あさりの保存方法や賞味期限は?生は冷凍できるか砂抜きの方法、腐るとどうなる?

酒蒸しやボンゴレなど様々な調理法があるあさりですが、その保存方法や賞味期限はどうなっているんでしょうか。
また下処理方法や、アレルギー症状なども気になりますね。
そのため今回は「あさりの保存方法や賞味期限は?生は冷凍できるか砂抜きの方法、腐るとどうなる?」をご紹介します!^^

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生のあさりは冷凍できる?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/274132?title=あさり%E3%80%801

生のあさりは冷凍保存することができ、しかも2カ月間も日持ちすると言われています。

ちなみに、冷凍保存した場合、あさりを加熱した状態でも3日程度しかもたないことに比べると、その差は歴然ですね。

また、冷凍保存することによって水分が逃げなくなるので身が縮むことを防ぎ、食べる時にプリプリの状態を保つことができるというメリットがあります

このことから、「すぐに食べる予定は無いから保存しておきたいんだけど、鮮度が落ちるのはちょっと・・・」という人は、ずばりこの冷凍保存をオススメします。

では次に、そんな冷凍保存を含む保存方法や、賞味期限について解説していきます。

あさりの冷凍等の保存方法や賞味期限は?下処理の方法も!

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2743445?title=市場のあさり

まず、生のあさりを冷凍保存する際には、下処理として「砂抜き」が必須となります。

あさりの砂抜きはあさりが生きている間しかできません。
砂抜きせずにあさりをそのまま冷凍してしまった場合、あさりは冷凍することにより死んでしまうので、その体内に砂などの異物が残ってしまい、いざ調理し終わって食べる時にガリッとなってしまい悲惨な目に遭うことになってしまいます
ですので、忘れずにあさりの砂抜きを必ず行うようにして下さいね。

あさりの砂抜きの方法

出典:https://www.sirogohan.com/recipe/asarisunadasi/

では、その砂抜きの方法および手順はというと・・・

  1. 容器に500ccの水と塩大さじ1杯を入れる。
  2. 洗った殻付きのあさりを容器に入れ、あさりが半分浸かる程度まで塩水を捨てる。
  3.  容器に新聞紙やキッチンペーパーを被せ、購入したものなら3時間程度、
    潮干狩りで獲ったものなら一晩置いておく。

となります。

なお、砂抜きを上手く行うコツとしては、「常温ではなく冷暗所で行う」ことが挙げられます。
こうして、あさりが生息している暗くて冷たい海と似た環境を作り、上手く砂を吐けるようにしてあげるという訳です

つまり、人間だけではなくあさりにとっても「環境作り」が大切という訳ですね。

また、3の工程を行う理由は、こうすることで海水を吐き出しても飛び散らなくて済むためです。
これはあさりのためではなく人間側の都合ですが、「これも環境作りの一環」と考え、抜かりなくしっかりと行うようにしましょう。

では次に、冷凍保存を含む様々な保存方法の正しい方法と、それぞれの賞味期限についてです。

冷凍

出典:https://shunkashutou.com/market/column/asari/

冷凍保存は、あさりの保存に最も適している方法であり、その賞味期限は既2か月とかなり長いんです

そんな冷凍保存の正しい方法はというと・・・

  1.  砂抜きが終わったあさりをキッチンペーパーなどで拭き、水分を切る。
  2. フリーザーバッグに入れて空気を抜き、重ならないように平らにする。
  3. 金属トレイに乗せ、冷凍庫で急速冷凍する。

となります。

なお、3の工程で急速冷凍する理由としては、少しでも早く活きが良い状態で保存するためです
これも、あさりの環境作りの一環という訳ですね。

また、解凍方法のポイントとしては、「凍ったまま調理し、一気に加熱する」というのがあります。
こうすることであさりの殻がしっかりと開き、プリプリとした食感が楽しめ、美味しく食べることができますので、ぜひ覚えておいて下さい。

冷蔵

冷蔵保存に関しては、加熱した状態であっても賞味期限は3日間程度というデメリットがあるんですが、「割とすぐに食べる予定だから、一時的に保存したい」という時には最適なんですよ。

そんな冷蔵保存の方法はというと・・・

  1. あさりを新聞紙、もしくは、キッチンペーパーで包む。
  2. 表面を霧吹きなどで湿らせ、ボールなどに入れる。
  3. ラップなどは掛けずに、そのまま保存する。
  4. 半日に一度、新聞紙やキッチンペーパーを交換する。

となります。

なお、この方法のポイントとしては、水分をできるだけ控え、温度も10°ぐらいにするということが挙げられます。

なぜならば、この方法はあくまでも「あさりを仮死状態にする」ということがミソだからです

このことから、砂抜きの時とは保存方法がかなり異なるんですが、これも「正しく保存して美味しく食べるための方法」ですので、しっかりと行いましょう。

常温

常温保存に関しては、そもそもあさりの保存に適した温度が10~15°であることから、全くの不向きです。
特に、春先や初夏、夏場など気温が高くなる時期は要注意と言えるでしょう。

砂抜きを行った後に常温保存するというのは絶対にご法度です。
砂抜きした後のあさりというのはいわゆる「瀕死の状態」なんですが、その生命活動が完全に止まりきってはいません。
つまり、瀕死のあさりにとって、常温でいるよりも冷蔵されている方がはるかに生きやすいので、長生きできるからです

このことから、砂抜き後の常温保存は絶対にしないようにして下さいね。

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あさりは腐るとどうなる?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1853593?title=考える女の子

あさりが腐るとどうなるのかというと・・・

  • 変な臭いがする
  • 殻が閉じていて、管が出ていない
  • 砂抜きのための水が濁っている
  • 加熱しても口が開かない

などがあります。

順に解説すると・・・

変な臭いがする

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2098540?title=鼻をおさえる女性

あさりだけではなく大抵の食べ物がこうなってしまいますが、あさりのそれはかなり強烈なもので、まるで頭からドブ川に突っ込んだような強烈な臭いがするんです

そのほか、硫黄のような臭いや磯臭さの超強烈バージョンとも言うべき例えようのない臭いがするという声もあるんですよ。

こうなってしまってはもちろん食べることはできませんし、それ以前に「食べよう」という気持ちには決してならないでしょうから、迷うことなくゴミ箱にINしてしまいましょう。

これこそまさに「臭い物に蓋(ふた)をする」作戦そのものです。

殻が閉じていて、管が出ていない

本来、新鮮なあさりは、下処理段階の砂抜きの時に水管と呼ばれる管を伸ばして水を噴き出すんですが、腐っている・腐りかけのものは殻が開かず、管も出ていないという特徴があります。

というのも、この状態になっているあさりは、急な振動などで驚き貝殻を閉めた拍子に水管を挟んでしまい、水管がちぎれてしまっているんですよ。
そしてこうなっているものはすぐに死んでしまうので、その分、足も早いんです。

ですので、砂抜き中にすでに死んでいる状態のあさりを見つけた場合は、なるべくほかの元気なものに悪影響を与えないように(一緒にしていると味が落ちるので)するためにも、すぐにそれを水から出すようにして下さい。

砂抜きのための水が濁っている

これも砂抜きの時に判ることなんですが、健康なあさりの中に腐った、もしくは、死んだものが混じっていると、砂抜きのための水が濁った状態になります。

ですので、この場合はすぐにその水を捨てて健康なあさりを洗い、死んでいるあさりを取り除くのがベターですよ。

もしこのことを知らずに、あるいは、面倒臭がってそのままにしていると、とても短い時間で全てのあさりがまるで「北斗の拳」のケンシロウの名ゼリフのように「お前はもう死んでいる」という状態になってしまうので、すぐに実行するようにしましょう。

加熱しても口が開かない

加熱しても口が開かないという状態は、あさりをはじめとした2枚貝が死んでしまった時に見られるもので、こうなってしまうと当然ながら食べられません。

そもそも貝類の口は、蝶番(ちょうつがい)と貝柱の力によって開閉する仕組みになっています
具体的には、蝶番は口を開こうとする力を持ち、貝柱の方はコラーゲンなどのタンパク質によって貝にピッタリくっついて口を閉じる役割を果たしています。

そして、貝を加熱することにより、貝柱の貝自体にくっつく力が弱くなり、また同時に貝柱自体も縮むため貝から貝柱が外れて、蝶番の口が開くという役割により、口が開きます
しかし、死んでしまうと、加熱しても貝柱は腐敗していて縮まないため開かないという訳です

ただ、蝶番と貝柱の均衡が崩れ、生きているのに加熱しても口が開かないというあさりも存在します
ですが、生死の判断は口を開くまでわからないこと、口を開いた時の生きているあさりへの影響・下痢の危険性・料理自体がダメになる可能性といったデメリットが大きいことから、加熱しても口が開かないあさりは「もったいない」などと思わず、潔くゴミ箱に捨てて下さいね。

あさり食べて体調悪い時は、アレルギーの危険もある?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/アサリ-魚介類-貝-食品-696406/

あさりが腐っていたり死んだりしていないにも関わらず、あさりを食べて体調が悪くなったときはアレルギーの可能性があります。
その主な症状としては、強烈な吐き気や下痢などです

そのほか、食道と気管支が腫れ、呼吸困難になってしまうという症例もあるので、こういったアレルギーと思われる症状が出た時には決して楽観視せず、速やかに病院へ行くようにして下さい

また、過去にアレルギーかどうかは判らないけど、同じような症状を経験したことがあるという人は、一度、病院でアレルギー検査を受けてみることをオススメします
あさりが好きなのに食べるたびに症状が出てしまっては、たまったものではありませんからね。

下手をすれば命に危険がおよぶ場合もあるので、検査を受けるなどしてしっかりとケアするようにしましょう。

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美味しいあさりのオススメはコチラ☆

天然の殻付きあさりに真空パックおよびボイル製法を採用した「天然殻付きあさりの旨味ボイル」です。
面倒な殻の洗浄・砂抜き・加熱済みなので、解凍するだけですぐに食べれるのがGOOD。
お味噌汁やパスタにぜひ。

手間暇をかけてじっくりと焼き上げた「あさりの時雨(しぐれ)煮」です。
生姜が含まれているので、風邪予防や冷え性改善には最適ですよ。
お酒のおつまみやおにぎりの具材など、お好みの調理法でどうぞ。

活あさり貝 国産 特大 1kg 約40粒〜60粒 [あさり貝]

国産の生のあさりを約40~60粒梱包した「活あさり貝 国産 特大」です。
肉厚で柔らかくプリプリとした食感と歯応えは、純国産かつ天然物の証。
その大粒から出るダシは、酒蒸しやお吸い物にすると最高ですよ!

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基本は冷凍保存ですが、賞味期限に差はあるものの、保存期間によっては冷蔵も可能なあさり。
しっかりと砂抜きを行い、その味を堪能して下さいね!

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