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里芋の保存・冷凍方法!賞味期限や常温や冷蔵庫でもいいか、皮むきは?

ねっとりな舌触り、ホクホクな食感で体を芯から温めてくれる里芋。美味しくて安くて、つい買い過ぎてしまったという事はないでしょうか?

もちろん美味しい里芋ですが、さすがに毎日食べるのは…そんな声も聞こえます。

でも、里芋ってどうやって保存するの?

そこで今回は、里芋の保存・冷凍方法!賞味期限や常温や冷蔵庫でもいいか、皮むきもご紹介します!^^
最後には、おすすめの通販もあります!

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里芋の保存の正しい方法は?

出典:http://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/201701/6277/

常温での保存は冷暗所で

常温での保存方法は至って簡単です。

買ってきた里芋を段ボールやかごなどに入れ、新聞紙やキッチンペーパーなどで包んで、風通しの良い冷暗所で保存して下さい。

段ボールやかごに入れる時、下に新聞紙などを敷いて、その上に里芋を置いて下さい。

もし、包むのが手間ならば、段ボールやかごの上に新聞紙を被せるだけでも大丈夫です。段ボールの場合、新聞紙を被せたら蓋は開けたままにして下さい。

これだけです!簡単ですよね。

最適温度を守るのがコツ

里芋を保存する時は、里芋にとっての最適温度を守って保存してあげて下さい。

最適温度と言うと、難しく聞こえますが、育った温度と似た温度で保存するという事です。

里芋は、元はアジアの熱帯地域の主食にされています。故に、温度が低過ぎたり高過ぎたりという環境には弱いです。

里芋の最適温度は低くても10℃以上、高くても25℃までの間に当てはまる温度帯で保存をして下さい。所謂、常温の温度帯です。

秋冬のように涼しい時期ならば、常温が高くないので細かく気を遣わなくても大丈夫です。

しかし、春の終わりや夏のように常温の温度が高くなる時期は、風通しの良い冷暗所で保存をして、常温を高めないようにして下さい。

乾燥させない

もう1つ、里芋を保存する際に気を付けるべき事があります。

それは乾燥させない事です。

里芋は温かい地域を好む事に加えて、湿潤な環境を好みます。日本は基本的に畑で育てますが、水田のような場所で育てる地域もあります。

買ってきて泥が付いている物は、洗わずに泥が付いたまま新聞紙などで包んで保存して下さい。

乾燥させてダメなら洗っても良いのでは?そう思いたくなるかもしれませんが、洗ってはいけません!

何故なら、洗って泥を落とすと、落とした部分から水分が抜けて乾燥して傷みの原因になる上、カビ臭くなります。

泥が付いて汚いから、と洗いたくなる気持ちは調理する時まで堪えて下さい。

洗てしまった場合は水分を飛ばす

間違えて洗ってしまった!又は洗った里芋を買ってきた!

そんな場合は、水分を飛ばして乾燥させてから、常温の保存方法と同様に新聞紙などに包んで冷暗所で保存して下さい。

 

里芋の保存は冷蔵庫はよくない?

出典: http://www.aizuseika.co.jp/recipe/autumn/moreinfo_satoimo.htm

冷蔵庫での保存は基本的にダメです!

冷暗所で保存するなら、冷蔵庫という選択肢はありでしょ?…なしです!

常温の保存でも紹介しましたが、里芋は温かい地域の食べ物です。

いくら温度が低くても、10℃以上の温度で保存する必要があります。

冷蔵庫の温度は、高くても6℃くらいです。そのため冷蔵庫に入れてしまうと、普段の温度差で傷んでしまったり、低温障害になってしまったりします。

人間も温度差が激しい場所で過ごすと、風邪を引いたりして体調を崩してしまいますよね?それと同じですね。

冷蔵庫に入れるなら野菜室に入れる

置き場所が確保できない。冷蔵庫に入れておかないとやっぱり心配。

そんな人は里芋を新聞紙などで包んだまま、野菜室に入れて下さい。

冷蔵室の温度が最高でも6℃くらいに対して、野菜室の温度は最高で8℃くらいです。その上、湿度も冷蔵室より少し高めに設定されています。

里芋の最適な環境に近いため、里芋を傷ませる事なく保存できます。

 

里芋の賞味期限の目安は?


出典:http://www.irasutoya.com/2016/02/blog-post_119.html

足が速くて有名な里芋。

常温か冷凍かで保存期間が違うのは解りますが、常温でも保存方法や状態によっては保存期間が変わってきます。

そのままの状態の里芋は長くて1カ月

そのままの状態の里芋は、洗ったのかそうでないかで保存期間が大きく変わってきます。

洗った里芋の保存期間は、最長でも1週間位です。里芋は乾燥に弱いので、洗うと泥が落ちた部分から乾燥して、保存期間が短くなります。

一方、洗ってない里芋の保存期間は1カ月位です。

皮を剥いた里芋は最長1週間程度

皮を剥いた里芋は、どれだけ長くても1週間程度が保存の限界です。

鮮度が気になる場合は、2日~3日で食べきって下さい。皮を剥いてしまうと、鮮度の低下は速くなります。

冷凍は約1カ月

冷凍での保存も、そのままの状態と同様に1ヶ月前後が保存期限の最長です。

多少なら1ヶ月を過ぎても保存は可能ですが、冷凍の期間が長いほど味は落ちていきますし、冷凍焼けも起こすので、1ヶ月以内には消費して下さい。

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里芋の冷凍保存の方法

出典:http://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/201701/6277/

冷凍保存はできます☆

冷蔵保存はできませんが、冷凍保存はできます。少し鮮度が落ちたり傷んでいる物、すぐに使う予定が無い時におすすめです。ここでは3種類の保存方法を紹介していきます。

皮を剥いて生のままで冷凍する方法

皮を剥いて軽く塩をまぶす(アクやぬめりを落とすために行います)。そして、水洗いしてザルなどで水気を切って、そのまま冷凍して下さい。

皮を剥いて茹でてから冷凍する方法

皮を剥いた里芋を鍋に入れて、浸かる位まで水を入れて茹でて下さい。

サラダなどしっかり火を通す料理にする場合は串が通るしっかりと、煮物などしっかり火を通す料理の場合は半ゆで位で止め、アクが出てこなくなったら、揚げて水気を切ります(沸騰したお湯で、3分~5分を目安に茹でて下さい)。

揚げたら流水にさらして粗熱を取って、ジップロックに入れて冷凍します。

茹でてから皮を剥いて冷凍する方法

里芋の泥を落とし、皮を剥かないまま鍋に浸かる位まで水を入れて、皮を剥いた時と同様に茹でて下さい。

水から揚げたら流水にさらして粗熱を取ったら、皮を剥いてジップロックに入れて冷凍して下さい。

手間がかからずやりやすいですが、アク抜きが充分にできないので、里芋の味を活かす料理には合わないかもしれません。

冷凍のまま調理する

冷凍した里芋は、解凍はぜず、自然解凍か冷凍のまま調理して下さい。

解凍してから調理すると、繊維が変質したり、細胞が壊れたりして、あのほっくりした食感が無くなってボソボソになったりべちゃべちゃになったりします。

煮物などに使う場合は、冷凍のまま調理して下さい。もし火がきちんと通っているか不安な場合は、電子レンジで20~30秒位温めて少し加熱してから調理して下さい。

 

皮を剥いた里芋の保存方法

出典:https://macaro-ni.jp/46109

皮を剥いてしまったけど、余ってしまった。でも安心して下さい!皮を剥いてからの保存方法もきちんとあります!

水に浸して冷蔵保存

皮を剥いた場合は、ボールなどの容器に入れ、水に浸して冷蔵庫で保存して下さい。

そのまま浸しても構いませんが、下茹でして冷ましてから浸すと、調理の時に味染みが良くなる上に長持ちさせる事ができます。

また、浸す水も毎日変えると、これも長持ちに繋がります。

酢水に漬けて変色防止

皮を剥いて切った里芋は、水に浸して保存する前に酢水に5分くらい漬けてから保存をして下さい。

皮を剥くと、里芋の酵素が反応して、実の部分を変色させてしまいます。

酢水に漬ける事により、里芋の酵素を失活させる事ができるので、変色を防ぐ事ができます。

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腐るとどうなる?どうなったら食べない方が良い?


出典:http://mame-column.com/food/satoimo-2

以下の特徴があったら食べない方が良いです

  • ふにゃふにゃに柔らかくなっている
  • カビが生えている
  • 変色している
  • カビ臭などの異臭がする

カビが生えていたら食べられません!

カビ位なら取ったら食べられるだろう、なんて思いたくなりますが、それは違います!

カビを取ったとしても、その周りに既に菌が増えている可能性があります。

カビが生えていない部分が食べれそうでも、潔く諦めて下さい。

 

里芋の皮剥きについて

出典:http://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/201701/6277/

包丁で剥く

里芋の皮を包丁で剥く時は、両端を切ってから縦に剥いていって下さい。

縦に剥くと、手に粘りやぬめりが付かず剥きやすいです。

また、剥く前に洗った水分はよく切って下さい。ぬめりで皮が剥きにくくなる上に、滑って手を切ってしまう可能性もあります。

茹でてから手で剥く

包丁で剥くのが怖いという人や、慣れてない人は茹でてから皮を剥くのがおすすめです。

しっかり洗って泥を落としてから、鍋で茹でて流水で冷まして下さい。

すると、スルッと皮を剥く事ができます。

加熱すると、粘りやぬめりが生の時より落ちているので、剥きやすくなります。

皮剥きは素早く!

里芋の皮を剥く際は、素早く剥いて下さい。

皮剥きに時間がかかってしまうと、実に泥の臭いが付いて、泥臭くなってしまいます。

ゴム手袋を着けると剥きやすくなります!

手で剥く場合はゴム手袋を着けて、擦るようにすると剥きやすくなります。

また、里芋の痒み成分であるシュウ酸カルシウムからも皮膚を守ってくれるので、痒みを防ぐ事ができます。

 

新鮮な里芋の選び方

出典:http://blog.goo.ne.jp/take-1020s/e/587467341c5cf0a01b4467e6b12cb545

 

泥が付いている物

里芋は乾燥に弱いので、洗ってなく泥が付いている物は鮮度が高いです。

泥だけでが判断が難しい場合は、里芋の皮を触ってみてほんのりと湿り気があるかどうか確めてみて下さい。

 

中心部がふっくらして硬い物

触った時に硬さがあり、中心部がふっくらして、お尻の皮が余ってない物を選んで下さい。

 

皮が茶色い物

皮が茶色く、縞模様がはっきりしている物は鮮度が高いです。皮が黒っぽい物は鮮度が落ちている可能性があります。

 

里芋が赤色になるのは保存のせい?

 

里芋を調理していると、赤い斑点や筋みたいなのが見える事はないでしょうか?実は、里芋が赤くなるのには理由が2つ主にあります。

傷んでいる

出典: https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q11170902816

里芋が傷んで柔らかくなると、里芋に含まれるポリフェノールが酸化して赤い斑点がでてきます。

これは品質が落ちる事によって起きるので、一概に保存方法が原因とは言えません。

因みに、この里芋は食べる事はできますが、味がかなり落ちて美味しくはないので、おすすめはしません。

低温障害

出典: https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/poppet-ribbon/entry-12137410477.html

もう1つ考えられるのが低温障害です。

里芋を冷蔵庫など低温の場所で長時間保存すると、赤い筋がでてきます。

所謂、「芋が風邪を引いた」状態です。

低温障害を起こすのは保存のせいで起きます。

低温障害になっても、腐った訳ではないので、この場合も食べる事はできます。

しかし、ジャリジャリした食感が何をしても付きまとうので、赤い筋の部分を取り除いて食べて下さい。

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里芋は腐りにくい野菜の1つですが、低高温障害になりやすく、実はとてもデリケートな野菜です。里芋を腐らせない保存方法を知って、里芋のねっとり感やホクホク感を味わって下さい!
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