置いといたリンゴがなんだか柔らかくなってる気がするんだけど、まだ食べれるのかな?
もう腐っちゃってるのか、どうやって見分けたら良いんだろう。
柔らかくなってるのは、もしかしたら腐っている証拠かもしれません!
他にも腐る・痛む時の特徴があるので、本記事で詳しく解説していきます。
りんごが腐っているかどうかしっかり見極めてから美味しく食べましょう!
この記事でわかること
- りんごが腐っているかどうかの見分け方
- りんごを長持ちさせるための保存方法
もくじ
りんごは腐るとどんな状態に?【見分け方】
りんごが腐ると、下記のような変化が起こります。
- 水分が抜けてシワシワになる
- 柔らかくなる
- 皮が変色する
- 皮が変色する
- 異臭がする
- カビが生える
具体的などんな状態か解説していきます!
水分が抜けてシワシワになる
りんごが傷んでいくと、徐々に水分が抜けていくため、表面の皮がシワシワになります。
この場合は、劣化してはいますが、カットした時に果肉が変色していないようであれば、ギリギリ食べることが出来ます。
ただ皮がシワシワになったものは、新鮮なものよりも水分が抜け、果肉もパサパサしている状態なので、そのまま食べるよりは、ジュースなどに使った方が美味しく食べることができます。
柔らかくなる
りんごは、果肉の腐敗が進むことで柔らかくなります。
触った時に柔らかくなり過ぎていたら、果肉の殆どが腐敗している証拠なので、食べることは出来ません。
この状態のりんごは、触ると水分も出てくることもあります。
皮が変色する
長い間りんごを保存していると、徐々に皮が茶色っぽく変色していきます。
一部分だけの変色であれば、変色している部分だけカットすることで、食べることが出来ます。
大部分が変色しているようであれば、そのまま処分するようにしましょう。
皮だけでなく、果肉も変色することがあります。
特に、カットしてから保存しているりんごは変色しやすくなります。
カットしたりんごを冷蔵庫に入れておいたら、短期間ですぐに茶色っぽくなってしまったりしますよね。
このように、皮だけでなく果肉も劣化すると変色していくものですが、劣化が原因ではないこともあります。
「劣化が原因ではない変色」についても続けて説明したいと思います^^
カットした時に芯だけ変色してたんだけど?
りんごを半分に切った時に、芯の部分が茶色に変色しているものは、「蜜腐れ」の可能性があります。
「蜜腐れ」というのは「蜜褐変」や「内部褐変」とも呼ばれ、カットしてみなければ分からない内部の傷みのことをいいます。
りんごが成長していく過程で、本来は、蜜が果肉全体に吸収されていくのですが、貯蔵中に呼吸や蒸発などが上手くいかないと、蜜が変色し、画像のような「蜜腐れ」の状態になってしまいます。
「蜜腐れ」をおこしているんごは、外見からは蜜が凝縮されているように見えるため、普通のりんごと比べ熟した甘いりんごを想像する方も少なくないと思いますが、残念ながら蜜腐れをおこしれしまっているりんごは、名前からも分かるように蜜が腐ってしまっている状態なので、苦味があり、食べても美味しくありません。
他の部分の変色がないようであれば、腐っているわけではないので、食べても体に害はありません。
運悪くこのようなりんごを買ってしまった場合は、購入したお店に持って行けば交換や返金に対応してくれることがあります。
レシートが無い場合は、返金は無理かもしれませんが、交換での対応をしてくれる場合もあるので、りんごをすぐに捨ててしまわずに、問い合わせしてみるといいですね^^
異臭がする
鼻にツンとくるような酸味のある臭いがした場合も、処分するようにしてください。
りんごに限らず、食べても大丈夫か否かを、最終的には臭いで判断する、という方も結構多いのではないでしょうか。
腐ると様々な変化が起こりますが、異臭がするというのはその変化の中でも特に腐敗が進んでいる状態です。
異臭がするまで腐敗が進んだものは、見た目にも変化が起こっているとは思いますが、もし見た目に変化がなくても、このような臭いがした場合は劣化がかなり進んでいる状態なので、食べずに処分するようにしてください。
カビが生える
りんごが腐敗すると、白カビ、黒カビ等のカビが生え、見た目でも分かりやすい変化が起こります。
白カビは、菌糸が根を伸ばし増えていくため、見た目にはふわふわとした綿状のものが浮き上がって見えます。
そして、黒カビは、白カビと同じように綿状に現れることもありますが、腐敗して凹んだ部分が黒くなっていることもあります。
腐った部分を取り除けば食べれる?
前述したように、皮などの変色が一部分であれば、傷んでいる部分をカットして、残りは食べることが出来ます。
ただ、変色ではなくカビが生えている場合は、見た目で確認できるのが一部分だとしても、カビ菌がりんご全体に広がっている可能性があります。
りんごをカビが生えるまで放置してしまった、という経験はあまりないかもしれませんが、冬場に箱買いしたみかんで経験したことのある方は結構多いのではないでしょうか。
みかんも同様で、一部でもカビが生えたものはカビ菌が全体に広がっている可能性がありますが、勿体ないからと問題なさそうな房だけ取って食べてしまう事もよくありますよね><;
その後、身体に悪影響が出たかといえば・・・案外大丈夫だったりもします。
このように、カビの生えている部分だけをカットして、残りの部分を食べても、カビ菌によって体に害が出る可能性は低いかもしれませんが、カビが生えるまで劣化してしまったりんごは、当然味も落ちていて美味しく食べることが出来ません。
結局は各々の自己判断に任せるしかないのですが、食あたりを起こしてからでは遅いので、傷んだものは処分することをおすすめします><
りんごの賞味期限と保存方法
ここからは、りんごの鮮度を保ち、美味しく食べるための保存方法や賞味期限について、「常温」「冷蔵」「冷凍」に分けてそれぞれご紹介したいと思います^^
常温
常温で保存する場合は、りんごを一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでから、風通しの良い冷暗所で保存するようにしましょう。
常温(秋・冬)で保存した場合の賞味期限は1ヶ月程度になります。
りんごは水分を失うと美味しくなくなってしまいますが、乾燥を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーなどで包むことで美味しさを保つことが出来ます。
りんごは常温保存でも日持ちする果物なので、秋~冬の、気温が低くなる時期であれば、常温でも長期保存が可能になります。
ただ、気温が18度以上になると傷みやすくなるため、適切な保存場所がない場合は、冷蔵や冷凍で保存することをおすすめします。
冬場でも、暖房が効いている場所だと傷むスピードも速くなってしまうので気を付けましょう。
冷蔵
冷蔵で保存する場合は、りんごを1個ずつ袋に入れ、野菜室で保存するようにしましょう。
袋に入れる前に、画像のように新聞紙で包んでおくと湿度が保たれるため、美味しさを長持ちさせることができます。
袋に入れたら、出来るだけ中の空気を抜くようにして下さいね^^
この方法で冷蔵保存した場合、賞味期限は2週間~1ヶ月程度になります。
カットしたりんごの場合は、レモン汁を断面にかけてから、ラップで包んで保存する方法がおすすめです。
こうすることで、りんごの変色を防ぐことが出来るようになります。
レモン汁がなければ、食塩水でもOKです☆
カットしたりんごの賞味期限は2日程度と短いので、できるだけ早めに食べるようにして下さいね^^
冷凍
りんごを丸ごと冷蔵保存する場合は、りんごを良く洗ってから、水分をしっかりと拭き取り、袋に入れて保存するようにしましょう。
この場合も、袋の中の空気をしっかりと抜いてから袋の口を縛るようにして下さいね。
冷凍して保存した場合の賞味期限は1ヶ月程度になります。
カットしたりんごの場合は、りんごが重ならないようジップロック等に入れ、中の空気をしっかりと抜いて保存しましょう。
りんごを丸ごと冷凍する方法はスペースを取ってしまいますが、薄くスライスして保存することで、スペースを取らずに保存することが出来ます^^
切ったりんごは何日持つ?
こちらも変わらず1ヶ月ほどは美味しさを保つことができます!
食べる時は、半解凍してシャーベット感覚で食べると美味しいですよ☆
りんごは、冷凍することで糖度が増すので、りんごがたくさんある場合には、冷凍保存も是非試してみて下さいね♪
りんごに関するよくある質問
りんごの黒い中身は?
りんごの中が黒くなっているのは、長期間貯蔵したことによる変色が起こっている可能性があります。
この先でも紹介しますが、りんごは1年中流通させるために秋に収穫したものを低温・低酸素の部屋で保存しておきます。
その間に、甘みの強いりんごは変色を起こしやすいのです。
この現象による変色の場合は食べてしまって問題ありません!
りんごはどこまで食べれる?芯はなぜ食べない?
りんごは表面の皮〜芯まで食べることができますが、種は食べないように注意しましょう。
なぜなら、りんごの種には微量ですがアミグダリンという物質が含まれているからです。
この物質は、体内の消化管の中でシアン化水素という毒性の物質に変化します。
このことから、誤って芯は食べない方が良いと勘違いしている方も非常に多いです。
芯まで余さず食べるには、下記のように輪切りにすることをお勧めします。
芯に近い部分の方が密もたっぷりなので、美味しく食べれます!
りんごはなぜ一年中食べれるのか?
確かに、秋・冬のはじめごろ収穫されるはずのりんごですが、一年中スーパー・八百屋さんには並んでいますよね。
これは、「CA貯蔵法」という貯蔵方法が関係しています。
大半の品種のりんごは11月ごろに収穫されて、その後低温・低酸素濃度の貯蔵庫で保存することで1年中りんごが流通することができています。
【まとめ】りんごの変色には食べれるもの・食べれないものがある
りんごが腐った時はどんな状態になるのかについて解説しました。
りんごが腐ると、水分が抜けて柔らかくなったり、変色やカビ、異臭がするなどの変化が起こります。
また、長期間貯蔵されていたことによる内部の変色の場合はまだ食べれることができます。
りんごはある程度日持ちするので、劣化に気付くまで放置してしまった経験がある方も少なくないと思いますが、りんごは栄養豊富な果物なので、購入後は劣化する前にできるだけ早く食べるようにしましょう^^☆
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