ししゃもは偽物(カペリン)が主流なの?本物との違いや見分け方、値段も

ご飯のお供やおかず、お酒のお供など色々な場面で私達の食卓に何度も顔を出すシシャモ。
ですがそのシシャモ、実は殆どがシシャモではないようです!驚きですね!
では、ししゃもは偽物を一般的には食べているのでしょうか?また本物との違いや見分け方も気になりますね!
そのため今回は、ししゃもは偽物(カペリン)が主流なの?本物との違いや見分け方、値段やうまい楽天の通販もご紹介します!^^

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スーパーのししゃもは大半が偽物のししゃも(カペリン)で主流なの?

出典:http://himonoya-yamajin.jp/?pid=27355665

スーパーで売っているシシャモと言えば、干した物が10匹位入って数100円と安く手に入る、そんな庶民派の魚と言ったイメージですよね。

ですが、その庶民派のシシャモ、実は偽物なんです!

正しくはカペリンという魚


出典:http://qq2q.biz/Fdz3

じゃあ、スーパーでシシャモと呼ばれているのは何て言う魚?

スーパーで売られているのは、カペリン又はカラフトシシャモという名前の別の魚です。

カペリンはししゃもとは別の魚ですが、全く別物かと言うと、そういう訳でもありません。

ししゃもとカペリンがキュウリウオ科というのは同じです。同じネコ科でもライオンとネコ、イヌ科だとイヌとオオカミ、そんな考え方です。

キュウリウオ科のししゃもとカラフトシシャモ、言うなれば彼らは遠い親戚です。

ししゃもの流通量は僅か10%未満

大半がカペリンです。では、ししゃもはどれ位出回っているのか?

それは何と僅か10%未満

売られているししゃもの90%以上はカペリンです。そのため、カペリンをししゃもと思い込んでいる消費者は多く、本物のししゃもを口にした事ある人は少ないです。

不条理ですが問題はないです!

出典: http://qq2q.biz/Fdz6

ししゃもじゃない魚を、しゃもとして市場に販売するのは法律的にいかがな物か?

そう思いたくなる人も居るかも知れませんが、食品関係の法律上、実は問題はありません。

外来種の魚の場合、高級品と間違われないよう和名で記載して市場に出せば、問題はありません。

つまり、カペリンの和名である、カラフトシシャモという名称で、販売すれば何ら法律には引っ掛かりません。

クルマエビの代用がウシエビ(ブラックタイガー)というのは有名な話ですね。ししゃもとカラフトシシャモも同じ話です。

本物のししゃもが取って代わられた理由は?

出典:http://himonoya-yamajin.jp/?pid=27355665

市場に出回る本家のししゃもは、僅か10%未満とかなり少なく貴重です。

当然、漁獲量が少ないので貴重になりました。漁獲量が少ないのには幾つか理由があります。

本家ししゃもの生息地は1ヵ所だけ!

カペリンは極北海域辺りの海に生息しています。具体的に地名を上げると、北東大西洋のノルウェー海、グリーンランド沿岸辺り。北太平洋では韓国の辺り。

因みに日本では、オホーツク海沿岸に生息しています。こんな感じで、カペリンの生息地は割と範囲が広いです。

対して本家ししゃもの生息地は、北海道の太平洋沿岸のみです!

その為、本家のししゃもは日本固有の魚、北海道むかわ町の町魚と言われています。

これだけ生息地の数が違うと、当然漁獲量にも差が出てきます。

本家ししゃもの漁獲量は制限されている

生息地の数が違うのはもちろんですが、カペリンと本家のししゃもでは根本的に獲れる量が違います。

カペリンは年間で何百万トンも漁獲する事ができます。因みにこの漁獲量、世界で4番目に多いと言われています。それだけ多く漁獲されるカペリンに対し、本家ししゃもは年間1300トン位の漁獲量と言われています。

これだけ少ないと貴重にもなりますよね。こんなに漁獲量が少ないのには、実は理由があります。

コンクリートの場所が増え、産卵場所が減少して生態系が乱れてきたというのもありますが、最大の理由は獲れる量が決まっているからです。カペリンの輸入が現在のように主流になる前、本家のししゃもは乱獲されていました。

その事でししゃもの漁獲量が減少し、1番少ない時は年間何百トン、何トンしか漁獲するされない時期もありました。

このままでは本家のししゃもが絶滅してしまう、その危機感から、漁獲量を制限する定量制になりました。

しかしながら、代用品であるカペリンの方も乱獲による絶滅が危惧されているため、現在は漁獲量に制限がかかっているそうです。

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ししゃもの本物と偽物の違いは?

 


出典:http://athrun.info/spirinchus-lanceolatus-1237

ししゃもとして、深く私たちの生活に浸透してきたカペリンですが、何がどう違うのでしょうか?

ししゃもの本物と偽物の違い1:原産地

本物と偽物を見分けるには、まず原産地に注目して見て下さい。生息地の所で紹介しましたが、本物のししゃもは日本固有の魚なので、日本以外では漁獲できません。

偽物のししゃも、カペリンは殆どが輸入のため、原産地が日本でない場合が多いです。

原産地に注目して日本と記載されていなければ、それは確実に本物のししゃもではありません。

ししゃもの本物と偽物の違い2:見た目

姿形は似ていますが、こうして2つ並べてよく見てみると全然違いますね。

本物は目や口が小さく、ウロコが粗いです。全長は最大で10cm位と小さめです。対して偽物は、目や口が大きく、ウロコが細かいです。

全長も最大で20cmと本物より大きめです。色も、本物は少し赤みがかっていたり鮮やかですが、偽物の方は銀色が濃いですね。

ししゃもの本物と偽物の違い3:値段

本物は漁獲量が少なく非常に貴重なので、偽物と値段に差が出てきます。

まず偽物は、10匹位入って数100円と安く買い求めやすい値段です。

しかし、これが本物になると同じ数で1000円単位にまで跳ね上がります!

しかも、本物はオスとメスの違いでも値段が変わります。

オスが10匹で1000円~2000円位ですが、メスは少し値上がって3000円~4000円位です。これだけ高いと、本物は中々食卓には姿を現せませんね。

楽天だとかなりお買い得に売られています☆

ししゃもの本物と偽物の違い4:味

本物と偽物、やっぱり味が違います!

本物の方が味が濃くて濃厚です。

特にオスは身が締まっていて、濃厚です。

更に、メスは旬の中でも味に違いが出てきます。旬の前半は卵が未熟なため、身に脂が乗って濃厚な味です。旬の半ばは、脂が抜けてあっさりしています。そして旬の最後は、卵に栄養が殆んど貯まっているので甘みや旨みが強いです。

偽物はどうでしょう?もちろん美味しいです。

しかし、本物より脂の乗りが少なく、全体的にあっさりしています。そして、いつ食べても味に変化はありません。

ししゃもの本物と偽物の違い5:香り

本物は焼くと、偽物より豊かな香りが漂います。何とも言えない、芳香で濃密な香りがするそうです。

ししゃもの本物と偽物の違い6:生態系

本物と偽物では、そもそも生態系が違います。

海水魚である偽物は沿岸部の浅い海域で群れを作ります。そして産卵期に波打ち際に大量に集まり、産卵します。

一方、遡河回遊魚である本物は産卵時期になると、海から河を上り、河床で産卵します。

これは鮭や鰻と同じ生態になります。本物の方が身が締まっているのは、河を上る事が理由です。

しかし、どうして本物が北海道むかわ町近辺の太平洋沿岸のみでしか回遊しないのかは、未だに謎だそうです。生息地以外にも、本物の生態系はまだ謎の部分が多いそうです。

本物のししゃもを食べるには?

出典: http://blog.goo.ne.jp/yoshikawasuisan02/e/c5162434588b755aae2c6a0386c6ced6

旬を狙う

干物は1年中出回っているので、百貨店のような高級スーパーの売場にあります。

しかし、鮮魚となると時期が限られてきます。本物のししゃもの旬は、10月~11月半ばの秋頃です。

鮮魚はこの旬の時期にしか食べられません。確実に食べるなら、旬に北海道に行くのがおすすめです。

北海道では飲食店で秋メニューとして、ししゃもの料理が沢山あるそうです。

北海道物産展など、北海道関連のイベントに行ってみるのもおすすめです。北海道の物産展に行った事がありますが、干物でしたが本物のししゃもが販売されていました。

旬まで待てない!そんな方には通販がおすすめ☆

そんな方にはこちらのししゃもをおすすめします。

カペリンではなく、本物の味を堪能して見て下さい☆

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ししゃもの楽天通販の人気を紹介☆

傷ありの訳あり子持ちシシャモ 1kg

こちらはカペリンです☆
これだけあれば満足間違いなしです!^^
リピーター多数!少し身は小ぶりかもしれませんが、お腹には卵がぎっしり詰まっていて、食感を楽しめます。
冷凍なので、保存も便利です。

大盛り子持ちシシャモフライ 400g×2袋

こちらはカペリンのフライですね☆
食べた瞬間薄い衣がサクッ、ジュワッと鳴ります。そして、その中にはぎっしり詰まった卵がプチプチ、フワフワ。色々な食感が味覚を刺激して、楽しませてくれます。
少し大きくて食べ応えもあるので、満足感も得られます!

北海道産ししゃも オスメス込み40尾

肉厚で味の濃い本物のししゃも。
食べた事ない人も魅了して、何度でも食べたくなる味です。オスとメス、あなたはどちらが好み?

 

まとめ

そうなんです。いつも食べているシシャモは、カペリンという名前の別の魚なのです。
騙された!と思うかも知れませんが、ししゃもを絶滅させないという、考えの結果です。
まぁ美味しいので全然良いですよね笑
本物のししゃもを食べる機会が巡った時は、大事な魚なんだ、と味を噛み締めて食べたいですね^^

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