コロンとした可愛らしい見た目が特徴のそら豆は、ビールのお供にも最適♪おつまみとして食べていると、一つまた一つと、つい食べ過ぎてしまうこともありますが、そら豆を食べ過ぎてしまった場合、体に悪影響はあるのでしょうか?また、1日の適量や、そら豆の栄養や効能についても気になりますよね☆
もくじ
そら豆の食べ過ぎはどんな症状がでる?
出典:https://bit.ly/36qh0Wp
腹痛・便秘・下痢
そら豆を食べ過ぎると、そら豆に含まれる食物繊維、サポニン、レクチンの働きによって腹痛や便秘、下痢といった症状が出る可能性があります。
そら豆の栄養や効能については後ほど詳しくご紹介しますが、適量であれば体に良い栄養素も、やはり摂り過ぎ(食べ過ぎ)というのはかえって体に良くありません。
これはそら豆に限らず、どんな食材にも言えることですよね><;
そら豆には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があるのですが、そら豆に多く含まれている食物繊維は後者の「不溶性食物繊維」です。
不溶性食物繊維には、腸の蠕動運動を盛んにしたり、消化管で水分を吸収して便の量を増やす、といった作用があります。
適量であれば腸内環境が整えられ、便通を良くするといった体に嬉しい効果がありますが、食べ過ぎると腹痛や便秘などの症状が出てしまうことがあります。
次に、「サポニン」「レクチン」というのは、マメ科の植物に多く含まれている成分です。
こちらも、適量であれば、抗がん作用や免疫力を高めるといった効果が期待できますが、食べ過ぎると下痢や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。
そら豆中毒
そら豆中毒というのは、そら豆を食べることによって引き起こされる中毒症状のことです。
「そら豆中毒」になると、赤血球が溶血してしまい、溶血性貧血、発熱や黄疸などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることもあります。
こんなにも恐ろしい症状が引き起こされる可能性があるそら豆ですが、日本では、そもそも「そら豆中毒」というものを知らない人も多く、「そんなのがあるの?」というくらいの感じで、特別危険視していませんよね。
というのも、そら豆中毒の発症には遺伝的要素が関与していると考えられており、遺伝子の疾患によって「G6PD(グルコース-6-リン酸化脱水素酵素)」と呼ばれる酵素が欠乏していると、そら豆を食べた時に、前述したような中毒症状が引き起こされてしまいます。
これは、地中海沿岸、北アフリカ、中央アジア等で起きている疾患で、日本人が発症した例はありません。
日本人であればまず大丈夫だと思いますが、遺伝的要素で不安な方は、お医者さんに聞いてから食べるようにすると良いですね。
また、外国人のパートナーや友人がいる場合には、そら豆による食中毒が起こる可能性がないか、必ず確認しておきましょう。
そら豆の適量は1日どれぐらい?
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そら豆の適量は、1日に10粒程度です。
もちろん、それ以上食べても問題ない人もいますが、前述したように、胃腸の弱い人が食べ過ぎると、かえって胃腸の調子が悪くなってしまう可能性もあるので、適量で抑えておくのがベストです。
また、ダイエット中の人もそら豆の食べ過ぎには注意した方が良いかもしれません。
そら豆のカロリーは、「100gあたり108kcal」と、意外にも高いんです・・・!
100gあたりのカロリーでは、グリンピースが93kcal、かぼちゃが91kcalとなっているので、そら豆は野菜の中でもカロリーの高い部類に入ります。
そら豆には美容に関する作用もあるので、整腸作用と同様に、そら豆の効能を期待して食べる分には10粒程度で充分です^^
そら豆の栄養
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そら豆には、
- たんぱく質
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンB群
- ビタミンC
- 葉酸
- 鉄分
などの栄養素が含まれています。
たんぱく質
筋肉、臓器、皮膚、血液など、人体の大部分はたんぱく質からできています。
タンパク質は体内でアミノ酸に分解されるのですが、そら豆に含まれる「リジン」は、体内で作ることのできないアミノ酸なので、積極的に取り入れましょう^^
食物繊維
食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」がありますが、そら豆には、「不溶性食物繊維」が豊富に含まれています。
「不溶性食物繊維」というのは文字通り、水に溶けない食物繊維のことで、水分を吸収して膨らみ便のかさを増やして腸の働きを整えます。
カリウム
カリウムには塩分の排出を促す働きがあり、高血圧の予防、むくみの改善などに効果があります。
また、カリウムは筋肉の収縮にも関わっており、筋肉を正常に保つといった効果もあります。
ビタミンB群
そら豆にはビタミンB1、B2が特に多く含まれています。
それぞれのビタミンの働きは、
- ビタミンB1・・・エネルギーの産生、皮膚や粘膜を健康に保つ。
- ビタミンB2・・・糖質の代謝を調節、脳や神経系の働きの維持や調節。
となっています。
ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、特に女性にとって嬉しい効果をもたらしてくれる栄養素です。
抗酸化作用の他にも、免疫力を高める効果もあります。
葉酸
葉酸には、赤血球の形成を助ける働きがあります。
また、葉酸はDNAの合成に重要な働きをするため、特に妊娠中の方には欠かすことのできない栄養素の一つです。
鉄分
鉄分は、赤血球を構成するヘモグロビンの材料となっており、体中に酸素を運ぶ役割をしています。
鉄分が不足すると、貧血、倦怠感、免疫機能の低下などの症状が現れます。
そら豆の効能
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そら豆に含まれる栄養素を摂取することによって得られる効能には、
- 便秘の改善
- 高血圧予防
- 疲労回復
- 美容効果
- 貧血予防
などがあります。
便秘の改善
そら豆に含まれる不溶性食物繊維には、排便を促進する作用があり、便秘の改善に効果があります。
便秘しがちな方は、そら豆を皮ごと食べることでより多くの食物繊維を摂取することができますよ^^
高血圧予防
カリウムは塩化ナトリウム(塩分)を体外へ排泄する役割をするため、高血圧の改善や予防に効果があります。
その他にも、心不全や不整脈の予防といった効果も期待できます。
疲労回復
そら豆に含まれるビタミンB1、ビタミンCには、疲労回復の効果があります。
また、ビタミンCには、免疫力を高める作用があり、風邪の予防や花粉症の改善などにも効果があります。
多忙で疲労が溜まっている方は、免疫力も弱くなりがちなので積極的に摂取するように心掛けると良いですね^^
美容効果
ビタミンCは肌の状態を整え、肌荒れなどを改善させる働きがあります。
ビタミンCには抗酸化作用があり、老化の原因になる活性酵素を抑える働きをするため、女性にとって特に嬉しい様々な美容効果に繋がります。
貧血予防
鉄分、ビタミンCは貧血予防に効果があります。
ビタミンCは鉄分の吸収を促進させる作用もあるため、2つの栄養素を一緒に摂れるということで、貧血予防には特に高い効果が期待できます。
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そら豆の中でも特に大粒な「一寸豆」です☆
サヤ付きの一寸豆は香りも味も格別で、ほくほくとした食感とほのかに感じる甘みが特徴です♪
炒め物、天ぷらはもちろん、サヤごと焼いて食べるのもおすすめですよ^^
一度食べ始めると、とまらない!ゆたかな風味と深い味わいが特徴の「黒糖そら豆」です☆
黒糖とそら豆が生み出す唯一無二の調和は、一度食べたらやみつきになります!
意外かもしれませんが、焼酎との相性も抜群です♪
そら豆を油で香ばしく揚げ、お酒のつまみにも最適な花豆です☆
カリっとした薄皮、サクっとした豆、そして豆の甘みが塩気で一層引き出されています♪
香ばしさも絶妙で、お酒の量が増えてしまうほどの美味しさです^^
まとめ+関連記事
そら豆を食べ過ぎると、そら豆に含まれる栄養素の働きによって腹痛や便秘、下痢といった症状が出る可能性があります。
そら豆は栄養価が高く体に嬉しい効能が多くあるので、食べ過ぎには注意して、適量で効率よく栄養を摂取するよう心掛けましょう^^
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