柿の皮って結構厚いイメージがあるけど食べれるのかな?
フルーツとかって皮にも栄養があるっていうわよね...
確かに、皮ごと食べれるフルーツは多いですよね!
では柿はどうなのか、早速解説していきます!
この記事でわかること
- 柿は皮ごと食べれるのか
- 皮の栄養や効能
- 皮を美味しくお菓子にして食べる方法
もくじ
柿は皮ごと食べれる!けど農薬には気をつけて!
柿は、皮ごと食べることができます!
柿の実と皮の間には「皮目」と呼ばれる部分があります。
実は、柿の実よりもこの「皮目」の部分に一番栄養が含まれているんです♪
「皮目」の部分は、柿の皮を剥いてしまうと、皮と一緒に剥かれてしまいます。
なので、柿の栄養を余すところなく摂取するためには、皮ごと食べることをおすすめします☆
ただ、スーパーで売られている柿は、農薬などが気になったりもしますよね・・・。
いくら栄養があるといっても、子供が食べる場合は特に神経質になってしまうものです。
皮ごと食べることに躊躇してしまう方は無農薬の柿を選ぶと良いですね^^
大人の場合には、無農薬ではない柿でも、良く洗うことで皮ごと食べることができますが、子供が食べる場合にはやはり無農薬の柿が安心です。
近所に柿の木があるお宅があれば、おすそ分けしてもらってもいいですね☆
柿を皮ごと食べる時は、一口サイズに切ってもいいですが、皮ごとかぶりついて食べる柿も、とっても美味しいですよ♪
皮が固いと感じる場合は、熟した柿を選ぶようにしましょう。
熟した柿であれば、皮も柔らかくなっているので皮の固さが気になる人にとっては食べやすいと思います^^
柿・柿の皮の栄養や効能
柿自体の栄養・効能
柿に含まれる栄養
- ビタミンA
- ビタミンC
- カリウム
- タンニン
上記を見て分かるように、果物の中でも特に、柿は多くの栄養素を含んでいます。
これらの栄養素から得られる効能については次の項でご紹介します。
様々な栄養素を豊富に含んでいる柿ですが、中でも柿は「天然のビタミン剤」と呼ばれることがあるほど、ビタミンが豊富なんです♪
ビタミンの中でも、ビタミンCは、みかんの2倍にもなります。
品種によっては、レモンの数倍ものビタミンCを含むものもあります。
ビタミンを多く含むものと言えば、みかんなどの柑橘類を思い浮かべることが多いですが、柿はあらゆる果物の中でもビタミンCがとても豊富な果物なんです☆
このビタミンCは、実だけではなく葉の部分にも多く含まれています。
柿の葉に含まれるビタミンCは、なんとみかんの30倍!捨てるにはあまりにも勿体無いですよね・・・。
柿に葉がついていたら、捨てるのではなく「柿の葉茶」などにしてみるのもいいかもしれません^^
効能
- アンチエイジング
- ガン予防
- 風邪予防
- 二日酔い防止
- むくみ対策
- 高血圧予防
- 代謝促進
- 美肌効果
このように、柿には驚くほどたくさんの効能があるんです☆
柿に含まれるビタミンCには、強い抗酸化作用があるので、体内の老化の原因となる「活性酵素」を抑制する作用があります。
そのため、アンチエイジングや美肌効果といった、女性にとってとても嬉しい効果があるんです♪
またビタミンCには、ガン予防や風邪予防などの効果もあります。
また、カリウムは体の中の余計な水分を調節する作用があるため、むくみ対策や高血圧予防などの効果があります。
そして、タンニンには血管を縮める作用があり、この作用によって毛穴なども引き締められるため、美肌や美白に繋がります。
「柿が二日酔いに効く」というのは、聞いたことがある方も思いますが、この効果はビタミンCやタンニンの働きによるものとされています。
ビタミンCには、アルコールの分解を助ける作用があり、タンニンには二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドと結び付き、排出を促進する作用があります。
二日酔い予防のために柿を食べる場合は、食べながら飲んでも、飲んだ後に食べても、どちらでもOKです!
柿の皮の栄養・効能
皮に含まれる栄養
- ビタミンC
- βカロチン
- 食物繊維
- ミネラル
皮の効能
- 風邪予防
- 肌が綺麗になる
- 皮膚と粘膜を作る
- 便通が良くなる
などなど、柿には嬉しい効能がたくさんあります!
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けてくれるため、肌をキレイにするのに寄与してくれます。
また、太陽光を浴びた柿の皮は、美容やアルコール分解に役立つβカロチンも豊富に含まれています!
柿の洗い方~農薬が気になる方へ~
皮を食べるのを控えている方に多いのが、農薬を気にして食べないということですよね。
国産のものであれば農薬はしっかり落とされている・ごくわずかなのでそこまで心配することもないですが、
そのごくわずかな農薬も気になる場合は、下記で紹介する洗い方を試してみてください。
柿の洗い方
- 50度くらいのお湯で洗う
- 農薬・防腐剤はこれくらいの温度で溶けて流しやすくなります
- 食用の重曹で洗う
- 小さじ1~2杯ほどの食用重曹を水に溶かす
- そこに柿を1分ほど浸し、軽くこする
- 酢水で洗う
- お酢2:水1の割合でボウルなどに作って入れる
- 1,2分柿をつけてから軽くこする
重曹が1番落としやすい方法かもしれませんが、なければ次に安全なのはお酢です!
もしお酢の風味が少しでもつくのが嫌であれば50度くらいのお湯で洗い流しましょう!
柿を食べ過ぎると危ない?
柿は、食べ過ぎると腹痛や下痢といった症状が出たり、酷い場合には「柿胃石」と呼ばれるものが胃の中に出来ることもあるので注意が必要です。
柿の食べ過ぎは柿胃石ができる?1日何個までか、腹痛や下痢や便秘の原因に?
いくら栄養豊富な柿といっても、やはり、食べ過ぎは体に毒です。
柿は一日何個までにしたらいい?
食べやすいサイズに切ったみずみずしい柿は、食後のデザート等でつい、次々とたくさん食べてしまいがちですが、たくさん食べたとしても、普通サイズの柿で2個、小ぶりの柿で3個程度に留めておくようにしましょう。
これは大人基準の摂取量なので、子供の場合はさらに少なくしなければいけません。
また、妊娠中の場合も、子供と同じ摂取量にするように心掛けましょう。
妊娠中や子供が食べる場合は、普通サイズの柿半分~1個程度に留めておくようにしましょう。
もし食べ過ぎてしまった場合でも、症状が出ないのであればそこまで深刻にとらえる必要はありません。
食べ過ぎてしまった場合は、次の日は食べるのを控えるようにすると良いですね。
毎日毎日、柿を食べ過ぎてしまうというのは良くありません。
柿の食べ過ぎで起こる症状として腹痛や下痢などがありますが、こちらについては次の項で詳しくご紹介します。
その他には、胃の中に「柿胃石」と呼ばれるものが出来ることがあります。
「柿胃石」というのは、文字通り、柿の食べ過ぎで胃に石が出来てしまう症状の事です。
胃石というのは、摂取した植物成分等が胃の中で科学的、物理的変化のために結石化したもので、柿の食べ過ぎによって生じた胃石は「柿胃石」と呼ばれます。
柿胃石が出来ると、吐き気や嘔吐、上腹部痛などを引き起こし、胃潰瘍や腸閉塞の原因になることもあります。
このように柿の食べ過ぎによって引き起こされる症状を知ってしまうと、柿を食べることが怖くなってしまうかもしれませんが、冒頭に書いたように、柿は「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど栄養満点な果物です。
食べ過ぎには気を付けて、柿の栄養をたっぷり体内に取り込みたいですね☆
柿の皮の使用方法~丸かじりだけじゃない!~
柿の皮は、丸かじりするのも良いですが、チップスなどにするとさらに美味しく食べることができます!
作り方は下の動画を参考にどうぞ!
柿の皮を剥いて、オーブンで130度で40分くらい焼くと良いそうです!
食べるまえの洗い方・上手に皮を剥く方法なども解説してくれているので、作る際はこちらの動画を真似をすれば失敗はないでしょう。
柿を食べると下痢になる?
柿に含まれる「タンニン」と「ペクチン」の作用によって、食べ過ぎると腹痛や下痢といった症状が出ることがあります。
「タンニン」というのはポリフェノールの一種で、「ペクチン」というのは水溶性食物繊維の一種です。
タンニンを過剰に摂取すると、腸に膜を作るため腸の働きが悪くなり、その結果、腹痛を引き起こすとされています。
また、ペクチンには便を柔らかくする作用があるため、過剰摂取することで下痢になることがあります。
ただ、過剰摂取をしなければ、ペクチンの便を柔らかくする作用によって便秘解消に効果があると言われています。
そして、タンニンには便を固める作用があるため、下痢にも効果があると言われています。
柿を食べ過ぎて、タンニンやペクチンを過剰摂取してしまうのは良くないですが、先述したように食べる量さえ気を付ければ下痢にも便秘にも効果があるんです♪
ただ、先述したように、食べ過ぎには十分注意してくださいね!
【まとめ】柿は皮ごと食べてOK!農薬が気になるならしっかり洗って!
柿は皮ごと食べれるのか、栄養や効能はどうなのかについて解説しました。
柿は皮ごと食べれますが、もし農薬が心配な方はしっかり洗えば大丈夫です。
まるかじりでもおいしいですが、なかなか硬かったりするので、チップスにして翌日のおやつなどに回すのもおすすめです。
栄養満点の柿を食べて、健康に過ごしましょう!
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