大根の黒い点々の正体はカビ？どの状態なら食べれる？原因と保存方法も紹介！

大根はカビると皮に黒い点々が発生する

大根にカビが生えると皮に黒い点々としたものが発生します。
これは黒カビです。

一箇所に固まってたくさん出ていることが多く、うっかり食べてしまうと、気分が悪くなったり、体調に異変が生じてしまう可能性が高いため絶対に食べないようにしてください。

本来、カビは皮の部分に発生しやすいですが、切ってみると中にもカビが生じていることがあります。料理する前に注意深くチェックして、カビがある場合は捨ててしまいましょう。

なお、黒カビと間違いやすいのが、「青あざ症」とよばれる現象。
「青あざ症」は、土壌が高温・加湿で25度以上と、栽培時の環境によって出現しやすくなり、また、保存状態があまり良くない場合にも出現します。

大根の中心部が、黒っぽいもしくは青っぽく変色しており、大根の生理現象といえます。

大根の表面には、あまり異常は見られないため、切ってみると、変色していてびっくりするということも。この「青あざ症」の場合、苦さや硬さが感じられたり、新鮮な大根と比べると味は落ちたりするものの、黒カビと違って、食べても健康に問題ありません。気になる場合は、「青あざ症」が現れている箇所を取り除いてくださいね。

また、断面に白い筋のようなものが見えたり、大根の内部に隙間ができたりすることがあります。これは、いわゆる、「す」が入った状態で、大根の白い根っこの部分から水分が抜けすぎてしまっていることが原因で起きる現象です。この「す」が入った状態は、病気やカビが生えているわけではなく、単に水分が抜けてしまっているだけなので、味は落ちてしまうものの、食べても大丈夫です。

大根にカビっぽい臭いがした場合、どこかにカビが生えている可能性があるので、よく確認してください。上述したとおり、大根の皮に黒い点々としたものが現れていたり、断面に黒いものが固まって出現していた場合は、カビが生えている証拠です。残念ですが、食べずに捨てましょう。

大根のカビの原因

大根にカビが入ってしまうと、少しぞっとしたり、残念な気持ちになりますよね。
カビの原因は以下の保存方法に原因があります。

それぞれ解説していきます。

葉っぱをカットしないまま保存

カビが発生する原因の1つめは、葉っぱをカットしないまま保存していることです。

大根は葉っぱの部分をカットしないままで保存すると、時間の経過とともに葉っぱが白い根っこの栄養分を吸い上げてしまうので、大根の傷みが早まり、状態が悪化してしまいます。

その分、カビも発生しやすくなるので、大根は保存する前に葉っぱをカットして、大根とは葉っぱを別々で保存するようにしましょう。

高温の場所での保存

カビが発生する原因の2つめは、高温の場所で保存していることです。

大根は、冬の季節に多く出荷される野菜で、最適な保存温度は0度から5度です。
寒い環境に慣れている野菜のため、5度以上の場所は苦手でストレスになりやすく、質の悪化が早まってしまいます。また、大根は、水分を多く含むことも関係し、温かく水分が多い場所に集まりやすいカビにとっては、高温での保存＋水分の多い大根は餌食になりやすいといえます。

最適な保存温度を保つ場所で保存するようにしましょう。

大根はカビても食べられる？

基本的に、大根がカビてしまうと食べられません。

万が一食べてしまうと体調不良を引き起こす可能性があります。カビの塊が大きくないのであれば、その部分をカットして食べることはできるかもしれませんが、あまりおすすめしません。

カビは、見えないところでも根を伸ばしているので無理に食べないようにしましょう。

なお、カビ臭い場合は、カビが出現している可能性があります。皮も断面もしっかり見てください。

黒いポツポツとしたものが現れている場合は、カビなので食べてはいけません。

変な臭いがあるけれど、カビらしきものが見えない場合は下記の点をチェックしてみましょう。

一つでも当てはまる場合は、食べないほうがいいでしょう。

カビが見られない、もしくは、これらの腐った状態が見られない場合は、大根ではなく他の野菜か冷蔵庫の野菜室にカビが生えている可能性があります。

他の野菜を確認するほかにも、冷蔵庫の野菜室を定期的に綺麗にすることを心がけましょう。

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大根が切った後変色していた場合もカビ？

大根は、黒い斑点したカビのほかにも、変色していることがあります。
大根がストレスを感じている場合や、栽培環境で影響うけた場合に変色してしまいます。

どういう色があるのか見ていきましょう。

青あざ症や黒い筋などは、カビや傷みと勘違いしてしまうかもしれませんが、これらの色の状態は、食べられます。
栽培の環境で変色しやすくなっているので注意しましょう。

また、みずみずしい大根に比べると、若干風味は落ちるものの、健康には全く問題ありません。

大根のカビを防止する3つの方法

せっかく大根を購入したのなら、捨てることなく、最後まで美味しく食べきりたいですよね。カビを防止するには、どういった対処があるのでしょうか。

大根の葉っぱをカットする

1つめは、保存する前に葉っぱをカットすることです。
葉っぱをつけたまま保存すると、根っこの栄養分を吸い上げてしまい、早くに傷んでしまう原因になります。葉っぱはきちんとカットするようにしましょう。

少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵保存する

2つめは、少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵保存することです。

白い根っこの部分は冷蔵保存か冷凍保存が最適。

冷蔵庫で丸々一本保存する場合は、霧吹きなどで水分を含ませた新聞紙に包み、縦にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。大根が大きい場合は、半分や1／3にカットしても構いません。

カットすると鮮度が落ちやすくなるため、断面は特に水分が逃げてしまわないように湿らせたキッチンペーパーなどで包むことをおすすめします。

また、大根自体の水分がなるべく飛んでしまわないように、包んだ新聞紙に定期的に霧吹きなどをかけて、水分をキープさせるようにしましょう。新聞紙がない場合でも、水分を含んだキッチンペーパーに包み、ジップロックで冷蔵保存すると、2週間ほどはカビも生えずに長持ちさせることができます。

料理しやすい大きさにカットして冷凍保存する

3つめは、料理しやすい形や大きさにカットして冷蔵保存することです。

葉っぱについては、冷蔵保存と同じように一度茹でてから保存してもいいでしょう。根っこは、生のままの状態でジップロックに入れて冷凍して大丈夫です。

冷凍すると繊維が壊れるので、下茹での必要がなく短時間で味が染み込むなどのメリットのほかに、カビが生えることなく長期間キープすることができます。

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【まとめ】大根の皮に黒い点々は黒カビ！カビが発生する前にうまく保存しましょう！

大根の皮の黒い点々は黒カビです。

大根の葉っぱを切らずに保存したり、高温の場所で保存していたことがカビの原因です。少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵保存、料理しやすい大きさにカットして冷凍保存などカビが発生する前にひと手間かけて保存しましょう。

大根はどの料理にも重宝されるので、目的に合わせて保存し大根料理を楽しんでください。

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