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きゅうりは柔らかいと腐っている?腐るとどう変化するか、日持ちや賞味期限も!

きゅうりってつい買っちゃうけど、日持ちがしないから困るな。

腐ると臭いや色にはどんな変化があるんだろう……。

できるだけ上手に保存できる方法があれば良いんだけど。

きゅうりは腐るとさまざまな変化が出るから分かりやすいよ。

安全に美味しく食べるためにも、腐ったきゅうりの見分け方を学んでおこう。

常温で放置する以外にも、賢く保存して長い間きゅうりを楽しみたいね。

この記事でわかること

  • きゅうりが腐ると臭いや色にどんな変化が現れるのか
  • きゅうりの賞味期限と上手な保存方法
  • 美味しいきゅうりの見分け方
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もくじ

きゅうりが腐ると臭いはどうなる?色の見分け方や腐ったサインは?

購入してすぐに食べる場合は良いですが、長時間放置してしまうと腐りが心配になるきゅうり。

特に夏場は浅漬けや冷やし中華の具として準備したは良いものの、結局使い切れずに余ってしまった……というケースも珍しくありません。

スーパーではエアコンの効いた売り場に保管されていますが、家庭のキッチンでは熱がこもり、急激に劣化が進んでしまう場合も。

まずは今あるきゅうりが食べられるのか、はたまた腐ってしまっているのかを判断するため、劣化したきゅうりの見分け方を学んでいきましょう。

また、腐るにつれて味にも変化が現れるようになるきゅうり。

腐っていることに気が付かず口にしてしまった場合は、変な味がするためすぐに吐き出せるはずです。

その後は流水で口をすすぎ、ほかのきゅうりの状態も確認しておきましょう。

断面が茶色や黄色になる

きゅうりをカットしたとき、断面が薄緑色であれば新鮮なきゅうりです。

一方で黄ばんでしまっていたり、茶色に変わっていたりする場合は腐り始めの合図。

きゅうり自体を処分するのが一番ですが、どうしても食べる場合はその部分を大きめにカットしましょう。

ネバネバとしたぬめりがある

新鮮なきゅうりはみずみずしく、触ってもツルツルとしているのが特徴です。

一方で表面がぬるっとしている場合は、既に腐り始めている証拠。

カットした断面だけでなく全体的に劣化している可能性が高いため、食べるのはやめましょう。

実がふにゃふにゃで柔らかい

きゅうりの表面が何だかふにゃふにゃとしていて柔らかい場合は、内部だけでなく外側まで腐敗が進んできていると思われます。

掴んだ拍子に潰れることも多いため、廃棄する際は取り扱いに注意しましょう。

中がゼリーのような透明の状態になる

表面が柔らかくなったきゅうりは、中身が白から透明に変わります。

水分が抜けゼリー状のぬるぬるした物体となるため、絶対に口にしてはいけません。

ツンとする臭いがする

きゅうりの腐敗が進むと、全体的にツンとして酸っぱいような臭いがしてきます。

もしも見た目にそれほど変化がなくても、臭いに違和感を覚える場合は食べるのを避けましょう。

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白い汁が出ている

きゅうりの成分がにじみ出して白い汁が出てきてしまうと、少し口にしただけでも危険です。

一目で食べられないことが分かりますが、幼い子どもが誤って食べてしまわないよう注意しましょう。

糸を引いている

腐敗が進むと次第にきゅうりがぬるぬるとし、糸を引くようになります

臭いもかなりきつく、冷蔵庫の中がしばらく臭いまま……というケースも珍しくありません。

白カビが生える

きゅうりに白カビが生えてきたら、食べるのはもちろん素手で触れるのもNGです。

ビニール袋などに腐ったきゅうりを入れたら、カビの胞子が飛ばないようしっかりと密封してから廃棄しましょう。

また、明らかにきゅうりが腐っている場合は分かりやすいですが、新鮮なものでも保管状態によってカビが生えることがあります

ヘタやお尻の部分に白いカビが生えていないかどうかチェックし、もし確認できた場合は安全のため廃棄することをおすすめします。

味が酸っぱいけれど食べれるのはセーフ?

これまでは、きゅうりの見た目から腐っているかどうか見極める方法をご紹介しました。

しかし、中にはまったく問題がないように見えて、実は傷んでいた……というものも存在します。

いかに見た目では分からなくても、味に変化があることがほとんど。

続いて、一口食べて「酸っぱい」と感じたきゅうりはどうすれば良いのか見てみましょう。

食中毒になる根本的な原因とは

どんな食品であっても、通常時と比べて「酸っぱい」と感じるものは傷んでいると見て良いでしょう。

しかしきゅうりの場合、畑から獲ってきたばかりでも稀に酸っぱさを感じるものがあります

これは適切な収穫時期を過ぎてしまい、きゅうりが熟しすぎてしまったから

食べても問題ありませんが、味や風味は劣るでしょう。

また、そうでない場合の酸っぱいきゅうりは、既に劣化が進んでいます。

通常野菜から食中毒になるケースはそれほど多くありませんが、加熱せずに食べるきゅうりのような野菜であれば症状が出る場合があります。

以下の点に注意し、これから食べる野菜が安全かどうか確認しながら調理してくださいね。

野菜で食中毒になる主な原因

  • 野菜そのものが劣化している
  • 保管期限を大幅に過ぎてから食べている
  • よく洗わずに食べている
  • 汚れた手で触っている
  • 他の食品から食中毒菌が移ってしまっている

きゅうりの場合、「漬物にしたから大丈夫」といって何日も冷蔵庫で保管している方も多いでしょう。

しかし日数の経過はもちろん、使用済みの箸を容れ物に入れたり、容器が密閉できていなかったりすると劣化が進みやすくなります。

野菜を使った料理はできるだけ早く消費し、健康に被害が出ないよう心がけましょう。

下痢を引き起こすリスクがある

きゅうりをはじめとする野菜で食中毒になると、最初に現れるのは下痢や吐き気・嘔吐などの消化管症状です。

症状が進むと血便が出たり、高熱に苦しんだりすることも。

状態が怪しいきゅうりを万が一食べてしまった場合は、その後数日間は何らかの症状が出ないかどうか確認し続けてください。

下痢や嘔吐のある場合は水分を多めに取り、なるべく早く医療機関を受診しましょう

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賞味期限や保存期間の目安日数は?

続いて、きゅうりをできるだけ長持ちさせるための上手な保存方法と、目安となる日数をご紹介します。

きゅうりに明確な賞味期限はありませんが、これはすなわち「保存状態が期間の長さを決める」ということ。

まとめて買う場合は特に、最後まで美味しく食べられるよう保存状態を見なおしてみてくださいね。

常温で放置した場合の日にち

きゅうりはなんと体積の95%以上を水分が占めているといわれています。

その分傷みも早く、常温で置いておくとあっという間に劣化してしまうため注意しましょう。

特に部屋が暑くなりがちな夏場は、たった1日でシナシナになってしまうことも……。

うっかり冷蔵庫に入れ忘れてしまったきゅうりは、食べる直前まで氷水に漬けておくとパリッとした食感を取り戻せますよ。

冷蔵庫で保存できる期間

冷蔵庫での保存は、きゅうりをむき出しにしているか、ビニール袋やラップで覆っているかで保存期間が大きく変わります。

買ったときのままビニール袋で保存したり、1本ずつラップで小分けしたりする場合は、3~4日ほど新鮮な状態が保てるでしょう。

一方でむき出しのまま冷蔵庫に入れてしまうと、水分の蒸発スピードが速く、たった1日でふにゃふにゃになってしまいます

きゅうりは冷凍できる?

劣化しやすいきゅうりは、購入後とにかく早く食べなくては……と考えている方も多いはず。

しかし、ほかの野菜と同じくきゅうりも冷凍保管が可能です。

まずは表面の汚れを洗って水気をしっかりと切り、1本ずつピッタリとラップで包み冷凍しましょう。

この状態であれば、なんと約1ヶ月は保存可能に

食べる際は流水で解凍し、水分をたっぷり含んだ個性的な食感を楽しみましょう。

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塩もみ・酢の物・ぬか漬けなどの保存時間

きゅうりを使ったメニューを作り置きしておきたい……という場合、それぞれのメニューでどれくらいの期間保存できるのか気になりますね。

今回はきゅうりの代表的なメニューである塩もみ・酢の物・ぬか漬けの3種類を見てみましょう。

きゅうりのメニューと保存期間

  • きゅうりの塩もみ:冷蔵庫で3~4日
  • きゅうりの酢の物:冷蔵庫で3~4日
  • きゅうりのぬか漬け:ぬか床から取り出したその日中

塩もみや酢の物にすると長持ちするイメージがありますが、どちらも通常のきゅうりを保存する場合と日数が変わらないことが分かりました。

薄くカットした後のきゅうりは空気に触れる断面が広くなり、その分劣化が早く進みます。

また、きゅうりだけでなくタコやワカメなどの入った酢の物の場合はさらに短く、1~2日程度で食べきるのが良いでしょう

そして自分好みの塩加減に調整できるぬか漬けですが、ぬか床から出した後はすぐに食べきりましょう。

その日食べる分だけを取り出し、少量ずつ楽しむのがおすすめです。

お弁当に入れても大丈夫?

ちくわにきゅうりを刺したり、塩昆布と混ぜて和え物にしたりとお弁当に彩を添えてくれるきゅうり。

保冷バッグで持ち運ぶ場合などは良いですが、そのままであれば夏場のお弁当に入れるのは避けましょう

きゅうり単体では問題がなくても、ほかの食材と触れ合った面から劣化が進んでしまう場合も……。

近年は春や秋でも気温の高い日が増えてきているため、保冷剤と共に保冷バッグに入れて持ち運ぶことをおすすめします。

美味しいきゅうりはどんな特徴がある?理由と判断基準をご紹介

続いて、購入する段階から新鮮で美味しいきゅうりを選ぶための判断基準を見ていきましょう。

美味しいきゅうりの見分け方

まず、スーパーや八百屋さんに売っているきゅうりを選ぶときは、以下のポイントに注意しましょう。

美味しいきゅうりの見分け方

  • とげが尖っていて、凸凹としているもの
  • 太すぎないもの
  • ずっしりと重たいもの
  • 緑が濃いもの
  • 始めから終わりまで太さが一定のもの

こんなきゅうりは腐ってない!まだ食べられるきゅうりの特徴

上記のような美味しいきゅうりのポイントに当てはまらないどころか、一見腐ってしまったのでは……と思いがちなきゅうりも存在します。

しかし、中には捨てるにはまだ早く、調理法によってはまだまだ美味しく食べられるものも。

「傷んでいるか怪しい」と思われるポイントを確認し、最後まで美味しくきゅうりを味わいましょう。

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断面が白くなったきゅうり

断面が白くなったきゅうりは、鮮度が落ちてきた証拠です。

新鮮な状態と比べると味が落ちてしまっていますが、漬物など味の濃い料理に使用する場合はそれほど気にならないでしょう。

きゅうりは水分が蒸発すると白くなってしまうため、カット済みのものはなるべく早く使い切ったり、断面をピッタリと密封して保存するなどの工夫を心がけてくださいね。

きゅうりの中身がスカスカしている

ぎっしり実が詰まっているものが想像しやすいきゅうりですが、いざ切ってみると穴が開いていてスカスカだった……という経験のある方も多いのではないでしょうか。

これは購入後の保存方法や劣化ではなく、「栽培環境」が原因となっている場合が多く見られます。

同じくウリ科のスイカやトマトも、スカスカの状態になってしまう可能性があるのです。

栽培中に日照不足や高温故の水分不足に陥ると、見た目には分からなくても中身がスカスカしたきゅうりとなってしまいかねません。

これらに当たった場合は、先ほどと同じく漬物等に加工して食べるのがおすすめですよ。

苦いきゅうり

きゅうりが苦い場合、考えられるのが「クルルビタシン」という苦み成分によるものです。

新鮮なきゅうりにも微量ながら含まれている成分ですが、個体によってが含有量に大きな差が現れ、食べた瞬間に苦みを感じるほどのものも出てしまいます。

栽培中の気候や肥料の量、水分不足などの条件が揃うとクルルビタシンが多量に生成されてしまうきゅうり。

仮に苦みの強いきゅうりに当たった場合は、無理せずに食べるのを控える方が良いでしょう。

クルルビタシンを口にしたからといっても、微量であれば健康上問題はありません

しかし大量に摂取すると腹痛や下痢を引き起こすほか、食中毒のような症状が出る場合も

きゅうりのほかにもズッキーニやカボチャ、メロンなどの野菜もクルルビタシンによる苦みに注意しておくと安心です。

赤い部分がある

きゅうりはほとんどが水分でできているため、急激に冷やしたり長期間冷たい場所に置いたりしていると身が赤くなる場合があります。

これは人間でいう「凍傷」のような状態にあたり、きゅうりの水分や繊維が劣化し始めているサイン

早めに食べる分には問題ないため、発見したらすぐに使い切ってしまいましょう。

味や食感は新鮮なものに比べ多少劣るため、濃い味付けで食べるのがおすすめです。

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どちらも届いたらすぐに氷水で冷やし、そのままかぶりついてみてはいかがでしょうか。

きゅうり ウェーブスライサー

薄く切るのが難しいきゅうりですが、このようなスライサーがあると便利です。

手を傷つけることもなく、均一なきゅうりスライスが簡単にできますよ。

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【まとめ】きゅうりが腐るとさまざまな変化が!正しく保存した新鮮で安全なきゅうりを食べよう

きゅうりが腐ると見た目や臭い、味などさまざまな変化が現れます

少しでも「おかしい」と感じたきゅうりは食べず、残ったきゅうりが傷んでいないかどうかチェックしてくださいね。

きゅうりを購入した後は3~4日を目安に食べきり、長期間保存しないようにしましょう。

また、一見傷んでいるように見えても、実はまだ食べられる状態であることも……。

今回ご紹介した見分け方を参考に、旬のきゅうりを安全に美味しく食べてみてくださいね。

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