「長期保存が効く野菜」というイメージが強い玉ねぎですが、消費期限や賞味期限、保存期間は実際、どうなっているんでしょうか。
また腐るとどうなるのかも気になりますね。
そのため今回は「玉ねぎの消費期限や賞味期限、保存期間!腐るとどうなるか、どんな状態なら食べれるか」をご紹介します^^
もくじ
玉ねぎの消費期限や賞味期限、保存期間は?
出典:https://pixabay.com/ja/photos/タマネギ-野菜-食品-健康-1397037/
そもそも玉ねぎの消費期限・賞味期限および保存期間は、その保存方法によって異なり、多くの方が行っている常温保存であれば約2ヶ月となります。
常温保存
玉ねぎの基本的な保存方法であり、最も適している保存方法は常温保存で、この常温保存で玉ねぎを保存した場合の消費期限・賞味期限および保存期間は、最長で2ヶ月となります。
常温保存の際の具体的な方法としては・・・
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という2通りの保存方法があります。
どちらの保存方法もとても簡単で便利な方法ですので、ケースバイケースで使い分けると良いでしょう。
なお、常温保存で玉ねぎを保存する場合のポイントは、吊るすのであればミカンのネットやストッキングなどを使い湿気防止のために1個ずつ結び目を入れ、カゴに入れる場合であれば、同じく湿気防止のために1個ずつ新聞紙に包むということが大切です。
この一手間をかけてあげると、言わずもがなより保存状態が良くなるので、惜しまずに行うようにして下さいね。
しかし、この玉ねぎの常温保存も万能ではなく例外があり、夏の暑い時期の場合や、新玉ねぎの場合は冷蔵保存する方が良いです。
まず、夏の時期ですが、夏は湿気が高いため、湿気が苦手な玉ねぎを常温保存するには不向きの季節になります。
他方、新玉ねぎの場合、新玉ねぎは水分が多く傷みやすいという特徴がありますので、こちらも常温保存が不向きなんです。
ですので、これらの場合は、常温保存ではなく冷蔵保存するようにしましょう。
では次に、冷蔵・冷凍保存について、それぞれ見ていきます。
冷蔵保存
玉ねぎを冷蔵保存する際は、野菜室ではなく冷蔵室に保存するのがベターであり、この場合の消費期限・賞味期限および保存期間は、通常のものなら約1ヶ月、新玉ねぎ・赤玉ねぎであれば1週間ほどとなります。
玉ねぎを野菜室ではなく冷蔵室で保存する方が良い理由は、既述したように玉ねぎは湿気を嫌う野菜で、野菜室の湿度は驚くことになんと90%前後と「これでもか」というくらいに高いため、玉ねぎの保存場所としては良くないからなんです。
玉ねぎにとってみれば野菜室で保存されるというのは、まさに拷問を受けているのと同じと言っても過言ではないですね。
このことから玉ねぎを冷蔵保存する際の保存方法は、玉ねぎを1つずつ新聞紙で包んでポリ袋に入れ、軽く口を閉め(固く閉めると密閉され、蒸れてしまうことで傷みやすくなる)て、冷蔵室で保存するようにしましょう。
ちなみに、玉ねぎ丸ごと1個ではなくすでにカット済みのものの場合は3~4日日持ちしますが、切り口の部分から徐々に乾燥してくるので、それを防ぐためにサランラップに包んで保存し、極力早く食べることを心掛けるようにして下さいね。
冷凍保存
玉ねぎの冷凍保存方法は調理法によって変わるんですが、消費期限・賞味期限および保存期間は、いずれも1ヶ月以内が目安となります。
また、すぐに調理できるよう、あらかじめみじん切りや薄切りなどに切ってから保存すると便利なんですよ。
そんな冷凍保存での玉ねぎの保存方法はというと・・・
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となります。
玉ねぎの冷凍保存の際のポイントとしては、霜が付くことを防ぐために、しっかりと水気を取り、保存袋の中の空気を可能な限り抜く、薄く平らにして保存するの3つになります。
どのポイントを怠っても冷凍保存は上手く出来ませんので、それぞれの工程をしっかりと行うようにして下さいね。
なお、冷凍保存のバリエーションとして、カットせずに丸ごと冷凍する方法、もしくは、一度加熱してから冷凍するという方法もあります。
玉ねぎをまるごと冷凍すると、お肉の付けだれやソース、ドレッシングなどに使う際に便利なほか、すり下ろす際に目に染みにくいというメリットもあるんですよ。
ただ、解凍後に切って使うという場合には、凍ったまま切るのは硬く非常に困難ですので不向きです。
一度、過熱してから冷凍するという場合は、カット済みのものを保存する際と同じ手順でOKなほか、言わずもがなすでに火が通っているので、調理の際の時間短縮になるというメリットがあります。
どちらの方法もとても便利で簡単ですので、調理法によって自在に使い分けることのできる「冷凍保存マスター」を目指しましょう。
玉ねぎは腐るとどうなる?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3274085?title=玉葱
玉ねぎが腐るとどうなってしまうのかというと・・・
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などが挙げられます。
それぞれ順に解説すると・・・
強烈な臭いがする
これは玉ねぎだけではなく多くの食品に見られる現象ですが、腐るとまるで卵が腐っているかのような強烈な臭いを発します。
そもそも玉ねぎには元来独特な臭いがあるんですが、腐ってしまった場合はその元の臭いとドッキングし、何とも言えない臭いを放つんですよ。
また、それと同時に溶けたような外見となり、皮が柔らかくなることから触った時にぶよぶよとした触感のため、非常に崩れやすくなったりするのも特徴です。
このような状態になってしまうと当然ながら食べることはできません(食べようと思う方はいらっしゃらないと思いますが・・・)ので、問答無用ですぐにゴミ箱に捨ててしまいましょう。
頭の部分に芽が伸びる
玉ねぎの頭の部分に芽が伸びるというこの症状は玉ねぎが自身の栄養素や風味を吸収することで起きるものとされており、チューリップの葉っぱのような芽が伸びるのが特徴です。
なお、玉ねぎの頭の部分に芽が伸びてしまった状態であっても、必ずしも腐っているという訳ではなく、伸びているのが少しだけであればそれはただ単に栄養素や風味が吸収されてしまっているだけですので、多少味は落ちるものの問題なく食べることができるんですよ。
ですが、これに加えて上でご紹介したような強烈な臭いや、その外見がしわしわになっているようなら、その際はアントニオ猪木さんの言葉である「道」の一説「迷わず行けよ、行けば判るさ」に習い(?)、迷わず破棄するようにして下さいね。
色が茶色になる
出典:https://gourmet-note.jp/posts/2922
玉ねぎの色が茶色になるという症状が出ている場合もやはり腐っており、中でも腐敗病・芯腐り病・傷みが進んでいる証拠になります。
というのも、本来、皮を剥いた状態の玉ねぎは当然ながら白いんですが、これらの症状が進行すると次第に変色していき、茶色になってしまうんですよ。
これが全体ではなく「一部分のみ」であれば、その部分を取り除くことで問題なく食べることができるんですが、「色が変わってるのを食べるのは何か嫌だな」という方は、やはり潔く捨ててしまうことをオススメします。
なお、これは状態に関係なく腐ってしまった玉ねぎ全体に当てはまることなんですが、腐ったものをそのままにしてしまうと腐った部分に繁殖した腐敗菌が他のものにも伝染してしまい、結果的に腐ってしまいますので、ここまでご紹介したような状態のものを見つけたら、「1個だけだから大丈夫だろう」と安易に考えず、すぐに処分するようにして下さいね。
玉ねぎはどんな状態ならまだ食べれる?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3153126?title=玉ねぎ%202個
ここまで腐った玉ねぎの状態について書いてきましたが、実は一見腐っているように見えても「その部分を取り除けばまだ食べられる」というケースがあり、それがどんな状態の場合なのかというと・・・
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などが挙げられます。
では、それぞれ順に解説すると・・・
1部分だけが変色している
既述したように、玉ねぎの皮を剥いた時、茶色くなっているのが1部分だけであれば、その部分を取り除くことで問題なく食べられます。
ですが、「いや、食べられるかもしれないけど何か見た目が気持ち悪いし、お腹を下したりするかもしれないじゃないか」という方は、やはり安全面を考えて破棄した方が良いでしょう。
「捨ててしまうのはもったいないから」と無理をして食べて、その後、体調を崩してしまっては元も子もありませんからね。
1部分だけが柔らかい
玉ねぎを触った時に1部分だけ柔らかいという場合は、あくまでも「柔らかい部分が一部分」で、また、「異臭がしていない」場合のみ、その一部分を取り除けば食べられます。
ですが、当然ながら柔らかい部分が広範囲に及んでいたり、異臭がしている場合には食べられませんので、もしもすでにそうなってしまっている場合は、やはり後々のことを考えて躊躇なく破棄するのが望ましいと言えるでしょう。
真ん中だけが変色している
これに関しては、外見に変化は無くてもカットした際に玉ねぎの真ん中の芯の部分が変色している場合を指すんですが、やはりこの場合もその部分を取り除くことで問題なく食べられます。
ですが、これもある意味、体調の急変と隣り合わせですので、「俺/私は腸が弱くてお腹を下しやすいんだ」という方は、もちろん食べずにそのままゴミ箱にINするのがベターですよ。
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常温が最適なものの冷蔵・冷凍など保存方法によって違う玉ねぎの消費・賞味期限および保存期間。
腐らせないためにも、正しい方法で保存しましょう。
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