真っ白な果肉が目にも美味しい梨。そんな梨の白さを保つ方法の1つに塩水に浸けるというのがあります。しかし、この方法は本当に効果があるのでしょうか?塩水に付けたらしょっぱくなったりしないのでしょうか?
そこで今回は、梨は塩水を浸けるべき?変色しなくなるのか、味・時間・濃度や保存法もご紹介します^^
もくじ
梨は塩水を浸けるべき?その効果は?
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ポリフェノールの酸化防止
梨は塩水に浸けると変色予防に効果があるので、果肉の色を保つ為にも塩水に付けて下さい!
梨の変色は、果肉の表面に密集しているポリフェノールが空気中の酸素に触れ、それらが酸化する事によって起こります。
しかし、塩水に浸けると、塩水に含まれる塩化物イオンが膜のように果肉の表面を覆い、ポリフェノールが酸素と接触するのを防ぐので、変色を抑えられます☆
梨は塩水を付けても味はどうなる?対策は?
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低濃度なら味は変化なし
塩水に浸けると味や風味が壊れると思われがちですが、濃度が低い塩水に浸ける分には何も問題ありません。
梨は甘みが強いので、塩気が薄ければ本来の味に掻き消されるので味に大きな変化はありません。
砂糖かハチミツを一緒に入れる
塩だけでは、しょっぱくなりそうで心配という場合は砂糖かハチミツを一緒に混ぜて付けて下さい。
塩気に甘みを混ぜると味や風味を損ないにくいのです。
また、これらは水より濃度が高いので、シロップ状になって梨の表面にくっつきます。
塩水のみ以上に表面が空気に触れにくく、変色抑制の効果も高まります☆
梨を塩水に浸ける時間は?
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時間が空く場合は2時間程度
翌日や前日など、皮を剥いてから食べるまでに時間が空く場合は約2時間程度、塩水に付けます。
食べるまでの時間が長いという事は、それだけ空気にさらされている時間が長いという事になります。
煮物で具材をじっくり煮ると、味がしっかり染み込みますよね?
それと同じように、長時間浸ける事で、表面だけでなく果肉の中央まで塩化物イオンで覆われ、長時間の変色抑制が可能となります。
すぐ食べる場合は数分から数十分
食べる直前、または数時間後に食べるのであれば、数分程度サッとくぐらせるか数十分、20~30分くらい塩水に付ければ梨の色は充分保てます!
浸ける時間を短くする場合は小さく切る
短時間できちんと塩水に付けたい!
そんな時は、なるべく梨を薄くか小さく切ってから塩水に付けて下さい。
煮物と同様に、具材を小さく切れば火や煮汁がすぐに染み込むように、梨を小さく切り分ければ塩水の浸透が速くなり、浸ける時間を短縮できます!
半日は変色の抑制が可能
真水に浸けるだけでは、取り出すと酸素に触れて直ぐに変色します。
しかし、塩化物イオンが表面に膜を作る塩水は、取り出しても簡単に変色はしません!
浸ける時間にも違いはありますが、塩水に浸けると最長で半日の変色抑制が可能となります。
とは言え、皮を剥くと鮮度の低下は進んでいるので、なるべく早く食べて下さい。
長時間浸けるのは避ける
変色は抑制できるからと言って、長時間浸けるのは避けて下さい!
長い時間付ければそれだけ、塩水が梨に染み込み、塩辛くなって味や風味が損なわれます。
今回、何パターンか紹介しましたが、あくまで目安なので食べてみたりして様子を見ながら浸ける時間を決めて下さい。
梨を塩水に浸ける濃度は?
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濃度0.3%~1%程度
梨の変色を抑制する塩分濃度は0.3~1%の間と言われています。具体的な例を上げると、水200mlに対して塩0.6~2gとなります。
早い話が塩は1つまみ位の量になります。塩水を作ってみて、しょっぱいと感じない程度の濃さで大丈夫です^^
低濃度でも効果は高い
梨は成分の約90%が水分で、塩分はほぼゼロです。
その為、基本的に塩分が染み込みやすくなっています。
ですので、低い塩分でも変色抑制には充分な効果を発揮してくれます☆
高濃度の塩水で付けない
塩分濃度の高い塩水に浸けるのは避けて下さい。
塩水の濃度が高いと、梨が塩辛くなって味や風味を損ないます。それだけでなく、梨の内外の浸透圧のバランスが崩れて、食感がブヨブヨになり、水分も抜けるので瑞々しさも失われます。
また、水分が流れる事で、その中に含まれるミネラルやビタミンB群などの水溶性の栄養も全て流れ、栄養価も落ちてしまいます。
人間で言うと、脱水症状を起こした状態ですね。
腐ってはいませんが、水分や食感、食味も失われていると美味しく食べるのは難しいので潔く諦めて下さい。
梨を塩水に浸けてどのように保存するのが最適?
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常温保存する
本当にすぐ食べるという状態であれば、常温で保存しても大丈夫です^^
空気に触れないよう、お好みの容器や器に入れて隙間なくラップをして下さい。
保存期間は1日なので、常温で保存する場合は必ずその日の間に食べ切って下さい☆
冷蔵保存する
塩水に付けたら、空気に触れさせないように冷蔵庫に保存します。
- 付けて下さい時間が経ってない場合は、塩水に付けたままラップをしてそのまま冷蔵庫で保存
- ある程度の時間付けた後は、塩水から取り出してキッチンペーパーで水気を切ってから、1つ1つ隙間なくラップで包んで、密封袋又は密封容器に入れて冷蔵庫に入れる
その日の間に食べるのが1番良いですが、最大でも2日は保存が可能になります!
冷凍保存する
1日2日で食べ切れない場合、冷凍保存するのも可能です。
冷凍保存をする場合は以下のように処理をします。
- キッチンペーパーで梨の余分な塩水を拭き取る
- ミキサーなどで撹拌して形を崩す
(解凍時に水分が抜けて食感が落ちるので崩します) - 密封袋又は密封容器に入れて冷凍庫に入れる
(しっかり空気を抜きます)
この方法で冷凍すると、 約1ヶ月は保存が可能となります。
自然解凍する
解凍して食べる際は、冷蔵庫に移して自然解凍します。
しかし、完全に解凍するとべちゃべちゃになって、食べにくくなるので、半解凍の状態で食べましょう。
ザクザクとしたシャーベットのような食感になって、生とは違う美味しさが味わえます。
スムージーにしても冷たくて飲みやすいです。
梨以外にリンゴなどには使える?
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リンゴにも使えます
リンゴも皮を剥いたまま放置すると、茶色に変色しますがこれもポリフェノールの酸化が原因なので、梨のように塩水に付ければ変色を抑制できます☆
他の果物にも使えます
塩水に付けて変色を抑制する方法は、リンゴや梨の他にも桃、バナナ、アボガドなどの果物にも使えます。
但し、これらも梨やリンゴと同様に食感や食味を損なわないように低濃度の塩水で、様子を見ながら短時間だけ付けて下さい!
おいしい梨のおすすめはこちら↓↓↓
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まとめ+関連記事
塩水で梨の変色を予防できる、少しでもそう思ってもらえれば幸いです☆塩水は変色の予防に効果がありますが、濃度が濃かったり浸ける時間が長かったりすると、逆に美味しさを損なうので、浸ける際は様子を見ながら行って下さい。
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