サラダに煮物に炒め物と、様々な料理で活躍するごぼう。
そんなごぼうですが、腐るとどうなるか気になりませんか?
そのため今回は、ごぼうは腐るとどうなる?について紹介します^^
もくじ
ごぼうは腐るとどんな状態になる?
出典:https://calori.jp/eat/post-14168/
下のように、ごぼうらしくない見た目や感触、臭いになったら腐っている可能性が高いので、食べるのは避けて下さい。
- シワシワになる
- 柔らかくなる
- 表面がヌメる
- 異臭がする
- 糸を引く
見た目
ごぼうは腐ってくると、表面がシワシワになったり、濡れたような見た目になってきます。
このような見た目に変わったごぼうは、水分が抜けてスカスカの状態です。
触った感じ
触ってみて、表面がヌルヌルしていたり、糸を引いている場合も、細菌などが繁殖して腐っている可能性が高いです。
また、グニャグニャ曲がったりと極端に柔らかくなっていたら、これも菌が繁殖していて腐っている可能性が高いです。
臭い
ごぼうらしくない酸っぱい臭いがしたら確実に腐っているので、食べるのは避けて下さい。
酸っぱい臭いは、微生物がごぼうを分解して繁殖して酸臭を放って、腐敗している証拠です。
ごぼうはどんな状態なら食べれる?
出典:https://www.kagoshima-shoku.com/item/2507
切り口が筋張っている
表面がシワシワだったり、グニャっと曲がる状態でも、切った断面に硬さがあって筋張っているのであれば、まだ食べられます☆
しかしこの状態は、水分が抜けて鮮度がかなり落ちているので、1日でも早く使い切るようにして下さい。
中身がスカスカ
ごぼうを切ると、稀にスカスカになっている時がありますが、この場合は食べられるので、安心して下さい☆
しかし、中がスカスカと空洞になって"す"が入っているごぼうは、水分が抜け、繊維も硬く、食味も落ちているので、取り除けば鮮度の高いごぼうと同じように食べられますが、使える用途は限られます。
収穫時期を逃して、水分が抜けて老化すると、スカスカな状態になってしまいます。
ポリフェノールによる変色
こぼうを切ったり調理したりしてると、赤やピンク、黒っぽかったり緑色などに変色したのを目にした経験があると思います。
これは、ごぼうに含まれるアクの成分のポリフェノールの一種、クロロゲン酸による変色で、腐っている訳ではないので食べられます☆
クロロゲン酸がアルカリに反応すれば緑色に、酸に反応すれば赤やピンク色、黒っぽくなります。
味や食感にも、大きな変化はありません^^
しかし同じ変色でも、範囲が広かったり、異臭がしたり、手を加える前から変色している場合は、腐っていたり、鮮度が落ちている場合があるので注意して下さい。
腐った部分を取り除けば食べれる?
出典:https://www.sirogohan.com/recipe/sasagaki/
腐り具合により判断する
臭いや触感に問題がなく、変色している範囲や腐って表面が変化している範囲が狭い場合は、その部分を取り除けば食べられます。
ただし、品質の劣化が進んで、味や触感は確実に落ちているので、細かく切って使ったり、煮物などのようにしっかり火を通して味を付けるなど、"す"が入っている以上に、使える用途は限られます。
不安なら食べない
臭いや見た目、触った感じに変化がなくても、少しでも不安が残る場合は、もったいないですが食べずに捨てるのが安全です。
ごぼうはカビが生えるとどうなる?
出典:http://mahjong-san1010.com/2020/01/19/burdock-changecolor/
カビ臭がする
カビが生えると、カビたような臭いがします。
変色してなくても、カビっぽい臭いがする時は、中までカビの菌糸や胞子が浸透している可能性が高いので、食べるのは避けて下さい。
変色する
黒カビなら黒っぽい色に、青カビなら青か青緑色に、白カビなら白っぽい色など、カビの色に応じて変色します。
ポリフェノールによる変色と似ている場合が多いですが、取り除けない程の広範囲な変色だったら、カビによる変色の可能性が高いです。
付着物がある
変色と同時に、綿のようにフワフワした付着物があれば、それはカビが生えている可能性が高いです。
食べないのが安全
カビ臭があったり、変色や付着物があったりと、カビの存在が肉眼などで認識できる場合、カビの菌糸や胞子がごぼうの内部まで拡がっている可能性があるので、勿体ないですが食べずに捨てるのが安全です。
ごぼうの賞味期限と保存方法
出典:https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/vegetables/food24.html
常温での保存方法
新聞紙に包んで冷暗所の壁に立てかける(立てかける時は細い方を下にすると賞味期限が延びます)☆
これだけです!
土が洗い流されてビニール袋に入っている場合は、袋から取り出し、湿らせた新聞などで包んでから同様に保存します(袋に入れたままにすると、カビが生える可能性があるので必ず取り出して保存して下さい)☆
注意点
皮と土は落とさない
土付きの場合は、それを落とさないまま新聞紙などで包んで保存して下さい☆
ごぼうは乾燥に弱いので、皮や土を落とすと空気に触れて乾燥して、賞味期限が短くなります。
それだけでなく、風味や味が保てなくなり、品質の劣化が急激に進みます。
立てて保存する
ごぼうは収穫してからも上向きに成長するので、横にして寝かせると、上に伸びようとして余分なエネルギーを消費して、品質の劣化が速まります。
細くなっている部分が根っこなので、立てかける時は細い部分を下にして保存しましょう☆
賞味期限
土付きの場合は1ヶ月程度、洗ったごぼうは4日~5日の保存が可能になります。
冷蔵での保存方法
常温の時と同様に土付きの場合は新聞紙で包み、洗った場合は袋から取り出して湿らせた新聞紙などで包んで冷蔵庫に入れます☆
この時も常温の時と同様に、立てかけて保存します☆
1本丸ごと買った場合、冷蔵庫に入るようなサイズに切り分けて入れても構いません。
注意点
袋に入れる
冷蔵保存の時、土付きのごぼうも新聞紙で包んだ後はポリ袋に入れて(ラップで包むか、密封容器に入れても大丈夫です☆)、冷蔵庫に入れます。
ポリ袋に入れたりラップで包むと、冷気による乾燥からごぼうを確実に守れるので、保存期間の延長に繋がります^^
賞味期限
土付きであれば2ヶ月程度、洗った場合は1週間前後の保存が可能になります^^
冷凍での保存方法
- ごぼうを好みの大きさに切る
(どんな大きさでも大丈夫ですが、ささがきや千切りなどのように、小さく薄く切ると冷気が通りやすいです☆) - 水に晒してアク抜きする
(長く水に晒すと栄養素も流れてしまうので、5分程度で充分です。切ってからすぐに使う場合は省いても問題ありません^^) - 下茹でする
(ささがきなどのように薄く切った場合は1分程度、大きめでも数分程度茹でれば火が通ります☆) - 粗熱を取ってから密封袋に入れて冷凍保存する
(小分けにしておくと、取り出す時に使いやすくなります^^)
解凍方法
加熱して調理する場合は凍ったまま使います☆
和え物やサラダなどで使う場合は、前日に冷蔵庫へ移し替えて自然解凍するか電子レンジで解凍して使って下さい^^
注意点
生での冷凍は避ける
生での冷凍も可能ですが、解凍して食べた時の食感が筋っぽくなるので、おススメはできません。
それだけでなく、アク抜きをしても黒っぽく変色する場合があるので、見た目も悪くなります。
水気をしっかり切る
水気が残っていると、ごぼう同士がくっ付いて、取り出して使う時に使いにくくなります。
また、霜が付いたり、冷気が上手く行き渡らず完全な冷凍までに時間もかかってしまうので、賞味期限が短くなったりします。
余裕があれば、ごぼうを1時間程度冷凍してから、密封袋ごとシャカシャカ振って冷凍庫に入れると、ごぼうがバラバラのままで冷凍できます^^
金属トレーに乗せる
密封袋に入れたごぼうを金属トレーに乗せて冷凍すると、冷気が通るまでの時間が短くなるので、急速冷凍が可能になり、賞味期限の延長が可能になります^^
賞味期限
最低でも1ヶ月、保存状態や環境が整っていれば数ヶ月は保存が可能になります☆
多すぎて使い切れなかったり、明確に使い道が決まってない場合や、切ったり皮を向いた場合は冷凍するのがおススメです^^
こんな保存方法もあります!
土に埋める
庭や畑がある場合は、穴を掘ってそこにごぼうを埋めて保存します(埋める時は、雨や雪などで濡れている場所は避けて下さい)。
この時、ごぼうの縦の長さ分の穴を掘るのは大変なので、横に寝かせて埋めても大丈夫です。
土に埋めて保存すると、数ヶ月は保存が可能になります☆
乾燥させる
ささがきや千切りにしたごぼうを、風通しの良い場所で天日干しにして、水分をしっかり飛ばして乾燥させます(1日~2日程度干せば大丈夫です)☆
しっかり水気を飛ばして乾燥させると、常温でも1ヶ月~2ヶ月は保存が効きます。
因みに、乾燥させたごぼうは料理ではなく、お茶にして使うのが最適です^^
調理して保存する
炒め物や煮物などのように、あらかじめ調理してから保存すれば、食べたい時にすぐ食べられるのでかなり便利です☆
しかしこの場合、冷蔵では数日程度、冷凍でも最大で1週間程度と賞味期限が短くなるので、調理後はなるべく早く食べ切るようにして下さい。
ごぼうの美味しい通販をご紹介☆
北海道産の掘りたて土付きごぼうを10㎏用意しました!
太さや長さが不揃いの訳あり品ですが、柔らかくて香りも良く食べやすくなっています。
炒め物や煮物など、様々な料理に入れて食べてみて下さい^^
九州産のごぼうをカラッと素揚げしてチップスにしてみました☆
噛んだ瞬間ジュワっと口に広がるごぼうの優しい旨み、サクサクの食感が病み付きになります。
おやつやおつまみにはもちろん、サラダなどのトッピングにもおススメです^^
細かくささがきにしたごぼうを乾燥させました☆
あく抜きなどの下準備の必要がなく、お湯で戻せば使いたい時に使えるので、調理時間も短縮できます。
豚汁や炊き込みご飯など用途も広いので、色々な楽しみ方ができます^^
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ごぼうが腐った状態、少しでも賞味期限が長くなる保存方法を理解して頂けると幸いです☆
ごぼうの保存方法は様々あるので、その時の状況に応じて選び、少しでも長くごぼうの美味しさを楽しんで下さい^^
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