色になる
完熟を過ぎて傷み始めている可能性が高いです。
中心部の変色が多いので、切って初めて解る場合が殆どです。
赤茶色に変色しただけなら食べられない事はありませんが、他にも下の特徴が見られたら腐っている可能性が高いので食べるのは避けて下さい。
- ブヨブヨと柔らかい
- 切る前から水気が出ている
- グズグズに型崩れしている
- アルコールのような臭いがする
- 苦い味がする
- 表面がシワシワに乾燥している
種の周りが赤くなる
赤い変色は食べられます!
赤くなるのは完熟が終わって時間が経った状態で、腐っている訳ではありません。
しかし完熟直後より甘みが落ちているので、ジャムなどに加工して食べるのがおすすめです^^
ただキウイの品種の1つであるレインボーレッドは、元から種周辺が赤いので鮮度も甘みも抜群です☆
黒や茶色になる
黒や茶色の変色は腐っています。
皮の表面に黒や茶色の斑点、部分的に変色している場合も中身が腐っている可能性があります。
この場合はもう食べずに捨てましょう。
白カビ・青カビ
切った時や皮の表面に下のような色の物体が付いている時も腐っているので、注意して下さい。
- 白くてフワフワした物が付いている
- 青い粉が付いている
白くフワフワした物は白カビ、青い粉は青カビです。
表面に生えていなくても、触ってみてブヨブヨしている場合は内部に生えている可能性があるので廃棄して下さい。
腐ったキウイを食べると食中毒になるかも?
食中毒と同じ症状が現れる
症状が出ない場合もありますが腹痛、下痢、嘔吐など食中毒と同じ症状が現れます。
食べて数時間後に発症する場合もあれば、数週間後に発症する場合もあるので心当たりがあった場合は体調の変化に充分気を付けましょう。
発症した時の対処法
症状が現れた場合はキウイを吐き出して口の中を水でゆすいでから、下の事に注意をして様子を見ましょう。
- 吐き止めや下痢止めを飲まない(食中毒菌を早く体外へ排出するため)
- 水分補給をする(脱水症状を予防するため。スポーツドリンクや経口補水液が最適)
- あれば腐ったキウイを残しておく(保健所の調査材料になります)
- 食べた時間や経緯を記録しておく
飲み込んだからと慌てて指を入ると、食道や口内の粘膜を傷付けるので無理に吐き出すのは止めましょう。
必要なら病院を受診する
下のような症状が強く現れたり、2日経っても症状が改善しない場合は病院を受診するのをおすすめします。
- 強烈な下痢や嘔吐
- 重度の脱水症状
- 意識障害
- 高熱
- 風邪のような症状(寒気、だるさなど)
- 血便が出る
病院で診察してもらう際は、腐っていたキウイを食べたと申告して下さい。
【キウイの賞味期限】常温と冷蔵庫ならどっちがいいの?
キウイは買ってから何日もつ?何日で腐る?
日持ちする日数は保存方法・季節(室温)によっても異なるので、それぞれまとめたものが下記の表になります!
日持ち日数・賞味期限
生キウイは季節や追熟の具合、常温か冷蔵庫で保存するかでも賞味期限が異なります。
そこで、今回は生キウイの日数を下の表のようにまとめてみました☆
未熟 | 完熟 | ||
常温 | 夏場 | 1週間 | 2日~3日 |
常温 | 冬場 | 1か月 | 1週間 |
冷蔵 | 通年 | 1~2か月 | 1~2週間 |
生キウイの追熟は15℃~20℃の環境下で活発になります。
なので未熟な場合は常温保存、追熟途中や完熟寸前の場合は冷蔵保存すると日持ちします☆
常温の場合の保存方法
ポリ袋に何個かまとめて入れ、直射日光やクーラーの当たらない場所に置きます。
もしある場合は、りんごやバナナを一緒に入れると追熟が早まります☆
冷蔵の場合の保存方法
新聞紙やペーパータオルなどで1個ずつキウイを包み、まとめてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存します。
この時にキウイから出るエチレンガスが他の食材に移らないよう、ポリ袋の口は縛って下さい。
キウイの食べ頃かどうかの判断方法
握った時の柔らかさで判断する方法
柔らかさの判断の仕方は2通りありますが、どちらの方法でもグニャッとなった場合は、
食べ頃を過ぎて腐り始めている可能性が高いので注意して下さい。
生キウイを優しく包み込むように持つ
弾力を感じてちょっと柔らかいかな?という感触なら食べ頃です。
硬めで少し酸っぱい味が好きな方におすすめの確め方です
生キウイのヘタとお尻の部分を指で挟んで少し力を入れる
少しへこむ程度なら完熟。
真ん中のデンプン部分まで柔らかくなっている状態なので、甘くて柔らかめが好きな方におすすめの確かめ方です。
色・香りで判断する方法
- 皮の色(完熟に近づくに連れて濃い茶色になります)
- 香りが強くなる(鼻を近付けただけで甘酸っぱい香りが漂います)
皮をむいた生キウイの日持ち日数・賞味期限
皮を剥いた生キウイの賞味期限は下のようになります。
- 常温:当日中
- 冷蔵:2日~3日
- 冷凍:1か月程度
皮を剥くと果肉に空気が触れ酸化や乾燥が進んで、傷みやすくなります。
皮を剥いたり切ったりしたら当日、遅くても翌日中に食べ切るか、冷凍庫に保存しましょう。
皮をむいたら冷蔵or冷凍【常温保存はNG!】
皮をむいた生キウイは常温で保存できないので、冷蔵保存か冷凍保存になります。
冷蔵の場合
全体をしっかりラップで包んで冷蔵庫に入れます。
ラップでキウイを包む際、なるべく空気を抜いて包んで下さい。
冷凍の場合
皮をむいて好みの大きさにカットしてから、ラップに包んでフリーザーバックに入れます。
冷凍する際、キウイに砂糖をまぶすと解凍後も果肉の色が維持されます☆
冷凍すると食感や風味が変わるので、スムージーやヨーグルトなどに混ぜて食べるのがおすすめです^^
調理済キウイの日持ち日数・賞味期限
キウイは調理方法によっても賞味期限が変わってきます。ここでは主な調理方法と賞味期限を紹介します☆
潰す
潰した場合もカットと同様に冷蔵庫で2日~3日、冷凍庫で1か月程度の保存が可能になります☆
漬ける
砂糖やはちみつなどでシロップ漬けにした場合、冷蔵庫で2日~3日程度の保存ができます^^
糖度が高ければ1年は持つ場合もあります☆
はちみつやシロップを使ってマリネにする方法もありますが、この場合も3日の保存が可能☆
未熟なキウイから作る場合は1週間後が食べ頃です。
ジャム
砂糖で煮詰めてジャムにすると、冷蔵庫で2週間程度は保存できます☆
糖度が50%以上と高い場合は、数か月の保存も可能です。
キウイから水分が抜けて、雑菌やカビの繁殖が防げるのが長持ちの秘訣!
乾燥
水分を抜いてドライフルーツにすると、常温でも1年程度の保存が可能になります☆
キウイに関するよくある質問
キウイは1日に何個まで?
明確に制限はありませんが、2個くらいがベストでしょう。
食物繊維が豊富で、その中でも水溶性食物繊維が多いため、食べ過ぎると軟便になる可能性もあるので注意が必要です。
また、複数食べる場合は1度に何個も食べるのではなく、分けて食べるようにした方が良いです。
キウイの白いところは?
キウイの白いところは、栄養がたくさんなのでぜひ食べましょう!
この部分は、胎座と言ってめしべが変化した部分に当たります。
果実になるために栄養をたくさん蓄えているので、甘み・栄養共に豊富となっています。
キウイは上と下どっちが甘い?
下の方が甘いです!
上と下で糖度を比較すると、1%くらい違うこともあります。
誰かと分け合って食べる際は、縦に切ると平等ですが、もし上下に切った場合はこっそり下を取ると美味しく食べれますよ!!
【まとめ】キウイの変色に注意して、美味しく安全に食べよう!
今回はキウイの賞味期限、キウイが変色するとどうなるのか、腐ったキウイを食べた時の対処法について紹介しました。
色の変化によっては、まだ食べられる物・絶対食べてはいけないものもあります。
追熟させようとして腐らせてしまわないように注意してくださいね!
キウイは追熟前後で賞味期限や保存方法が異なるので、状態を見極めて保存したり食べたりしましょう。