8月が旬の野菜や果物って何があるの?魚も一年中スーパーで買えるので、いつが旬か分からないですよね。旬なものは美味しさも栄養もアップするので、できれば旬に食べたいです。
そのため今回は、「8月の旬の食べ物一覧!野菜や魚や果物・フルーツ等、食べ頃の食材!」をご紹介します!^^
8月の旬の野菜
出典:http://ur0.biz/S8B5
- きゅうり
- トマト
- なす
- ピーマン
- とうもろこし
- 高原レタス
- セロリ
- いんげん
- えだまめ
- おくら
- さやいんげん
- ししとう
- しそ(大葉)
- ニラ(花ニラ)
- ズッキーニ
- ゴーヤ
- 冬瓜
- 夕顔
- パプリカ
- かぼちゃ
- さといも
- モロエイヤ
- みょうが
- 新生姜
- 青とうがらし
- 葉唐辛子
- つるむらさき
- じゅんさい
- にんにく
- あしたば
きゅうり
夏野菜の定番の「きゅうり」です。旬は6~9月にかけて収穫ができます。そして旬のきゅうりはビタミンCが2倍くらい増え、価格もグンと下がりますので、浅漬けやぬか漬け、サラダに重宝しますね。
きゅうりは95%が水分の野菜なので、夏の火照った身体を冷やしたり、水分補給をしたり、夏にピッタリの野菜です。乾燥しやすい野菜ですので、新聞紙やラップに包み、野菜室で保存すると日持ちします。
ビタミンCや水分が豊富ですが、ギネスでは「栄養がない野菜、1番」の記録になっています。
家庭菜園でも簡単に栽培できるので、プランターなどで育てた経験がある方はお分かりでしょうが、新鮮なきゅうりの見分け方は、表面のトゲトゲがたくさんある物がよいです、触ると痛いほどです。
■きゅうりの品種や種類
- ブルーム:表面に白く粉をふく
- ブルームレス:表面に粉がふかないように改良
- ラリーノ:表面にトゲもイボもない
- 白キュウリ:白いきゅうり
トマト
トマトの旬は6~8月頃です。美味しいトマトの見分け方は、丸みがあって重さもある物です。完熟したトマトはビニール袋に入れて野菜室へ、まだ硬く青いトマトは熟すまで常温保存が向いています。
今ではビニールハウスで1年中栽培していますが、昔は日本の気候が合わず栽培が難しかったようです。今では高温多湿の日本に適した品種に改良されています。
とは言っても本来トマトは高温多湿が苦手な野菜ですので、春~初夏のトマトの方が、糖度も栄養価も高くなります。
■トマトの品種や種類
- 桃太郎:皮が薄く甘みがある
(現在の市場にはこの桃色系の品種が多い) - フルーツトマト:土の水分や塩分を高める
- 塩トマト:土壌の塩分濃度が高い干拓地で栽培される高糖度のトマト
(このトマトの旬は3月頃が旬となります)
ナス(茄子)
ナス(茄子)も夏野菜の代表です。旬は7~9月です。和食、洋食、中華とどんな料理にも適しているので、食卓に上ることが多い野菜ですね。新鮮なナスの見分け方は、ヘタに切れ目がなく茶色くなっていない物がよいです。
「秋茄子は嫁に食わすな」を聞いたことがあると思います。「身体を冷やすから・美味しいから」など所説ありますが、9月頃のナスは、実がしまり種が少ないので、とても美味しいナスが収穫されます。
日本では「なす」といえば紫ですが、原産のインドや東南アジアでは白いナスが一般的です。ナスを英語ではエッグプラントと言うのもうなずけますね。
種類も形も豊富なナス、面長、丸型、長卵型、長なす、小茄子など様々です。日本では高知県、熊本県、福岡県など暖かい地方による栽培が上位を占めています。
■ナスの品種と種類
- ミズナス
- ベイナス
- 長なす
- 丸ナス
- 賀茂なす
ピーマン
ピーマンの旬は6~8月です。ビタミンA、C、カロテン、ポリフェノール(クエルシトリン)など豊富な栄養が含まれています。ピーマンは緑色と思っている方がほとんどですが、実は、緑色のピーマンは未熟な状態で、完熟すると赤や黄色、だいだい色になります。
美味しく新鮮なピーマンの見分け方は、肉厚でつやがある物がよいです。乾燥に弱いので、新聞紙やビニール袋に入れて野菜室で保存してください。
そして驚くことに、ピーマンとパプリカの違いを断定できる定義はないのです。同じナス科のトウガラシ種であり、実の厚みや味で区別しています。イメージとしての種分けは、「ピーマンは緑で小ぶり」「パプリカは肉厚で大きい」ですね。
■ピーマンの種類や品種(ピーマン寄りの品種)
- ジャンボピーマン:普通より大きい
- 京みどり:細長い
- カラーピーマン
- グリーンパプリカ
- ホワイトピーマン
- バナナピーマン
パプリカ
パプリカの旬は6~8月頃です。国内ではビニールハウスで栽培されることが多いので、通年出回っています。ですが旬のパプリカは栄養が高く味もよいです。ピーマンとは同種類な野菜です。
パプリカはピーマンより甘味があり、苦みも少ない品種です。また色がカラフルなので、その分栄養価が増えます。
オレンジと赤色には、カロテンが30倍で、ビタミンも2~4倍以上、葉酸も増加します。
栄養価で言えば、ピーマンよりパプリカが高いですが、ご家庭の消費で比べると、パプリカが低いように感じます。こんなにたくさんの栄養成分が増えるパプリカをもっと食べてみてはいかがでしょうか?
■パプリカの種類や品種
- 赤パプリカ
- 黄色パプリカ
- オレンジパプリカ
- フルーツパプリカ
- ミニパプリカ
とうもろこし(スイートコーン)
トウモロコシの旬は6~8月です。収穫されたとたんに鮮度が落ち、糖分がデンプンに変化して甘味が薄れていきます。ですから、もぎたてが一番美味しいんです。ですから買ったらすぐに茹でてラップに包み、冷めたら冷蔵庫か冷凍庫で保存してください。
寒暖差が大きい地域で栽培した方が美味しいので、日本では北海道の収穫量が40%を占めます。
トウモロコシの栄養成分は、炭水化物、リノール酸、オレイン酸、ビタミンB、食物繊維、カロテン、葉酸、カリウム、マグネシウムなどたくさんの成分が含まれています。
■トウモロコシの品種や種類
- スイートコーン:甘味が強い
- バイカラー:白と黄色の粒が混ざっている
- ゴールデンコーン:濃い黄色の粒
- ピュアホワイト:とても甘く白い粒、生のまま食べられる
- ベビーコーン:(ヤングコーン)若取りされるトウモロコシ
レタス
夏に旬を迎えるのはレタスです。レタスは暑さに弱いので一般的には涼しい時期の4~8月、11~12月です。新鮮さを見分ける方法は、玉レタスの場合、巻きがゆるく、切り口が白くみずみずしい物、葉レタスなどは、緑が鮮やかでシャキッとしている物を選ぶとよいでしょう。
涼しい気候が適しているので、長野県、茨城県、群馬県などの生産がさかんです。
レタスは乾燥に弱いので、濡れた新聞紙などに包むか、霧吹きで水をかけてからビニール袋に入れて野菜室で保存します。またレタスの向きもに持ちに影響しますので、切り口を下にして保存してください。
■レタスの調理方法
切る前に洗う!包丁を使わず、手でちぎる!
レタスにはポリフェノールが含んでいて、包丁で切ると細胞から染み出たポリフェノールが空気に触れて茶色に変色します。包丁で切ったレタスはその日のうちに食べてしまいましょう。
いっぽう手でちぎると、細胞があまり破壊されないので、変色が少なくできます。繊維に沿って縦にさくとより効果的です。
そして栄養が逃げないように、レタスを切る前に洗いましょう。
■レタスの種類と品種
- 玉レタス:一般的にレタスと言われる物
- サラダ菜:柔らかい葉
- サニーレタス:葉先が赤紫で縮れている
- リーフレタス:葉先が細かく縮れた物がよい。
- グリーンリーフ:(グリーンカール)葉先がヒラヒラ、肉巻きに使える
- サンチュ:日本名は掻きチシャ(かきちしゃ)と呼ばれる、お馴染みの焼き肉を巻いて食べるレタスです。
緑の濃い種類にはβカロテンが多く含まれます。どの品種も涼しい時期や地域が適しています。
セロリ
セロリの旬は地域により異なります。6~10月頃は長野産のセロリが旬を迎えます。冬と春は静岡産が多く出回り、春と秋は全国各地で生産されます。国内生産シェアを占めているのは長野県、静岡県です。
鮮度の見分け方は、葉の緑色が鮮やかで、茎にハリがあってみずみずしい物、古くなると黄色っぽくなってきます。
保存方法は、買ってきたらすぐに、茎と葉を切り分けます。それぞれをビニール袋に入れて野菜室で保存してください。小さく切って冷凍も可能ですが、食感が失われます。
セロリの栄養成分は、カリウムが多く含まれるため高血圧に効果があります。また筋肉のけいれんを予防してくれます。
特徴的な香りの成分は「アピイン」です。イライラした精神を安定させてくれます。
■セロリの種類と品種
- コーネル:一般的なセロリ
- ミニセロリ:やや小ぶりで茎が緑色
- ホワイトセロリ:三つ葉のように茎が細く白い
- サラダセロリ(スプラウト):若い苗で出荷
- キンツァイ:スープセロリ、香が強くスープや臭い消しにも使われる
いんげん(さやいんげん)
いんげんの旬は6~9月頃です。成熟させて「いんげん豆」を収穫する物と、若取りしてさやごと食べる「さやいんげん」があります。成長が早いので、1年に3回も収穫することができます。
緑が鮮やかな方が新鮮です。また実は細い方が柔らかく、筋も柔らかいです。古くなると、黄色や茶色くなってきて、ハリもなくなりクニャクニャしてきます。乾燥しやすいので、ビニール袋に入れて野菜室で保存してください。
夏に嬉しい有効成分βカロテンが豊富です。体内でビタミンAに変化し皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。またカリウムやミネラルも含んでいます。
■いんげんの品種や種類
- ドジョウインゲン:一般的なサヤインゲン、見た目がドジョウに似ている
- サーベルいんげん:細く緑色が濃い、筋が少ない
- 黄インゲン:サヤも中も黄色、癖のない味
- 紫インゲン:表面は濃い紫、中は緑。塩を入れて茹でないと色が抜ける
- ドイツ豆:外来種、適度な歯ざわり
- モロッコインゲン:やや平たく大きい
名前が似ていて間違えそうなのが、「きぬさや、さやえんどう」ではないでしょうか?「きぬさや」は平たいサヤで4~5cmくらいで、お味噌汁や茹でて食べたり、スナップエンドウなどはサラダにもできますね。きぬさやは3月頃に旬を迎えます。
枝豆
枝豆(えだまめ)の旬は6~8月頃です。夏のビールのお供の定番ですね。「えだまめ」は枝のまま流通することが多かったため「枝豆」と呼ばれるようになりましたが、枝豆は未成熟なまま収穫し食べます。成熟すると「大豆」が収穫できます。
生産量ランキングでは、千葉県、北海道、埼玉と続きます。銘柄で有名なだだちゃ豆は山形県鶴岡市と新潟県黒崎市、黒豆枝豆は京都の丹波が特産です。
大豆は畑のお肉とも言われるように、とても栄養価が高い野菜です。枝豆にはタンパク質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分など多く含まれます。
そのタンパク質のメオチンは、アルコールの分解と肝臓を助け、二日酔いを抑える働きもあるので、ビールのお供に最適ですね。
■美味しい枝豆の選び方
- できれば枝付きの物を買いましょう
- さやがふっくらして実が詰まっている
- 枝豆の産毛がびっしり生えている
- 葉の青さや新鮮さも見分けるコツです、葉が新鮮ならば実も新鮮です。
- 茶色の物はNG
■枝豆の種類と品種
- 枝豆:一般的なえだまめ
- だだちゃ豆:オルニチンが多く含まれる
- 丹波黒大豆枝豆
- 甘露
おくら
オクラの旬は6~9月頃です。アフリカが原産のオクラは英語で「okra」オクラとは英語だったのです。多くの野菜と同じくオクラも若い実を食べます。成熟させると硬くなり、種が詰まった丸いサヤになります。
夏バテ防止に効果的な成分が含むオクラは、日持ちしないので、なるべく早く食べてしまいましょう。鉄が多く含まれるので、小傷が黒くなることがありますが、シャキッとしていれば問題ないです。
大きすぎない方が、柔らかく美味しいです。日持ちしないので、乾燥と低温を防ぐため、新聞紙などに包んで野菜室に保存し、なるべく早くたべてください。
ネバネバ野菜のオクラの栄養成分は、ムチン、ペクチン、ガラクタン、アラバン、βカロテン、カリウム、カルシウム、など小さなオクラにたくさんの栄養が含まれています。夏バテにも効果のあるポリフェノールまで含まれています。
■オクラの種類と品種
- オクラ:一般的なオクラ、7~10cmくらい
- 島オクラ:沖縄、八丈島などで生産、20cmになる
- 紅オクラ:表面が赤紫、中身は白緑
- ミニオクラ:若取りのオクラ
- ダビデ:(ダビデの星)星型で太くずん胴
ししとう
ししとうの旬は6~8月頃です。現在はビニールハウスで栽培されるので、1年中出回ってはいますが、初夏から夏にかけて収穫される「ししとう」は栄養が増え、とても美味しいです。また疲労回復や抗酸化作用もあるので、暑い夏におすすめです。
しし唐は甘唐辛子の一種で、ピーマンやパプリカと同じトウガラシ部類です。「ししとう」は辛くない品種ですが、栽培環境によりまれに辛い「ししとう」もあるようです。
鮮度を見分ける方法は、鮮やかな緑色、ハリがある、柔らかく弾力がある、ヘタ(切り口)が干からびたり茶色く変色していない物、小さい物。
保存方法は、低温が苦手なので、新聞紙などに包んで野菜室に入れるか、常温保存で、早めに食べてください。
甘唐辛子に含まれる栄養は、ビタミンC、E、カロテン、などが多くふくまれ、動脈硬化、心筋梗塞、美肌に作用する成分です。
■ししとうなどの辛くない唐辛子
- ししとう:一般的なししとう
- ひもとうがらし:奈良の伝統野菜、細長い
- 伏見とうがらし:(伏見甘)独特な風味と甘さ
- 甘とう美人:栽培しやすく改良、柔らかくクセがない
しそ(大葉)
しそ(大葉)の旬は5~8月頃です。青いしそは「青しそ」といい薬味やバジルの代わりに料理に使われます。赤い葉のしそは「赤しそ」と呼ばれ梅干しを漬ける時に使います。「赤しそ」にはポリフェノールのアントシアニンが含まれます。
新鮮なしその見分け方は、葉の色が鮮やかでみずみずしい物がよいです。乾燥しやすいので、濡れたペーパーで包むか、茎の方を水に浸し野菜室で保存です。
ニラ(花ニラ)
8月に旬を向かえるニラは「花ニラ」です。一般的なニラとは違い花部分を食べるニラです。また園芸用の花ニラもありますが別品種です。また同じ名前のネギ科のハナニラ科もあるのですが、これも食べられませんので注意が必要ですね。
中国料理によく使われる素材で、炒め物に使われることが多いです。甘味があり、ニラ独特の香りは抑えぎみです。
ズッキーニ
ズッキーニの旬は6~9月頃です。かぼちゃの同種で、油との相性がよく、炒めると栄養素の吸収がアップします。免疫があがるので夏におすすめです。
ズッキーニは見た目より日持ちしませんので、1週間以内に食べるのがよいでしょう。新聞紙などに包んで常温で保存してください。低温に弱いので、冷蔵庫に入れると傷むのが早くなります。
ゴーヤ
ゴーヤの旬は6~8月です。にがうりとも呼ばれます。夏にグリーンカーテンで栽培するので、夏定番の野菜です。
ゴーヤにはビタミンC(76mg)がとても多く含まれます。キウイ(69mg)よりも多く含まれます。また苦みのモモルデシンは胃腸の粘膜を保護し食欲増進する効果があるので、夏バテの身体によいでしょう。
冬瓜
冬瓜の旬は6~9月頃です。夏に収穫されますが、冬まで保存が可能な瓜なので、冬瓜と呼ばれます。身体を冷ます効果があるので、夏の食材に向いています。
冬瓜は約9割が水分ですが、良い成分も含んでいます。抵抗力を高めるビタミンC、塩分を排出するカリウムが含まれ、これは高血圧によいとされています。冬瓜自体の味が薄いので煮物などに適しています。
夕顔
夕顔の旬は7~9月頃です。あまり馴染みのない瓜かもしれませんが、夕顔はかんぴょうの原料となる瓜です。丸い物と冬瓜のように楕円の形をしたものがありますが、かんぴょうにされる夕顔は丸型の「マルユウガオ」です。
名前が似てるので間違いやすいですが、花の朝顔や夜顔とはまったく別な品種でウリ科の仲間です。かんぴょうに加工された夕顔の栄養価は高く、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、葉酸など豊富に含まれます。
かぼちゃ
かぼちゃの収穫時期は5~9月頃です。秋のハロウィンの頃のイメージがありますね。それは収穫した後1~3カ月寝かせた方が甘味が増すからです。なので美味しい時期の旬は、8月頃~となります。
- 日本かぼちゃの特徴は、水分が多く甘みが少ないので、煮崩れしにくい煮物に向いた品種。
(黒皮かぼちゃ、菊かぼちゃ) - 西洋かぼちゃの特徴はホクホクで甘味が強い品種です。
(黒皮栗かぼちゃ、坊ちゃんかぼちゃ、鈴かぼちゃ)
里芋
さといもの旬は8~12月頃です。たくさん品種があるので、夏に出回るのは「石川早生、土垂、セレベス」などです。土の下で成長し親イモの周りに子芋ができてきます。その「さといも」は実は根ではなく茎なのです。
さといもの栄養成分は、カリウム(塩分排出作用)やコレステロールを抑制する成分も含まれます。また「さといも」を触ったときに痒くなる成分は、シュウ酸です。
モロヘイヤ
モロヘイヤの旬は7~9月頃です。モロヘイヤには他の野菜よりはるかに高い栄養成分が含まれています。
- βカロテン:ほうれん草の2倍、抗酸化作用、生活習慣病予防、粘膜保護、免疫アップ
- ビタミンE、C:抗酸化、
- カルシウム
モロヘイヤと名付けたのは、全国モロヘイヤ普及協会の飯森さんです。エジプトの発音に似せて考えられました。正式な和名は「シマツナソ」アラビア語で「mulūkhīya」確かにモロヘイヤですね。
注意が必要なのがモロヘイヤの毒についてです。一般に流通しているモロヘイヤは安心ですが、モロヘイヤの成熟した実には有害な成分が含まれます。自家栽培の場合はくれぐれも注意してください。
みょうが(花みょうが)
みょうがの旬は6~10月頃です。一般的なみょうがは「花みょうが」を指し、根本に出てくる「つぼみ」の部分です。一方「みょうがたけ」というのは、みょうがの若い茎を栽培したものです。「みょうがたけ」は春先に収穫されます。
香が強い香味野菜として、薬味やお吸い物、天ぷらなどの料理に使われます。しかし食べるのは日本人だけということです。
新生姜
新しょうがの旬は初夏の6~8月頃です。新芽なのでみずみずしく、筋もすくないので、甘酢漬けでよく目にします。生のままの新しょうがは、3~4日と日持ちしないので新聞紙などに包みお早めに召し上がってください。
青とうがらし
青とうがらしの旬は7~9月頃です。未熟なとうがらしを収穫したものが「青とうがらし」完熟したとうがらしが「赤とうがらし」です。そのため青とうがらしは辛味が弱いとうがらしです。
食欲増進の効果があるので、夏バテしやすい時期におすすめです。
葉唐辛子
葉唐辛子(葉とうがらし)の旬は8~9月頃です。とうがらしの枝のまま収穫し、葉と唐辛子を一緒に料理して食べます。京都では昔から葉も食べる風習があります。
緑黄色野菜ですので、βカロテン、ビタミンC、またカルシウム、マグネシウムなども含まれます。
葉ものなのですぐに萎びてしまいます。鮮度が落ちやすいので買ったら早めに食べましょう。
つるむらさき
つるむらさきの旬は6~8月です。原種は茎が紫色をしていますが、食用に向いている「つるむらさき」は茎が緑色です。ネバネバ成分が含まれている野菜で食物繊維、カロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
腸内環境を整え、粘膜を保護してくれるので、暑い夏にぜひ食べて頂きたい夏野菜です。
じゅんさい
スイレン科の水草の「じゅんさい」の旬は5~7月頃です。成長すると水面に大きな丸い葉を広げますが、食用には新芽の部分のみ摘み取っていきます。
ゼリーの膜に包まれているじゅんさいは、葉と茎、花のつぼみを食べます。スーパーでは水煮のパック詰めなどが多いですが、旬の時期には緑色をした生のままで販売されることもありますが、生は高価です。さっと湯がいて食べます。
にんにく
にんにくの旬は5~8月頃です。涼しい青森県での栽培が盛んです。滋養強壮、代謝促進、免疫アップなどの薬効があるにんにくです。また「にんにくの芽」は「にんにく」に栄養分を貯めておけるように、花茎を刈り取ったもので食用になります。
5月~6月の収穫間もない「新にんにく」はみずみずしく、とても美味しいです。ずっしりと重く結球が硬いものが美味しいです。表面の皮が赤いのはにんにくの成分なので気にしなくてOKです。
新鮮なにんにくは風通しがよく涼しい場所で保存してください。冷蔵庫に長く保存していると芽が出てしまいます。
あしたば
あしたばの旬は3~9月頃です。成長が早く葉を摘んでもすぐに芽がでるので、長期に渡り収穫できますが、若い新芽が美味しいのは春の3~5月頃ですね。あしたば自体生命力が強く、ビタミン、ミネラルが豊富な薬草として親しまれてきました。
あしたばにはβカロテン、食物繊維、そしてネバネバ成分が含まれ、フラボノイドのカルコンが抗酸化作用と抗ガン作用があると言われています。また「クマリン」にはアルツハイマーの予防で注目されています。
8月の旬の魚
- カジキマグロ
- いわし
- うなぎ
- アナゴ
- 鮎
- いわな
- はも
- アマダイ
- キダイ
- マアジ
- シマアジ
- カレイ
- 舌平目
- かんぱち
- スズキ
- 太刀魚(タチウオ)
- カツオ
- トビウオ
- カワハギ
- ハゼ
カジキマグロ
カジキマグロの旬は6~8月頃です。カジキマグロは凶暴で尖った顎がある大型の魚です。名前にマグロと付きますが、「まぐろ」とは別の種類です。お馴染みの種類は、メカジキ、マカジキですね。
いわし(マイワシ)
マイワシの旬は5~10月頃です。他には、カタクチイワシ、ウルメイワシがいます。どれもニシン科に属します。いわしはそのまま食べる以外にも、煮干し、目刺し、チリメンジャコに加工されます。
種類により旬が異なりますので、カタクリイワシは9~10月、ウルメイワシは12~2月頃となっています。
うなぎ
うなぎの旬は5~8月頃です。養殖もされていますので、年中ありますが、天然のうなぎは8~12月頃に獲れ脂がのって非常に美味しいです。お腹の部分が黄色がかっているのが特徴です。
昔から土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますね。万葉集でもよまれています。土用は年に4回ありますが一般的には夏の土用の丑です。夏の暑い時期を乗り越えるために栄養のあるうなぎを食べる風習が根付きました。
はも(ハモ)
関西でよく食べられている「ハモ」の旬は7~11月頃です。厳密には8月頃に産卵が始まるので、その前がもっとも美味しい時期です。また産卵後は子もなく身が痩せてしまいます。
ハモ切り包丁があるように、ハモには小骨がたくさんあります。だから細かく包丁を入れて料理するんですね。
アナゴ
アナゴの旬は6~8月頃です。うなぎ、ハモに続き「アナゴ」です。この3種は見た目が似ている通り、大きい種では同じになります。見た目が似ているアナゴとうなぎの違いは知っていますか?
アナゴ | うなぎ | |
色 | 薄茶 | 黒 |
生息 | 海 | 海で産卵し遡上 |
背びれ | 尖っている | 丸味がある |
カロリー | コッテリ | さっぱり |
栄養 | ビタミンA | ←の5倍 |
鮎
鮎の旬は6~8月です。資源保護のため禁漁時期が決まっていて11~5月までは獲ることが事が禁じられています。水のきれいな河川に生息します。養殖もされていますが、上流河川の天然鮎には味も思い出もかないません。
水がキレイな鮎は「スイカの香」、水がキレイじゃない場所では「きゅうりの香」です。
縄張り意識が強いので、釣り餌に鮎を使う「友釣り」が有名です。ほとんどの鮎は1年で生涯を終えます。秋になり産卵期になると橙色と黒の婚姻色に変化します。
いわな
いわなの旬は5~7.8月頃です。初夏のいわなが美味しいです。夏でも15℃以下の冷たい水を好みます。鮎よりも寿命が長く5~6年生きます。ニッコウイワナは大きくなり30~80cmにもなります。海と川の両方で成長していきます。
焼いたいわなに熱燗を注ぐ「骨酒」なども有名です。
アマダイ(甘鯛)
アマダイ(甘鯛)の旬は8~10月頃です。アカアタマダイのことを通常アマダイと呼んでいます。他にもシロアマダイやキアマダイなどがアマダイ属です。このアマダイは実は「タイ」ではないのはご存知でしたか?
キダイ
キダイの旬は6~8月頃です。こちらは正真正銘タイ科の仲間です。アマダイとは顔つきが違いますね。レンコンダイとも呼ばれています。マダイよりも味も大きさも小ぶりの魚です。その分市場では安価で手に入れることができます。
キダイは若い頃はメスが多く、成長するとオスが多くなります。何故でしょうか?それは!メスがオスに性転換するからです。驚きますよね!
マアジ
マアジの旬は4~8月頃です。全国的に獲れますが、長崎県、島根県での捕獲量は、全国のほぼ半分を占めます。青魚ですが臭みはほとんどなく、新鮮なマアジは刺身や寿司などに向いています。加熱すると身が締まりやすい魚です。
シマアジ
天然のシマアジの旬は6~9月頃です。大きくなると体側に黄色い縞があることから、こう呼ばれています。天然のシマアジは希少で高級魚です。現在は養殖も行われていて年間通して食べることができます。
カレイ
カレイの旬はとても長く4~12月頃です。これは種類によって時期がずれるためです。食用のカレイだけで20種類もあり、マガレイ、イシガレイ、マコガレイなどが有名です。
- マガレイの旬:12~2月
- イシガレイ:7~11月
- マコガレイ:6~9月
舌平目
舌平目の旬は5~9月頃です。瀬戸内海など西日本で獲れるアカシタヒラメは実が厚く美味しいです。ヒラメと舌平目は、名前は似ていますが、全く別の種類です。ただ目が左についている点は同じです。
脂質の少ない舌平目は低カロリーなのでダイエットにも適していて、たんぱく源の摂取もできる理想的な魚です。またコラーゲンも含まれているので美容にもよい魚です。
かんぱち
養殖されているので、一年中出回っていますが、天然のカンパチの旬は8~11月頃です。カンパチは刺身で食べるととても美味しいので人気がありますね。
カンパチもブリと同じく出世魚です。地域や成長するごとに呼び名が変わります。関東の呼び名は小さい順に「ショッコ」「シオゴ」「アカハナ」「カンパチ」と変化します。関西では「シオ」鹿児島では「ネイゴ」「ネリゴ」天然物を「アカバラ」と呼びます。
スズキ
川魚のスズキの旬は6~8月頃です。白身のスズキは干物を焼いて食べるとおいしいですね。また秋から初冬の産卵前のスズキも脂がのって美味しいです。寿命が10年ですので大きくなると100cmにも成長します。
スズキも大きさで呼び名が「こっぱ」「せいご」「ハネ」「ふっこ」と変わります。湾内や磯部に生息します。千葉県や兵庫県などで漁獲量が多いです。
太刀魚(タチウオ)
太刀魚の旬は7~10月頃です。銀色で平たい刀のような体から太刀魚と名が付きました。また立ち泳ぎもできるので立魚とも呼ばれます。ウロコが無くグアニンという銀粉の層で覆われていて、真珠や銀箔の材料として使われます。
白身の魚で夏から秋にかけて脂がのりとても美味しく、新鮮な太刀魚は刺身としても食べられます。タンパク質、糖質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれます。野菜などを巻いて焼いたり、蒸したり、ムニエルなどがおすすめです。
カツオ
カツオ(戻りカツオ)の旬は8~9月頃です。春に九州で漁獲が始まり、9月頃には北海道で獲ることができます。その後カツオは再び南下を始め、三陸沖で漁獲されるのが「戻りカツオ」です。ちなみに初カツオの旬は4~5月です。
夏になると「カツオのたたき」をよく食べますね。暑い夏にはさっぱりした食事をしたくなります。栄養成分は、DHA、EPA、タウリン、カリウムなど豊富に含みます。
トビウオ
トビウオは30種類ほどいますが、「ハマトビウオ」が食用として流通しています。刺身やたたきが美味しいです。またトビウオの卵は「とびっこ」と呼ばれお寿司の軍艦巻きでよく知られています。
トビウオも地方により呼び名が変わる魚です。「アゴ」「コトビ」「トビノウオ」「アキツトビウオ」など様々です。トビウオの特徴はヒレです、その飛行距離は、なんと数百メートルに及ぶこともあります。
カワハギ
カワハギの旬は6~8月と11~2月頃です。身が美味しいのが夏、肝が美味しいのが冬です。カワハギは淡泊な白身で食べやすい魚です。お刺身で食べるカワハギはフグに似ていて、肝も美味しいと有名です。
ハゼ
ハゼの旬は8~9月頃です。大昔しの江戸ではハゼ釣りが人気でした。屋台船、天ぷら船、または川岸から釣って食べる。料理も酢味噌、天ぷら、甘露煮、握り寿司までありました。
成長すると18cmくらいまで大きくなります。夏は浅い海域で生息するため、お子様でも簡単に釣ることができ楽しめます。上げ潮を狙ってお出かけください。
8月の旬の果物
- スイカ
- メロン
- 桃
- パイナップル
- ぶどう
- 梨
- すもも(プラム)
- ブルーベリー
- マンゴー
- プルーン
スイカ(すいか)
夏といえばスイカですね!6~8月頃が食べごろです。夏の旬の果物の代表ですが、実はウリ科の果菜なので野菜に分類されます。近年では品種も多くなり色も様々です。
■スイカの品種と種類
- 縞王:大玉、果肉は赤、一般的なスイカ
- 冨士光:大玉、果肉は赤、糖度が高い
- 甘泉:大玉、果肉は赤、糖度が高い
- ウリ坊:小玉、果肉は赤、糖度が高い
- ひとりじめ:小玉、果肉は赤、種が少ない
- おおとり:小玉、果肉は黄色、甘さ控えめ
- ひまわり:大玉、果肉は黄色、甘さすっきり
メロン
メロンの旬は5~8月頃です。温室では一年中栽培されていますが、路地物は5~7月に収穫されることが多いです。
保存は常温で、おしり部分が柔らかくなったら食べごろです。
桃
桃の旬は7~9月頃です。色々な品種がありますが、ほどんどが暑い夏に旬を迎えます。桃も常温保存が理想です。
ほとんどのフルーツは食べる直前1~2時間前に冷やすのがよいでしょう。あまり冷やし過ぎると甘味が落ちてしまいます。
■桃の品種
- 白鳳:果肉白、酸味が少ない
- あかつき:福島産のもっともポピュラーな桃
- 黄金桃:黄色い果肉
- 清水白桃:岡山産、香りが高い
- ネクタリン:産毛のない変種、酸味がある
パイナップル
国産パイナップルの旬は6~8月頃です。沖縄や石垣島で栽培されています。現在では輸入が多く、フィリピンから9割の量を輸入しています。
■パイナップルの種類
- スムースカイエン:世界でも多い品種、沖縄、石垣でも栽培
- ボゴール:スナックパインと呼ばれ手でちぎれる
- ピーチパイン:ソフトタッチと呼ばれ甘味が強い
- ゴールドバレル:交配種、酸味が少なく糖度が高い
ぶどう
ぶどうの旬は8~10月頃です。日本での産地は山梨県、長野県、山形県などが主な産地です。美味しいぶどうの見分け方は、皮にハリがあり、実が詰まって均等な色をしている物がよいでしょう。
■品種による旬の違い
- マスカット:9~10月
- 巨砲:8~9月
- デラウェア:7~8月
梨
梨の旬は8~9月頃です。洋ナシは収穫後に熟成して甘味が増しますが、日本の梨はそれができないため、収穫後すぐに出荷されます。その為穫れたてが一番美味しいです。
■梨の種類
- 幸水:7~9月、甘味が強い
- 豊水:~9月、酸味がある
- 新高:~9月、大きい、
- 二十世紀:~9月
すもも(プラム)
すもも(プラム)の旬は6~8月頃です。品種や栽培環境により食べごろがだいぶ違います。美味しいすももの見分け方は、割れ目が左右対称で色むらがない物がよいでしょう。表面が白く見えるのはプルーム(天然)なので鮮度がよいと判断できます。
ブルーベリー
ブルーベリーの旬は6~9月頃です。まだまだ輸入が多いですが、近年ではブルベリー狩りなども見かけるようになりました。長野県、茨城県、群馬県での生産が多いです。
マンゴー
マンゴーの旬は3~8月頃です。国内で有名なのが宮崎産、鹿児島産、沖縄産などです。品質がよく糖度が高く高級品です。せっかくのブランドマンゴーは常温保存で食べる前に冷やしてください。
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8月に旬を迎える野菜、果物、魚とたくさんご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?栄養がアップする旬の物を美味しく召し上がってくださいね。