ビールのお摘まみとして定番の枝豆。冷凍もあり通年食べられますが、収穫の時期やタイミングはいつ頃なのでしょうか?そのため今回は、枝豆の収穫の時期は?タイミングの目安や保存方法・収穫方法もご紹介します!^^
枝豆の収穫時期・タイミングの目安は?見分け方は?
出典: http://www.city.funabashi.lg.jp/funabashistyle/jp/001/p042358.html
実が飛び出した時
枝豆は収穫時期が近付くと、ふっくらと子実が大きくなり、莢を押さえると実が飛び出してきます。
そんな状態が見られるようになった時が収穫時期が近付いています。
品種によって多少の違いはありますが、植え付けてから80日~90日、開花してから40日~50日前後で見られるようになります。
極早世品種や早世品種は植え付けから70日前後、開花から30日前後と少し早めに収穫時期を迎える場合もあるので、枝豆の状態を随時見て下さい。
6月中旬から9月上旬が収穫時期
枝豆は全国で作られていて、その地域の気候によって栽培スケジュールも少し変わってきます。
4月~6月の下旬まで植え付けて、寒冷地は8月上旬~9月上旬、中間地では7月上旬~8下旬、暖地では6月中旬~8月中旬というスケジュールで収穫している地域が多いようです。
7日から10日前後が収穫期間
収穫時期が長く、全国で作られている枝豆。
しかし、大豆が成長する前の未熟豆である、枝豆の収穫期間は7日~10日前後と非常に短いです。
枝豆は丈夫な植物で、病気や害虫にはあまり侵されませんが、収穫が遅れると味や香りが落ちるのは避けられません。
収穫のタイミング・見分け方
枝豆は収穫時期がかなり短いので、莢の中の実が全て膨らむのを待ってから収穫すると、あっという間に収穫のタイミングを逃してしまいます。
全体の8割に次のような特徴がある場合、美味しく食べ頃なので、早めに収穫して下さい。
●全体的に緑色
食べ頃の枝豆は葉、茎、莢が鮮やかな濃い緑色をしています。
日が経つと、これらの部分が緑が黄色や茶色に変色する過熟状態となります。
この状態になると、枝豆の味が抜けている可能性があり、食べ頃と言い辛くなります。
因みに、葉、茎、莢が黄色くなりカラカラになった状態で収穫すると大豆になります。
●莢が張っている
莢が張って均等に膨らんでいる枝豆は、良く育っている証拠です。
実が膨らみ過ぎて莢がパンパンな枝豆は、香りや食味が落ちている可能性があります。
●節の間隔と莢の密生度合
枝の節同士の間隔が狭く、莢が密生していたら、枝豆が良く育っている証拠です。
枝豆の収穫方法は?
出典: http://www.city.funabashi.lg.jp/funabashistyle/jp/001/p042358.html
乾燥に注意
花が咲いて、収穫時期が迫ってきたら、土を乾燥させないように気を付けて下さい。
枝豆は浅く根を張って育つ為、乾燥に弱く気を付ける必要があります。
花が咲いて、実が成るまでの間に枝豆が乾燥すると、実が小さかったりして、全体的に実りが悪くなります。
枝豆の花が咲いたら、特に雨が少ない時期は、土の状態を小まめにチェックしながら水をやって、乾燥を防いで下さい。
枝豆は乾燥にも弱いですが、湿害にも弱いので、水をやる時は量と頻度を少なくして下さい。
花が咲いた時から収穫準備は始まっています!
頂芽を摘み取る
本葉が5枚になったタイミングで、手やハサミで頂芽の摘み取りを行って下さい。
枝豆は葉の付け根に花を咲かせた後、そのまま葉や枝の付け根、節の部分に莢を着けます。
その為、主茎の栄養分が側枝に回って枝の数が増え、節の数や莢の数も増やせるので収穫量も増やせます。
また、丈の高さも抑えられて、株が倒れるのも防止できます。
このタイミングより遅くなると、風通しが悪くなり害虫にも侵されやすくなり、収穫量も減ってしまいます。
収穫は夜明け前か早朝に
枝豆は夜明け前、遅くても早朝には収穫するようにして下さい。
夜明け前や早朝は、昼の光合成に備えて、実に糖分を1番蓄えている時間帯となります。
つまり、他の時間帯より、甘みが強くなっています。
この時間に収穫すれば、格別に甘みの強い枝豆の収穫が可能となります。
また、枝豆は初夏から夏に収穫時期を迎えます。
枝豆の最適温度は25℃~28℃と高温には強いです。
しかし、早朝を過ぎて日が1番照っている真っ昼間になれば、最適温度はすぐに越えてしまいます。
最適温度を越えれば、鮮度を保つのも難しくなります。
風味や鮮度の面から、夜明け前か早朝の収穫をおすすめします。
莢ごと収穫する
大きくなった莢をハサミか手で切り離して、枝豆を収穫していきます。
そのままの状態で枝から外しても良いですが、根元にスコップを入れて、株ごと引き抜いてからハサミか手で莢を切り離して、収穫しても大丈夫です。
実だけを収穫する
出典:https://macaro-ni.jp/42504
枝豆の収穫は、枝から莢を外す方法が殆んどですが、実はもう1つ方法があります。
それは実だけを収穫する方法です。
枝豆を莢ごと切り離すのではなく、莢から実だけを取り出して収穫します。
目で見て、手で莢を触って、プックリと実が入ったものをハサミで収穫して下さい。
突然ですが、市販の枝付きの枝豆は、どのくらい食べられるでしょうか?
未熟なのが3割、実が充実しているのが5割ないくらいで、多く見積もっても7割位という話があります。
全部がそうではないですが、考えてみると、少し損した気分ですよね。
しかし、実だけを収穫すれば、そんな事はなくなります。
収穫せずに残した未熟な実も、何日か経てば膨らんで充実した実になります。
充実したら枝豆を1粒ずつ収穫する、を繰り返せば最後の1莢まで美味しく食べる事ができるという訳です。
お察しの方も居るかも知れませんが、この収穫方法、意外と手間がかかります。
しかし、枝豆を最後まで存分に味わいたい!
手間がかかってもその気持ちが強い方は、是非お試し下さい!
収穫後の枝豆の保存方法は?
出典:https://cookpad.com/recipe/2299940
生で保存する方法
生で保存する場合、以下のような方法で行って下さい。
●冷暗所で保存する
収穫した枝豆を濡れた新聞紙などで包み、冷暗所で保存しておきます。
枝に栄養分や水分が移動するのを防ぐ為に、莢は枝から外しておきます。
冷蔵庫の野菜室でも大丈夫です。
野菜室がない場合、莢を枝から外して濡れた新聞紙などで包み、更にビニール袋に入れて冷蔵庫に立てて保存して下さい。
もし可能な場合、そのまま土の中に埋めて保存する事もできます。
生の場合、収穫しても枝豆はまだ生きているので、品質の低下は進んでいきます。
最長でも3日の保存が限界です。
生で冷蔵するなら直ぐに使い切って下さい!
●冷凍庫で保存する
密封できる袋に枝から外した枝豆を入れて、そのまま冷凍庫に保存します。
収穫後にすぐ冷凍庫で保存すると、水分や栄養分、風味の低下を抑える事ができ、収穫直後の状態を維持する事ができます。
保存期間は最長で1ヶ月半と、冷暗所や冷蔵保存時よりは格段に伸びます。
しかし、冷凍しても品質の低下は進んでいるので、1ヶ月半以内に食べ切って下さい。
茹でて保存する方法
枝豆は収穫した瞬間から、品質の低下が始まっています。
風味や栄養を維持する為にも、収穫したら早めに茹でるのがおすすめです。
茹でてから保存する場合は、氷水か冷水に浸けたりして素早く冷ましてから密閉できる袋か容器に入れて、冷蔵庫か冷凍庫に保存します。
冷凍する場合は、少し固めに茹でておくと、解凍時に程好い固さになります。
使い道を大体決めているならば、むき身にして保存するのもありですね。
常温での保存は避けて下さい。
冷凍する場合は、しっかり水気を切ってから保存して下さい。
保存期間
茹でてから冷蔵庫で保存した場合は3日、冷凍庫で保存した場合は最長で3週間程度です。
茹でた後は生より傷みやすくなっているので、冷凍でも保存期間が少し短くなるので、早めに食べ切って下さい。
再冷凍した場合、品質の低下はより進んでいるので、遅くても1週間以内には食べ切って下さい。
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まとめ
枝豆は害虫や病気はどちらかと言うと少なく、暑さにも強いので野菜の中では丈夫です。
しかし、収穫期間が短い上に、鮮度も落ちやすい野菜でもあります。枝豆をよく見て、収穫期間を逃さないように注意して下さい。
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