あっさりとした甘酸っぱさがクセになるいちじく。そんないちじくは、ついつい食べ過ぎてしまう人も多いようです。
いちじくを食べ過ぎると体にどんな影響があるのか?気になりますよね。
そのため今回は、『いちじくの食べ過ぎはダメ!下痢や胃痛になる、量は何個までか、ドライフルーツは?』紹介します^^
もくじ
いちじくのデメリットは?食べ過ぎるとどうなる?
出典:sozaing.com/photo/いちじく.html
肥満の助長
いちじくの食べ過ぎの最大のデメリットは、肥満に繋がることです。
中くらいのいちじく1個のカロリーは約40kcal、糖質は約10gとなっています。
1個分のカロリーや糖質を見ると、大して高くないと思うかもしれません。
しかし、小さいし体に良いからと言ってついつい食べ過ぎてしまうと、結果的にカロリーや糖質オーバーになってしまい、太る原因になります。
下痢の原因になる
いちじくには、「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が多く含まれています。
水溶性の食物繊維は、硬くなった便に水分を与え、腸内での動きをスムーズにして、排便を促して便秘を解消してくれます。
しかし、便が水分を多量に吸って柔らかくなり過ぎて水っぽくなると、お腹が緩くなって下痢に繋がります。
腸が敏感な体質な人は、いちじくの食べ過ぎには特に注意して下さい。
栄養素の吸収阻害
水溶性の食物繊維のペクチンは、腸内で糖質や脂質、その他の老廃物などを吸着して、吸収を遅らせたり阻害したりします。
ところが、必要以上に摂取すると、ビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素の吸収までも阻害してしまいます。
嘔吐や胃痛の可能性
いちじくには、アクの成分であるベストアルデヒドという物質が含まれています。
これを少量摂取する分には問題ないですが、摂り過ぎると嘔吐や胃痛を引き起こす可能性があります。
ベストアルデヒドは未熟ないちじくに多いですが、完熟のいちじくにも含まれているので、食べ過ぎると、お腹の調子が悪くなります。
どれぐらいの量・何個から食べ過ぎ?
出典:https://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post.html
明確な決まりはなし
いちじくを食べる量や個数に明確な決まりはありません。
しかし、1日の摂取カロリー以上の量を食べたり、本来の食事に影響が出るような食べ方をすれば、それは当然食べ過ぎになってしまいます。
1日の摂取カロリーの範囲を超えてないか、食事が食べられなくなるような個数を食べてないかで、食べ過ぎかそうでないかが決まります。
総摂取カロリーの10%を目安に食べる
フルーツであるいちじくは、デザートやおやつと言うように、間食や嗜好品に分類されます。
1日に嗜好品や間食に当てる事ができるカロリーは、総摂取カロリーの約10%と言われています。
これを目安にすると、いちじくを食べられる量や個数が大体決まってきます。
因みに、中くらいのいちじく1個は約40kcalと言われています。
大人
成人の摂取カロリーは、性別や年齢によって多少の誤差は出ますが、1700kcal~2000kcalとされています。
この10%なので170kcal~200kcalです。
中くらいのいちじく1個が約40kcalなので、多くても4個までが食べていい量ですね。
子供
子供も大人と同様に、間食に当てられるカロリーは多くても200kcalとなるので、多くてもいちじく4個が目安量となります。
妊婦
妊婦さんの場合、いちじくは多くても2個までに止めましょう。
妊娠中はホルモンバランスが崩れやすかったりと、体調の変動が大きいです。
なので、通常の目安量を食べると、お腹が緩くなったり、アレルギー症状が出たりと、逆に体調不良になる可能性もあります。
妊婦さんがいちじくを食べる場合、その日の体調を見て食べる個数は決めるようにしましょう。
ドライいちじくはどうなの?
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/10/post-2630.html?source=recommend
食べ過ぎに注意!
生のいちじくと同様に、ドライいちじくも食べ過ぎに注意して下さい。
ドライいちじくは水分が抜けている分、ミネラルやビタミンなどの栄養素が凝縮されて、生のいちじくより全体的な栄養価が高くなっています。
しかし、それと同時にカロリーや糖質の量、食物繊維の量も多くなっているので、食べ過ぎると太ったり、お腹が緩くなったりします。
1日3個を目安にする
ドライいちじくも、食べる量や個数に明確な決まりはありませんが、目安としては3個、多くても4個か5個までに止めて下さい。
ドライいちじくカロリーは、小粒や中粒1個で約30kcal、大粒では約60kcalあります。
間食に当てられるカロリーは多くても200kcalなので、3個~5個が食べ過ぎにならない個数となります。
生のいちじくよりかさが減って少なく感じますが、甘みが濃厚で噛み応えもあるので、意外と量は食べれないです。
いちじくのメリット・効能は?
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/11/post-707.html
整腸作用
いちじくに含まれる、水溶性食物繊維のペクチンには便秘や腹痛を改善して腸内の環境を整える効果があります☆
また、糖質の吸収を遅らせる効果もあるので、血糖値の上がりが緩やかになり、肥満の改善や予防にも効果があります^^
美肌効果
いちじくにはポリフェノールの1つである、ザクロエラグ酸とアントシアニンが多く含まれています!
どちらも、シミの原因になるメラニンの働きを抑制する効果があります。
また、シワや活性酸素の発生も抑制してくれるので、いつまでも白くて美しい肌を保ってくれます☆
胃もたれの予防・解消
いちじくに含まれるフィシンには、たんぱく質の分解、消化をスムーズにする効果があります☆
肉や魚介などのたんぱく質を分解、消化するのは胃にとって、かなり負担がかかります。
しかし、フィシンの働きによって分解、消化の負担が軽くなるので、胃もたれの予防や改善に繋がります^^
また、二日酔いの予防にも効果があると言われています。
お酒の店でドライフルーツを頼むと、大抵いちじくがあるのも、この効果の為かもしれません☆
いちじくの賞味期限
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/11/post-707.html
常温保存
常温での賞味期限は、長くても3日~4日とかなり短いです。
いちじくは常温で保存すると熟して甘みが増してきますが、その分、品質の劣化も速いです。
買ってきた時点でそれなりに熟していたら、もう少し短くなりますので、なるべく早めに食べ切って下さい。
冷蔵保存
冷蔵庫の場合は4日~5日、保存環境が整っていれば最大で1週間は保存が可能になります☆
冷蔵庫で冷やすと、常温と違って甘みの増し方は落ちますが、細胞の活動も鈍くなるので、品質の劣化が緩やかになります。
それでも最大で1週間の保存が限界なので、冷蔵庫に入れる場合も早めに食べ切りましょう。
冷凍保存
最低でも1か月、保存環境を整えれば最大で数か月の保存が可能になります☆
冷凍すると細胞活動をほぼ停止させる事ができるので、品質の劣化もかなりゆっくりになり、長期的な保存が可能になります^^
■いちじくの冷凍保存については、別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓
いちじくの冷凍の保存方法!期間や皮は剥くか・生のままか、解凍方法も
ドライいちじく
最低でも半年、環境や状態が良ければ数年は保存が効きます☆
ドライいちじくは干して、殆ど水分が抜けて傷みにくいので、冷凍保存以上に長持ちします。
いちじくの食べ方の種類
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/05/post-175.html?source=recommend
ジャムにする
煮詰めて水分を飛ばしてジャムにする事で、ドライいちじくと同様に栄養素が凝縮されて栄養価が高まります。
また、煮詰めると種や皮ごと食べる事もできるので、いちじくの栄養素を効率的に摂取できます^^
パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりと、手軽に食生活に取り入れられるのもまた魅力です☆
スムージーにする
いちじくを潰して、お好みの食材と混ぜてスムージーにして摂取します☆
普段の食生活に取り入れやすいのはもちろん、風邪や二日酔いなど体調不良の時にもおススメです^^
牛乳や豆乳やヨーグルト、フルーツなどお好みの材料を混ぜて、好みのスムージーを作ってみて下さい!
いちじくのおすすめをご紹介☆
タルト、ロールケーキ、パウンドケーキといちじくを存分に使ったスイーツを3種類用意しました。
タルトとロールケーキは生いちじく、パウンドケーキはドライいちじくを使っているため、違った食感や味わいを楽しめます☆
トルコ産の大粒のドライいちじくを1㎏用意しました。
砂糖や漂白剤などの添加物を使用せず、天日干しのみで作り出した自然の甘みなので、体にも優しいです。
おやつなどに是非取り入れてみて下さい!
トルコ産の肉厚で大粒のドライいちじくです。
生のいちじく以上に甘さや味わいが濃厚で、しっとりしていて、満足感も大きく食べ応えもあります☆
単品で食べるも、ヨーグルトなどに入れて食べるのもありです^^
まとめ+関連記事
いちじくは体に良い食べ物ですが、必要以上に食べ過ぎるのは良くない理由が少しでも解っていただければ幸いです。適度な量を食べて、いちじくの美味しさを味わって下さい☆
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^
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