プチプチ、ネバネバな食感が特徴のオクラ。オクラには収穫の時期や見分け方あるのですが、気になりませんか?また、収穫後の保存方法や収穫までの準備の方法も気になりますね。
そのため今回は、オクラの収穫の時期は?タイミングの見分け方・やり方、保存方法もご紹介します^^
もくじ
オクラの収穫時期
出典:http://tabe-photo.com/archive/yasai/kasai/okura/entry-668.html
植え付けから収穫までの目安は?
オクラは植え付けて、開花後4~7日経つ頃には収穫できる長さの実が成ります。五角オクラは6~7cm、丸オクラは12~13cmまでの長さに成長したら収穫の目安だと言われています。
しかし、品種によって成長する長さが違うので10cmを越えたら収穫するという場合が多いです。長くなるタイプの品種でなければ、最大でも15㎝まで長くなったら収穫するそうです。
10cmがどれくらいか解らないと言う場合は、オクラに人差し指を当てて測って見極めます。
開花から4~7日経っているか、人差し指程の長さになっているかが目安になります。
因みに、長さ2~3cmの若い状態で収穫すると、ミニオクラとしてサラダや和え物にして食べられます。
オクラの収穫時期の見分け方
出典: http://wbg.jp/photo_01021/
ベストはタイミングは?
長さに加えてベストな収穫タイミングを図るポイントがあります。それはオクラの固さです。
触ってみて、柔らかく程好く弾力があればベストなタイミングです。収穫が早過ぎると種が入らずオクラ特有のネバネバがなく、逆に育ち過ぎると実や繊維が固くなって全体的に筋張ります。
開花後のオクラは著しく成長が速く、うっかりしていると直ぐに大きくなって、収穫のタイミングを逃してしまいます。
中には大きくなっても実が固くならない品種もありますが、そうでない場合は実が成ったら、毎日収穫するつもりで様子を見てあげて下さい。
収穫時期を逃した時は?
極端に大きく育ち過ぎたオクラは全体的に固く筋張っていて、食べるには適しませんが、だからと言って捨てる必要はありません。
収穫時期を逃すと、オクラは水分が抜けて緑色が茶色に変色してカラカラの状態になります。その中から種を取って、来年の種まきに使って下さい。
完全に枯らした実を収穫し、ゴミを取り除いて涼しい日陰に2~3日乾燥させて、種を取り出します。オクラを振ってカラカラと音が鳴ったら取り出す合図です。
種を取り出す際は、オクラの棘が刺さらないようゴム手袋を着けて下さい。
取り出した種は、乾燥剤と一緒に瓶や封筒に入れて冷蔵庫で保存します。
オクラの種子の寿命は5年と長いので、すぐに使い切らなくても大丈夫です。
オクラの上手な収穫方法
出典:http://tabe-photo.com/archive/yasai/kasai/okura/entry-802.html
失敗しないための注意点は?
タイミングを見極めたら、付け根であるガクの部分を園芸バサミなどで切り取って収穫していきます。ガクは硬くて丈夫なので、切り取る時は手でなく必ずハサミを使って下さい。
収穫自体はこれでけで簡単ですが、幾つか注意点があります。
収穫時は手袋を着ける
オクラを収穫する際は、素手ではなく必ずゴム手袋などを着けて下さい。
オクラは乾燥に負けないようにガクや茎、葉など至る部分に細かい棘を持っています。
細かいですが、これらが皮膚に触れると、痒くなったりかぶれたり、酷くなると痛みを伴う場合もあります。
また、腕に棘が刺さるのが心配な場合、長袖の服を着用して下さい。
つぼみと実に注意
オクラのつぼみと実は形が似ているため、誤ってつぼみを取ってしまわないように、気を付けて見ながら収穫して下さい。
見出しの写真に小さな物が2つ成ってますが、右がオクラの実で左がつぼみですね^^
つぼみは天ぷらなどにすれば食べられるので、間違って収穫した場合は捨てずに食べちゃっても大丈夫です☆
因みに、オクラは花まで食べる為に改良された植物なので、実やつぼみはもちろん花の部分も食べられるそうです。花オクラというのがその代表品種です。
良かったら挑戦してみて下さい☆
病気を防ぐ収穫のコツは?
収穫の際、オクラの実が着いている節の下の葉を1~2枚残して、その下に生えている葉は全て取り除いて下さい。
下葉を取り除く事で、日が当たりやすく風通しも良くなります。それだけではありません!
収穫したオクラに、虫が入っていたり、曲がったり突起物が着いていたという経験はないでしょうか?
下葉を取り除くだけで、害虫や病気のリスクも一気に下がります!
収穫したオクラの保存方法
出典: http://teianjapan.com/irasuto/2018/01/03/%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%91001/
実りを良くするポイントは?
オクラは乾燥や高温や多湿に強く、気温が上がればあまり世話をしなくても成長して実を着けてくれます。
しかし、注意があります。それは連作しない事と匂いの違う作物と混植しない事です。オクラは連作すると、障害を起こしたり害虫に侵されやすくなって実りが悪くなります。
また、ニンジンやゴボウのようにオクラとは匂いが違う作物と育てると、その匂いに連れて害虫が寄ってきます。
特に、根にコブのように寄生して発生するネコブセンチュウに侵されると生育が抑制され、枯れてしまいます。
収穫後の保存方法
収穫後のオクラは常温、冷蔵、冷凍のどの方法でも保存ができます。
いつ使用するかに合わせて保存方法を選んで下さい。
常温保存
新聞紙やキッチンペーパーに包んで、温度変化の少ない冷暗所に保存して下さい。
この方法だと、4~5日は保存が可能になります。
冷蔵保存
この方法の時も、新聞紙やキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れます。
この時、コップなどに水を入れて、オクラのヘタを浸けると長持ちします(水はまめに入れ換えます)。野菜室があればそこに入れればいいですが、無ければ冷蔵庫に入れても大丈夫です。
この方法で保存すると最大で約1週間は持ちます。
冷凍保存
短期間で使い切れない場合は冷凍保存するのが最適です。
オクラのガクを取り除いたら、ラップに包んで、そのままフリーザーバックに入れて冷凍庫に保存します。
生のままでも大丈夫ですが、固めに茹でてから冷凍しても大丈夫です。
どちらの方法も冷凍ならば、1ヶ月の保存が可能となります。
注意点
低温障害に注意
冷蔵庫や寒い時期に冷暗所で保存する場合、オクラを剥き出しでは保存しないで下さい。
オクラは5℃以下の場所に置くと低温障害になり、黒く傷んでしまいます。
オクラの最適温度は10℃前後なので、新聞紙やキッチンペーパーなどで包んで保存して下さい。
水洗いはしない
収穫後、調理直前まではオクラの水洗いはしないで下さい。
過剰に水分が付くと、水が着いた部分から変色して傷みの原因になります。
美味しいオクラを収穫する準備
出典:http://tabe-photo.com/archive/yasai/kasai/okura/entry-782.html
初心者でも育てやすい品種は?
オクラ自体、世話が少なく丈夫なので、ガーデニング初心者の方にはおすすめの作物の1つです。
その中でも、より育てやすいオクラの品種を紹介します。
アーリーファイブ・ベターファイブ
色が濃く、五角形の切り口のオクラです。
オクラと言われて多くの人が想像する品種です。
多量に収穫できる上に、実が曲がったり、突起物ができにくいオクラなので、初心者の方でも育てやすいです。
エメラルド・まるみちゃん
オクラの中では珍しい、切り口が丸いタイプの品種です。
15cmと大きく育ちますが、固くならず草勢も強いので、家庭菜園に適している品種です。
ベニー
実が紫色で切り口が五角形のオクラです。7cm位まで育ち、草勢も強いので家庭菜園に適した品種です。
彩りがよく、サラダにも合います。
オクラ栽培に必要なものは?
出典:http://tabe-photo.com/archive/yasai/kasai/okura/entry-245.html
収穫時
ハサミ
オクラのガクは固く、手で採るのは難しいので、ハサミを使います。上記のような園芸バサミがおすすめです☆
手に馴染んで使いやすい園芸鋏です。握りやすいだけでなく、スパスパと切れ味も良くて使いやすいです。
手袋
オクラに着いている棘から皮膚を守れるよう、必ず着用します。
植え付け時
プランター
深さ30cm以上のタイプ。もし可能であれば、風通しの良いメッシュタイプや空気層があるタイプが最適です。上記のような物です。
貯水機能が着いて、水やりの手間がかなり軽減されます。また、空気層があるので風通しも良くなっています。
支柱
オクラの苗は最終的に1~2mは伸びるので、支柱は長い物を用意します。
オクラの種又は苗
種は発芽率が低いので、初めて栽培する場合は苗からするのがおすすめ。下記の品種がおすすめです。
草丈が2mまで生長する育ちの良いオクラの種。着果の多い品種なので、多く収穫したい人はおすすめです!
植え付けから収穫までのやり方
出典:http://tabe-photo.com/archive/yasai/kasai/okura/entry-1423.html
苗の選び方と植え付け
苗は本葉が3~4本で葉に艶があり、3本育った若い物を選びます。
オクラは細かい根が少ないので、植え傷み防止の為に水分を含ませてから植え付けて下さい。
水やりと間引き
オクラは水不足になると生育が悪くなるので、1度に充分な量の水やりをして下さい。目安としては表面が湿る程度です。
間引きは、全ての苗が均等に成長していれば必要ありません。しかし、育ちが良くないようであれば、中でも1番育っている苗を残して、残りは切り取って下さい。
追肥と支柱
オクラは開花してからは成長期間が長くて速いので、2~3週間の頻度で追肥して、土寄せして株を安定させます。
そして、草丈が30cm位になったら、風で倒れないように支柱を立てます。結ぶ時、キツく縛ると成長が悪くなるので、ゆるく縛って下さい。
まとめ+関連記事
オクラは丈夫な上に世話が少なく、育てやすい作物です。家庭菜園をやってみたいけど、失敗しそうで怖い。そんな方々!家庭菜園デビューにオクラはいかがでしょうか?^^
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