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銀杏が臭い理由は?実は人間のあのにおいと同じ成分、匂いを消す方法、触る時も注意

秋の味覚の一つでもある銀杏ですが、銀杏といえば、銀杏特有のキツイ臭いも特徴ですよね。では、この銀杏の臭いの原因は一体何なのでしょうか?気になりますよね☆

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銀杏が臭い理由・原因は?実は人間のあそこの部分と同じ成分

出典:https://bit.ly/2zKByLr

銀杏の臭いの成分

酪酸

「酪酸(らくさん)」は「ブタン酸」とも呼ばれ、鼻を突くような酸敗臭を発します。

酸敗臭とは油脂が酸敗することによる発する臭気で、少量でも臭いに気付くことができるほど強い臭いです。
バターやチーズなどの発酵食品にも含まれています。

ヘプタン酸

ヘプタン酸は、元々はエナメント酸のことを表し、油状の液体で腐敗臭を発します。

強烈に臭いアレの成分も

銀杏のニオイは「足のニオイ」と例えられることがあります。

足のニオイというと・・・「蒸れてしまった靴のニオイ」など、想像しやすいものでもありますよね><;
先述したように、銀杏には「酪酸」と「ヘプタン酸」と呼ばれる成分が含まれています。

この成分の中で「酪酸」は足のニオイの原因物質であるといわれており、さらに腐敗臭の元となるヘプタン酸も加わるわけですから・・・銀杏の臭いを嗅いだことのない人でも、「足のニオイ+腐敗臭」を想像するだけで思わず「うげっ・・・。」となってしまうのではないでしょうか^^;

銀杏はそもそもなぜ臭い?

出典:https://bit.ly/30PBzth

生き残るための知恵?

銀杏が臭いのは、「他の生き物に食べられないようにするため」という理由があります。

人間が避ける銀杏のニオイは、他の生き物にとっても共通なんですね。
銀杏の栄養価については後ほど詳しくご紹介しますが、銀杏は栄養価が高いため、本来なら猿やネズミなど、他の生き物から狙われやすくなってしまいます。
そのため、自ら異臭を放つことで、食べられることのないように、自己防衛しているんです。

まさに、生き残るための知恵ですね^^

銀杏の歴史はいつから?

「銀杏(イチョウ)」は、「生きた化石」と言われるほど、長い歴史を持っています。

日本では、街路樹や公園などでよく見かけるため、「生きた化石」と聞くと・・・なんだか大袈裟な表現のように感じますよね。
日本人にとっては、どこにでもある植物、というイメージの強い銀杏ですが、実は、絶滅危惧IB種に指定されている植物なんです。

「絶滅危惧IB種」というのは、「近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」を指します。

絶滅危惧種に指定されているだけあって、銀杏の歴史はとても古く、イチョウ科の植物は、中生代~新生代にかけて繁栄し、氷河期に殆どが絶滅してしまいました。
その中でも銀杏だけは唯一、現在まで現存している品種なんです。

銀杏は中国原産の植物で、諸説ありますが、銀杏が日本に伝わったのは、平安時代後半~室町時代ではないかといわれています。

江戸時代以降は詩歌にも詠まれ、日本人にとって馴染み深い植物となっていきました。
現在では、銀杏は秋の風物詩にもなっています。

ちなみに、銀杏の花言葉には「荘厳」「長寿」「鎮魂」などがあります。
どれも銀杏と同様に、歴史を感じることのできる言葉ですよね^^

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銀杏の臭いを消す方法

出典:https://bit.ly/2ZJLKOO

臭い成分があるのはどこ?

臭いの成分は、銀杏の「果肉」の部分に含まれています。

私たちが銀杏を食べる時は、果肉は食べずに種の中身を食べますよね☆
果肉と言うと、内側にあるものというイメージがありますが、銀杏の果肉は外側のオレンジ色の部分に当たります。

先述したように、表面に臭い成分があるので、他の生き物を寄せ付けず、自らを守ることができるんですね。

ただ、人間が食べる時はまずこの果肉部分を取り除かなければいけません・・・。
この工程がとっても面倒ですよね^^;

食べる場合の簡単にできる下処理については後ほど詳しくご紹介します^^☆

もしも踏んでしまったら?

銀杏を靴で踏んでしまった場合には、重曹を使うことで臭いを消すことが出来ます。

「イチョウ並木を歩いていて」「公園で子供と遊んでいて」・・・そんな時、うっかり銀杏を踏んでしまう事があります。
銀杏を踏んでしまうと靴から厄介な銀杏臭が・・・。

そんなときは、脱臭効果の高い重曹を使いましょう!
銀杏を踏んでしまった時は、まず、靴底についた銀杏を水で洗い流し、重曹を溶かした水に数時間付けます。
こうすることで、銀杏の臭いを取ることができます☆

もっとしっかり臭いを取りたい時は、靴底に直接重曹をふりかけて、数時間おいておきましょう。

簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね^^

料理に使う時は?

料理に使う時の下処理は、以下の方法がおすすめです☆
必ずゴム手袋をして作業してくださいね!

  1. まず、銀杏を潰し、中の種を取り出します。
  2. 水の入ったバケツに種を入れ、揉み洗いをします。
    (種についた果肉が綺麗に取れるまで、水を替えてしっかりと洗いましょう!)
  3. 日の当たる場所に置き、2~3日乾燥させます。

こうすることで、簡単に臭いを取ることが出来ます☆

銀杏の臭いが取れて、「やっと食べられる・・・!」と思いきや、その前に苦労するのが殻を割る作業です^^;
ペンチなどを使う方も多いですが、慣れていないと失敗して実まで潰れてしまったり、なかなか苦戦しますよね。

そんな時は、銀杏専用の殻割り器があると楽チンです♪
余計な時間も手間も掛からず、キレイに割れるので、殻割りに慣れていない方にもおすすめですよ^^

銀杏は臭いだけじゃない!?触る時の注意点

出典:https://bit.ly/2zI3v6z

直接触るのはNG!

銀杏を素手で触ると、手がかぶれてしまう事があるので銀杏を直接触るのはNGです!
銀杏拾いなどで、銀杏を触る場合には、必ず手袋をするなどして、直接触らないよう気を付けましょう。

銀杏にはギンゴール酸というアレルギー物質が含まれているため、直接触ると、かぶれ、痒み、酷い場合には発疹や水疱などの症状が出ることがあります。
全ての人にこのような症状が出るというわけではなく、症状には個人差がありますが、肌の弱い人はもちろん、肌の強い人でも、銀杏を直接触るのはやめましょう。

銀杏を直接触った手でそのまま目をこすったりしてしまうと、目が開けられないほど赤く腫れてしまうことがあります。
また、その日に症状が現れなくても、翌日や2~3日後に症状が現れる事もあります。

このような事態にならないために、「少しくらいなら大丈夫だろう」と軽く考えず、素手で直接触らないようしっかり対策するようにしましょう。

もしも触ってしまったら?

もし銀杏を直接触ってしまった場合は、石鹸で良く洗いましょう。

散歩中であれば、家に帰って石鹸で手を洗えばいいのですが、すぐに石鹸で手を洗えない場合は、水で洗い流したり、ウェットティッシュで拭くだけでも大丈夫です。
ただ、アレルギー反応が出た場合には、酷くならないうちに速やかに皮膚科を受診するようにしてくださいね。

銀杏にはこんな効果も(効能について)

  • 夜尿症・頻尿
  • 咳・痰
  • 疲労回復
  • 風邪予防

銀杏にはデンプン、カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、各種ミネラルが豊富に含まれており、銀杏を食べることで上記のような様々な効果が期待できます^^
あまり栄養があるイメージのない銀杏ですが、意外にも栄養満点で、古くから民間療法に用いられていたんですよ☆

栄養満点な銀杏は、ヨーロッパ諸国やアメリカなどで健康補助食品として広く利用されています☆
いちょう葉エキスは、銀杏特有の栄養素を多く含み、1日3粒を目安に手軽に摂取できる健康補助食品です^^

夜尿症・頻尿

銀杏にはギンコライドという成分が含まれており、ギンコライドには身体を温める作用があります。
この作用によって身体の血流も良くなるため、夜尿症や頻尿の改善に効果的であると言われています。

咳・痰

銀杏には身体を温める作用があるため、肺も温められ、咳を止めたり、痰のきれも良くなると言われています。
喉の調子が良くないときには、銀杏の入った茶碗蒸しなどがおすすめです☆

疲労回復

銀杏に含まれる、ビタミンB1やビタミンCは疲労回復に効果があります。
滋養強壮にも効果があるといわれています^^

風邪予防

銀杏に含まれるビタミンCやパントテン酸には風邪を予防する効果があります。
免疫細胞を活性化させるため、免疫力が高まり、風邪の予防に繋がるというわけですね☆

食べ過ぎには要注意!

出典:https://bit.ly/34gQTkP

銀杏には中毒性があり、食べ過ぎると中毒症状が出る可能性があるので注意が必要です!

中毒量は、子供は7個程度、大人は40個程度となっています。
中毒症状としては、めまいや嘔吐、発熱、呼吸困難などで、最悪の場合死に至ることもあります。

大人でも、流石に40個もの銀杏を一気に食べることはないと思いますが、子供の場合、中毒量は7個程度と少なく、簡単に食べ切れてしまいます。
特に画像のような、おつまみとして食べることの多い銀杏の串焼きは、大人であれば問題ないのですが、子供であれば1~2本で食べ過ぎになってしまいます。

実際に中毒患者の大多数が子供なので、銀杏を食べる時は、子供が食べ過ぎないよう、大人がしっかりと食べる量を管理するようにしてくださいね!

銀杏の食べ過ぎに関しては別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓

銀杏を食べ過ぎると?過ぎたら症状はどうなる、何個から注意か!

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銀杏=臭いは違う?

出典:https://bit.ly/2ZN98zb

臭くない銀杏並木のヒミツ

イチョウの木にはオスとメスがあり、銀杏はメスの木に実ります。
イチョウ並木の場合は、実のならないオスの木を植えている場合が多いため、イチョウ並木を通っても、銀杏特有の臭いがありません。

イチョウの木にも、オスとメスがあるなんて、なんだか不思議な感覚ですよね。

まっすぐ上に伸びているのはオスの木で、横広に伸びているのがメスの木であるといわれています。
公園や神社のイチョウは臭うのに、街路樹、イチョウ並木は臭わないのは、このように、オスの木を植えているからなんです^^

まとめ+関連記事

銀杏が臭い原因は、果肉に含まれる酪酸・ヘプタン酸によるもので、他の生き物を寄せ付けない効果があります。人間にとっては悪臭ですが、子孫を残すために大切な役割を果たしているんですね☆

関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^

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