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パイナップルは逆さまにすると美味しい?保存方法や調理法も紹介!

パイナップルを逆さまにすると美味しくなるって聞いたけれど本当かしら?
保存はどうやったらいいの?

では、パイナップルを逆さまに保存する方法や食べ方、
美味しいパイナップルの選び方についても紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。

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パイナップルを逆さまにすると美味しくなるってホント?

出典:pixabay

パイナップルを逆さまに保存すると美味しくなると聞いたことはありませんか?

実は、パイナップルをホールで買ってきた場合、逆さまに保存することで美味しくなることがわかっています。

では、なぜ逆さまにすると美味しくなるのでしょうか?理由は以下のとおりです。

パイナップルを逆さまに保存すると甘くなる理由

  • 甘み成分は比重が重い
  • 重い甘み成分がお尻にたまる
  • 逆さまにすることで甘みが行きわたる

比重が重い甘み成分は下の方に移動していく性質があるため、どうしてもお尻の方に甘みがたまってしまいます。

そのままだと頭とお尻で3度くらいの糖度差があるので、頭の方を食べたときに、「甘くない~」「美味しくない~」という声が聞こえてきそうですね。

ところが、逆さまにひっくり返してしばらく保存すると、お尻の方にあった甘みが頭の方にも移動していくのです。

パイナップル全体に甘み成分が行きわたって美味しくなるまで、一晩以上逆さまの状態で待ちましょう。

パイナップルを逆さまにして保存する方法

では実際にパイナップルを逆さまに保存する方法を、以下3つの項目に分けて紹介します。、常温の場合と冷蔵する場合でそれぞれ紹介していく前に、共通する注意点をお伝えします。

逆さまに保存する方法

  • 注意点
  • 常温で保存
  • 冷蔵で保存

また、逆さまに保存する場合は、葉っぱが付いたままだと邪魔になってしまいます。
そのため、あらかじめ葉っぱの根本部分を1cmくらい残してカットしておきましょう。

注意点

邪魔だからと言って葉っぱを力任せに手でもいでしまうと、果実部分まで裂けてしまう場合があります。

そうなると、その裂け目から傷み始めますので必ず包丁でカットしましょう。

また、パイナップルを逆さまに立てた状態で保存しますが、お尻の部分が特に傷みやすいのでぶつけないように気を付けてくださいね。

常温で保存

お尻の皮がしっかりして弾力があり、鼻を近づけると甘い香りがする状態であれば常温での保存が可能です。

逆さに立てると言っても、そのままでは安定しないので、すっぽりとはまる大きさの容器に入れて倒れないようにするとよいでしょう。

常温で保存する場合は、2~3日で食べきるようにしてください。

ただし、常温保存にむかない場合もあります。

熟して甘い香りが強く漂ってきて、お尻の部分の皮も柔らかくなっている状態だと、傷みやすいので常温保存には向きません。

その場合は常温保存はあきらめて、すぐに食べるようにして、あまったら冷蔵保存してください。

すぐに食べる予定がない場合は、下の記事を参考に、ホールのまま冷蔵保存すると良いでしょう。

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冷蔵で保存

パイナップルをホールのまま新聞紙で包んで、野菜室に逆さまに立てて保存しましょう。

新聞紙で包むことで、乾燥や低温障害からパイナップルを守って味や鮮度の低下を防ぐことができます。

つまり、より美味しく新鮮な状態が保てるということですよね。

ですから、このひと手間を惜しまずに、新聞紙で包むということを実践してみてください。

冷蔵の場合でも、4~5日で食べきるようにしましょう。

カットしたパイナップルの保存方法

出典:pixabay

カットしたパイナップルは切り口から傷み始めますので、ホールのままの状態よりも日持ちしません。

皮付きのまま半分にカットした状態でも、常温では保存できませんので、冷蔵か冷凍で保存するようにしましょう。

その場合は、皮を剥いて大きめにカットした状態で冷凍か冷蔵で保存すると良いですよ!

それでは、冷蔵と冷凍、それぞれの場合でどのように保存したら良いか紹介していきます。

冷蔵で保存

冷蔵保存で長持ちさせたい場合は、一切れずつラップで包み、空気に触れないようにする必要があります。

すぐに食べきれないことがあらかじめわかっている場合は、一口サイズではなく大きめにカットするとラップで包む作業が楽になります。

そしてラップで包んだものを、さらに密閉容器に入れて、二重に密閉した状態で冷蔵保存します。

冷蔵の場合は、4日ほどで食べきるようにしましょう。

砂糖をかけて保存するという方法もありますが、その方法なら1週間ほど保存できるようにはなりますが、そのまま食べると果糖+砂糖で糖分の取り過ぎになってしまいます。

ですからその場合は、無糖ヨーグルトに少しずつ入れて食べるようにすると、甘さが緩和されてちょうど良くなるでしょう。

冷凍で保存

冷凍の場合、冷蔵よりも長持ちさせることが可能ですが、それでも1~2カ月を目安に食べきるようにしましょう。

冷凍保存の場合も、一切れずつラップして、ジップロックなどの保存袋に入れてから冷凍します。

食べる時は、アイスキャンディーのように凍ったままで食べても、半解凍にしてヨーグルトなどのトッピングとしてもおいしいですよ。

工夫次第で、冷蔵保存のときよりも、食べ方のバリエーションが広がります。

また、冷凍することで、ビタミンCや抗酸化物質の含有量が増加すると言われていますので紹介しますね。

パイナップルを冷凍することによって、ビタミンCや抗酸化物質の含有量が増加するということが知られています。日持ちもして栄養価も増加するのでぜひ冷凍してみてください。

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このような冷凍保存のメリットを知っていれば、「悪くならないうちに消費しなくちゃ!」と焦る必要はありません。

「半分は本来の味を楽しんで、残りの半分は冷凍したパイナップルを味わおう!」と考えると楽しみが増えますね!

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パイナップルに付いている白い粉の正体

出典:pixabay

パイナップルに白い粉状のものが付着していると、「これって、もしかしてカビ?!」と、心配になりますよね。

実はこの白い粉はブルーム(果粉)と呼ばれていて、ぶどうの実の表面などに白く付着している粉と同じものです。

ブルームは脂質から作られていて、雨や病気から果実を守り、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

ですから、ブルームが付いているということは新鮮であるという証拠であり、おいしさの目安にできるのです!

ただし、実際に白くカビが生えている場合もあるので、見分ける必要があります。

「ブルームかカビか」を見分けるのは簡単です。

白い粉が付着していた場合は、以下の特徴を参考にして見分けてみてくださいね!

カビかどうかの見分け方

  • 白い「綿」のようなら「カビ」
  • 白い「粉」のようなら「ブルーム」

ブルームは新鮮で品質が良い証拠ですから、安心して頂きましょう。

もしカビだったとしても、皮をいつもより厚めにむけば中身には影響がありませんので、食べて大丈夫ですよ。

逆さまにしても美味しくないパイナップルは料理しよう!

出典:pixabay

「逆さまに保存したから美味しくなっているはず!」と期待していたのに、実際に食べて美味しくないとガッカリしますよね。

もし食べて美味しくない場合は、パイナップルを使った料理に変身させて、美味しく頂きましょう!!

パイナップルを使った料理例

  • メインになる料理
    • パイナップルステーキ
    • パイナップルの豚肉巻き
  • サラダやスイーツ
    • 野菜サラダ
    • フルーツヨーグルトサラダ
    • フルーツポンチ

メインになる料理

パイナップルステーキ

パイナップルは特に肉との相性が抜群で、パイナップルに含まれる酵素の働きで肉が柔らかくなるので、美味しく食べることができます。

この方法なら、分厚いステーキ肉でも、「スジ切り」や「叩き」をする必要がありません。

例えばパイナップルステーキの場合、肉の上にカットしたパイナップルを乗せ、ラップして1時間~2時間置いて肉を柔らかくしましょう。

パイナップルの豚肉巻き

切ったパイナップルに豚肉を巻きつけて、軽く塩コショウしたら巻きはじめを下にしてフライパンで焼きます。

チーズをパイナップルと一緒に重ねて、豚肉で巻くというヴァリエーションもあります。

調理の時の味付けは軽めにして、食べる時に焼き肉のたれやしょうゆ、ケチャップなど、各自がお好みでかけて食べても楽しいですね。

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サラダやスイーツ

野菜サラダ

パイナップルの甘みと酸味はどんな野菜や食材とも相性が良いので、さまざまな食材でチャレンジしてみてください!

例えば、トマト、キュウリ、アボカド、サツマイモなどの野菜や、チーズや生ハムなどいかがでしょうか?

フルーツヨーグルトサラダ

フルーツヨーグルトサラダには、無糖ヨーグルトに、パイナップルやバナナ、りんご、キウイフルーツなどのカットしたフルーツを入れます。

パイナップルが甘くなくても、他のフルーツが甘いので、美味しくいただくことができますよ。

フルーツポンチ

フルーツポンチは、フルーツの缶詰を何種類か用意しておけば、パイナップルが美味しくなかったときに手軽に作れますのでおすすめです。

この場合も、パイナップルの酸味が全体の甘さを引き締めてくれるので、バランスが整って美味しくなります。

おまけ:パイナップルの芯の活用方法

パイナップルの芯は繊維質があり、固くて甘くないというだけで捨ててしまって「もったいない!!」と思ったことはありませんか?

そんな時はジャムやドライフルーツなど、固いパイナップルの芯を柔らかく甘くするレシピがありますので、ぜひ試してみてください!

美味しいパイナップルの選び方

出典:pixabay

店頭で美味しいパイナップルを選ぶには、見た目や香り、重さなど、判断するポイントをしっかりと押さえておく必要があります。

ここからは、美味しいパイナップルを見分けるポイントをご紹介しますので、選ぶときの参考にしてください。

美味しいパイナップルを選ぶポイント

  • 下膨れの形をしている
  • 甘い芳香がある
  • お尻に弾力がある
  • 持った時に重量感がある

以上の特徴は、比重の重い甘い成分がお尻に溜まっているイメージを持つと覚えやすいですよね。

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まとめ+関連記事

この記事をまとめると

  • パイナップルを逆さまに保存すると美味しくなる
    • 3度くらいの糖度差
    • 甘さが行きわたる
  • パイナップルを逆さまに保存する方法
    • 逆さまで常温か野菜室
    • 葉の根本はカット
    • 新聞紙で包む
  • カットしたパイナップルの保存方法
    • ひとつずつラップ
    • 冷蔵:ラップ+密閉容器
    • 冷凍:ラップ+密閉袋
    • 冷凍でビタミンCや抗酸化物質UP
  • パイナップルについている白い粉の正体
    • ブルーム(果粉)
    • カビなら皮を厚めにむく
  • 逆さまに保存しても美味しくない場合は料理
    • 酵素が肉を柔らかくする
    • サラダやスイーツにも
  • 美味しいパイナップルの選び方
    • 下膨れの形
    • 甘い芳香
    • お尻に弾力
    • 重量感

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