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山芋の皮むきで手がかゆい原因は?かゆみを治す方法とかゆくならない皮の剥き方も

山芋の皮をむいたり、おろしたりしていると手が痒くなりますが、その原因は何なのでしょうか。
また、痒みを治す方法や、皮の剥き方も気になりますね。
そのため今回は、「山芋の皮むきで手がかゆい原因は?かゆみを治す方法とかゆくならない皮の剥き方も」をご紹介します^^

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山芋に触るとかゆくなるのはなぜ?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1230614?title=山芋

山芋に触ると手がかゆくなるのは、皮の周りに含まれている「シュウ酸カルシウム」が原因です。

このシュウ酸カルシウムは針を束にしたような形の結晶なんですが、皮を剥く際やとろろ状におろしたりする際にその形が崩れ、肌に触れることで痒みが起こるんですよ。

そして、このような針(結晶)を持っている理由としては、はっきりと断定はされていませんが、害虫などの天敵から身を守るためや、単純に余ったカルシウムを蓄えているだけという見方があります。

僕の個人的な考えでは前者の可能性が高いのでは…と思うんですが、もし仮にそうなのであれば、山芋も自然界を生き抜いていくために命がけということですよね。

なお、このシュウ酸カルシウムは里芋やキウイにも含まれているので、これらの皮を剥いた時、もしくは、食べた時にこういった症状を経験した方もいらっしゃることでしょう。

ですが、この症状はアレルギーの有無を問わず誰にでも起こる症状ですので、「症状がひどいから」という理由で「自分はアレルギーなんじゃないか?」と心配する必要はありません。

ただし、数日経ってもこの症状が改善されない場合は、やはり速やかに医療機器を受診することをおすすめします。

山芋の皮むきで手がかゆい時の対処法

出典:https://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/201710/8487/

では、山芋の皮を剥いて手がかゆくなってしまった時の対処法には、どういったものがあるのかというと・・・

  • 患部にお酢を塗る
  • お湯に付けて温める
  • お米でこする

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

患部にお酢を塗る

シュウ酸カルシウムはアルカリ性であることから、お酢が持つ酸の力で中和させることができます。

つまり、お酢に含まれる酸性の力がシュウ酸カルシウムのアルカリ性を中和させることで、シュウ酸カルシウムが原因で起こっているかゆみが緩和されるという訳なんですよ。

こう聞くと、中には「えっ、お酢を塗らないといけないの?俺/私、お酢の臭いが苦手なんだよなあ・・・」と思った方もいらっしゃると思いますが、もちろんそういった方向きの対処法もしっかりとあります。
お笑い芸人のとにかく明るい安村氏の言葉を借りれば「安心して下さい。ありますよ!」という感じですかね。

件のお酢以外の対処法というのは、レモン汁や塩での揉み洗いです。
この方法でも、同様の効果を得ることができるんですよ。

この方法であれば、当然ながらお酢のような臭いもしませんので、自身や周りに不快感を与えることも無いでしょう。

このことから、山芋をむいている際に手がかゆくなった時には「俺/私は臭いなんて別に気にならない」という人はお酢を、逆に「お酢の臭いはちょっと・・・」という人は、レモンもしくは塩を塗りこんで、痒みを鎮めて下さいね。

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お湯に浸けて温める

シュウ酸カルシウムという成分は「熱に弱い」という特性を持っているので、患部をお湯に浸けて温めることで早くかゆみを引かせることができます。

なお、この方法は多少の温度調整が必要になるかもしれませんが、小さいお子さんにも有効なんですよ。

ですから、例えばお子さんに料理を教えるために一緒に山芋の皮を剥いている時に、お子さんが「お母さん、手がかゆいよ」と言ってきたら、すぐにこの方法を実践してあげると良いでしょう。

また、少し手荒(?)な方法であまりオススメできる方法ではないのですが、患部を火の上にかざすというものもあります。

この方法はお湯の場合とは違い、危険度が高いことから小さいお子さんにはオススメできませんが、大人であればおそらく問題ないとは思いますので、お笑い芸人のスギちゃんではないですけれど、ちょっとワイルドな方法で解消しようかなというチャレンジ精神旺盛な方はチャレンジしてみても良いかもしれません。

ただ、やけどにはくれぐれもご注意ください。

お米でこする

このお米でこするという方法はお米に含まれている成分が、お酢のように長芋のそれと反応し合うことで、かゆみ止めの効果を発揮します。

ひょっとすると食べ物であるお米を擦り付けてかゆみ止めに使うということに対して、どこか抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その効果は抜群なんですよ。

ちなみに、この方法のコツとしては、擦り付ける際に皮膚を揉むようにすることです。
何と言っても、こうすることで成分が患部全体にまんべんなく行き渡り、さらに効果が上がると言われていますからね。

もちろん皮を剥いている最中に痒くならないようにするための予防策としても使えるので、「これからお米を炊く」というタイミングであれば、この方法はまさに最適と言えます。

特に、今現在やこれからの暑い時期は、かゆい状態をそのまま放っておいてしまうと症状が悪化する恐れがありますので、なるべく早めに処置をすることを心掛けるようにして下さい。

かゆくならない!山芋の皮むきの仕方

出典:https://cookpad.com/recipe/2801507

山芋の皮を剥く際に手がかゆくならないようにするためには、どんな方法があるのかというと・・・

  • ピーラー&キッチンペーパーを使う
  • ビニール袋から切る分だけを出して剥く

などがあります。

それぞれ詳細を解説すると・・・

ピーラーとキッチンペーパーを使う

出典:https://cookpad.com/recipe/2060901

ピーラーとキッチンペーパーを同時に使うことによって、山芋を手で直接触らなくても良いためかゆくなる心配がありません。

その手順はというと・・・

  1. 洗った山芋をキッチンペーパーに乗せ、左手で持つ。
  2. 山芋を軽く握って少しずつずらしながら剥いていく

となります。

いかがですか?

山芋を手で直接持つのではなくキッチンペーパー越しに持って剥くだけですので、とても簡単なことが判りますよね。

なお、このむき方のアレンジ法として、皮をむいた後にまな板に置き、キッチンペーパーの上で山芋を切るとまな板が汚れませんよ。
手を汚さない上に、まな板も汚さないアレンジもできるのはとても便利ですよね。

また、その食べ方も、わさび醤油や海苔を巻いて揚げたりなど幅広いので、お好みの食べ方でどうぞ。

ビニール袋から切る分だけを出して剥く

出典:https://cookpad.com/recipe/2661169

ビニール袋から切る分だけを出して剥くというこの方法はまさにそのままで、何のひねりもありませんが、面倒くさがりの人でも簡単にできるかゆくならい方法です。

手順を解説すると・・・

  1. 山芋を使う分だけビニール袋から出し、ビニールの部分の山芋を片手で握る
  2. 袋から出ている部分を、ピーラーを使って剥く
  3. 残りが短くなったら、剥いた方にビニール袋を被せて残りの皮を剥く

となります。

一見して判るように、やはりこの方法も、上記のものと同じくとても簡単ですよね。

つまり、上記ではキッチンペーパーを、この方法ではビニール袋を使い、山芋を直に触るのを避けることで手がかゆくならないという訳です。

また、山芋の長さが長過ぎる時は、ビニール袋の大きさに合わせてカットしてから使うと良いですよ。

なお、2番の工程を行う際に、縦にぶら下げるように持ってピーラーを引けば、下に皮が落ちるので、まな板も必要ありませんし、汚れることも無いので便利です。

出典:https://cookpad.com/recipe/2661169

山芋の皮をむいたあと包丁で切る場合は、2番の工程の後にビニール越しに山芋を持ったまま、まな板の上でカットするのがGOODです。

 

ご紹介した2パターンの方法はいずれもとても簡単ですので、お好みの方法で皮を剥くことでかゆみを防止して下さい。

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里芋も触るとかゆくなる?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/118694?title=里芋

里芋も山芋と同じく、皮の周囲にシュウ酸カルシウムが多く含まれているため、触るとかゆくなります。

では次に、そんな里芋のかゆみを軽減してくれる剥き方、および、痒くなってしまった時の対処法をご紹介します。

痒みを軽減してくれる剥き方

出典:https://mi-journey.jp/foodie/29315/

まず、里芋の痒みを軽減してくれる剥き方には、どのようなものがあるのかというと・・・

  • 日当たりの良い場所で乾燥させてから剥く
  • 冷凍庫で冷凍する
  • 手袋をはめて剥く

などがあります。

順に解説すると・・・

日当たりの良い場所で乾燥させてから剥く

日当たりの良い場所に2~3時間乾燥させてから剥くというもので、里芋を使うまでにまだ時間、あるいは、日にちがあるという時に使える方法になります。

天気が良ければ2~3時間で乾燥するんですが、やり過ぎてしまうと里芋の水分が蒸発することで味が落ちてしまうというデメリットもあるんですよ。
このことから、できれば皮を剥く直前に乾燥させるのがベターです。

当然ながら、乾燥後に調理して食べる際、ういうっかり土や汚れを口にすることが無いように、乾燥前には里芋をしっかりと洗うことをお忘れなく。

冷凍庫で冷凍する

「皮が剥きにくい」と言われている小ぶりのものではなく、大きい里芋を使う時におすすめの方法で、冷凍庫で冷凍してから皮を剥くというものです。

具体的なやり方は、まず、既述した乾燥の場合と同じようにしっかりと洗ってから冷凍庫で冷凍しまう。

次に、里芋を水の中へ入れ、里芋が溶けてきた時を見計らって、皮を指で押しながら剥きます。
そうすることでかゆみが軽減されるんですよ。

この方法は痒みが軽減されるだけでなく、水で濡らすことによって皮も剥きやすくなっているはずですので、「大きい里芋を使って何かしらの調理をする」という場合は、ぜひこの方法を使って快適に剥いて下さいね。

手袋をはめて剥く

コンビニやホームセンター等で売られているビニール製、もしくはゴム製の手袋をはめることで、直に痒み成分であるシュウ酸カルシウムに触れることが無いため、とても楽に皮を剥くことができます。

ですが、里芋が持っているぬめり成分で滑ることがあるので、「かゆみを抑えるのはもちろんだけど、皮剥き自体もスムーズに進めたい」という人は、手にはめてこするだけで簡単に皮剥きができる、ムッキーなどの専用のグローブを使うことをオススメしますよ。

一度使えばその手軽さと便利さに驚き、もはや普通のビニール製やゴム製の手袋には戻れなくなること間違いなしですよ。

かゆい時の対処法

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3118937?title=手洗い(流し)

次は、かゆい時の対処法で、それにはどのようなものがあるのかというと・・・

  • 洗剤もしくは石鹸で洗う
  • 重曹で洗う

などがあります。

では、順にご紹介すると・・・

洗剤もしくは石鹸で洗う

水で洗っても痒みが取れないという場合は、石鹸や洗剤を使うという手があります。

水よりも殺菌・洗浄力が強いこれらを使うことによって、言わずもがな、かゆみ成分であるシュウ酸カルシウムの結晶が落ちやすくなるんですよ。

ただし、洗い残しなどがあると、シュウ酸カルシウムのかゆみとは別に石鹸や洗剤の成分が引き起こすかゆみに襲われることになってしまうので、くれぐれもしっかりと洗い流すようにして下さいね。

重曹で洗う

重曹と聞くと掃除用のものを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、掃除用ではなく食用のもので患部を洗うことによって、かゆみを軽減させることができます。

しかも、洗い方としては「重曹と水を2体1の割合で混ぜ、手を浸すだけ」ととても簡単なんですよ。

ちなみに、原因は違いますが、かゆみということで言えば重曹は虫刺されなどにもその効果を発揮してくれるので、もうすぐ夏本番を迎えるこれからの季節にはもってこいと言えるでしょう。

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皮の周りに含まれているシュウ酸カルシウムによって、手の痒みを引き起こす山芋。
安全な剥き方や対処法をしっかりと身に付けて、皮を剥きましょう。

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