ボラは、ブリやスズキに並ぶ代表的な出世魚です。では、成長するにつれて変わるボラの呼び名にはどんなものがあるのでしょうか?ボラの生態や、美味しい食べ方についても気になりますよね☆

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ボラの出世魚に関して

出典:https://bit.ly/2MorFsG

ボラは成長によって呼び名が変わっていく出世魚です。
ここでは、それぞれのサイズによる呼び名について一つ一つご紹介したいと思います^^☆

ハク

体長2~3センチの個体は、「ハク」と呼ばれます。
他の呼び方として、高知では「イキナゴ」、東北では「コツブラ」と呼ばれることもあります。

イナッコ・オボコ

出典:https://fish.fishai.jp/442

体長3~18センチの個体は、「イナッコ」「オボコ」と呼ばれます。
関東では「イナッコ」、関西では「オボコ」と呼ばれ、地域によっては「オボッコ」「スバシリ」などと呼ばれることもあります。

ボラの幼魚である「オボコ」は、「おぼこい」の語源となっているともいわれています。
「おぼこい」というのは西日本の方言で、「子供っぽい」「初々しく未熟な様」という意味で使われます。

「おぼこい」の語源に関しては、他にも「産子(うぶこ)」が由来となっているともいわれていますが、このように、ボラにはボラの呼び名が語源になる言葉が他にも多くあります。
出世魚といえば、ブリやスズキなども代表的な存在ですが、その中でもボラは成長段階での異名が語源となるものが際立って多いのは興味深いですよね^^

ちなみに、「スバシリ」は「すばしっこい」の語源になっているとされています。

イナ

体長18~30センチの個体は、「イナ」と呼ばれます。

「イナッコ」と呼ばれるボラの幼魚は、18センチ以上になると「イナ」と呼ばれるようになります。
つまり「イナッコ」の「コ」は、「イナ」より小さいという意味で「子・小」を付けた呼び方になっているというわけですね^^

「イナ」は「いなせ」の語源ともいわれています。
ボラは漢字では「鯔(ぼら)」と書き、「いなせ」というのは漢字で書くと「鯔背(いなせ)」と書き、粋な男気がある江戸の若者を形容する言葉として使われます。

そしてその「いなせ」という言葉は、江戸の若者の間で流行した髪型である、「髷(まげ)」の部分の青々とした剃り跡がボラの背中に似ていることから来ています^^
「いなせ」という言葉は「め組のひと」の歌詞のフレーズにも出てきますよね♪

ボラ

体長30センチ以上の個体は、「ボラ」と呼ばれます。

冒頭に記述したように、ボラは成長によって呼び名が変わる出世魚です。
成長過程での呼び名は地域によって異なりますが、この「ボラ」も、地域によって様々な呼び名が付いています。

ボラの特徴や生態については後ほど詳しくご紹介しますが、ボラは北海道を除き全国的に幅広く生息しているため、地域によって呼び名が違うのも納得できますね。

ボラは、関西地方では「イセゴイ」、広島県では「マボラ」、愛媛県では「ナタネボラ」、沖縄県では「ツクラ」などと呼ばれることもあります。

ただでさえ出世魚として呼び名が変わっていくのに、さらに枝分かれして様々な名前を持つボラ。
ちょっとややこしいですね><;笑

トド

出典:https://bit.ly/2nsubFM

体長50センチ以上の個体は、「トド」と呼ばれます。

「ボラ」が最終的な呼び名なのではなく、もう一段階あり、最終的な呼び名は「トド」になります。

ボラは多くの語源を持つ魚ですが、こちらの「トド」というのも、「とどのつまり」の語源になっているんですよ^^
「とどのつまり」は「行き着くところ」という意味になります。
つまり、出世魚として最終的に行き着く「トド」と言う呼び名が言葉の由来となっているというわけですね。

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ボラの生態

出典:https://bit.ly/2B0EKmw

生態

ボラは、ボラ目ボラ科に属する魚で、全世界の熱帯、温帯地域に分布しており、日本では北海道を除きほぼすべての地域に生息しています。

成魚では50センチ程度にまで成長するのですが、個体によっては、80センチ以上にまで成長することもあります。
先述したように、50センチ以上の個体は「トド」と呼ばれますが、特に大きなものは「オオトド」と呼ばれることもあります。

食性は雑食性で、水底のデトタリス、藻類、甲殻類などを餌としています。

特徴

出典:https://bit.ly/2nsuOiC

体の特徴は細長く、断面は頭部で背中側が平たい逆三角形、尾部では紡錘形をしています。

ボラは、水面の近くを群れで泳ぎ、水面上をジャンプする習性があります。
時には、体長の2~3倍程の高さまでジャンプすることもある程です。

ジャンプする理由については未だはっきりと分かっていませんが、「外敵に驚いたため」「体に付いた寄生虫を落とすため」などの説があります。

ボラは嫌われている?

ボラは元々高級魚として扱われていたのですが、現在では「臭みがある魚」として、あまり良い印象を持たれない魚となってしまいました。

その理由として、高度成長期前は「美味しい魚」「良く釣れる魚」として好まれていたのですが、高度成長期後、水質汚染が進みます。
しかし、ボラは水の汚染に強いため、汚い川でも生き残ることが出来ました。
汚い川で育ったボラは臭みも出てしまうため、その結果、「ボラ=臭みのある魚」としての印象が強くなってしまったのです。

ですが、本来はとても美味しい魚で、綺麗な川で獲れたものは臭みなく、真鯛のような上品な味をしています。
ボラの美味しい食べ方についても後述したいと思いますので、是非参考にしてみて下さいね^^☆

そして、ボラの卵巣を塩漬けし、塩抜きしてから乾燥させたものは「からすみ」と呼ばれ、日本の三大珍味の一つとなっています。
からすみの事は知っていても、ボラの卵巣だという事までは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

現在は昔に比べるとボラの印象は悪くなってしまったかもしれませんが、「からすみ」は現在でも高級珍味として日本人に親しまれていますよね。
チーズのような濃厚な味わいで、高級な酒の肴にもなります^^

ボラの美味しい食べ方

出典:https://bit.ly/35jRsL6

ボラは歯ごたえがあり、甘みも強いため、お刺身で食べると真鯛のような味がします。
特に旬の時期のボラは脂ののりも良いため、まずはお刺身で食べることをおすすめします☆

また、ボラは加熱することでふわっとした食感になるので、お刺身を味わった後は、加熱調理することでまた違った楽しみ方が出来ます♪

そこで、お刺身以外の美味しい食べ方をいくつかご紹介したいと思います^^☆

ボラの唐揚げ

出典:https://bit.ly/2VoYxp8

ボラの唐揚げは、おかずはもちろん、おつまみにもピッタリです♪
魚嫌いなお子様も、唐揚げにしたら喜んで食べてくれそうですね^^

作り方

クックパッド:https://cookpad.com/recipe/3071609

ボラのムニエル

出典:https://bit.ly/2pRXfY8

ムニエルと言えば鮭が定番ですが、ボラをムニエルにするのもいいですね☆
醤油バターのソースややレモン汁をかけて食べるのもおすすめです^^

作り方

クックパッド:https://cookpad.com/recipe/5025129

ボラチップ入りアヒージョ

出典:https://bit.ly/30V6hAn

ボラを乾燥チップにするという面白いアレンジの仕方もあります^^
ボラの旨みと栄養がたっぷり染み出たお洒落で美味しいアヒージョです♪

作り方

クックパッド:https://cookpad.com/recipe/3774320

まとめ+関連記事

ボラは他の代表的な出世魚と比べて多くの呼び名があり、また、現在使われている言葉の語源となるものも多くあることが分かりました。
臭みが強い印象があり嫌われがちなボラですが、とっても美味しいので、是非味わってみて下さいね^^

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