秋の味覚の一つとして知られる銀杏。その最も旬とされる季節や時期はいつなのでしょうか?また、拾ったり収穫したりするタイミング、産地も気になりますね。
そのため今回は、「銀杏の季節や旬の時期は?銀杏拾いの収穫するタイミングや産地、拾う時の注意点も」をご紹介します!^^
もくじ
銀杏の旬の季節や時期はいつ?
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銀杏は9月から11月にかけてイチョウの木の葉っぱが次第に黄色く色づいてくることから、旬の時期は10月から11月と言われています。
このことから、銀杏は秋の食べ物であることがわかりますね。
また、銀杏にはカロテンやビタミン・カリウムなどが豊富に含まれており、これらには「抗酸化作用」があるため、風邪や感染症を予防するにはうってつけの食材なんですよ。
ただし、もちろんデメリットもあります。
「体に良いんだったらどんどん食べるようにしないと…」と考えて多く食べ過ぎてしまうと、「銀杏中毒」を引き起こす可能性があるんです。
これは、銀杏に含まれている「ギンコトキシン(メチルピリドキシン)」という物質が原因で起こる中毒です。
銀杏を大量に食べてしまうと、ビタミンB6の活性を邪魔してしまい…めまいや嘔吐のほか、重症になると痙攣などの症状が現れます。
ですので、銀杏を1度に食べる数は小さいお子さんであれば5粒、大人であっても10~15粒までにしておきましょう。
いくら体に良いからと言っても、くれぐれも食べ過ぎ注意ですよ。
銀杏拾いの時期やタイミングは?
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銀杏拾いの時期に最も適しているのは、イチョウの木の葉っぱが次第に黄色く色づいてくる9月から11月です。
ちなみに、関東地方では9月上旬から11月上旬頃まで、関西地方であれば9月中旬から11月下旬までと地域によって若干のズレはありますが、おおむね10月から11月にかけてが最盛期ですね。
なお、葉っぱが完全に色づいた後の12月頃だともうほとんど残っていないことが多いので、油断は禁物ですよ。
銀杏拾いの注意点
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銀杏拾いをする際には、以下のような注意事項があります。
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順に説明すると・・・
拾っても良い場所かどうか
というのも、他人の私有地に落ちている銀杏を勝手に拾うと当然ながら怒られてしまいますし、最悪の場合だと不法侵入や窃盗などの罪に問われる可能性があります。
せっかく「楽しい時間を過ごそう」と思っているのにそんなことになってしまっては本末転倒ですので、極力、公園や街路樹などから落ちた物を拾うようにし、他人の私有地の銀杏を拾う場合には必ず事前に許可を取るようにしましょう。
メスの木かどうか
実はイチョウの木にはオスとメスがあり、メスの木にしか銀杏は生らないんです。
こう聞いて「えっ、そうなの?じゃあどうやって見分ければ良いの」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。
銀杏のオスとメスの最も判りやすい見分け方は、葉っぱの形です。
オスの葉は真ん中が裂けているのに対し、メスの葉は真ん中が繋がっているんですよ。
また、銀杏は臭気を伴うことから、場所によってはオスの木しか植えていないという所もあるので、事前にメスの木があるかどうかを調べるようにしましょう。
銀杏の有名な産地は?
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銀杏の有名な産地の1位は愛知県、次が大分県です。
両県を合わせると、実に全国の半分を生産している計算になります。
特に、愛知県稲沢市にある祖父江町(そぶえちょう)は、江戸時代から続く銀杏の産地として知られていて、その生産量は全国一と言われているんですよ。
また、銀杏の採取を目的としたイチョウの木の栽培もこの町で始まったとされていて、その歴史は実に100年以上を誇ると言われています。
この事実を知れば、祖父江町における銀杏の生産量が日本一なのも頷けますね。
銀杏が臭い理由は?
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「銀杏が臭い」と言われるその理由は、1にも2にも動物に食べられないようにするためです。
言うなれば護身のためなんですね。
そして…その効果たるや絶大!
人間以外のほとんどの動物(アライグマを除く)は、銀杏を食べないんです!
あまりにも臭いが強烈なので、おそらく動物達からすれば「こんな臭い物が食えるかっ!」という感じなんでしょうね。
ちなみに、それほど強烈な臭いの正体は、ブタノールの酸化によって生成される油状の液体「酪酸(らくさん)」と、腐敗物のような悪臭を放つ腐った油の臭い成分のひとつである「エナント酸」なんです。
いくら護身のためとはいえ、強烈な臭い成分を2つも持っているなんて、ある意味反則ですよね…。
もし私が人間ではなく動物だったなら、食べないどころか木にすら近寄らないことは間違いないでしょう。
銀杏の木とは?
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銀杏の木は中国原産といわれていて、日本では昔から街路樹のひとつとしてその名と存在が知られています。
また、繁殖力が強く栽培しやすいという特徴を持っていることから、よく街路樹や庭木として見かけることが多い印象ですが、実はかつて約17種類あったと言われるイチョウ科唯一の生き残りであることにちなんで「生きた化石」と呼ばれているんですよ。
そう考えれば、銀杏の木はその存在感も相まって「樹木界の恐竜」と言うニックネームがピッタリ当てはまるのではないでしょうか。
(ちょっと強引過ぎますかね?)
その他の特徴としては油分を含んでおり、水はけがとても良いほか「加工性に優れ、歪みが出にくい」という特性を持っているので、カウンターの天板・構造材・造作材・建具・家具・水廻りなど、様々な用途に使われているんですよ。
そのほか火に強いという利点もあるため、かつて江戸時代には「火除け地(防火用の空き地)に多く植えられたこともあるなど、防災に関してもその力を遺憾なく発揮することで知られています。
「樹木界の恐竜」は、はるか昔から様々な形で人々に親しまれてきたという訳ですね。
銀杏の花言葉
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銀杏の花言葉は、「長寿」「荘厳」「鎮魂」です。
銀杏は通称「生きた化石」と呼ばれ、樹齢1000年以上の銀杏もあるほか、銀杏自体の調理法が焼くもしくは塩茹でにするなどしてお酒のおつまみにしたり、懐石料理や茶碗蒸しの具に入れたりなど多彩で美味しく食べられ人間の寿命に大きな影響を及ぼすという意味で「長寿」。
荘厳という花言葉は、長寿であること、銀杏の木が主に神社やお寺に多く植えられていることから、古木の荘厳さ・神々しさにちなみ、仏教用語で言うところの「仏像や仏堂を美しく厳かに飾る」という意味の「荘厳」が付けられたとされています。
そして、鎮魂は、綺麗なイチョウの花を求め夜に家を抜け出していた娘が、男に会いに行っていると勘違いし泥酔した父親に殺されたという悲しい逸話に由来するとされています。
銀杏の殻の簡単な剥き方・割り方
■銀杏の割り方に関しては、別記事にてご紹介しています↓↓↓
ぎんなんの割り方・剥き方!レンジ・封筒・紙袋・割り器等の方法13選
銀杏の通販のおすすめをご紹介☆
大粒でジューシーな果汁が一年中楽しめるのがウリの「殻付き銀杏」です。
お酒のおつまみにはもちろんのこと、健康食にももってこいなので、健康志向の方は日々の食事に取り入れてみてはいかがですか。
こちらはモチモチ&プリプリの食感が持ち味の「剥き銀杏」です。
上でご紹介したものと同じく、大粒でジューシーですので、その食べ応えと美味しさは言わずもがなですよ。
ぜひ唯一無二の食感を味わって下さい。
アルミニウム製であることから、軽さと丈夫さが持ち味の「銀杏割り機」です。
また、滑り止め(エンボス加工)が施されているので使いやすく、たくさん割っても手が疲れないのが利点のひとつ。
ぜひお試しあれ!
まとめ+関連記事
10月から11月にかけてが旬の時期であり、収穫にも適している銀杏。健康食としても効果絶大なので、適量を心掛けつつ美味しく食べましょう。
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