刺し身、寿司、しゃぶしゃぶとどんな料理とも相性が良いカンパチ。そんな知名度が高いカンパチですが、幼魚や子供の状態って気になりませんか?
そのため今回は、「カンパチの子供や幼魚の名前は何?ブリ・ヒラマサのどれが出世魚?」をご紹介します!^^
もくじ
カンパチの子供や幼魚は何?
出典:https://zukan.com/fish/internal4
カンパチの幼魚
東京や関東ではショゴ、関西ではシオ、鹿児島などの南九州ではアカバラと呼ばれています☆
カンパチの幼魚は地方により呼び方が様々なので、違う魚のように感じますが、全てカンパチの幼魚を言います!
ここで紹介したのはごく一部で、他にも呼び方はたくさんあります。
自分の住んでいる地方が、カンパチの幼魚をどう呼ぶか調べてみるのも面白いですね^^
成長過程により呼び名が変わる
ショゴからシオゴ、アカハナ、そしてカンパチと成長過程により子供の呼び方は変わってきます。
細かくを分けると、ショゴは35㎝以下、シオゴは60㎝以下、アカハナは80㎝以下、80㎝以上をカンパチとなります☆
今回は関東での呼び方や大きさを基準にして紹介しましたが、カンパチの子供の呼び方も幼魚と同様で、地方によってかなり変わってきます。
こちらも、ここでは紹介しきれないくらい呼び方がたくさんあるので、興味が沸いた方は是非調べてみて下さい!
ブリとヒラマサの子供は?
出典:https://publicdomainq.net/japanese-amberjack-yellowtail-0009507/
ブリの子供
ワカシ、イナダ、ワラサがブリの子供の呼び方です☆
ワカシは20㎝以下、イナダは40㎝以下、ワラサが60㎝以下、そして80㎝以上の成魚になるとブリと呼ばれるようになります。
因みに、お寿司や刺し身でハマチという魚がありますが、これもブリの子供です!
ハマチという呼び名は関西の呼び方で、今回紹介した中ではイナダに当てはまります^^
ヒラマサの子供
ヒラマサはブリやカンパチのように大きさによって、名前が変わる事はありません☆
子供でも成魚でもヒラマサはヒラマサです!
しかし、地方によってヒラマサの呼び方自体は変わってきます。
因みに、ヒラマサというのは東京での呼び名で、他の地方ではマサギと読んだり、ヒラソやヒラスと呼んだりもします。
カンパチとブリとヒラマサどれが出世魚なの?
出典:https://zukan.com/fish/internal10
明確な出世魚はブリのみ
3種類とも姿や形はよく似ていますが、明確に出世魚と言われているのは実はブリだけなんです☆
カンパチとヒラマサは出世魚と考える意見と、出世魚ではないと考える意見にはっきり分かれていて、未だ不明確な状態です。
ブリが出世魚と呼ばれる理由
漁獲量
ブリだけが出世魚とはっきり呼ばれる理由の1つが漁獲量です。
天然でも養殖でも多くてまとまった漁獲量があるのは、3種類の中ではブリだけなんです。
現在は養殖技術が発展して昔より目にする機会が増えましたが、それでもブリ程の安定した漁獲量がないカンパチとヒラマサは希少価値が高く、高級魚として扱われています☆
成長過程により名前が変わるのが出世魚なので、ブリのように一定期間内に姿を目にする機会が少ないカンパチやヒラマサは、成長過程で名前を付けるのが少し難しいです。
漁獲量が少なく珍しい為に、カンパチとヒラマサは出世魚として上手く定着していない部分が大きいです。
違いが大きい
ブリが出世魚と呼ばれるもう1つの理由は、成長するに連れて味や成長後の大きさ、見た目が大きく異なるからです。
ブリはワカシ、イナダ、ワラサとブリに成長するに従って味わいがすっきりしたり、大きさもひと回り以上は違ってきます。
それこそ、同じブリなのかと思う程の違いが出ます☆
そうなると、それぞれの段階で商品価値が違う際に、ブリという呼び名だけでは流通が複雑になり、スムーズに行かなくなります。
もちろん、カンパチやヒラマサも成長するに従って味や見た目、大きさに違いは現れますが、ブリほどの違いは現れないです。
因みに、出世魚はブリの他に、スズキやボラも有名です^^
コイは成長過程によって名前が変わる事はないですが、急流の滝を登り切って龍になる『登竜門』の伝説がある事から、出世魚と呼ばれています☆
カンパチの味の特徴は?
出典:https://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_8.html
あっさりした味わい
カンパチはあっさりと上品な味わいです☆
カンパチは、イワシなどの小魚を捕食しながら海中を動き回る回遊魚なので、身が締まっていて、脂の乗りの割に、味はあっさりしています。
旨みもあり、脂に甘みすら感じられるそうです☆
骨が柔らかく、皮も厚みがあって強く、熱を通しても硬く締まらないので、刺身以外にしゃぶしゃぶなど、加熱して食べても美味しいです^^
刺し身はマグロを超す味わい!
しゃぶしゃぶや煮付けなど、どんな食べ方でも美味しいですが、カンパチ本来の美味しさを味わうなら刺し身がおすすめです☆
カンパチの刺し身は、脂の乗りがしつこくない上にクセがなく、食感がさらりとしていて、吸い付くような舌触りが特徴で、他の魚の刺し身を食べられなくなります。
刺し身の定番であるマグロを超す旨さだと言われています☆
一晩寝かせた生のカンパチは絶品!
そのままの状態でも美味しいですが、それ以上に美味しい生のカンパチを食べるなら、1日置いてから食べるのがおすすめです。
特に、カンパチのトロはひと晩冷蔵庫で寝かせて刺し身にすると、噛み切りやすくなる上に、口いっぱいにジュワッと脂が広がって旨みや甘みが一層引き立たれます^^
カンパチの味は?ヒラマサとブリとの違い
出典:https://publicdomainq.net/yellowtail-teriyaki-food-0017494/
あっさり味
カンパチは、ヒラマサやブリよりも脂が薄いので、あっさりと淡白な味がします。
ブリはカンパチと同じ回遊魚ですが、小魚だけでなく甲殻類なども食べたりするので、カンパチより泳ぐ量が少ない分、脂の乗りが多く濃厚な味わいです。
ヒラマサは肉食の海水魚で、スルメイカや甲殻類を食べて生活しているので、動き回る必要がないので、脂の乗りが多く、味もどちらかというと濃厚になります☆
クセがない
脂の乗りがしつこくないカンパチは、クセや魚特有の臭いも少ないので、ブリやヒラマサより食べやすいのではないかと思います。
また、食感もコリコリしていて、歯応えも良いです^^
味が一定
カンパチは1年通して脂の乗りがあまり変わらないので、1年中美味しく食べられると言われています。
天然のブリは味の季節により味の変化が大きく、旬の冬以外は脂の乗りが少なく味が落ちてしまいます。
ヒラマサもブリと同様に、旬の時期以外は味が落ちますが、その期間はブリよりは短いです☆
それだけではありません!
カンパチは品質の劣化も緩やかで、一晩経っても食感もコリコリと歯触りが良いままですし、血合いの色もあまり変化がありません。
カンパチのおすすめはこちら☆
鹿児島県産の養殖カンパチの片身。皮を引くだけになっているので生ごみも少なく、下準備が楽にできます☆
臭みがなく身も締まっているので煮たり焼いたりはもちろん、お寿司やお刺身にしてたべるのがおススメです☆
鹿児島県産の養殖カンパチを活〆にして1尾用意しました。
水揚げしてすぐに活〆にしたので、鮮度や食感は抜群に良いです☆
刺し身にして、カンパチの脂の旨みや甘みを存分に味わって下さい!
鹿児島県産の養殖カンパチの活〆の片身です☆
養殖のカンパチですが、天然のカンパチに劣らない程に脂が乗っていて味は絶品です。
刺し身、塩焼き、煮付けなど、様々な調理法でカンパチの味を楽しんで下さい^^
まとめ+関連記事
カンパチの子供や味について解っていただければ幸いです☆知名度はまだあまり高くないですが、見かけた際は是非ご賞味下さい。
魚への考えが変わるかもしれません☆
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