いちじくって食べ過ぎたらダメなの?下痢や胃痛になるって本当?1日何個までなら大丈夫?
いちじくを食べ過ぎると体にどんな影響があるのかを徹底的に解説しました!
もくじ
いちじくの食べ過ぎるとどうなる?
あっさとした甘酸っぱさがクセになるいちじく。つい食べすぎてしまう人が多いようです。
いちじくを食べ過ぎてしまうと体にどんな影響があるのかを徹底的に調べました。
肥満の助長
いちじくの食べ過ぎの最大のデメリットは、肥満に繋がることです。
中くらいのいちじく1個のカロリーは約40kcal、糖質は約10gとなっています。
1個分のカロリーや糖質を見ると、大して高くないと思うかもしれません。
しかし、小さいし体に良いからと言ってついつい食べ過ぎてしまうと、結果的にカロリーや糖質オーバーになってしまい、太る原因になります。
下痢の原因になる
いちじくには、「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が多く含まれています。
水溶性の食物繊維は、硬くなった便に水分を与え、腸内での動きをスムーズにして、排便を促して便秘を解消してくれます。
しかし、便が水分を多量に吸って柔らかくなり過ぎて水っぽくなると、お腹が緩くなって下痢に繋がります。
腸が敏感な体質な人は、いちじくの食べ過ぎには特に注意して下さい。
栄養素の吸収阻害
水溶性の食物繊維のペクチンは、腸内で糖質や脂質、その他の老廃物などを吸着して、吸収を遅らせたり阻害したりします。
ところが、必要以上に摂取すると、ビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素の吸収までも阻害してしまいます。
嘔吐や胃痛の可能性
いちじくには、アクの成分であるベストアルデヒドという物質が含まれています。
これを少量摂取する分には問題ないですが、摂り過ぎると嘔吐や胃痛を引き起こす可能性があります。
ベストアルデヒドは未熟ないちじくに多いですが、完熟のいちじくにも含まれているので、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなります。
いちじくは1日何個まで?どれぐらいの量が食べ過ぎになる?
いちじくを食べる量や個数に明確な決まりはありません。
しかし、1日の摂取カロリー以上の量を食べたり、本来の食事に影響が出るような食べ方をすれば、当然食べ過ぎになってしまうので注意しましょう。
食べ過ぎているかの判断は、1日の摂取カロリーの範囲を超えてないか、食事が食べられなくなるような個数を食べてないかで決めてください。
フルーツであるいちじくは、デザートやおやつと言うように、間食や嗜好品に分類されます。1日に嗜好品や間食に当てる事ができるカロリーは、総摂取カロリーの約10%と言われています。中くらいのいちじく1個は約40kcalです。
これらを目安にすると、いちじくを食べられる量や個数がだいたい決まってきますね。
大人の場合
成人の摂取カロリーは、性別や年齢によって多少の誤差は出ますが、1700kcal~2000kcalとされています。
この10%なので170kcal~200kcalです。
中くらいのいちじく1個が約40kcalなので多くて4個までが食べていい量ですね。
子供の場合
子供も大人と同様に、間食に当てられるカロリーは多くても200kcalとなるので、多くてもいちじくが4個まで目安量となります。
妊婦の場合
妊婦さんの場合、いちじくは多くても2個までにしておきましょう。妊娠中はホルモンバランスが崩れやすかったりと、体調の変動が大きいです。
なので、通常の目安量を食べると、お腹が緩くなったり、アレルギー症状が出たりと、逆に体調不良になる可能性もあります。
妊婦さんがいちじくを食べる場合、その日の体調を見て食べる個数を決めましょう。
ドライいちじくは食べ過ぎても大丈夫?
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/10/post-2630.html?source=recommend
生のいちじくと同様に、ドライいちじくも食べ過ぎに注意して下さい。
ドライいちじくは水分が抜けている分、ミネラルやビタミンなどの栄養素が凝縮されて、生のいちじくより全体的な栄養価が高くなっています。
しかし、それと同時にカロリーや糖質の量、食物繊維の量も多くなっているので、食べ過ぎると太ったり、お腹が緩くなったりします。
ドライいちじくも、食べる量や個数に明確な決まりはありませんが、目安として3個は、多くても4個か5個までに止めておきましょう。
ドライいちじくカロリーは、小粒や中粒1個で約30kcal、大粒では約60kcalあります。間食に当てられるカロリーは多くても200kcalなので、3個~5個が食べ過ぎにならない個数となります。
生のいちじくよりかさが減って少なく感じますが、甘みが濃厚で噛み応えもあるので、意外と量は食べれないです。
いちじくのメリット・効能は?
つい食べ過ぎてしまう人が多いと言われているいちじくにはどんな効能があってメリットがあるのか見てみましょう。
整腸作用
いちじくに含まれる、水溶性食物繊維のペクチンには便秘や腹痛を改善して腸内の環境を整える効果があります。
また、糖質の吸収を遅らせる効果もあるので、血糖値の上がりが緩やかになり、肥満の改善や予防にも効果があります。
美肌効果
いちじくにはポリフェノールの1つである、ザクロエラグ酸とアントシアニンが多く含まれています!
どちらも、シミの原因になるメラニンの働きを抑制する効果があります。
また、シワや活性酸素の発生も抑制してくれるので、いつまでも白くて美しい肌を保ってくれます。
胃もたれの予防・解消
いちじくに含まれるフィシンには、たんぱく質の分解、消化をスムーズにする効果があります☆
肉や魚介などのたんぱく質を分解、消化するのは胃にとって、かなり負担がかかります。
しかし、フィシンの働きによって分解、消化の負担が軽くなるので、胃もたれの予防や改善に繋がります。
また、二日酔いの予防にも効果があると言われています。
お酒の店でドライフルーツを頼むと、大抵いちじくがあるのも、この効果の為かもしれません☆
いちじくの保存方法と賞味期限
次にいちじくの保存方法3つについて紹介します。自分のライフスタイルによって合う保存方法を探してみてくださいね。
常温保存の場合
常温での賞味期限は、長くても3日~4日とかなり短いです。
いちじくは常温で保存すると熟して甘みが増してきますが、その分、品質の劣化も速いです。
買ってきた時点でそれなりに熟していたら、もう少し短くなりますので、なるべく早めに食べ切ってしまいましょう。
冷蔵保存の場合
冷蔵庫の場合は4~5日、保存環境が整っていれば最大では1週間保存できます。
冷蔵庫で冷やすと、常温と違って甘みの増し方は落ちますが、細胞の活動も鈍くなるので、品質の劣化が緩やかになります。
それでも最大で1週間の保存が限界なので、冷蔵庫に入れる場合も早めに食べ切りましょう。
冷凍保存の場合
冷凍保存の場合は最低でも1ヶ月、保存環境を整えれば最大数ヶ月での保存できます。
冷凍すると細胞活動をほぼ停止させる事ができるので、品質の劣化もかなりゆっくりになり、長期的な保存が可能です。
■いちじくの冷凍保存については、別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓
いちじくの冷凍の保存方法!期間や皮は剥くか・生のままか、解凍方法も
ドライいちじくの場合
ドライいちじくの場合、最低でも半年、環境や状態が良ければ数年は保存が効きます。
ドライいちじくは、干すとほとんど水分が抜けて傷みにくいので、冷凍保存以上に長持ちします。
いちじくの食べ方の種類
いちじくのおいしい食べ方についても紹介していきます。
ジャムにする
煮詰めて水分を飛ばしてジャムにすることで、ドライいちじくと同様に栄養素が凝縮されて栄養価が高まります。
また、煮詰めると種や皮ごと食べる事もできるので、いちじくの栄養素を効率的に摂取可能!パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりと、手軽に食生活に取り入れられるのもまた魅力です。
スムージーにする
いちじくを潰して、お好みの食材と混ぜてスムージーにして摂取します。
普段の食生活に取り入れやすいのはもちろん、風邪や二日酔いなど体調不良の時にもおススメ!
牛乳や豆乳やヨーグルト、フルーツなどお好みの材料を混ぜて、好みのスムージーを作ってみて下さいね。
いちじくのおすすめをご紹介☆
タルト、ロールケーキ、パウンドケーキといちじくを存分に使ったスイーツ3種類
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タルト、ロールケーキ、パウンドケーキといちじくを存分に使ったスイーツを3種類用意しました。タルトとロールケーキは生いちじく、パウンドケーキはドライいちじくを使っているため、違った食感や味わいを楽しめます。
いちじく ドライフルーツ 850g(トルコ産)
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トルコ産の大粒のドライいちじくを1㎏用意しました。砂糖や漂白剤などの添加物を使用せず、天日干しのみで作り出した自然の甘みなので、体にも優しいです。
おやつなどに是非取り入れてみて下さい!
【ふるさと納税】多伎の いちじく まるごと ジャム 6本 セット
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島根県出雲市多伎町産のブランドいちじく蓬莱柿を贅沢に使ったジャム。いちじくを約83%という高含有率。皮ごと使っているので、果実感のボリュームがあり!含まれる砂糖を約15%に抑えてあり、いちじくの味が存分に味わえます。
いちじくの食べ過ぎにはくれぐれも注意!適度な量を食べて味わいましょう!【まとめ】
この記事をまとめると
- いちじくを食べ過ぎると起こる体の不調
- 肥満の助長
- 下痢の原因
- 栄養素の吸収阻害
- 嘔吐や胃痛の可能性
- いちじくの食べ過ぎるの基準
- 大人の場合・・・4個
- 子供の場合・・・4個
- 妊婦の場合・・・2個まで
- ドライいちじくの場合・・・3個多くても4個~5個
- いちじくの効能・メリット
- 整腸作用
- 美肌効果
- 胃もたれの予防・解消
- いちじくの賞味期限
- 常温保存の場合・・・3日~4日
- 冷蔵保存の場合・・・4日~5日、最大で1週間
- 冷凍保存の場合・・・1ヶ月~数ヶ月
- ドライいちじくの場合・・・半年~数年
- いちじくの食べ方の種類
- ジャムにする
- スムージーにする
いちじくは体に良い食べ物ですが、必要以上に食べ過ぎるのは良くない理由が少しでも解っていただければ幸いです。適度な量を食べて、いちじくの美味しさを味わって下さい。
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