旨みが魅力のしいたけですが、ヒダの中に虫が居るのを見た方も多いと思います。今回はその虫の対処法をご紹介します^^
もくじ
しいたけのヒダの中に虫がいる?
出典:www.forest-akita.jp/data/kinoko/shiitake/shiitake.html
きのこ虫がいます
しいたけのヒダの中には、きのこを食べる虫を総称したきのこ虫、又はその卵があったり幼虫が居たりします。
名前の通りきのこを食べる虫なので、生きたまま放置すると、しいたけがどんどん食べられてしまうので早めに取り除いて下さい。
幼虫は元々ヒダの中に居る場合が多いですが、しいたけを食べたり、きのこ虫を食べる為に干している最中などに、外から集まってくる場合もあります。
また、ヒダの裏はきのこ虫にとって寝心地が良いらしいので、ベッド代わりに使っている場合もあるそうです。
こんなしいたけには虫が居る可能性が高いです
ヒダや白い部分に無数の穴がある
きのこ虫の成虫は、自分の体長と同じ大きさの穴を空けて、隠れながらしいたけを食べます。
なので、沢山穴が空いていたりします。
ヒダがスカスカになっている
きのこ虫の幼虫は、ヒダの中に入り込んで内部を食い荒らしていきます。
トンネルを掘りながらしいたけを食べ進んで行くので、ヒダがスポンジみたいにスカスカになります。
ヒダにシミがある
ヒダに茶色っぽい、黒っぽいシミはきのこ虫の糞の可能性が高いです。
糞があるのは、きのこ虫がヒダに居る何よりの証です。
ただ、縦に切った部分が穴だらけになっていなかったら、軸にきのこ虫が居るかもしれません。
原木栽培の野生のしいたけにきのこ虫が多い
しいたけの栽培方法には原木栽培と菌床栽培の2つの方法があります。
菌床栽培は、部屋の中で管理しながら育てるので虫が付きにくいです。
原木栽培も管理されている部屋で育てるなら、虫は寄り付きにくいですが、自然の中で育った場合は原木に寄生した虫がそのまましいたけに寄生するので、虫が付きやすくなっています。
それだけでなく、原木栽培のしいたけは香りや風味が強いので、それに釣られてきのこ虫が寄ってきたりします。
特に、ヒダは香り成分が凝縮されているので、虫が集まりやすい部分でもあります。
しいたけのヒダの中の虫を取る方法
出典:vegetadigita.xyz/shiitakemushroom-images
塩水に浸ける
塩を少し入れた水に、軸を下にしてしいたけを浸けます。
塩分濃度に明確な決まりはありません。
しかし、あまり濃度が高いと、しいたけに塩の味が移ってしまうので、数パーセント程度に止めて下さい。
塩水に浸ける時、しいたけ同士が重ならないように気を付けて下さい。
10分~15分も浸ければ、殆どのきのこ虫が死んだ状態で、塩水に浮かび上がってくるので、綺麗に取り除いて乾かしてから使います。
卵や成虫の場合は塩水に浸けるだけでも取り除けますが、幼虫を取り除く場合は殺さないようにしいたけをカットしてから同じ要領で塩水に浸けます。
塩の味が気になる場合は、真水で洗ってから使っても大丈夫ですが、洗い過ぎると香り成分が流れて風味が薄れるので、サッと流す程度にして下さい。
水に浸ける
塩を入れず、真水に浸けるだけでも、実はヒダの中の虫やゴミなどを取ることができます。
塩の味がしいたけに付きそうで心配な方は、この方法がおススメです☆
水の場合も塩水と同じで、10分か15分も経てば呼吸が苦しくなって虫がゴミと一緒に水面に浮かび上がってきます。
しかし、塩水と違って虫が死んだりする訳ではないので、水面から逃げないようには注意して下さい。
また、水に長く浸けているとしいたけの香りも飛んでしまうので、水面に虫やゴミが浮かんで来たら、なるべく早く取り出しましょう。
ピンセットで取る
虫を見たり間接的に触るのも問題ないという場合は、ピンセットでつまんで取っても構いません。
この場合、洗う必要がないので、塩水や水に浸けるよりしいたけの香りや風味などを維持できます。
しかし、人の手で取るので時間かかるのはもちろん、かなり根気が要ります。
低温保存する
取り除けるだけピンセットなどで虫を取ってから、冷凍庫か冷蔵庫に入れて保存します。
冷凍庫に保存すればきのこ虫を退治できますし、冷蔵庫に入れれば活動を停止させられるので、しいたけが食い尽くされたり、産み落とされていた卵が孵って虫だらけになるという事態は避けられます。
冷凍した場合、解凍はせずにそのまま調理して使って下さい。
しいたけの虫は取り除けば食べられる?
出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1750060220/?l-id=recipe_list_detail_recipe
食べられます
きのこ虫は人体に害は与えないので、取り除けば、しいたけ自体は美味しく食べられます☆
気分的な面が大丈夫であれば、虫を食べてしまったとしても、人体には何の悪影響も与えません。
生しいたけについた白い虫は何?
出典:https://www.irasutoya.com/2019/04/blog-post_727.html
ショウジョウバエ
生しいたけの白い虫は、ショウジョウバエという名前の虫です。
ハエと言っても、実際は蚊の仲間で、茸蚊とも呼ばれるそうです。
幼虫だと、ウジ虫なんて呼びますね。
ショウジョウバエは、食べても人体に影響はありませんので、取り切れずうっかり食べたとしても何も害は起こりません。
こんな虫もついています
ヤスデ・コクガ
ショウジョウバエ以外にも、ヤスデが居たり、干ししいたけであればコクガと呼ばれる黒っぽい虫がついている場合もあります。
どちらもショウジョウバエと同じように、人体に影響はないので取り除けば食べられます。
ハネカクシ
きのこ虫ではないですが、ヒダの間に潜り込んでいる場合があります。
しかし、しいたけそのものではなく、胞子を主に食べているそうなので、他の虫に比べて被害が少ないです。
軸を下にしいたけを持って、笠を軽く叩くとすぐに落ちます☆
ナメクジ
きのこ虫ではないですが、ナメクジがしいたけに付いている場合もあります。
ナメクジはきのこ虫より体長が大きく、しいたけに空く穴も大きいのですぐに解ります。
きのこ虫のように、しいたけの内部まで入り込みはしませんし、人体に害を与える訳でもないので、取り除けばしいたけはもちろん食べられます。
ただ、ナメクジは食べ方が豪快なので、しいたけとして食べれる部分は少なくなる上に、虫食いが目立つので見た目がかなり不格好になります。
しいたけの美味しい通販のおすすめ☆
自宅で簡単にしいたけを栽培できる、菌床栽培キットです☆
水やりと程好い湿度を保って保管すれば、すぐにしいたけができ、収穫が可能になります。
是非自家栽培した、しいたけを食べてみて下さい。
格段に美味しく感じるはずです^^
大分県産のしいたけを干してお届けです^^
割れたり欠けたりしていますが味や香り、栄養価は通常のしいたけと変わりません。
形が不揃いだからこそ、今回の価格と内容量でのお届けが叶いました。
この機会に是非味わって下さい☆
愛媛県産の菌床で栽培した、生しいたけです☆
笠は肉厚で軸も太く、1つ1つも大きいので食べ応えがあります。
焼いて食べたり、大きい物は笠に肉種を詰めて食べるのもありです^^
色々な方法でご賞味下さい☆
まとめ+関連記事
しいたけの虫を取る方法や、取り除けば食べられるという事が少しでも解って頂ければありがたいです。
取り方を初めて知った方は、是非お試し下さい☆
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