体調がすぐれない時など身体に負担の少なく消化の良いものが食べたくなりますよね☆
数ある食べ物の中でそうめんは消化が良いのでしょうか?その理由も気になりますよね!
もくじ
そうめんは消化は良い?悪い?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/421847?title=素麺
そうめんは細くて柔らかく、脂肪が少なく薄味でさっぱりとしていてスルッと食べることができるので、体調のすぐれない時などに適した消化の良い食べ物なんです。
昔からそうめんは、暑い夏に食べるものとしてのイメージが強いと思います。
実際、夏バテし体力が低下して食欲があまりない場合でも、そうめんならスルッと食べることができるので、食べる方も多いと思います。
それは、理にかなった夏にうってつけの食べ方だったということなんですね。
では、なぜそうめんが消化に良いとされるのかその理由には、どのようなものがあるかというと…
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という感じです。
では、そうめんが消化に良いとされる理由を順にご説明します。
脂肪が少なく柔らかい
そうめんは脂肪が少なく食感が柔らかいので、身体や胃に負担をかけることなく消化することができるため、消化が良い食べ物になります。
脂肪は読んで字のごとく、見るからにこってりしていていかにも消化に悪いと感じると思います。
その感覚はその通りで、脂肪…つまり油を消化するには、時間が必要になります。
こってりした料理を食べた時の腹持ちの良さを想像すると合点がいくと思います。
ですので、脂肪が少ないということは、それだけ早く消化することができるということになるんです。
また、そうめんは、しっかりと茹でることで食感が柔らかくなるので消化も良くなり、体力の落ちた場合でも容易に噛んで小さくして食べることができるようになります。
この点、うどんも同様に脂肪が少なく柔らかいので、そうめん以外で消化に良いと言われる食べ物に挙げられているんです。
そうめんは乾麺なのでうどんに比べると少し固く消化に悪いという意見もありますが、しっかり茹でることで柔らかいそうめんが食べられますし、体力の落ちている状態では太いうどんより細いそうめんの方が食べやすいという面もありますしね。
薄味でさっぱりしている
薄味でさっぱりしているので、胃腸を刺激せず、過剰分泌による膵臓の機能低下を招かないため、そうめんは消化に良いんです。
味付けが濃いということは、刺激のある香辛料や塩コショウなどを多く使用しているということです。
香辛料などを多量に使用し濃い味付けをしてしまうと、胃腸を強く刺激してしまいます。
この刺激が適量を超えてしまうと、消化液が過剰分泌されてしまいます。
そうなると消化酵素を出して消化を助ける機能を行う膵臓の働きが低下してしまい、かえって消化が悪くなってしまうんです。
ですので、薄味でさっぱりしているものは消化に良いんです。
実際、医療機関に入院した時は食事は薄味のものが多く、身体に負担をかけない消化の良い食べ物が出てきますよね。
…元気になってくると物足りなくなってしまいますが…。
刺激物は確かに消化を助けてくれますが、体調のすぐれない時はできるだけ薄味で刺激の少ないものをチョイスするようにしてくださいね。
温かいにゅうめんにした場合
冷たいそうめんでもしっかり噛むことで消化は良いですが、体調のすぐれない時などは、そうめんを温かいにゅうめんにして食べると、内臓が温められ血行もよくなり身体が温まるので、消化の際の負担がより軽減されます。
一方で注意しなければいけないこともあります。
そうめんのほとんどが乾麺の状態で販売されているため、加工の時に麺と麺が引っ付かないように油が使用されています。
また、塩分が乾麺100グラム当たり約4グラムあります。
それらのほとんどは茹でるときに茹で汁に流れるので、塩分・脂肪はによる消化への影響は少ないですが、塩分・脂肪は消化には良くないので、茹でたあとはしっかりとそうめんを流水で洗い流すようにしてくださいね。
また、そうめんを茹でた際のゆで汁には、当然のことですがその油分や塩分が含まれているので、茹で汁は使用しないようにしてください。
さらに、そうめんは細くて柔らかくつるっとしているので、しっかり噛まずすぐに飲み込んでしまいそうになりますが、しっかりと嚙んでくださいね。
このしっかりと嚙むことでより良く消化できるということは、そうめんだけでなく、他の食材・食べ物にも通じることですので、忘れずしっかり噛みましょう!
そうめんは消化の時間はどれぐらい?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2874474?title=冷やしそうめん
そうめんの消化の時間はそうめん100グラムの場合、約3時間ほどで消化され、その後に排出されます。
そうめんは炭水化物でできていて、その炭水化物はタンパク質や脂肪など他の栄養素に比べると消化速度が早いのが特徴です。
ですので、そうめんは他の食材・食べ物に比べると消化の時間が、100グラムあたり約3時間と早いです。
ですが、その時間はあくまで目安にですので、そうめんの調理方法や食べ合わせなどの要因で当然、消化にかかる時間が変化します。
例えば、冷たいそうめんより温かいにゅうめんにしたり、そうめんを細かく刻んだり、薄い味付けにしたり、お出汁にとろみをつけたりなどの工夫をすることで、食べやすく弱った胃腸への負担をより軽減し消化の時間を早くすることも可能です。
そうめんといえば、天ぷらや揚げ物をトッピングして食べるととっても美味しい!…ですが、油は消化に時間がかかるので、体調のすぐれない時などは消化を良くするために、天ぷらや揚げ物をそうめんと一緒に食べることは避けた方が良いです・・・美味しいんですけどね・・・
うどんや蕎麦の消化と比較すると?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/755780?title=コシのあるうどんと蕎麦
うどんや蕎麦の消化の時間とそうめんの消化の時間を比較すると、そうめんの方が消化に時間がかかります。
そうめん・うどん・蕎麦がそれぞれ消化するのに必要な時間はというと・・・
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以上が、そうめん・うどん・蕎麦100グラムあたり、それぞれ消化するのに必要な時間となっています。
そうめんは蕎麦より時間がかかり、うどんとは同じくらいか少し早いといった感じです。
蕎麦がそうめんより早く消化できる理由は、蕎麦にはでんぷんが多く含まれていて、このでんぷんは胃に留まる時間が短いのが特徴ですので、蕎麦はそうめんより消化が早くなるというわけです。
また、蕎麦のつなぎに使われる食材が少ないほど消化が良くなります。
では、うどんはそうめんと同じく小麦粉・水・塩でできているにもかかわらず、太いうどんと細いそうめんが同じような時間になるのは、乾麺を除くとうどんは油が使用されておらず、太いため咀嚼回数が増えることによる唾液の分泌により消化が早くなり、そうめんと大差ない結果となっているんです。
消化によい具材を選ぶ
出典:https://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_9196.html
そうめんと同じで消化に良いとされている具材は、ほうれん草、人参、じゃがいも、卵、鶏ささみ、豆腐などです。
そうめんだけでは栄養のバランスが偏ってしまうので、これらの具材を入れることで、消化も良く偏りを補うことができます。
そのような場合に、次のポイントをおさえておくとよいですよ!
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順にご説明すると・・・
たんぱく質やビタミンなどの栄養素を含むもの
たんぱく質やビタミンなどの栄養素を多く含む食材を選びましょう。
タンパク質は、筋肉や内臓など身体を構成するのに必須の栄養素ですし、ビタミンも同様に疲労回復など必須の栄養素です。
ですので、そうめん単体ではなく、これらを一緒に摂ることで身体のためにもなります。
ちなみに、たんぱく質やビタミンなどを多く含む食材といえば、卵、肉、豆、野菜、果物などです。
その中でも消化に良いものは、半熟たまご、茶わん蒸し、鶏ささみ肉、脂肪の少ない赤身肉、豆腐、豆乳、ほうれん草、人参、じゃがいも、りんご、バナナなどになります。
そうめんと一緒に調理して食べるもよし、それだけで食べても消化が良いのでおすすめですよ。
食物繊維や脂肪が少ないもの
食物繊維は胃で消化されず、脂肪は胃に長時間とどまるので消化に時間がかかるので、避けるようにしましょう。
食物繊維は胃腸で消化吸収されないため便秘予防になり、また、血糖値上昇の抑制・コレステロール低下など多くのメリットがありますが、胃腸で消化吸収されません。
脂肪は先にご説明しましたが、吸収するのに時間を要します。
ですので、体調のすぐれない時や食欲のない時は、食物繊維や脂肪の少ないものを選んでいただくと消化の良い食事につながりますよ。
ちなみに、繊維の多いものといえば、ごぼう、れんこん、オクラ、さつまいも、きのこ類、海藻類などで、脂肪の多いものといえば、ハム、ソーセージ、脂身の多い肉、揚げ物などがあります。
そうめんの美味しい食べ方・レシピ
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1692445?title=七夕そうめん
そうめんの美味しい食べ方・レシピをご紹介すると・・・
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このような食べ方・レシピがあります。
では、順にご紹介します。
そうめん
出典:https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/6636/
そうめんといえば、外すことができないのがこの冷たくてどんどん食べることができるそうめんです。
材料と作り方は・・・
☆材料(2人分)
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☆作り方
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と、なります。
お好みで薬味を変えたり、てんぷらなどをトッピングするとより美味しくなりますよ。
ふわふわ卵のかき玉にゅうめん
出典:https://www.kurashiru.com/recipes/47f5e82b-fc75-4b05-8fe6-e8a6e2569b7a
食欲のない時や風邪気味の時に心と身体に染みわたる優しさが嬉しいふわふわ卵のかき玉にゅうめんです。
材料と作り方はというと以下のようになります。
☆材料(1人分)
・つゆ
・トッピング
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☆作り方
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めんつゆを使って手軽に作れ、好みでアレンジすることもできるのが嬉しいですね。
柔らかく煮込んだにゅうめんはは消化が良いのでおすすめですよ。
豚しゃぶおろしぶっかけそうめん
出典:https://www.kurashiru.com/recipes/278cb276-453a-433d-aaec-ccaa8a27860d
夏バテしている時、スタミナをつけたい時におすすめの豚しゃぶおろしぶっかけそうめんです。
さっぱりとした食べ応えのある一品です。
材料・作り方はこちらになります。
☆材料(1人分)
・つゆ
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☆作り方
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めんつゆはご使用のもので水の分量が変動しますので、お好みで調整して下さい。
また、しゃぶしゃぶ用の豚肉は火が通りやすいですが、しっかり火を通っていることを確認してからお湯から上げて下さい。
めんつゆがなければ、ポン酢でも美味しく食べられますよ。
そうめんの美味しい通販のおすすめ☆
手延べ麺専門店 かも手の麺の「訳あり手延べそうめん4キロ」です。
少し量が多く感じると思いますが、いろいろな料理に使えアレンジは無限大!
1300年受け継がれてきた伝統の技で作られた味をぜひご賞味ください。
そうめん発祥の地、奈良県三輪の「七色そうめん」です。
カラフルな色彩が目を引き、七色ぞれぞれの風味が味わえます。
お祝い事や七夕行事にもオススメ!七色そうめんはお子様も大喜びすることまちがいなしっ!
紀州南高梅を生地に練りこんだ風味豊かな味わいが楽しめる「紀州梅そうめん」。
暑い夏はさっぱりといただきたいですよね。夏バテ防止にも一役買ってくれるかも!
紀州梅そうめんでエネルギーチャージしてみては!
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夏にむしょうに食べたくなるとっても美味しいそうめん。消化も良いので、夏バテした時や疲れている時などに食べて元気に過ごしましょう!