ウミタナゴはスズキの仲間でスーパーでも釣りでもよく見にする魚です。
ウミタナゴって刺身で食べられるの?どんな味?さばき方や食べ方も知りたい!
釣りで新鮮なウミタナゴが食べたら最高ですよね。刺身にした場合のさばき方や食べ方など解説していきますね。
さらにウミタナゴを釣るときのおすすめの餌も紹介します!
もくじ
ウミタナゴの刺身の味!食べれる?
ウミタナゴの確かな知識を持っていないと、安全だとはわかっていてもいざ食べる時になると不安になりますよね。
ウミタナゴについて解説していきます。
ウミタナゴの刺身の味って?
ウミタナゴは白身魚で、刺身にしても基本的には淡白であっさりとした味です。
ウミタナゴの旬は水温が低下する冬から春にかけてです。
旬のものは味もしっかりしていて深い味わいと甘味を楽しむことができ、食べた人にはブリやタイよりも美味しいという人もいるようです。
よく「特徴がない」「旨みがうすい」「脂ものっていない」という話を聞きますが、おそらく旬のものではなかったり釣ってから時間のたったウミタナゴを刺身にしてしまったのでしょう。
また、お腹に子供を持った状態のウミタナゴは子供に栄養を分け与えているため親のウミタナゴの味は落ちてしまいます。
しかし、その分お腹の子供には栄養がたっぷりあり「魚本来の味+イカの塩辛の味」のような美味しさがあるようです。
鮮度が落ちるのがとても早いので釣ってからすぐ食べるようにしましょう。
釣りをする人だけが楽しめる美味しさですね。
ウミタナゴの刺身の食感
ウミタナゴは身に水分が多い魚です。
なので、刺身にしてもその水分の多さから活きのいい刺身特有のコリコリ感はあまりありません。
身が柔らかく口の中でとろけるいう刺身にしては珍しい食感ですね。
そのままでも柔らかいということなので、旬のものならばダシに漬け込んでから丼ものにするのもいいのではないでしょうか。
ウミタナゴの刺身の臭い
ウミタナゴはそこまで臭いのある魚ではないようです。港や磯で釣れる魚なので磯臭さがあるくらいでしょうか。
しかしその代わりに風味も少なくなっているようです。
ウミタナゴは刺身の味は、どの魚の味に似てる?
ウミタナゴはコイの仲間である「タナゴ」に「体型が」似ているのでウミタナゴと呼ばれています。
しかし、ウミタナゴはコイではなくスズキの仲間なので味がタナゴに似ているわけではないのです。
美味しいコイ科の刺身は食感もしっかりしていて鯛に似た味のようです。
対してウミタナゴはスズキに似ているが、スズキほどクセはなくより繊細な味となっています。
ウミタナゴの刺身の食べ方
出典:http://latesjp11.seesaa.net/article/191403518.html
ウミタナゴの刺身は旬のものでなかったりすると味が薄いのですが、それでも美味しくいただこうと各地で工夫された料理や食べ方が生まれています。
ウミタナゴの食べ方を4つ紹介をしていきます。
紫蘇とわさびで食べる
紫蘇の上にウミタナゴの刺身を乗せてわさびも少し乗せくるんでから醤油につけて食べます。
生臭さが苦手な人にはオススメです。
また、紫蘇には食欲や消化を増進させる働きや、鮮度の落ちやすい刺身を細菌や腐敗から守る殺菌効果もあります。
これからの夏、食中毒を予防するのに効果的です。
紫蘇自体の旬も初夏や夏にかけてとまさにこれからでビタミンCやカルシウムなどの栄養素も豊富なため付け合せの紫蘇でも残すのは勿体無いと言えるでしょう。
ちなみにマナーとしても紫蘇と一緒に刺身を食べるのが正しいとか・・・。
ナメロウ(みそたたき)にする
味の薄い身を美味しくいただく食べ方で有名なのがこのナメロウ(みそたたき)です。
身を三枚おろしにして骨などを取り除き、味噌やねぎと一緒にトントンと細かくたたいた料理で、イワシなどもこのみそたたきにされることがあるようです。
たこわさに近い見た目をしています。
アイヌ料理のチタタプみたいですね^^
あちらは柔らかい骨まで一緒にたたくそうなので少し違いますが^^;
塩を振る
水分が多い身なので塩を振ると水分が抜けて身がしまり日持ちも良くなります。
また味の方はというと、塩を振る事でタンパク質の分解が促進されて旨味成分がアップします。
そして、本来醤油との相性がそこまで良いとは言えない白身魚の味も、塩を振って味がついているためよく馴染みます。
塩を振る前にキッチンペーパーで水分を吸収して塩を振ったあとは冷蔵庫で寝かすとよいでしょう。
昆布で締める
昆布締めにすると、余計な水分が抜ける上に昆布の旨みが刺身に移り、普通の刺身とは違う味わいになります。
もともと淡白な身の白身魚とは相性が良いのですが、特に水分が多く味が薄くなりがちなウミタナゴにはピッタリの料理法です。
また水分が抜けるので普通の刺身よりも長持ちします。
稚魚も食べる
お腹に子供を抱えたウミタナゴは珍しくなく、その子供を新鮮な内に食べるか塩と酒で漬け込むかして食べるととても美味しく酒の肴にピッタリの珍味です!
ウミタナゴのさばき方
ウミタナゴはその水分量の多さからさばく時も身が崩れないよう注意が必要です。
では画像で見ていきましょう。
ウミタナゴのさばき方①
まず身を洗ったらウロコを取りましょう。
胸ビレや腹ビレの近くはウロコが残りやすいので気をつけてください。
ウミタナゴのさばき方②
次は胸ビレとお腹のヒレに沿って包丁を入れて頭を落としてしまいましょう。
頭を落としたら内蔵も取り除いてください。
ウミタナゴのさばき方③
次は3枚におろしていきます。
お腹と背中側から包丁を入れて切り込みます。このとき尾の方にはまだ包丁は入れないようにします。
その後尾の方から頭の方へ包丁を入れて切り離し残しておいた尾の部分も切り離します。
これを両面で行うと3枚におろすことができます。
ウミタナゴのさばき方4
3枚におろした後は腹骨(あばら骨のように並んでいるあの骨です)と皮が残っているので取り除きましょう。
ウミタナゴの刺身の完成
あとは、そぎ切りにしてから盛り付けて完成です!
ウミタナゴの刺身を食べる際の寄生虫の危険は?
ウミタナゴの刺身を食べる際の寄生虫って気になりますよね。
他の刺身でも寄生虫の被害をよく聞きますがもちろんウミタナゴも例外ではありません。
ウミタナゴの寄生虫1 ウオノエ
ウオノエは魚の口の中やヒレなどにへばりついているダンゴムシのような寄生虫です。
わりと大きい寄生虫なので見ればすぐわかります。
人が食べても特に危険は無いとのことですが、何があるかはわかりませんので食べないに越したことはないでしょう。
ウミタナゴの寄生虫2 アニサキス
アニサキスは、透明のミミズのような見た目をしていて魚の内臓などに寄生しています。
食べてしまうと激しい腹痛に襲われて救急車で運ばれるような事態にもなりますので大変です!また2回目以降は感染してしまうとアレルギー反応まで引き起こしてしまいます。
これらの寄生虫特に話題になったアニサキスですがスーパーなどに並んでいるものはしっかり処理してあります。
釣った魚を自分でさばく場合は気をつけましょう。
アニサキスは包丁で切られたり歯で噛まれたりすると死ぬので、上の方で紹介したなめろうのように細かく刻んで調理すれば最悪の結果は免れます。
しっかりとした知識をつけてからさばいて食べましょう。
ウミタナゴを釣る時の通販のおすすめの餌・グッズも紹介
ウミタナゴを釣るときの餌やグッズを紹介します。
気になるものがあればクリックしてみてください。
冷凍エサ オリジナル 生オキアミ(約3kg)
|
ウミタナゴの主流のエサのオキアミです!
ウミタナゴはすぐにエサをとってしまうので、エサのつけ方を調べてうまく釣ってやりましょう!
またイソメが苦手な人も、これならエビっぽいので大丈夫ではないでしょうか?
マルキュー パワーイソメ (太) L 青イソメ ワーム
|
・長さ:約11cm
・内容量:15本入り
食い、見た目ともにイソメ並み。扱いやすさはイソメ以上の生分解性くわせエサ。
波止・堤防、砂浜、釣り公園での投げ・ブッコミ・ミャク・ブラクリ釣りにぴったり!
フルーティな香りつきでニオイを気にせず安心して使えます。保存がラクな常温タイプ。
オーナー OH海タナゴ糸付 白 (海水糸付針)
|
ウミタナゴ用の針です!
針は多めに用意しておきましょう。
まとめ+関連記事
ウミタナゴの刺身の味は美味しい刺身です。
魚をさばいて食べるのなら魚のさばき方や料理の仕方、また寄生虫などの気をつける点は知っておきましょう。
これからの魚釣りとおいしい刺身が楽しめますね。