メジナの味ってうまいの?
塩焼きや刺身等の食べ方も教えてほしい!
メジナの味は本当にうまいのか、メジナについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- メジナの味のうまさ
- メジナとグレの違い
- メジナの食べ方
もくじ
メジナの味はうまい?
メジナの身は白身でやわらかく、淡白ですが程よく脂ものっています。
特に獲れたてのメジナの刺身は、コリコリとして歯ごたえも良く、甘みもあり食べた人を魅了!
真鯛の食感にも似ているメジナですが、メジナの方がコリコリとした食感ではかなり上です。
また、三枚に下したアラは二度揚げにすると骨は硬くても食べられます。
夏のメジナの磯臭さがあるのは、季節によってメジナの食性が変わるからだと予想。
冬場は海藻、夏場はそれに加え小魚や甲殻類などの動物性のものをエサとします。
そもそも海藻は、古くなってくると強烈な臭いを放ちます。
夏場のメジナは、冬場と違って少し身が柔らかく感じます。
しかし、獲れたての身はちがうのです。
獲れたてのメジナの身は、冬場のメジナと変わらず、身も締まっていて、刺身で食べると、やはりコリコリした食感。
身の色はうっすらピンクかかった白身で、見た目でも美味しさを感じられます。
「夏場のメジナは、磯臭い」とよく言われますが、実際私が磯臭いと思ったことは、一度もありません。
ハラワタを取り出すときに、ハラワタをつぶさないように取り出すのも、メジナの磯臭さを出さないようにする一つのポイント!
こんなにきれいな身をしたおいしいメジナは、年中獲れるのですから(一般的に冬場が旬ですが)、常に磯臭さを気にせずに食べたいですよね。
メジナの旬はいつ?
メジナは一般的には「冬が旬」と言われていますが、メジナは1年を通して獲ることができる魚です。
メジナの旬は秋のおわりから冬かけての11月~2月、産卵期は2月~8月。 また、産卵を控えた旬の時期のメジナは「寒グレ」と呼ばれています。産卵前ですが、春先までとても美味しいのが特徴です。
そして、メジナはスズキ目メジナ科。北海道の南部から、台湾、東シナ海の東アジアの温暖な海に生息。
特に南日本に多いですが、沖縄においてはほとんど漁獲されません。
メジナは暖海性の魚なので、北日本ではほとんど見ることができないのです。
メジナの食べ方
メジナは、活き締めでうまみが深くなり、味や歯ごたえも変わってきます。
メジナのうまい食べ方1:メジナの刺身・カルパッチョ
冬のメジナは臭みがないので、刺身やカルパッチョで食べることが多いです。
さらにメジナと皮と身の間には脂が多いので、皮をはがさず、湯引きをして食べるのも食感を楽しめます。
醤油に身をつけた後を見ると、かなりの脂が浮くのがわかります。
夏のメジナは鮮度が高く、ハラワタの処理が素早くできるのであれば刺し身で食べるととてもおいしいです。
メジナのうまい食べ方2:メジナの塩焼き
夏は気温が高く、「焼き魚なんて食べる気がしない」と思われるかもしれませんが、メジナの塩焼きを食べてみてはいかがでしょうか?
メジナのコロコロとした身は絶品です。
塩焼きにする時にはどの魚もウロコをはがしますが、メジナのウロコは少し硬く取りにくいのでそのまま塩焼きにしてもいいです。
しかし、鮮度がいい場合、ウロコがついたままだと少し反り返ってしまいます。
漁師さんの家庭では刺身ではなく、夏場のメジナはわざわざ焼いて食べる方もいるようです。
メジナのうまい食べ方3:メジナの煮つけ
メジナの磯臭さが気になる方は、煮つけにして食べることをおススメします。
調理の際には、しょうがを入れると磯臭さを抑えられます。ワインとの相性も抜群!!
メジナの身は白身で柔らかいので、煮つけで食べると、フワッとした優しい食感になります。
「どうしても臭いが気になる!」という方は、味を濃い目にしてニンニクなどで臭いを消してみてください。
メジナとグレのちがいは?
地域によって、呼び方が違うメジナ。
関西や四国では、メジナを「グレ」と呼んでいるそうです。他の地域の呼び名としては、「クロダイ」、「クロウオ」、「クシロ」などがあります。
ちなみに私の住んでいる地域では、「クロアイ」と呼ばれており、「クロアイ」が大きくなると、「グレ」と呼ぶそうです。
ちなみに西伊豆地方では、冬の時期のメジナのことを「海苔クシロ」と呼ばれ、その身は歯ごたえのある食感で味も香りも絶品だそうです。
メジナの栄養・カロリーは?
メジナにはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサ塩酸)、カリウム、亜鉛が含まれているので、記憶力や学習機能の向上、利尿作用や血栓防止、更には味覚を正常にしてくれる効果が期待できると考えられています。
メジナに含まれているEPAは血液をサラサラににしてくれますが、摂らなければ減っていきます。
DHAは子どもの脳や神経の波多津に必要とされ、摂取すると、血液中で一定量に保たれます。
青魚であるメジナには、この両方が含まれているので、大人にも子どもにも、おすすめできる魚であると言えます。
メジナのカロリーは、切り身200グラムに対して250kcalです。たんぱく質が多く含まれていて、ビタミンミネラルでは、ビタミンB12とビタミンB2の成分が高くなっています。
ちなみに、メジナの切り身200を食べて、250kcalを消費しようとした場合の有酸素運動の時間は、水泳で36分。ジョギングで57分。ウォーキングでは94分。かなりの運動をしないと消費できません。
しかし、これは逆にたった200gの切り身を食べただけで、これだけの栄養が摂れるということでもあるのです。
メジナはおいしい上に栄養満点です。
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冬場は寒グレといわれ、脂の乗りが凄い白身魚。
基本的な評価は磯魚特有の臭みがあり評価は低めだけど、佐伯市周辺で水揚げされるメジナはリアス式海岸特有の岩地で捕れるため砂地のメジナと比べ臭みがなく評価が高い。
刺身にも味噌汁などの汁物に入れるとメジナの濃厚な脂が味を引き出しとてもおいしいですよ。
メジナはおいしい上にダイエットや美容効果も!【まとめ】
メジナはあまり市場では見かけることのない魚ですが、おいしくてダイエットや美容効果にも優れ、栄養満点です。
メジナは比較的安価で手に入れることができますが、またわざわざお店で買わなくても、釣りをする人であれば割と手に入りやすいので、是非食べてみてください。