甘くてほっくりした味わいが病み付きになる焼き芋。そんな焼き芋ですが、どのようにして保存するか気になりますよね?
そこで今回は、「焼き芋の保存方法と賞味期限!冷凍や冷蔵の保存期間、作り置きはできる?」をご紹介します^^
もくじ
焼き芋の作り置きって可能?
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/02/post-1146.html
可能です!
一度手を加えると、あまり保存が効かないイメージがありますが、適した方法で保存すれば、作り置きはできます^^
焼き芋の保存方法と賞味期限は?
出典:https://photosku.com/photo/5181/
常温の方法
焼き芋を1つずつ新聞紙で包む
これだけです!
スーパーなどで購入した場合も同じ手順を踏んで保存します。
焼き芋は水分が飛んでいて傷みにくいので、短期間であれば常温で保存しても問題ありません^^
ホクホク系の焼き芋がおすすめ
常温保存に最適なのは焼き芋の中でもホクホク系の品種、紅あずまや紅赤などです☆
これらは、数あるさつまいもの品種の中でも水分や粘りが少ないので、傷みにくく常温でも日持ちが長めです。
逆に、ねっとりとクリーミーな食感が魅力の安納芋やシルクスートの焼き芋は、水分が多いので傷みが速く、常温での保存はあまりおすすめできません。
常温保存での注意点
吸水性の高い物で包む
新聞紙がなければ、キッチンペーパーなどで代用すれば問題ありませんが、ラップのように吸水率が少ない物では包まないようにして下さい。
吸収率が少ない物で包むと、冷めた時に水滴になり、それが焼き芋の表面に残ります。
焼き芋に含まれる糖分や水分は、カビや細菌の温床になるので、水滴を残したまま常温で置くと、腐敗が速まります。
冷暗な場所に置く
直射日光だったり、加湿器や暖房のかかった高温多湿な場所で保管すると、これもカビや細菌の繁殖に繋がります。
高温多湿な部屋でなければ、どこで保管しても問題ありませんが、キッチン付近で保管するのが無難ですね☆
賞味期限
常温だと1日~2日、長いと3日は保存が可能です☆
焼き芋の作り方、品種、季節によっても多少の違いはありますが、それでも2日は保存できます。
しかし、常温での保存は湿度や気温の変動も大きく、美味しさを維持するのが難しいので、できるだけ当日に食べ切るようにして下さい。
冷蔵保存の方法
- 焼き芋の粗熱を取る(手で触っても熱いと感じなくなる程度で大丈夫です)
- 1つずつラップに包んで冷蔵庫に入れる(もし、ラップに水滴が付いていたら、できる限り拭き取って下さい。水滴が残っていると、その部分からカビが生えたりして、腐敗が急速に進みます)
カットした焼き芋、食べかけの焼き芋も同じやり方で保存します。
作ったら早めに冷蔵する
焼き芋を冷蔵庫で保存する時は作ってから早めに、遅くても完全に冷める前には保存して下さい。
完全に冷めてから冷蔵すると、蒸気が閉じ込められず水分が飛んでしまいます。
すると、いざ食べる時に、パサパサした食感になり、あまり美味しくなくなります。
賞味期限
2日~4日程度、最大でも5日の保存が可能になります☆
しかし、できるだけ数日で食べ切るようにして下さい。
カットした焼き芋や食べかけの焼き芋は、特に早く食べ切るようにして下さい。
切ると断面に空気が触れて品質が劣化したり、細菌が付きやすくなり、賞味期限が短くなります。
冷凍の方法
出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1460030371/
- 焼き芋の粗熱を取って1本ずつラップで包む(この時、表面の水分は拭き取って下さい)
- ラップをして袋で密封する
- 冷凍庫に入れる
使い道や状況に応じて、カットしたり、潰して冷凍するのも可能です。
しかし、使い道がなく、少しでも長く保存したい場合は1本そのまま保存するのが一番おすすめです^^
冷凍保存の注意点
複数冷凍する時は離す
焼き芋同士がくっつくと、冷気が上手く通らず凍結までに時間がかかります。
冷凍までに時間がかかると、冷めるまでに品質の劣化が進んで賞味期限が短くなります。
空気をしっかり抜く
焼き芋の形が浮き出るまでしっかりと空気を抜いて下さい。
できる限り空気を抜いて酸素を遮断すると、鮮度が維持されるので賞味期限の延長に繋がります^^
金属トレーに乗せる
温度低下と冷気の通りが速くなり、急速冷凍が可能になり賞味期限が延ばせます☆
丸ごとのままの焼き芋は、それなりに大きさがあるので全体の温度を低下させ、冷凍するのにどうしても時間がかかります。
しかし、伝導率の高い金属トレーに乗せると、温度の低下が速くなり、冷気も通りやすくなるので、急速に冷凍できます。
冷凍に向いてる焼き芋
ねっとり系の品種の焼き芋
冷凍保存に向いてるのは、紅はるかや安納芋、シルクスイートのようなねっとりした品種の焼き芋です。
ねっとり系の焼き芋は水分が多く、とろみも強めなので、冷凍しても硬くなりにくい特徴があります。
対して、ホクホクした食感の紅あずまや紅赤は水分が少なく、硬くなりやすいです。
また、甘みも鈍くなり、全体的に味が薄くなったように感じるので、冷凍にはあまり向きません。
中間の品種の焼き芋
正月に栗きんとんを作る時に使う鳴門金時が、ねっとり系とホクホク系の中間的な品種になります☆
紅あずまや紅赤よりは水分量も多く、粘りもあるので冷凍してもパサパサになったり、硬くなったりしません。
あっさりした味や食感の焼き芋が食べたい時は、鳴門金時で作って冷凍するのがおすすめです^^
作ったら早めに冷凍する
焼き芋にしてから時間が経って完全に冷めてから冷凍すると、水分が飛んで閉じ込める蒸気がなくなり解凍した時に、パサパサの食感になります。
賞味期限
最低でも1ヶ月は保存が可能になります☆
環境や鮮度などの条件が整っていれば、最大で半年は保存できます。
しかし、冷凍してる間も、風味や食感も緩やかですが落ちますし、栄養素によっては壊れる物もあります。
そのため、2週間~1ヶ月、長くても3ヶ月以内には食べ切るようにして下さい。
冷凍した焼き芋の食べ方
半解凍で食べる
常温で置くか、冷蔵庫に入れるかして半解凍し、焼き芋を切ってスプーンですくって食べます。
自然解凍後、3分程度で包丁で切れる硬さに、7分程度でスプーンで掬える硬さになります(目安なので、焼き芋の大きさや好みに応じて解凍時間は調整して下さい☆)。
半解凍したねっとり系の焼き芋は、トロっとクリーミーな食感で、スイートポテトを冷たくした味わいに似ています。
完全に解凍する
完全に解凍し、普通の焼き芋として食べることも可能です☆
完全に解凍する時は、常温下で自然解凍しても良いですし、電子レンジやオーブントースターで解凍して、熱々にしても構いません。
カットしたり潰してから解凍した焼き芋は、ペースト状にしてソースやサンドイッチの具にしたり、クラッカーに乗せて食べたり、アイスクリームに混ぜて焼き芋アイスにするなど、他の食材と一緒に食べても美味しいです^^
真空保存も可能
焼き芋を長持ちさせたいのであれば、真空パックがおすすめです☆
真空にすると、酸素との接触をかなり遮断できるので、長期的な鮮度維持が可能になります。
真空パックにすれば、常温や冷蔵で数ヶ月、冷凍で1年は保存が効きます☆
直射日光に当たらないようにするなど、環境などの条件が整っていれば、もう少し長く保存できます。
ただし、一度開封したら、そこから酸素に触れて鮮度がどんどん落ちていくので、開封した際はなるべく早めに食べ切るようにして下さい。
賞味期限切れの焼き芋
下のような焼き芋は賞味期限が切れて、傷んでいる可能性があるので食べないようにして下さい。
- 異臭がする
- 変色している
- 糸を引いている
- 柔らかい
- 皮がシワシワになっている
- ふわふわした付着物がついている
見た目
皮がシワシワになっていたり、ベトベトしたり、焦げてないのに黒ずんでいたりしていたら、傷んでいる可能性が高いです。
皮がシワシワになるのは焼き芋から必要以上に水分が抜けているので、食感もかなり落ちています。
また、ふわふわした付着物や変色はカビの可能性が高いです。
割ってみて中身に何も変化がなくても、表面にこれらの変化があると確実に鮮度が落ちて傷んでいるので、食べないようにしましょう。
触感
ずっしりと重さは変わりませんが、綺麗に割れず、グニュっと中身が潰れるまでに柔らかくなります。
また、割った時に黄色い部分が黒ずむなど変色していたり、糸を引いていたり、濡れたような見た目になっていたら、細菌が繁殖していて腐った状態なので、食べないようにして下さい。
臭い
傷んでくると、割った時に焼き芋らしい甘い匂いでなく、酸っぱいような異臭が漂います。
また、更に腐敗が進むと、カビっぽい臭いも漂ってきます。
見た目に変化がなくても、カビっぽい臭いが漂ってきたら、内部まで浸透して腐敗している可能性があるので、食べずに捨てて下さい。
美味しいさつまいもの通販のおすすめ
国産のさつまいもで作った焼き芋を4本用意しました。
今回は紅あずま、紅はるか、安納芋、シルクスイートのから好みの品種を選べます。
1つの品種を味わったり、違う品種を食べ比べたりして、焼き芋の味を楽しんで下さい☆
鹿児島県産の安納芋から作った干し芋を用意しました。
ねっとりと柔らかい上、砂糖不使用なので、安納芋本来の甘さや味が楽しめます。
そのまま食べたり、トースターなどで温めたりとお好みの食べ方で楽しんで下さい^^
鹿児島県産の安納芋で作った焼き芋を冷凍して用意しました。
冷凍と思えない程、甘みが強く、柔らかくて食べやすいです☆
半解凍してシャーベットのように食べるもよし、ヨーグルトなどにトッピングとして食べるのも美味しいです。
まとめ+関連記事
状況などに応じて適した方法を選べば、焼き芋も実は保存が効いたりします。
鮮度や状況に応じた保存方法を選び、少しでも長く焼き芋の美味しさを楽しんでもらえると幸いです^^
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