赤貝は「貝の王様」とも言われていますが、アサリなどの貝と比べるとあまり馴染みがないので、捌き方が分からないという方も多いと思います。では、赤貝を食べる時はどう捌けばいいのでしょうか?また、赤貝の美味しい食べ方、レシピについても気になりますよね☆
もくじ
赤貝の開け方や捌き方は?
出典:https://bit.ly/36LW2T2
冒頭に書いたように、下処理や捌くのに手間が掛かるイメージのある赤貝ですが、実際にはそれほど難しくありません。
赤貝は、アサリとは違い砂抜きする必要はないので、下処理は赤貝の殻を開く所から始まります。
まずは、一連の流れを動画で見てみましょう^^☆
出典:https://www.youtube.com/watch?v=XVtUbUEL2S4
赤貝は人間の血液と同じようにヘモグロビンを含んでいるので、身は赤い色をしています。
「赤貝」と呼ばれるのも、この身の色が由来となっています。
初めて赤貝を捌く方は殻を開けた時、赤い液体にびっくりしてしまうかもしれませんが、上記の理由なのでご安心ください^^
動画内で解説されている赤貝の開き方、捌き方は以下の通りです。
開け方
- 赤貝の蝶番部分に包丁の峰(刃の背中部分)を入れる。
- 二枚の殻の間にテーブルナイフを入れて開く。
殻を開けると赤い体液が出てくるので、ボウル等の上で調理しましょう。
捌き方
- 貝柱を切り、身を取る。
- 身からヒモを切り取る。
- 身を半分にして、肝を切り取る。
- ヒモに付いている膜を取り除く。
- 身とヒモを塩で揉み、ぬめりを取る。
- 塩を落とす程度に水洗いする。
- 布巾やキッチンペーパー等で水気を取る。
赤貝を保存する時には、体液に浸けておきましょう。
体液に浸けておくことで、しばらくの間は赤貝が死なないため、鮮度を保つことが出来ます。
赤貝を捌くと最終的には画像のように、左から順に「ワタ」「ヒモ」「身」の3つに分けられます。
赤貝の美味しい食べ方・レシピを紹介!
出典:https://bit.ly/3a7wu4N
赤貝のおすすめの食べ方として、
- 刺身
- 酒蒸し
- 煮付け
- 炊き込みご飯
などがあります。
どれも貝料理の定番ですね^^
上記の定番の食べ方からアレンジを加えた食べ方まで、おすすめのレシピをご紹介します☆
赤貝の刺身
出典:https://bit.ly/37Ya5Vw
赤貝の刺身は、全国的にも主流の食べ方です^^
刺身で食べることで、貝本来の食感や味を楽しむことが出来ます。
ヒモ部分まで美味しくいただきましょう☆
赤貝は甘みもあるので、赤貝を初めて食べる方は、まずは刺身で食べることをおすすめします♪
刺身で食べる時は、必ず鮮度の良い赤貝を使うようにして下さいね!
赤貝の酒蒸し
出典:https://bit.ly/2QMPuO5
赤貝の酒蒸しは、アサリよりも濃厚な味わいで、日本酒等のお酒にも良く合います♪
身もアサリより大きいので、食べ応えもあります^^
作り方をご紹介します☆
☆材料(2人分)
- 赤貝(小サイズ):12個
- 日本酒:大さじ1
☆手順
- 貝同士をこすり合わせて表面の汚れを取り、水で洗い流す。
- 鍋に赤貝と日本酒を入れ、蓋をする。
- 吹きこぼれに注意しながら、中火~弱火で5~6分火にかける。
- お皿に盛り付け、完成。
赤貝は、加熱してもアサリのように分かりやすく開きません。
そのため、全部開くのを待つ必要はなく、5~6分火にかけたところで赤貝の様子を見て、数個開いていれば火を止めても大丈夫です。
このまま食べても美味しいですが、レモンを絞ってかけてみるのもいいですね☆
赤貝はヘモグロビンが多く、煮汁が赤黒くなるため、お皿に盛り付ける時は煮汁を入れずに貝のみを盛り付けた方が見栄えが良くなります^^
赤貝の煮付け
出典:https://bit.ly/2RlKbVg
煮付けも、貝類の料理では定番ですね♪
おかずとしてはもちろん、お酒のお供にもピッタリです。
煮付けにする時はサイズの小さい赤貝を使うと良いですね^^
作り方をご紹介します☆
☆材料
- 赤貝(小):1パック
- 水:150ml
- 醤油:30ml
- 酒:20ml
- 砂糖:大さじ2杯半
☆手順
- 貝同士をこすり合わせて表面の汚れを取り、水で洗い流す。
- フライパンを回しながら、赤貝が開くまで乾煎りする。
- 口が開いたら、水、醤油、酒、砂糖を入れる。
- 中火で2~3分煮る。
- 汁をかけ、火を止めたら完成。
赤貝をサッと煮たら、一度ザルにあげて煮汁だけを煮詰めましょう。
こうすることで、赤貝が硬くなり過ぎてしまうのを防ぐことが出来ます。
赤貝の炊き込みご飯
出典:https://bit.ly/2R85mtu
赤貝の缶詰めを使ったお手軽カンタンレシピです☆
赤貝は下処理が面倒ですが、缶詰めなら手間を省くことができます♪
缶詰めの場合は、タレまで余すことなくしっかりと使いましょう。
作り方をご紹介します☆
☆材料(2合分)
- 赤貝の缶詰め:1個
- にんじん(小):1/2本
- ごぼう(小):1/2〜1/3本
- ねぎ:適量
- めんつゆ:大さじ3
- お米:2合
☆手順
- にんじん、ごぼうを千切りにして水にさらす。
- 赤貝の缶詰めを開け、赤貝を皿に出す。
- 残っている缶詰めのタレに水を加えて、炊飯器へ入れる。
- めんつゆを加えたら、2合のメモリに合わせて水を加える。
- にんじんとごぼうを炊飯器に入れ、炊く。
- 炊きあがったら赤貝とネギを入れ、かき混ぜたら完成。
缶詰めのタレに水を入れ、その水を炊飯器に入れることで缶詰めのタレを残さず使うことが出来ます☆
ごぼうは、市販のきんぴらごぼうを使ってもOKです♪
きんぴらごぼうを使う場合は、めんつゆの量は大さじ2になります。
赤貝と大葉の炒り豆腐
出典:https://bit.ly/2QPpWjq
大葉の爽やかさがクセになる、大葉と豆腐を使ったアレンジレシピです☆
ヘルシーなので、ダイエット中の食事にも良さそうです♪
体調が悪い時や食欲のない時でも、食べられそうですね^^
作り方をご紹介します☆
☆材料
- 木綿豆腐:1丁
- 赤貝の缶詰め:1個
- 大葉:5枚
- 醤油:適量
- 砂糖:適量
- サラダオイル:大さじ1
- 塩:少々
☆手順
- 木綿豆腐を、くずしやすいように8等分に切る。
- 大葉を粗みじん切りにする。
- フライパンに油、豆腐を入れ、中火で炒める。
- 豆腐に火が通ったら、赤貝と缶詰めのタレを入れてかき混ぜ、大葉を入れる。
- お好みの量で醤油、砂糖を加えたら、完成。
夏は赤貝のワタに注意!
赤貝は夏が産卵期となり、産卵期は貝毒を発生させるためワタを食べてはいけません。
貝毒は熱に強く、加熱しても食べることはできないので注意しましょう!
身自体には毒はないため、この時期の赤貝を食べる時はしっかりとワタを取るようにして下さいね。
一般的には、貝毒を持つ赤貝は出荷を規制されるため市場に出回ることはありません。
ですが、潮干狩りなどで採った赤貝は規制の対象外なので、特に注意しなければいけません。
また、市販されているものでも、よっぽど鮮度が良くない限りはワタを食べるのはやめておいた方が良いでしょう。
万が一、ということもありますからね><
美味しい赤貝のおすすめはコチラ☆
こちらの赤貝は、注文の際に「殻付きのまま」と「殻から外したムキ身」の二通りから選択することができます^^
サイズは大、中、小と3種類ありますが、その中でもより品質の良いものが厳選され届けられます☆
肉厚でコリコリとした食感がたまらない赤貝の開きです☆
獲れたての赤貝を開いて急速冷凍させているので鮮度抜群!
食べる時は解凍するだけなので、面倒な手間も掛かりません^^
お寿司屋さんも使っている業務用の赤貝ひもです♪
新鮮な活〆赤貝ひもを食べ易く処理してから、鮮度を保つために急速冷凍させています☆
お刺身や寿司ネタはもちろん、カルパッチョ風のサラダもオススメですよ^^
まとめ+関連記事
赤貝の捌き方についてご紹介しました☆
おすすめの食べ方についても是非参考にしてみて下さいね♪ワタには注意して、貝の王様を堪能しましょう!
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