和食に使われることが多く、ねっとりとした食感が魅力の里芋ですが、里芋の収穫の時期はいつ頃なのでしょうか?また、里芋の収穫方法や保存方法についても気になりますよね☆
そのため今回は、『里芋の収穫の時期はいつ?状態の目安や収穫方法、保存方法や賞味期限も』をご紹介します!^^
もくじ
里芋の収穫の時期はいつ?
出典:https://bit.ly/2L3stnD
里芋の収穫時期は、
- 冷涼地(北海道や東北)・・・10月上旬頃~11月上旬頃
- 中間地(関東や東海)・・・9月下旬頃~11月中旬頃
- 暖地(九州や沖縄)・・・9月中旬頃~11月下旬頃
となっています。
出典:https://bit.ly/31Senvw
この表からも分かるように、植え付けの時期も収穫の時期も、暖かい地域の方が早くなっています。
里芋は寒さに弱く、霜が降り始める秋の終わりには寒さで成長が止まってしまうので、霜が降りる前までが収穫に適した時期となっているんです。
「土の中で育つなら、外気温の影響は受けないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、霜が降りると、土の温度も下がるため成長が止まってしまうんです。
霜が降り、成長が止まってしまうと、せっかく育った里芋が傷み始めてしまいます。
そのため、里芋の収穫時期は「霜が降りる前」というのが目安になっています。
暖地では、3月下旬頃から植え付けることができるため、9月中旬頃には収穫することができますが、霜が降りる直前まで里芋は成長し続けるため、11月頃に収穫するのが一般的です。
成長しきってからの方が、より大きな里芋を収穫できるということですね^^
ちなみに、植え付けに適した気温は25℃となっています。
地域によって差はありますが、季節でいうと、春~初夏が植え付けの時期、秋が収穫の時期に当たります。
収穫の目安
里芋の収穫の目安として、
- 葉が黄色くなる(枯れかかっている)
- 葉にシミができる
この2点に注目すると分かりやすいと思います☆
初めて里芋を収穫する方にとっては、「収穫時期を迎えたけれど、まだ葉は青々としているし・・・。」と、収穫するタイミングに悩んでしまう事も多いようです。
先述したように、収穫時期を迎えても、霜が降りる直前までは土の中で成長し続けるので、その時に収穫するのがベストですが、初心者にとっては、ベストな時期を判断するのはなかなか難しいですよね><;
そんな時、一番分かりやすいのは「葉の状態で判断する」ことです。
葉が黄色くなったり、シミができるのは枯れかかっている証拠です。
「葉が黄色くなる前に収穫しないと!」と焦ってしまう方もいるかもしれませんが、葉が黄色くなり、枯れかかっていても土の中では里芋が成長し、大きくなっています。
大きくなるほど、たくさん収穫することができるので、葉が黄色く、枯れかかって来た時が里芋を収穫するベストなタイミングです^^
葉の状態を見るだけなので、とても分かりやすいですよね☆
里芋の収穫方法
出典:https://bit.ly/2NbZnW2
里芋を収穫する時には、まず、葉柄を5センチ程度の高さに刈り取り、葉柄を刈り取ったら、株の周囲にスコップやクワを入れ、掘り起こします。
この時、里芋を傷付けないように、株の周囲は広めに掘り下げます。
掘り起こしたら、土を落として親イモと子イモに分け、天日で半日ほど乾燥させます。
収穫した里芋の貯蔵方法
土に埋めて保存
出典:https://bit.ly/2NbZnW2
土に埋めて保存する時は、約60センチの穴を掘り、茎の部分を下に向けて埋めます。
この方法であれば、2~3ヶ月、もしくはそれ以上保存することも可能です。
里芋の保存方法の中では、この方法が一番長く保存できます。
外に出された里芋は長くても1ヶ月程度しか保存することができませんが、土の中では寒い冬を越すことができます。
ただ、土の中に埋める時は、雨に濡れないように注意しなければいけません。
雨に濡れない場所に穴を掘るか、掘った場所にビニールを掛けておくなどして対策しましょう。
また、埋めた場所を忘れてしまうと宝探し状態(?)になってしまうので、ビニールを掛けておくことは目印としても役立ちます^^笑
干して保存
干して保存をする時は、まず、里芋を良く洗ってから皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
(切り方は、輪切りでも角切りでも、お好みでOKです♪)
食べやすい大きさに切ったら変色を防ぐため水にさらし、キッチンペーパーなどで水分をしっかりと吸い取ります。
水分をしっかりと吸い取ったら、重ならないようにザルに並べ、天日で3日程度干したら、ジップロックなどに入れて冷蔵庫で保存します。
この方法での賞味期限は、常温や冷凍と同じように1ヶ月程度です。
少し面倒に感じるかもしれませんが、使う時にはそのまま味噌汁などに入れるだけでいいので、意外と重宝します^^
天日干しするときには虫などが寄ってこないように、干しカゴに入れることをおすすめします☆
干しカゴは100円ショップなどでも手軽に手に入りますよ♪
里芋の保存方法と賞味期限は?
出典:https://bit.ly/2RtYPcr
常温
常温で保存する時は、里芋を新聞紙等で包み、包んだ里芋を段ボールなどに入れて、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
常温での賞味期限は、1ヶ月程度となっています。
常温で保存する時には、付いている土はそのままにしておくことがポイントです。
洗ってしまうと、カビてしまう原因にもなります。
間違って洗ってしまったり、洗った状態の里芋を買った場合は、十分に水分を飛ばし、乾燥させてから保存するようにしましょう。
また、里芋の保存に適した温度は10℃~25℃となっています。
そのため、寒すぎたり暑すぎたりする時期は、保存に適した温度に気を配るようにしましょう。
湿度にも弱いので、湿度が高まる梅雨の時期は注意が必要です。
里芋は常温で長期保存することができますが、上記のポイントに気を付けないとすぐに傷んでしまうので気を付けましょう。
冷蔵
冷蔵庫で保存する時には、軽く土を払い、新聞紙等で包みビニール袋に入れて、野菜室で保存しましょう。
この時、湿気を防ぐために、さらに紙袋に入れたり、新聞紙で包んでおいてもいいですね☆
冷蔵庫で保存した時の賞味期限は、2週間程度となっています。
冷暗所で、尚且つ一定の温度が保たれる冷蔵庫は、常温よりも長く保存できそうな気がしますが、基本的に、冷蔵庫での保存はあまりおすすめできません。
ただ、置き場所に困ったり、常温での保存に慣れていないと何となく冷蔵庫に入れておかないと不安になってしまったりもしますよね。
常温で保存した場合の賞味期限と比べると短くはなりますが、長期保存しないのであれば、冷蔵庫でも問題ありません。
冷蔵庫で野菜する時は、野菜室に入れるようにしましょう。
先述したように、里芋を保存する時の最適な温度は10℃~25℃の範囲なので、野菜室ではない場所に入れておくと、10℃を下回り、低温障害になってしまうことがあります。
低温障害と言うのは、冷蔵保存に不向きなものを冷蔵保存した時に発生する障害の事で、低温障害になると、やわらかくなったり、水っぽくなってしまったりと品質劣化が劣化してしまう他、栄養価も下がってしまいます。
野菜室は冷蔵室よりも温度が高く設定されているため、冷蔵庫で保存する時には、こういった品質の劣化を防ぐためにも、野菜室に入れるようにしてくださいね☆
冷凍
冷凍で保存する時には、まず、土を洗い落とし、塩茹でしたら皮をむき、そのままジップロックなどに入れて冷凍しましょう。
冷凍した時の賞味期限は1ヶ月程度となっています。
冷凍する時は、他の保存方法とは異なり、生のままの状態よりも、茹でてから保存したほうが長持ちします。
皮をむかず、そのままの状態で冷凍してしまうと、酵素の働きによって段々と腐っていってしまいます。
自然のままの状態で冷凍させた方が長持ちしそうな感じがしますが、意外なところに邪魔者がいるんですね^^;
なので、面倒臭がらず、冷凍保存する時には茹でてから保存するようにしましょう。
里芋のサイズが大きければ一口サイズに切ってからジップロックにいれて保存してもいいですね☆
こうすることで、解凍するだけですぐに食べることができるので、後々の手間も省けます^^
冷凍する前には水分をしっかりとふき取ることもポイントです。
水分をしっかりとふき取ることで、解凍する時に味が落ちにくくなります。
調理前のものだけでなく、「里芋の煮っころがし」など、調理後のものも冷凍することで2週間程度保存することができます。
調理後だと、冷蔵庫では1週間以内に食べきらないと傷んでしまいますが、冷凍の場合はある程度長持ちします。
そのため、忙しい方は時間がある時に作り置きをして冷凍しておいてもいいですね☆
時間がある時に作り置きを冷凍しておくことで、あとは食べる時に解凍するだけで済みます^^
ジップロックに空気が入っていると冷凍に時間が掛かってしまったり、里芋が傷みやすくなってしまうので、里芋を入れたらしっかりと空気を抜くようにしてくださいね。
また、保存した日付を忘れないように、ジップロックには保存した日を書いておきましょう。
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皮もむいてあるので、手間も少なく、美味しい里芋が味わえます^^
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洗って冷凍された状態なので、長期保存することもできます♪
解凍するだけなので、手がかゆくなることもなくお手軽に調理することができます^^
まとめ+関連記事
里芋は暖地では9月中旬から、冷涼地では10月上旬から収穫の時期を迎えます。里芋を美味しく食べられる保存方法なども、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
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