さつまいもを買ってきてから数週間経っちゃったんだけど、まだ食べれるかな?
なんかピンクになってる気がする...
ピンクになってきているのはまだ食べれるかもしれません!
本記事で腐るとどんな状態になるのか解説していくので、参考にしてから食べるようにしてください!
この記事でわかること
- さつまいもが腐った時の状態
- カビが生えるとどうなるか
- 黒い点が出てきても食べられるのか
もくじ
さつまいもは腐るとどんな状態になる?
水分が抜ける
成分の殆んどが水分のさつまいもは、鮮度が落ちて腐ると乾燥してきます。
その結果、小さくなったり、滑らかな表面がシワシワになったり、表面が溶けたようにヌルヌルとしたり、触ると生でもグニャグニャして弾力が無くなってきます。
腐敗が進むと、触っただけで凹んだり、折れたり崩れたりもします。
水分が抜けた結果、下記のような状態になります。
- シワシワになる
- 小さくなる
- ヌルヌルしている
- 異常にベタベタしている
- 弾力がなくなる
異臭がする
生でも加熱後でも、鼻にツンとくるような酸っぱい臭い、カビの臭いなど、さつまいもらしくない異臭がします。
異臭がするさつまいもは、腐っている物の中でもかなり古く鮮度も悪いので、絶対に食べないで下さい。
さつまいもがぎりぎり食べれる状態は?
切り口の変色
切り口に黒や茶色っぽい斑点のように変色している場合、低温障害が原因の可能性が高いので、食べる事はできます。
低温障害は、野菜が風邪を引いて傷んでいる状態で、適温より低過ぎる温度で保存すると起きます。
しかし、腐っている訳でもカビが生えている訳でもないので、変色して傷んでいる部分を取り除けば、普通に食べられます。
変色した部分も食べられますが、傷んで食感も味も落ちているので、おすすめはしません。
芽が出ている
さつまいもは芽が出てしまっても食べられるので安心して下さい!
と言うのも、さつまいもの芽には毒性がないので、食べても人体に何も影響はありません。
しかし、芽が出たまま放置すると、芽の成長に芋の部分の養分が取られて味や食感など鮮度が落ちるので、見付けたら速やかに取り除きましょう。
さつまいもにカビが生えるとどうなる?
さつまいもは腐ると下記のような状態になります。
- カビ臭くなる
- 変色する
- 綿ゴミのような物体が付着する
順に解説していきます。
さつまいものカビは食べれる?変色や腐っているかの見極め、保存方法も
カビ臭くなる
さつまいもの表皮や表面に変色や付着物が見られなくても、カビっぽい臭いがしたら、内部にカビが生えている可能性が高いです。
変色する
黒カビや白カビ、青カビなどカビの種類に応じて、さつまいもの表皮や表面が変色します。
変色だけではカビが否かの判断が難しいですが、完全に取り除けない程に変色している部分が多かったら、カビによる変色の可能性が高いです。
綿ゴミのような物体が付着する
綿のようにフワフワした物体が表皮の広範囲に付いていたら、それは確実にカビです。
白カビなら白色をしていますし、黒カビなら黒色をしています。
■さつまいものカビについては、別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓
さつまいものカビは食べれる?変色や腐っているかの見極め、保存方法も
切り口に黒い斑点がある場合
食べられます!
切った後や加熱後の黒や緑の変色は、さつまいもの成分が原因の変色なので、食べられます☆
黒に変色する原因
黒い変色は、さつまいもに含まれているヤラピンという成分が原因です。
ヤラピンとは、健康維持に効果がある成分で有名なポリフェノールの1つです。
ポリフェノールは酸素に触れると酸化して、黒くなります。
切る時に金属が触れたり空気に触れた時に、乳白色のさつまいもが徐々に黒くなったらヤラピンの酸化による変色です。
同じ根菜だとゴボウやレンコン、フルーツだとリンゴや桃が黒や茶色っぽく変色するのと同じ理由です^^
黒くならない対策としては、切ったら水に浸すか、皮を厚く剥くという方法があります(ヤラピンは皮に近い部分に多く含まれています)。
他にも、両端が黒くなっていたら、それもヤラピンの酸化が原因です。
緑に変色する原因
これも黒の変色と同様に、ポリフェノールの1つであるクロロゲン酸の反応による変色です。
クロロゲン酸はアルカリ性の物質と反応すると、緑色になる性質があります。
実際に目にするとびっくりしますが、ポリフェノールによる変色なので、味や食感など鮮度には何の問題もありませんので、安心して食べて下さい☆
対策としては、アルカリ性の物質を近付けないようにすることです☆
具体的な方法として、キノコ類や海藻類、重曹などアルカリ性の食材と一緒に調理や保存をしなければ、緑の変色は抑えられます^^
緑や黒以外の変色
緑や黒の他にも、紫やオレンジ、ピンク色に変色する場合もあります。
さつまいがピンクになるのはなぜ?
ポリフェノールの色はさつまいもの品種によっても異なるので、変色後の色も違ってきます。
さつまいもの品種でよく聞く安納芋は、オレンジやピンクに変色する場合が多いそうです☆
さつまいもの賞味期限と保存方法
保存方法は、「さつまいもの保存方法!冷凍・常温の方法や洗うのはだめか、期間も」でも詳しく解説していますが、
本記事でも簡単に説明しておきます。
常温
風通しの良い冷暗所で常温の場合は保存します☆
難しく聞こえますが、具体的な方法としては、さつまいもを1つずつ新聞紙などで包み、日光が直接当たらないよう、且つ風通しを良くする為に、段ボールなどに入れて倉庫や屋内に保管します
切った場合は切り口が空気に触れて酸化しないよう、ラップでしっかり包んでから新聞紙で包みます。
さつまいも全体をラップで包むと風通しが悪く、さつまいもが苦手な高温多湿な環境になり、腐りやすくなります。
新聞紙で包んださつまいもと一緒にくしゃくしゃに丸めた新聞紙やおが屑を入れるか、毛布などを被せるかして保温すると、冬場のように寒い時期も長持ちします☆
常温での賞味期限は、1ヶ月から2ヶ月程度です☆
冷蔵
新聞紙で1つずつ包み、ポリ袋に入れて軽く口を縛って冷蔵庫に入れます。
野菜室があればそこに入れるのが理想ですが、なければ冷蔵室の中でも温度が高めなドアポケットに入れて保存して下さい。
洗った場合は、水を張ったタッパーにさつまいもを完全に浸して冷蔵庫で保存します(張った水は毎日変えます)。
冷蔵保存での賞味期限は2ヶ月程度、洗った場合は数日から最大で1週間は保存が効きます^^
さつまいもは水に弱いので、洗った場合はなるべく数日の間に食べ切って下さい☆
冷凍
さつまいもを好みの大きさ、形に切って加熱し、フリーザーバックに入れて冷凍保存します。
使い道が決まってなければ、角切りにしたり潰してからフリーザーバックに入れると、場所を取らないのでおススメです☆。
フリーザーバックに入れる際、なるべく平らにして入れると、均等に冷気が当たって賞味期限を延ばせます^^
さつまいもは寒さに弱く、一度凍ると低温障害になったりして味や食感が悪くなるので、冷凍の際は必ず加熱して下さい。
使う時は、冷蔵庫に入れて自然解凍するか電子レンジで加熱して下さい(面倒ならば、解凍せず、そのまま料理に使っても大丈夫です☆)。
冷凍すると、最低でも1ヶ月、状態や環境が良ければ数ヶ月は保存が効きます。
すぐには食べ切れない、洗ってしまった時には冷凍保存がおススメです☆
土がついたままの保存するのがおすすめ
土を落とさないまま、常温の時と同様に新聞紙で包んで段ボールなどに入れて保存します☆
もし、身近に畑がある場合は、土の中に埋めて保存するという方法もあります^^
賞味期限は最低でも3ヶ月程度、状態や環境が整っていれば半年は保存が可能です☆
さつまいもに関するよくある質問
さつまいもの白い汁・黒い汁は何?
さつまいもを切ったときに出る白色・黒色の汁の正体は「ヤラピン」という成分です。
収穫時にツルの切り口から出た白い汁が参加すると、黒くなります。
なので、白・黒どちらも同じヤラピンという成分です。
これは食べて大丈夫です!
むしろ整腸作用があったりと健康にも良いので、ぜひ食べましょう。
かつ、さつまいもは食物繊維も豊富で、便通を気にしている方にとてもおすすめです!
さつまいもの色分けは?
美味しいさつまいもを色で見分けるには、濃い目のものを選びましょう。
かつ艶があるとさらに美味しいものとなります。
【まとめ】さつまいもは腐ると水分が抜けた状態に!
さつまいもは腐るとどうなるのか、その他変色などについて解説しました。
腐ると水分が抜けた結果、シワシワになったりブヨブヨな感じになります。
その他、ピンク色になったり、黒くなっている部分があったりするかもしれませんが、基本食べられないことはないです。
「腐っている・カビている」この2つだけは確実に食べられないので、注意してくださいね!
【関連記事】