3月から旬を迎えるもずく。健康食品の代表格ですね。では、もずくの食べ過ぎたらどうなるでしょうか?実は便秘になるらしいですよ。気になりますね!
そのため今回は、「もずくの食べ過ぎたら便秘・下痢になる?デメリットとメリット、効果や栄養、食べ方も」をご紹介します!^^
もくじ
もずくの食べ過ぎるとどうなる?デメリットは?
素晴らしい健康食品ですが、食べ過ぎはいけません。
デメリットは、ずばり2つあります。
食べ過ぎによる消化不良
基本的にダイエットに効果がありますが、食べ過ぎてしまうと、食物繊維の影響で便秘や下痢の原因になるんです。
これはもずくそのものによる原因と、もずく酢に使用されているお酢にも原因があります。
お酢は、アルコール発酵が進んだものであるため、適量摂取なら副交感神経を刺激するだけで済むのですが、
摂り過ぎてしまうと下痢や便秘を引き起こす原因となってしまうのです。
逆に、もずくは豊富な食物繊維が体内で膨張することで満腹感があり、
食べ過ぎも予防すると言われています。そのため、ダイエット効果を狙うなら、食前や食事の最初のほうに食べるのがおすすめですよ。
ヨードのとりすぎによる甲状腺疾患
もずくをはじめ、昆布やひじき、わかめなどの海藻類には甲状腺ホルモンの主原料となる
「ヨウ素 (ヨード)」が豊富に含まれています。
そのため、ヨウ素を含む食品は健康に良いのですが、
一日に甲状腺ホルモンを作るのに必要なヨウ素の量は、成人で0.095mg (上限3mg)と決まっています。
これ以上摂取してしまうと、甲状腺肥大や甲状腺ホルモンの異常など甲状腺疾患を誘発させる原因となります。
もずく酢に含まれるヨウ素の量は、もずく酢1パック80gだった場合、
およそ1.2mgとなります。もし3パック食べてしまった場合、
一日のヨウ素摂取量をオーバーしてしまうことになります。
もずくの効果は?
もずくには食物繊維が含まれているからといっても、
もずくだけでは不足してしまいます。外に排出されにくくなり便秘になるからです。
食事の量が減ると水分摂取量も減ることも、便秘を招く要因です。
整腸作用
もずくが便秘に効果的と言われている理由の一つが、
もずくに含まれるフコイダンという成分の働きによるもの。
フコイダンはぬるぬるしたぬめりが特徴で、もずくのほかにも、めかぶや昆布などにも含まれています。
もずくには、フコイダンが多く含まれています。
フコイダンにはさまざまな美容・健康効果が期待できるとされていますが、
腸内環境を整え、便秘の解消をしてくれる働きがあるのです。
フコイダンは善玉菌のエサとなり、
腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やす作用があるのです。
また、水溶性食物繊維であるフコイダンは、
水分を抱え込み腸をゆっくり移動し便意を催す働きや、便の硬さを調節し、便秘や下痢を改善する効果も期待できます。
さらに、ピロリ菌から内臓を守ってくれる働きもあります。
腸内環境がよくなれば、便秘の解消にもなるし、
免疫力がアップしてアレルギーになりにくくなったり、病気にもかかりにくくなります。
ただし、先ほども述べたように、水溶性食物繊維であるフコイダンは、消化に時間がかかります。そのため、食べ過ぎたり、
整腸作用が低かったりする場合は消化不良を起こしやすいです。
1日あたりのもずく摂取量の上限は200gとされていますので、
市販のもずくであれば1日2パック程度を目安に摂るといいでしょう。
また、消化不良を起こさないためにも水分をしっかり摂りましょう。
美容効果
もずくを適切に食べることで、腸内環境がよくなり、
肌荒れが改善されるなど美容効果も期待できます。
さらに、炭水化物をはじめ、βカロチンやビタミンB群、
ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、リン、ヨウ素、鉄など
多くの栄養素が含まれています。水分保持力が高く、
抗酸化作用も高いフコイダンは、美肌や美髪効果が期待できます。
もずくの栄養は?
もずくはカロリーが低くこんにゃくや野菜の様に
不溶性食物繊維(セルロース・ペプチド)を含んでいるので、
腸の中に溜まった老廃物をスムーズに排出させます。
さらに水溶性の食物繊維である 「フコイダン」には、
免疫力を高める作用と酢との相互作用により、大腸菌O-157やピロリ菌を 抑えるので 、
健康を促進させます。 その他もずくには
良質のタンパク質(必須アミノ酸8種を含む16種のアミノ酸)や、フコキサンチン (もずく色素) EPA、カルシウム、鉄分等、
人の健康に必要な栄養成分がバランスよく含まれています。
塩もずくは、塩抜きの時、水に長く漬けると、
もずくのうま味成分であるアミノ酸やビタミン、ミネラル等の栄養分が約4割流失します。
もずくの賞味期限
冷蔵(3℃以下)で30日間、小分けして冷凍保存すれば180日間はおいしくいただけます。
また、再冷凍しても風味はあまり変わりません。
塩もずくと生もずくの違いは?栄養値は?
生もずく解凍は、塩着け(塩分20%~25%)していませんから、
海水塩分(4%~5%)が簡単に抜けます。
塩もずくの場合は賞味期限が約半年~10ヶ月と長いので、たくさん買いたい人におすすめ!
「食べる分だけ塩抜き」をするよう小分けすると良いですよ。
もずく塩抜き方法
- 塩漬もずくとボールを準備します。
- 召し上がる分量のもずくをボールに入れ、たっぷりと水を注ぎます。
- 十分に水に浸った状態のもずくに塩を入れ、20分から30分置きます。
※1Lの水に対し、大さじ1杯の塩をいれることで塩抜きが簡単にできます。 - 塩抜き後、軽く水で流してください。(ぬめりは残します)少量試食して塩辛くなければ塩抜き完了です。
- 塩抜き後は冷蔵庫に保管し、早めにお召し上がりください。
なお、3月から5月ごろがピークとなります。
スーパーなどでは一年中“もずく”が並んでいますが
実はあのもずく達は収穫期に収穫してきたもずくを
一旦“塩漬け”にして冷蔵保存し、必要な分だけ塩抜きして販売されているのです。
収穫してきたもずくに定量の塩をいれ、
機械で撹拌し数日間タンクで寝かしてからプラスチックの一斗缶に入れていくのが一般的です。
塩の量が多いものは常温保存が可能で沖縄の空港や
お土産店などで常温で販売されている塩漬けもずくは塩が多めに入っており、
塩抜きにやや時間のかかるもずくです。
冷蔵で販売されている塩漬けもずくは塩の量が少なく、
塩抜きも比較的簡単に行えます。(塩がきついともずくが溶けてしまう為、
冷蔵販売されているもずくの方が生のもずくに近いです!)
ネット販売でもずくを購入する際には、常温か冷蔵か是非チェックしてから購入しましょう♪
慣れたらとっても簡単ですので、是非“塩漬け”もずくを自宅で塩抜きをして美味しい状態でもずくを食してみてくださいね(^^)
もずくの食べ方のおすすめは?
簡単もずく酢 2~3人分
※下準備にだし汁を30㏄用意して冷ましておく。
- 塩抜きしたもずくをおよそ40g用意。
- すし酢(甘味料入り)を大さじ2、だし汁(冷ましたたもの)大さじ1入れて混ぜる。
- 小鉢に分け、お好みできゅうりの細切り少々とスライスレモン1/4カットをのせる。
もずくは、お酢の味付け以外にも色んな調理法があります。
海藻類なのでお味噌汁やお吸い物、そばやうどんなど温かい料理にも合うんです。
奄美の居酒屋メニューではもずくの天ぷらが大人気!
お酢が苦手な方でも、調理法によっておいしくいただけます。
もずくの楽天のおすすめ☆
塩抜き不要で冷凍可能な超便利商品。沖縄産の太もずくだから食べ応え十分、つまり、お腹がふくれて、ダイエット効果も高そう!お中元など贈物にしたら喜ばれますね。
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普通のもずくに飽きた人はこちらを。一般に出回らない青森産の岩もずく。海女さんが素潜りして獲ってきた天然のもずくなので、シャキシャキ感が「半端ないって」! 養殖とは比べ物になりませんよ
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健康食品のもずく。でも食べ方を間違えると大変なことに!これを読んでバッチリです。あのシャキシャキ感、食べたくなりますね^^