お料理の香り付けや、冬至にお風呂に入れる風習のある柚子ですが、柚子の収穫の時期はいつ頃なのでしょうか?収穫方法や、香りを逃さないための保存方法についても気になりますよね☆
そのため今回は、『柚子の収穫の時期はいつ? タイミングの見極め方や保存方法・賞味期限や日持ちも』をご紹介します!^^
もくじ
柚子の収穫の時期はいつ?
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「青柚子」は8月頃、「黄柚子」は11月~12月が収穫の時期となっています。
柚子というと、冬至に柚子湯に入る風習もあることから、晩秋~冬に収穫する果実というイメージが強いですが、実は、秋~冬だけでなく夏にも収穫時期があるんです。
夏に収穫するものは、「青柚子」といって、黄色になる前の未熟な状態の柚子で、「青玉」と呼ばれることもあります。
柚子は、用途によって収穫時期が異なる果実なので、酸味が強い柚子を収穫したい時は、黄色に熟す前の青柚子を収穫するというわけです^^
柚子はハウス栽培もされているため、ハウス物の青柚子は4月頃から出荷されます。
実の直径が4センチ以上に育った青玉果は、8月頃から収穫することができます。
青柚子は黄柚子に比べるとあまり馴染みがないため、「熟していないのに何に使うの?」と疑問に思う方も少なくないと思います。
青柚子は熟している状態ではありませんが、熟していない分、青柚子は黄柚子よりも酸味が強く、風味が爽やかで、さっぱりとしているため、黄柚子とは違う味わい深さがあるんです^^☆
焼き魚などには青柚子の方が合うかもしれませんね♪
そして、「青玉果」の次に収穫されるものは「成熟果」と呼ばれます。
「成熟果」は実の色付き具合(割合)によって決まり、「実全体が黄色になった果実が20パーセント」「7分色付いた果実が50パーセント」「6分以下に色付いている果実が30パーセント」という割合になった時に収穫する実の事を言います。
実のなる場所によって日の当たり方も違うので、全ての実が同じ時期に同じように色付くわけではありません。
そのため、木全体の実の色付き具合を見て収穫の時期を決めているんですね。
柚子にも様々な種類がありますが、一般的に「柚子」と言われているものは「本柚子」という種類です。
その他には、「鬼柚子(獅子柚子)」「花柚子」などの品種があります。
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柚子は寒さに強いため、南から東北地方まで、全国各地で栽培されていますが、柚子の産地として有名なのが高知県で、グラフを見て分かるように、全国シェアの約5割を占めています。
高知県の「馬路村」では、人口約920人のうち、約半数が柚子を栽培し、商品の開発、加工なども行っています。
収穫の時期になると、「ゆずの村」として毎年多くの観光客が訪れます^^
この時期には加工場内を見学することもでき、柚子の香りが好きな方には外すことのできないスポットにもなっています♪
柚子の収穫方法や収穫に関する知識
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収穫方法
収穫する時には、枝ごと切り落とさず、実を一つ一つ採ります。
採る順番としては、先に外側の実を採り、順に中心に向かって採っていきます。
皮に傷がつくと傷みやすくなってしまうので、収穫の際、トゲやヘタなどで実に傷を付けないように注意しましょう。
収穫している最中にトゲを見つけたら、その都度ハサミで切り取ることで、実が傷付くのを予防することが出来ます。
手の届く所は、一つ一つ丁寧にハサミで切ります。
収穫した柚子は、重みによる影響を防ぐため、できるだけ重ならないように互い違いにしてカゴに入れるようにしましょう。
こうすることで、重さの影響を軽くすることが出来ます。
トゲに注意!
柚子にはトゲがあるため、収穫の際は柚子の実だけでなく、自分自身にも刺さらないように注意しなければいけません。
トゲがある植物と聞いて真っ先に思い浮かべるのはどんな植物でしょうか?
トゲを持つ植物としてイメージが強いのは、「美しくトゲがあるバラ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、意外にも、柚子はバラよりも長く太いトゲを持っているんです。
野生の柚子は、風が吹くと自らのトゲで自らを傷付けてしまう、なんて事もあるんですよ・・・!
外敵から身を守るためにトゲがあるのは良い事なのかもしれませんが、自らを傷付けてしまうこともあるなんて、本末転倒という感じもしてしまいますよね^^;笑
それだけならまだいいのですが、柚子を収穫する時に気を付けなければいけないのがこの「トゲ」です。
実を傷付けてしまう原因にもなりますが、収穫する側にとっても、柚子のトゲは凶器になります。
甘く見ていると柚子のトゲが身体に刺さり、痛い目にあうことも多々あります。
バラのトゲの場合は、皮の手袋等をしていれば何とかなる事も多いのですが、柚子のトゲの場合は、皮の手袋をしていても貫通してしまう事があるので注意が必要です。
柚子のトゲはバラのトゲよりも固いので、柔らかいものは割と簡単に貫通してしまうんです。
手袋だけではなく、衣服もトゲで切れてしまった、ダメになってしまった、という方も多いので、柚子のトゲには十分注意するようにしましょう!
柚子の収穫直後の保存方法と賞味期限は?
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柚子を収穫したら、ヘタの部分ギリギリまで切り落とします。
収穫した柚子は一度収集箱に全て集めますが、この時、できるだけ重ねないようにして並べます。
重ねてしまうと、重さの影響で、下の柚子がつぶれてしまったり、傷ができ、傷みやすくなってしまうからです。
集められた柚子は、貯蔵庫に運ばれてからキズや大きさ、形を見て選別されます。
傷があるものはすぐに出荷され、貯蔵した方がいいものは冷暗所で保存してから随時出荷されます。
賞味期限は保存環境にもよりますが、皮がグニャグニャと柔らかくなり過ぎてしまったら、食べない方がいいでしょう。
家庭で収穫した柚子の保存方法や賞味期限については、次の項で詳しくご紹介したいと思います^^☆
柚子の保存方法と賞味期限は?
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常温
常温で保存する時は、乾燥するのを防ぐために柚子を新聞紙などで包み、風通しの良い冷暗所で保存するようにしましょう。
常温で保存した場合の賞味期限は、1~2週間程度、冬場であれば3週間程度になります。
ただ、2週間程経ってしまうと香りなどは弱くなっているため、香りを楽しむことが出来る保存期間は1週間程度が目安となります。
香りを残しつつ、長期保存したい場合には後述する「冷凍」での保存をおすすめします☆
また、常温保存に適しているのは寒い時期だけで、その他の季節は、気温や湿気などの影響によって、柚子の傷むスピードも速くなってしまいます。
そのため、梅雨時や暑い時期は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
寒い時期であっても、暖房が効いている部屋での保存はNGです。
冷蔵
冷蔵庫で保存する時は、常温での保存方法と同じように、柚子を新聞紙などで包んでから、ビニール袋に入れて、野菜室で保存するようにしましょう。
冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は1~2ヶ月程度になります。
切った状態の柚子を冷蔵庫で保存する時は、柚子をラップで包んでから、ジップロックなどの密閉できるものに入れて保存するようにしましょう。
この時、中の空気はしっかりと抜くようにしてくださいね☆
ただ、切った状態の柚子はどうしても切った部分から傷みやすくなってしまいます。
切った柚子は日持ちしないので、すぐに食べてしまうか、食べきれないようであれば、冷凍で保存すると良いですね。
冷凍
柚子を冷凍で保存する時は、まるごと冷凍させる方法と、皮と果肉を分けて保存する方法があります☆
柚子をまるごと冷凍させる時は、柚子を良く洗い、水分をしっかりと拭き取ってから、ラップで包みます。
ラップで包んだらジップロックなどに入れて、保存するようにしましょう。
まるごと冷凍させた場合の賞味期限は1~2ヶ月程度です。
使う時は、凍ったまま使う分だけ包丁で切りましょう。
皮と果汁を分けて冷凍させる場合は、まず、柚子を良く洗い、水分をしっかりと拭き取ってから、皮を剥きます。
皮を剥いたら、白いワタの部分をスプーンなどで取り除きます。
白いワタは苦みのある部分なので、軽く取り除いておくことで苦みが少なくなります^^
剥いた皮は、一枚ずつラップで包み、ジップロックなどに入れ、冷凍させます。
残った果肉は、そのままジップロックなどに入れて冷凍させても良いですし、果肉から果汁を絞り出して、タッパーなどに入れて保存しておいても良いですね^^☆
乾燥
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乾燥させて保存する時は、まず、柚子を輪切り(2~3ミリ)にします。
そして、ザルの上にクッキングシートを敷き、その上に輪切りにした柚子を並べ、天日干しをします。
天気の良い日であれば、1日で乾燥させることができます。
乾燥させた柚子の賞味期限は、常温で1週間程度になります。
乾燥させた柚子はジップロックなどに入れておきましょう。
その時、乾燥材も一緒に入れておくとなお良いですね☆
使う時は、水に浸すことで柔らかくなります。
乾燥した柚子はすりつぶして使うことも出来ますし、紅茶に入れたりして香りを楽しむことも出来ます^^
デザートのトッピング等に使っても良いですね♪
柚子のおいしい通販をご紹介☆
柚子の千切りは、料理にいっそうの香りと彩りをプラスしてくれます☆
トッピングの他にも、煮物、ゆず茶など、幅広い用途で使うことができます^^
内皮が少し残っているので、柚子の香りをより楽しむことが出来ます♪
熟成したなまゆずの外皮を棒状に刻んで凍結したもので、料理に一つまみ添えるだけで、さわやかな香りが広がります ☆
簡単にほぐれるので、使いたい時に手間なくパパっと使うことが出来ます♪
柚子パウダーは柚子の皮をそのまま粉にしたもので、うどん、お鍋、お吸い物などにおすすめです☆
柚子パウダーを少し加えるだけで、柚子の香りがふわっと漂います♪
まとめ+関連記事
柚子の収穫時期は、青柚子が8月頃、黄柚子が11月~12月となっています。柚子の香りを損なわないための保存方法についても、是非参考にしてみてくださいね☆
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